3/11〜3/17のSANFRECCE Diary


<12.3.17> サンフレッチェにとっては苦手意識を感じる日本平での試合ですが、携帯サイトによると新潟時代には2連勝しているので特に意識はない、とのこと。また千葉はJリーグ初出場も初得点も相手は清水だったそうで「僕は清水と相性がいい」と語っているそうです。アグレッシブに戦いを挑んでくるであろう清水に対して、どれだけ高いラインを保って戦えるか、そして相手のプレスを避けて裏のスペースを狙えるかが勝利のポイントとなるのではないでしょうか?
 今日の試合会場はアウトソーシングスタジアム日本平で、午後3時キックオフ。テレビ放送はスカパー!がch308(SD画質)とch605(HD画質)、スカパー!e2がch242で生放送が予定されています。今日は今季初めてブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<12.3.16> 明日はJリーグ第2節。サンフレッチェは日本平で清水エスパルスと対戦します。
 ゴドビ体制2年目の清水は、オフにベテランの多くを放出。新しく獲得した選手は若手ばかりで、チームの平均年齢は24歳と若返りました。そして開幕戦では早速河井、吉田、白崎、林ら新戦力を起用。PK1発にやられて敗れたものの、名古屋相手に互角以上の戦いを見せています。またベテラン小野も健在で、後半から登場すると効果的な散らしで若手を操りました。明日はホーム開幕戦と言うことで、前節以上に勝利への意欲を見せてくるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、開幕戦は昨年までの攻撃サッカーに加えて堅い守備も披露して、点差以上の内容差を見せつけて快勝しました。ただ、因縁の相手・浦和との対戦だと言うことでいつも以上に気持ちが入っていたのは確か。明日はその勢いが続くのかどうかがポイントとなりそうです。メンバーですが、良く分からないので前節と同じ選手を並べておきます。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、石川、野津田、清水、大崎、平繁
 開幕戦では「18人を選ばなければならないのは辛い」と言葉を詰まらせた、と言う森保監督のことなので、今週の調子を見ながら何人か入れ替えてくるかも。昨年は勝ったとは言え、サンフレッチェにとって日本平は「鬼門」の一つであることに違いはないので、誰が出るにせよ明日はチーム一丸となって勝利を目指して欲しい、と思います。
<12.3.16> 日本サッカー協会は昨日、Jリーグ特別指定選手として福岡大の大森圭悟選手をギラヴァンツ北九州に受け入れる、と発表しました。大森はサンフレッチェユースでは大崎と同級生。ユース時代にも年代別代表の経験がありますが、福岡大入学後もU-19日本代表などに選ばれるなど成長しているようですので、そこが評価されたのではないでしょうか。
<12.3.15> 3/3発売の紫熊倶楽部4月号(Vol. 170)を紹介します。巻頭のカラーページは「SIGMA calender」と「ALL FOR WIN全ての力を浦和戦勝利に結集せよ!」と言う記事。宮崎キャンプで撮影された写真が沢山掲載されています。またインタビュー記事は青山選手。「開幕戦、全てにおいて、上回る」と題して、開幕戦に向けての決意を語っています。これに続く記事もインタビューで、登場しているのは大崎選手。先発を確信していた金沢戦でまさかのサブスタートとなり、真剣に移籍を考えた彼でしたが、森保監督の就任により大きく気持ちが動いたとのこと。「翔平の父」からの思わぬ電話で気持ちが固まり、沖縄キャンプと宮崎キャンプに「サッカー人生の全てを賭けて」取り組んだ大崎選手が、シーズン開幕に向けての決意を語っています。
 開幕に向けてのプレビュー記事は、サンフレッチェのキャンプのまとめと開幕からの6試合の対戦相手の現状分析。特にホームゲームの相手となる浦和と鹿島については、それぞれのチームに詳しいライターが今季のチームについて書いています。
 ユースのレポートは、トップチームのキャンプに招集された野津田、平田、西嶋、川辺を中心に、今季のユースを紹介しています。また後ろのカラーページでは、高萩選手が今季に向けての思いを語っています。そして最終ページでは、「宮崎の少年サポーターと横断幕の物語」が綴られています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<12.3.14> 浦和戦ですが、ペトロヴィッチ監督が「この対戦は少し早い段階だった」と語っているように、広島と浦和の完成度の違いは明らかでした。どちらも3-6-1のシステムで、目指しているサッカーも同じ。お互いに相手の良さを潰すのではなく、自分たちのサッカーでがっぷり四つで組み合えば、あとは組織力の違いが出るのは明らかでしょう。結果は1-0ではありましたが、内容的にはそれ以上の差があった試合でした。
