12/9〜12/15のSANFRECCE Diary


<12.12.15> プレスリリースによると、明日午後2時から「J1優勝パレード・優勝報告会」を行います。パレードコースは平和大通りの田中町交差点から白神社交差点までで、森保監督や選手、スタッフらがオープンカー2台とオープンバス2台に乗ってパレードを行います。また優勝報告会は午後3時からで、原爆資料館周辺の平和記念公園内で行う予定です。当日は中国新聞が紫色に染めた特報版を配布するとの事ですので、ぜひ多くの方に集まって頂いて平和大通りを紫色に染めて欲しい、と思います。
 ところで広島の優勝パレードと言えば、1975年の広島カープのセ・リーグ優勝した時に行って以来のこと。当時は実に30万人が集まった、と言われています。また「ひろしまフラワーフェスティバル」は、このパレードをきっかけに1977年から始まっています。明日は総選挙の投票日ではありますが、ぜひ多くの人に見に行って欲しいものです。
<12.12.14> 中国新聞によると、サンフレッチェの本谷祐一社長が今季限りで退任することが分かった、とのことです。経営安定化の道筋がついたことにより区切りをつけた、とのことですが、昨年末に大幅減資を敢行したことに対する責任を果たすと言う意味もあるのかも知れません。
 本谷社長は2度目のJ2降格が決まった2007年の12月26日に社長に就任。これは久保前社長が「J2降格は経営陣の甘さが原因」として自ら社長職を退くとともに、常勤取締役全員の退任を決定したことによります。本谷氏はそれまでデオデオ取締役やザスパ草津の取締役等を務めていましたが、これらを全て辞任してサンフレッチェに専念し、「1年でのJ1復帰」「監督、コーチ、サポーターとのコミュニケーション」「下部組織の育成強化」「フロントの見直し」などを掲げてクラブを率いてきました。そしてその結果J1復帰やACL出場、そしてJ1初優勝など次々と目標を達成して来たわけで、まさにクラブ躍進の功労者と言って良いでしょう。ここで退任されるのは非常に痛いのですが、しかしクラブ経営の方も「血の入れ替え」は必要です。誰が後を引き継ぐにしろ本谷社長が作ってきた道筋を引き継いで、より大きく進化させることを求められるのではないでしょうか。
<12.12.13> 昨日豊田スタジアムで行われたFIFAクラブワールドカップの5位決定戦は、サンフレッチェが蔚山現代を逆転で破り賞金150万ドルを獲得しました。
 中2日の連戦が続き「選手たちは疲労困憊、満身創痍」(森保監督)と言うことで、アル・アハリ戦から先発4人を入れ替え。一方8針縫った西川は頬に大きな絆創膏を貼って登場して、以下の布陣で戦いました。
       西川

   ファン 塩谷  水本

     青山  森崎和(→石原79分)

