12/23〜12/31のSANFRECCE Diary


<12.12.31> オフィシャルショップV-POINTは今日はお休みとなりますが、新年の営業は明日から。1/1〜1/6は「新春初売り」として店内商品を割引(サンフレッチェクラブ会員は20%引き、一般の方は10%引き)で販売します。また1/3までの期間は先着200名様にオリジナルポストカードをプレゼントするとのことです。
 また、エディオン広島本店本館8F特設会場では1/1〜1/6の期間に「サンフレッチェ広島企画展」を行います。サンフレッチェのJ1リーグ初優勝までの軌跡を写真パネルで振り返るほか、「J1優勝シャーレ」、「フェアプレー賞 高円宮杯」、佐藤寿人選手の「MVPトロフィー」と得点王の「ゴールデンシューズ」も一般公開します。入場無料となっていますので、お近くの方はぜひお越し下さい。
 一方東京では、池袋西武本店で恒例の「サンフレッチェ広島選手トークショー」が行われます。今回出演するのは佐藤寿人、山岸智、石川大徳の3選手で、別館2Fの特設会場(西武ギャラリー)で午後4時から行います。参加費は無料ですが着席100名、立ち見200名限定で、午前10時から先着100名様に「着席整理券&サイン色紙引換券」、200名様に「立ち見整理券」を配布します。例年開店前の早朝(前日夜?)から列並びが始まるらしいので、見たい方は早めにどうぞ。
<12.12.30> 来年2/23(土)に国立競技場で行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2013」のチケットの「早割販売」が12/27から始まっています。チケットの種類はバックスタンドのSA指定席とSB指定席、パノラマシート指定席、パノラマサイド指定席、及び自由席の5種類。いずれも前売り料金よりも500円割引となっています。販売はインターネットのJリーグチケットからのみとなっていて、無料の会員登録が必要です。また試合当日のピッチサイド練習見学等のキャンペーンが行われています。この早割販売は1/6(日)までとなっていますので、チケットを早めに抑えておきたい方はぜひどうぞ。
 続いてメインスタンドのセレブシート、SS指定席、S指定席、バックスタンドのファミリー席、車椅子席を含む全席種の「先行販売」もJリーグチケットからで、こちらはまず抽選に申し込むことになっています。申し込み期間は1/4(金)の11時〜1/6(日)の23時59分となっていますので、希望される方はお忘れなく。そして全席種を対象とした「プレリザーブ」は1/11(金)の11時から1/16(水)の11時まで。こちらはJリーグチケットではなくチケットぴあでの受付となっています。更に一般販売は1/19(土)の10時からです。
 因みにクラブ取り扱い分チケットは1/12(土)からで、席種はメインスタンドのSS指定席とS指定席、バックスタンドのSA指定席とSB指定席、ゴール裏の自由席の5種類。販売方法の詳細については年始になってから発表されるとのことです。
<12.12.29> 中国新聞によると、昨日石原が代理人を通して来季の契約を更改したそうです。来季は2年契約の2年目で、年俸は200万円増の3,200万円だとのこと。今季は前半戦は大活躍だったものの森崎浩の復活に伴って控えに回ることが多くなってしまいましたが、来季は今年以上の活躍に期待したいと思います。
<12.12.29> サンフレッチェは昨日、清水から期限付き移籍していた辻尾真二選手の移籍期間の満了と、大分トリニータへの完全移籍を発表しました。中央大から2008年に清水入りした辻尾は攻撃的なサイドバックとして昨年は27試合に出場していましたが、今季は7月までリーグ戦1試合、ナビスコ杯1試合の出場にとどまっていました。辻尾を獲得した頃の広島は山岸が血行障害で5月に離脱。ファンも五輪代表に招集されて7月から不在で、サイドでプレーできる選手がミキッチ、清水、石川しかおらず、緊急避難的に井波がサイドで練習していた、と言うほどでした。