石川            山岸(→清水75分)
(→千葉90+5分)
    森崎浩   高萩

       佐藤

SUB:増田、原、横竹、森脇、辻尾、ミキッチ、中島、平繁、大崎
 対する蔚山は、GK:キム・ヨングォン、DF:イ・ヨン、カク・テヒ、キム・ヨンサム、キム・チゴン(→イ・ジェソン52分)、MF:イ・ホ、キム・スンヨン(→マラニョン76分)、コ・ソルギ、FW:キム・シンウク、イ・グノ、ラフィーニャ、と言うメンバーでした。序盤は高い位置からプレスをかけてきた蔚山に対して、広島はメンバーが変わったこともあってかギクシャクした感じ。クサビのパスがカットされ、クロスを入れるも中に全く合いません。逆に前半7分にはラフィーニャに抜け出されてシュートを打たれるなど危ういシーンを作られます。そして17分、イ・ヨンからのロングフィードをキム・スンヨンが落としたボールにラフィーニャが走ると水本が身体を入れてカバーしますが、バックパスは西川とのコンビネーションが合わずにそのままゴールへ。サンフはつまらないミスで先制点を許してしまいました。
 これで動揺したかその後もしばらく押し込まれ、28分にはCKからイ・グノに危険なヘディングシュートを打たれます。しかし徐々に落ち着きを取り戻すと、前半35分に細かなパス交換からFKのチャンスを得ます。森崎浩の曲がり落ちるボールに寿人が頭で合わせたシュートはGKが何とか触ったもののこれに詰めていた山岸が押し込み、早いうちに同点に追いつくことができました。
 その後蔚山も押し返し、41分にはキム・シンウクが思い切って打ったシュートがバー直撃。その後もロングボールを中心に攻め込まれましたが身体を張って守りきって、1-1でハーフタイムを迎えました。
 後半も開始早々は蔚山ペースでしたが、それを押し返すと後半11分、青山からのパスを受けた山岸がクロス。ここに走り込んだ寿人がわずかに触るとボールはDFの股の間とGKの横を抜けてそのままゴールに吸い込まれ、広島が逆転に成功します。更に後半27分には相手ボールをカットした森崎和から高萩へ。相手に囲まれた高萩はいったんはボールを失ったもののDFに当たって戻ってきたボールを落ち着いてDFラインの裏に出すと、抜け出した寿人が左足で叩き込んで追加点を挙げます。そしてその後の蔚山の反撃を終了間際の1点に抑えて、広島が今季最後の試合を勝利で終わることができました。
 この試合を客観的に評価するとすれば、サンフレッチェの内容は悪かった、と言わざるをえないと思います。最後まで目が離せない激しい戦いとなったコリンチャンス×アル・アハリ戦とは比べるまでもなく、またこれまでのサンフレッチェが戦った2試合と比べても、この5位決定戦はミスの多い「しょっぱい」試合でした。ただ、それはサンフレッチェの選手たちが「疲労困憊、満身創痍」だったことを考えれば止むを得ないことだったと言えます。特にDFラインは今季初めての組み合わせでしたし、両サイドも久々の先発出場。逆に蔚山はフィジカルの強さを生かして前からどんどん出てきていたと言うことで、慣れるまで時間がかかるのは当然のことでした。そんな中、前半17分に「中学生以来」(水本)と言うミスが出て先制点を許してしまったわけですから、そのまま試合が壊れてしまう可能性もあったと思います。
 ところがサンフレッチェの選手たちは違いました。「自分がなんとかして彼の分を取り返したかった」と言う山岸選手の言葉を引くまでもなく、一致団結してこの逆境をはね返しました。西川は早々に退場したアル・アハリ戦の鬱憤を晴らすように好セーブを連発しましたし、DFラインは勇気を持って押し上げて強烈な高さを持つキム・シンウクを何度もオフサイドの網にかけ、鋭い縦パスで攻撃のリズムを作りました。また両サイドは豊富な運動量で守備と攻撃のリズムを作り得点に絡みましたし、中盤とFWは高い連動性を発揮して蔚山の守備を引き裂きました。内容が悪くても我慢すべきところは我慢して、自らのペースに引き込んで相手を打ち破る。まさに「横綱相撲」とも言うべき戦いで、この1年を締めくくるにふさわしいゲームだった、と思います。
 「世界一のクラブ」を決めるこの大会にサンフレッチェが出場できたのは、たまたま開催国になった年にJリーグを制覇した、と言う幸運があったからであって、言わば「ボーナス」のようなものだったと思います。優勝に伴うマスコミ対応やJリーグアウォーズなどに追われながら準備をし、過密日程の中で他チームよりも1試合多く戦わなければならなかったわけで、客観的に言えばとても厳しい状況での参戦だったわけです。従って悪い結果が出る可能性もありましたが、逆にだからこそ伸び伸びと戦うことができた、と言う側面もあったのだろうと思います。この蔚山戦のサンフレッチェはまさにこの2つの面が出たわけですが、それでも勝利と言う結果を出したこと、最後の最後に今季初めて逆転で勝ったと言うことに、この大会を通じての成長を見ることができるのではないでしょうか。
 今季はリーグ戦では優勝しながら、ナビスコカップでも天皇杯でも早々に敗退し、Jリーグクラブ相手の練習試合では悉く負けるなどレギュラー以外の選手が出ると途端に勝てなったサンフレッチェ。選手層を厚くする、と言うのは重要な課題の一つだったわけですが、この蔚山戦を見る限りでは着々と成果を出しつつあると言えます。「浦和移籍が決定的」と言われる森脇や、「ハノーファーからオファーか」と言う報道が出ている高萩ら出ていく可能性のある選手もいるので来季の陣容ははっきりしていませんが、しかし仮に現レギュラーに穴が空いたとしてもきっと他の選手が埋めてくれるでしょう。この大会に参加して欧州や南米などの「本当の世界レベル」を体験できなかったのは残念ですが、しかしアフリカやアジアの王者とは対等以上に戦えることが確認できたのは収穫ですし、ACL優勝と言うのも決して大きすぎる夢ではないと言うことも分かりました。来シーズンはJリーグの優勝を目指すのはもちろんのこと、アジア王者をも目指してより強く団結して戦い抜いて欲しいもの。そして年末には再びクラブワールドカップに出場して、今度こそより高いレベルの「世界」にチャレンジして欲しいと思います。

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<12.12.12> 前日会見によると森保監督は西川選手について「頬を8針も縫う怪我を負って治療している」とのことですが、骨には異常が無く本人も出場に意欲を見せているとのことで「できれば彼を出場させたい」と語っています。一方森脇は「出場できない」とのことなので、ファンが先発出場することになるのではないでしょうか?
 今日の試合会場は豊田スタジアムで、午後4時半キックオフ。テレビは日本テレビで生放送が予定されています。また速報はスポナビに出ますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<12.12.12> 日曜日に高円宮杯プレミアリーグウエストの最終節が行われ、サンフレッチェユースはC大阪U-18と3-3で引き分けました。メンバーは、GK:有賀、MF:平田、西嶋、浅野間、末廣(→上村76分)、野津田、宮原、野口、FW:川辺、大谷真(→中野67分)、越智。得点は前半10分に越智、39分に平田で、2点リードで折り返しました。しかし後半15分に仲原、20分に南野に決められて同点に追いつかれました。その後26分に越智のゴールで突き放したものの34分に南野に決められて再び追いつかれ、そのまま引き分けとなりました。最終節の全結果と最終的な順位表は次の通り。
【第18節】
C大阪U-18 3-3 広島ユース
京都U-18  1-1 福岡U-18
神戸U-18  4-1 名古屋U18
岡山作陽高 1-3 東福岡高
愛媛ユース 1-0 富山第一高

       勝点 勝 分 負 得失差
1広島ユース   46  15   1   2   +38
2神戸U-18    36  11   3   4   +41
3名古屋U18    32  10   2   6    +8
4C大阪U-18   29   9   2   7   +10
6京都U-18    28   9   1   8    +7
5富山第一高   25   8   1   9    -8
7東福岡高    25   7   4   7    -9
8福岡U-18    20   5   5   8    -9
9岡山作陽高    9   2   3  13   -30
10愛媛ユース    8   2   2  14   -48


<12.12.11> 長きにわたったサンフレッチェの2012シーズンも明日が最終戦。FIFAクラブワールドカップの5位決定戦を蔚山現代と戦います。
 蔚山現代は今シーズン、イ・グノ、カク・テヒ、キム・スンヨン、ラフィーニャ、マラニョンらJリーグで活躍した選手を擁してACLを戦い、FC東京と同居したグループリーグを無敗で突破。ラウンド16では柏を撃破し、その後も勝負強さを発揮して韓国4クラブ目のアジア王者となりました。しかしながらリーグ戦はFCソウルが圧倒的な強さで突っ走ったこともあって、優勝争いには絡むことができずに5位に終わっています。従って来季のACL参戦はなく、クラブワールドカップに参加する可能性もありません。準々決勝のモンテレイ戦ではほとんど自分たちのサッカーをさせてもらえず「完敗」とも言える結果となってしまいましたが、これによりむしろ「このままでは帰れない」と言う思いが強いはず。明日はなりふり構わないサッカーで、勝利のみを狙ってくると思っておいた方が良さそうです。
 対するサンフレッチェですが、アル・アハリ戦で西川、森脇が負傷で途中交代していて明日の出場は微妙です。また中2日での連戦が続いているため、疲れがたまっている選手ではなくフレッシュな選手を起用する可能性もあります。と言うことで先発予想は難しいのですが、私のは次のように予想します。
       西川