辻尾は7/17に移籍が発表されるとその週末に行われた練習試合で早速ゴール。翌週の第19節鹿島戦では途中出場で「広島デビュー」を飾ると、その後もずっとベンチ入りして5試合に途中出場しました。この中で第22節のアウェイ新潟戦では、噂通り(辻)マーク入りのTシャツを着た集団が応援に駆けつけるなど話題を提供しましたが、プレー面でインパクトを与えるまでには至りませんでした。今季の大分は三平が右サイドでプレーして14ゴールを挙げるなどJ1昇格に貢献してきましたが、引き留めることができずに京都に移籍することになっています。従って辻尾には彼に代わるような活躍が求められているはず。来季は丸谷とともに大分のために頑張って欲しい、と思います。
<12.12.28> 中国新聞によると、森崎和幸選手が昨日契約更改交渉を行い、500万円増の年俸4,300万円で1年契約を結びました。500万円増は西川、高萩と並ぶチームで2番目のアップで、織田強化部長は「寿人と同じくらいの評価をした」とのこと。森崎和は納得の表情で「来季は今季以上のプレーを見せる」と意気込みを語っていたそうです。なお青山、千葉らとは代理人を通じて細部の契約を詰めるとのことです。
<12.12.28> サンフレチェは昨日、横竹翔選手のガイナーレ鳥取への期限付き移籍を発表しました。
 サンフレッチェジュニアからジュニアユース、ユースと下部組織を全て通って来た横竹は、FWが本職ながら必要に応じてどのポジションでもこなす図抜けた選手で、U-16からU-18, U-20, U-21と各年代別代表にも選ばれていました。トップ昇格後はFWでは通用しなかったようで守備的なポジションに移り、2年目の2009年から主にボランチとして起用されるようになりました。そして2010年にはボランチとストッパーとして19試合に先発するなどレギュラーを獲得したか、に見えました。ところが翌年はベンチスタートが増えてリーグ戦の出場は12試合。そして今年はリーグ戦の出場はゼロで、ナビスコカップの2試合だけの出場に終わっています。高い潜在能力を持ちながら壁を乗り越えきれない感じの横竹にとって、今回の移籍は大きな刺激となるはず。ここで大きく成長して、また戻ってきて欲しいと思います。
 なお昨日は丸谷拓也選手の大分への期限付き移籍期間の延長が発表されました。横竹、清水と同期入団の丸谷も2010年をピークに壁に当たっていた感じでしたが、8月半ばに大分に期限付き移籍するとその後の全試合に先発出場してJ1昇格に貢献しています。噂では広島も復帰を要請していたらしいのですが、大分にとっても来季J1を戦う上で貴重な戦力として引き留めていた、とのこと。来年は大分で精いっぱいプレーして、より大きく成長して欲しいものです。
<12.12.27> 中国新聞によると、サンフレッチェは森保監督と新たに2年契約を結ぶことになったそうです。今季は2年契約の1年目でしたが、600万円アップの年俸3,600万円で新たに2年契約を結ぶことになる、とのこと。今季は優勝と言うこれ以上ない結果を残した森保監督ですが、来季はよりいっそう若手を成長させて、チームのしっかりした基盤を作って欲しいと思います。
 一方選手との契約ですが、水本選手とは300万円増の年俸3,500万円の単年契約を結びました。また森崎浩司選手とは100万円アップの年俸3,600万円での単年契約、佐藤寿人選手とは800万円増の年俸5,500万円での2年契約を結んだとのこと。リーグ戦とACLを並行して戦う来季に向けて、少なくとも現有戦力の確保は順調に進んでいる、と言えそうです。
<12.12.27> 昨日サンフレッチェは、岡本知剛選手の鳥栖からの復帰と西岡大輝選手の栃木への期限付き移籍を発表しました。岡本はサンフレッチェびんごJrユースからサンフレッチェユースを経て2008年にトップ昇格しましたが、3年間でリーグ戦4試合、ナビスコ杯2試合の出場にとどまり昨年から鳥栖に期限付き移籍していました。そして鳥栖ではボランチのポジションを確保して、昨年は34試合に出場してJ1昇格に貢献。また今季も26試合に出場してチームの躍進の原動力となりました。岡本はU-15からU-19まで年代別代表の常連で、その能力の高さは折り紙付きだったわけですが、トップ昇格後の3年間はその能力を試合で出せない、と言うのが問題でした。しかし鳥栖での経験によって、大きく成長を遂げたはず。来季は森崎和と青山に挑んで広島でのレギュラー獲得を目指す年になりそうです。