   ファン 千葉  水本

     青山  森崎和

石川            山岸

    森崎浩   高萩

       佐藤

SUB:増田、原、横竹、辻尾、塩谷、ミキッチ、清水、中島、平繁、大崎、石原
 アル・アハリに敗れはしたものの、「世界」相手に自分たちのサッカーが通用することを示したサンフレッチェ。明日の試合は、アジアの強豪相手にその力を試す戦いになります。来季は過密日程の中でACLを戦わなければならないことを考えれば、明日はそのシミュレーションと考えることもできるはず。明日もまた広島らしいサッカーを展開して、勝利でフィニッシュして欲しいと思います。

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野々村芳和のクラブW杯コラム

<12.12.10> 昨日雪の舞う豊田スタジアムで行われたクラブワールドカップ準々決勝で、サンフレッチェはアル・アハリに敗れコリンチャンスへの挑戦権を得ることはできませんでした。
 サンフレッチェのメンバーはオークランド・シティ戦と同じで、次の布陣で戦いました。
       西川(→増田8分)

   森脇  千葉  水本
   (→ファンHT)
     青山  森崎和

ミキッチ          清水(→山岸81分)

   森崎浩    高萩

       佐藤

SUB:原、横竹、辻尾、塩谷、石川、中島、平繁、大崎、石原
 対するアル・アハリはGK:イクラミ、DF:ゴマ、ナギブ、MF:キナウィ、ガリ(→アブトレイカ34分)、ファティ、アシュール、FW:スリマン(→バラカト80分)、ギド、アル・サイード・ハムディ(→トレセゲ71分)、アル・サイード、と言うメンバーでした。ツーシャドウにマークを付け両サイドを警戒する、と言う広島対策を施し、また速いパス交換から攻め込んでくるアル・アハリに対して、立ち上がりのサンフレッチェは戸惑い気味。それでも前への推進力は見せていたのですが、そこから一発でチャンスを作られたのは前半3分のことでした。後方からのロングパスがギドに通るとDFラインの裏を取ります。西川が飛び出したことによりシュートは打てずボールは枠を外れて行きましたが、しかしゲドの膝が左頬を直撃したため西川は倒れたまま動けなくなります。ドクターが入って様子を見ましたが診断は×。西川はそのまま担架で運ばれ増田がゴールマウスに立つことになりました。リーグ戦全試合に出場してきた守護神の退場に、選手たちは動揺を抑えようと何とかいつも通りにプレーしようとしますが、しかし前半15分にワンツーから左サイドを破られファティのマイナスのパスをアル・サイード・ハムディがシュート。これがDFの間を抜けてゴールネットに転がり込み、痛い先制点を許してしまいました。
 しかしその後のサンフレッチェは逆に落ち着いたか、素晴らしいパス回しからチャンスを量産します。21分には寿人、高萩と繋いで森脇がシュートしたもののGKがクリア。25分には青山の強烈なFKのこぼれを水本が拾ってGKと1対1になったものの決めきれません。しかし32分、青山のパスから得たFKで森崎浩のボールはいったんはDFに弾かれたものの、ミキッチのヘディングでの落としを寿人が右足アウトサイドでGKを抜いて同点に追いつきました。
 その後も34分の清水が惜しいシュート。37分には右サイドを深くえぐったミキッチのクロスに高萩が合わせようとしましたが、太ももに当たったボールはGKの方に転がります。更に42分には青山が森崎浩とのワンツーで抜け出したもののラストパスが寿人にわずかに合わず、勝ち越しのチャンスを生かせないままに前半を折り返すことになりました。
 森保監督は太ももに違和感を感じた森脇に代えて、ファンを投入します。そして勝ち越しを狙って攻め込んでくるアル・アハリに対してゴール前にブロックを作ってはね返します。これで攻めあぐねていたアル・アハリでしたが、しかし後半12分、右サイドからファティがロビングのパスを送ります。千葉はクリアしようとしましたが届かずアブトレイカに抜け出され、そのままシュートを決められて1点のリードを許してしまいました。