 一方の西岡は、2011年に福岡教育大から広島入りしましたが、ここまでリーグ戦、カップ戦とも出場機会無しに終わっています。広島では苦しい思いをしてきたと思いますが、2年間鍛えて来たことは無駄にはならないはず。来季は新たな地でのリスタートとなりますが、ライバルたちに負けないよう頑張って欲しいと思います。
<12.12.26> サンフレッチェと草津は昨日、平繁龍一選手の草津への完全移籍を発表しました。平繁はサンフレッチェジュニアからジュニアユース、ユースを経て2007年にトップ昇格。1年目には20試合、2年目には17試合に出場したほか、U-14からU-20までの年代別代表に選ばれU-20ワールドカップにも出場するなど将来を嘱望されていました。しかし2009年には出場が9試合にとどまり出場機会を求めて徳島に期限付き移籍し、翌年は東京Vでプレーして今年から広島に復帰。第5節のG大阪戦では途中出場から2ゴールを決めるなど、いよいよブレイクかと思わせました。しかしその後怪我もあってなかなか出場機会をつかめず結局リーグ戦出場は3試合21分間だけ。ナビスコカップも2試合の出場に終わるなど一度も先発がないままにシーズンを終えることになりました。今季は佐藤寿人選手が好調を維持し、FWもトップ下もこなせる石原選手も良い働きをしていたため、なかなかチャンスを掴めなかった平繁選手。草津では最初からレギュラーとしてチームを引っ張るつもりで、頑張って欲しいと思います。
<12.12.25> 宇都宮徹壱さんのメールマガジンの「徹マガ」の今週号(通巻127号)は、「サンフレッチェ広島サポーター特集号」の第2回となっています。最初のコラムは「あらためて『サポーター論』について考える」。FIFAワールドカップで来日したコリンチャンスのサポーターを例として取り上げながら、サポーターとは何か、と言うことについて書いています。次に取り上げられているのは、今年度の「サンフレッチェ・レディース」の一人だった境絵梨子さん。「選手と出会うためにやっているわけじゃないんです」と言うタイトルで、一人のサポーターとしてスタジアムに多くの人を引きつける活動をしていきたい、と言う気持ちを語っています。続いて取り上げられているのは広島サポ発のインディーズメディアくされ縁テレビの村上裕則さんと石井敬太さん。広島出身関東在住の2人が、「Jリーグに一人でも多くのサポーターを呼び込みたい」と言う気持ちを語っています。そしてこの特集で最後に取り上げられているのは「自転車系サポーター」の藤堂和幸さん。最初に森脇選手の移籍に関する話題から始まって、スタジアムにロードバイクで出没する理由や、関東から広島をサポートする意味、更に被災地を自転車で巡りながら仙台まで旅をした経緯など、様々な話を展開しています。
 宇都宮徹壱公式メールマガジン「徹マガ」は月4回の配信で月735円から。スマートフォンやタブレットにダウンロードして読めるePubでも配信されていますので、興味のある方はぜひどうぞ。

 おまけ。今回の「徹マガ」の編集後記で宇都宮さんが、G大阪サポーターについて「天皇杯へのモティベーションが想像以上に高くて驚きました」と書いています。その理由は、クラブワールドカップ(CWC)に行きたいからだとか。「モロッコに行って、08年のようなエクスタシーを感じたい」から、なのだそうです。確かに今年サンフレッチェのサポーターとしてCWCを体験して、これ以上ない楽しさを味わうことができました。その雰囲気も相手もモティベーションも、Jリーグとは異質のものでした。これはACLでも同じで、2年前に広島がACLに出場した時には、日本の代表として戦う誇り、国際試合を戦う厳しさとともに、その他では体験できない楽しさを感じたものです。従ってG大阪サポーターの言葉も理解はできるのですが、ただ「J1復帰とCWC出場、どっちが大事?」と言う質問に対する「もちろんCWCですよ!」と言う答えはどうなんでしょう?それはやはり、まだJ2を経験していないからこそ言えることなのではないか、と思います。クラブが苦しい時にはサポーターも苦しいものですが、その苦しさを共に乗り越えることによってお互いに成長して行くもの。初体験のJ2を戦う来季のG大阪のサポーターがどのように変わって行くのか、他人事ながら楽しみ、でもあるのです。
<12.12.24> 高円宮杯全日本ユース(U-15)は昨日1回戦の16試合を行い、中国第一代表のサンフレッチェJrユースは札幌ジュニアFCユースに1-3で敗れ1回戦敗退となりました。広島のメンバーは、GK:村田、DF:引地、長谷藤(→立花HT)、中川、梁、MF:竹本、前田、力安、FW:有国、河本、山根。先制点は札幌で前半20分。広島は後半15分に河本のゴールで追いつきましたが、19分にCKから決められリードを許すと、22分に3点目を奪われそのまま敗れました。なお、中国第二代表のFCバイエルンツネイシは北海道第一代表のスプレッド・イーグルFC函館と接戦となりましたが、後半ロスタイムにPKを決められて3-4で敗れました。
<12.12.23> サンフレッチェユースは昨日Jユースカップの準決勝を札幌U-18と戦い、延長にもつれ込む熱戦の末1-5で敗れました。広島のメンバーは、GK:有賀、DF:浅野間、宮原、大谷尚、MF:平田、末廣、野津田、野口、川辺、越智、FW:大谷真。対する札幌は、GK:阿波加、DF:小野、永坂、内山、近藤、MF:堀米、前、神田、中原、FW:国分、松尾。先週高円宮杯を制した広島は「2冠」を目指して試合に臨みましたが、やはり気持ちの持って行き方が難しかったかあまりうまく行きません。対する札幌は昨年2回負けた「リベンジ」を合言葉に、高い個人能力で攻め込んできます。広島は野津田を中心に攻めを構築しようとしますが、マークが厳しくなかなか良い形が作れません。前後半の90分間はどちらもチャンスは作ったものの守備の集中が高く、また決定的なシュートも悉く枠を外れてスコアレスで延長に入りました。ところが延長に入るとスコアが動き出し、前半5分に札幌に右サイドを崩され飛び出したGKも触れずに途中出場の下田に決められてしまいます。しかしその1分後にセットプレーから川辺が頭で決めて、広島がすぐに同点に追いつきます。ところが延長前半終了間際にクロスを押し込まれて勝ち越しを許すと、後半はカウンターから次々と失点して5失点。広島は最後まで攻め続ける姿勢を示したものの決めきれず、終了のホイッスルとともにがっくりと膝をつきました。
 試合後に森山監督は「今年は鼻息荒く入ったはいいけれど、リズムを作れず、一生懸命守って、だいぶ守備の時間が長くて、じわじわじわじわボディブローを何百発も喰らいながら立っているような状況でした」と振り返っています。昨年の準決勝では「ふんわり入ってしまった」のに対して今年は「気持ちが出過ぎるぐらい」だったそうですが、しかしそれでも気持ちの持って行き方は難しかったはず。特に相手はトップに何人も送り込むほど能力の高い選手を揃えていたわけで、少なくとも90分で負けなかったこと、延長に入って先制されてもすぐに取り返したことは「良く頑張った」と評価すべきでしょう。
 なおユースの森山監督は、この試合をもって10年半続けた監督を退任することになりました。詳細については今後の発表を待つことになりますが、噂によるとフロント入りしてS級ライセンス取得を目指し、ユースはダイレクターを務めていた望月一頼氏が引き継ぐことになりそう。これまで数々の栄冠を勝ち取ってきたサンフレッチェユースは、来季から新しい歴史をスタートさせることになります。

J's GOAL 森山監督コメント 四方田監督コメント 選手コメント レポート
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