 アル・アハリは19分にもアブトレイカやギドが危ういシュートを打ちますが、しかしそこからは立て直した広島のペースとなります。24分には左サイドに抜け出した高萩が低いクロスを入れて寿人が飛び出しましたがわずかに届かず。34分には森崎浩のFKに水本が頭で合わせましたが枠外。36分には高萩のスルーパスで抜け出した寿人がGKの逆を突いてニアサイドを狙いましたが、シュートは惜しくも枠を外れます。その後も広島は細かいパス交換から、40分の寿人のシュートや43分の森崎浩の抜け出し、そしてロスタイムの高萩のクロスに寿人が飛び込んだシーンなど決定機を作り続けたものの決めきれず、1点差を縮められないままに終了のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後にアル・アハリのエルドバリ監督は「勝利して嬉しい。それにしても、大変な試合だった。広島は本当に素晴らしいチームだったし、彼らは特別な組織力を持っていた」と語っていますが、これは決して社交辞令ではないでしょう。それほどまでに広島はアフリカ王者に対して堂々と戦い、そして素晴らしい攻撃から何度も決定的なチャンスを作っていました。特に前半37分の高萩のシュートと後半36分の寿人の抜け出しは相手守備を完全に崩していて、どちらも点が取れなかったの運が悪かったと言いたくなるものでした。確かにアル・アハリのパス回しの能力はこれまで戦ってきた相手と比べて段違いだったと思いますし、得点シーンは個人能力の高さを如実に示したものでしたが、しかしだからと言って広島のチームとしての能力が劣っていたかと言うとそんなことはないでしょう。むしろ早い時間帯で西川を怪我で失い、森脇もハーフタイムでの交代を余儀なくされたことが無ければ、対等以上に戦えたのではないかと思います。アル・アハリはサンフレッチェを「徹底して調査・分析して」この試合に臨んだそうですが、これは逆に言えばそこまでしなければ広島には勝てない、と言うこと。サンフはこの試合に敗れはしたものの、胸を張って良い内容だったと思います。サンフレッチェサポータの気持ちは佐藤寿人選手と同様に「悔しいの一言しかない」ではないかと思いますが、しかしサッカーの勝負は時の運、と言う要素もあるわけです。リーグ初優勝からその喜びを噛みしめる間もなく最終節を戦い、Jリーグアウォーズを経てオークランド・シティ戦、そしてアル・アハリ戦を迎えたと言う激動の2週間。当然疲れはあるはずですが、それを見せることもなく堂々としたサッカーを世界に披露してくれたことは我々の誇りだと言って良いでしょう。次の蔚山現代戦が今季最後の試合となりますが、これまで通りの広島のサッカーで、胸を張ってアジア王者に対峙して欲しいと思います。

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<12.12.9> 携帯サイトと前日記者会見によると森保監督は「守備的にやるつもりは全くない。自分たちの良さを出すことだけ」と決意を述べています。一方のアル・アハリのエルバドリ監督は会見で、「我々はこの戦いに向けて特別な準備を続けている」と語るとともに、広島についても「しっかりと見ている」と勝利に向けて準備が整っていると説明しています。エジプトの難しい状況の中でアフリカ王者となり、この大会に参加することになったアル・アハリは「名前を世界に上げていく」(ゴマ選手)ために全力を挙げて戦ってくるはず。広島としてはこれ以上ない真剣勝負の中で、自らの力を試されることになりそうです。
 今日の試合会場は豊田スタジアムで午後7時半キックオフ。テレビは日本テレビで7時から生中継が行われます。試合速報はスポーツナビで行われますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
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