 そしてサンフレッチェのサッカーは、ペトロヴィッチ監督が5年半かけて作ってきたサッカーから明らかに進化していた、と言って良いでしょう。終盤、1点リードに追いつこうとした浦和は外国人を投入し、個人の力を前面に出したサッカーで押し込んで来ました。これで何度か押し込まれた場面はありましたが、しかし昨年までのようにベタ引きで耐える、と言う感じにはなりませんでした。そしてロスタイムに1度だけ決定機を作られはしたものの、その後は相手陣内に押し上げて時計を進めて試合を終わらせることができました。攻撃サッカーの基本は保持しながら、しっかりした守備を構築すると言う森保監督の意図は、しっかりと表現できていたと言って良いでしょう。
 サンフレッチェのサッカーがレベルアップした要因の一つは、千葉と石原の補強だったと言えます。千葉は終始一貫して落ち着いて守備していただけでなく、何度も鋭い縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れる役目を果たしていました。一方の石原は90分を通じて献身的に走り回り、前線での起点となり続けました。そして得点シーンではミキッチの鋭いクロスに反応し、ニアでしっかりとボレーシュートしていたことが、寿人のゴールに繋がりました。千葉と石原はそれぞれ昨年の中島と李のポジションを務めていたわけですが、サンフレッチェの組織の中では彼ら以上にフィットしていたように思いました。森崎和がボランチに入ったことが非常に大きかったと思うのですが、それができたのは千葉の存在があったからこそ。ネームバリュー的にはそれほどでもなかった今年の補強ですが、実質的な意味で非常に大きな意味があったと言えるでしょう。
 一方の浦和ですが、やはり完成まではまだまだと言うところ。何度かDFラインから繋ごうと試みてはいたもののプレスをかけられるとあっさり蹴り出していましたし、DFラインや中盤からトップ下へのクサビのパスもほとんど入らず、攻撃の形が作れていませんでした。広島に比べると個人の力のある選手が多いので、その力を前面に出して来られると怖かったのですが、だからと言って監督がそちらを中心にすることはないでしょう。ペトロヴィッチ監督が浦和で成功するには、組織を構築することと結果を出すことをどう両立させるかということと、クラブとサポーターにどこまで我慢してもらえるかにかかっているのではないでしょうか。
<12.3.13> 一昨日吉田サッカー公園で大阪産業大とのトレーニングマッチを行い、4-1で勝ちました。得点は24分に中島、35分と81分に平繁、55分に大崎。失点は84分。メンバー、内容は分かりませんが、携帯サイトによると「平繁のポストプレーや西岡のブレ球FK、野津田のクリエイティブや清水の鋭さが輝いた」とのこと。中島が健在であることと同時に、若手の成長もまた見られた試合だった模様です。
<12.3.11> 「今世紀最多」の29,603人をビッグアーチに集めて行われた昨日の浦和戦は、広島が佐藤寿人のゴールを守って1-0で勝ち、森保新監督の初陣を飾りました。
 選手選考に悩んだ、と言う森保監督でしたが、青山が復帰した以外は練習試合通りの先発メンバーで、以下のような布陣だったものと思われます。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸
(→石川74分)
    石原    高萩
    (→大崎89分)
       佐藤

SUB:増田、ファン、野津田、清水、平繁
 対する浦和は、GK:加藤、DF:濱田、阿部、槙野、MF:平川、鈴木、山田直(→ポポ77分)、梅崎、柏木、原口、FW:田中(→デスポトビッチ55分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから広島がボールを支配したものの動きが硬く、ファーストシュートは5分に梅崎が右足で打ちます。また14分にはパスミスを奪われて柏木に打たれましたが、しかしその直後に相手ボールを奪った石原がそのままミドルを打つと、ペースは広島に移ります。16分には千葉のクサビのパスから寿人が抜け出してシュートしたもののGKがブロック。20分には千葉の長いスルーパスでミキッチが抜け出しクロスを入れましたがぎりぎりで阿部にクリアされます。24分には石原のシュートのこぼれを寿人が押し込んだもののオフサイドを取られ、25分には右から持ち込んだ森脇が左足で狙いましたがDFに引っかかります。28分には森崎和のパスカットから青山が思い切ってミドルシュート。34分にはCKから水本が、35分にもショートコーナーから寿人が狙いましたがいずれもGKにキャッチされます。逆に38分にはゴール前で槙野に打たれましたが西川が良く見て弾きます。前半は多少は危ないシーンがあったものの広島ペースで、スコアレスで折り返しました。
 後半も流れはそのままで、2分に山岸が抜け出して強烈なシュート。そして3分のCKはGKに弾かれたものの、こぼれを拾ったミキッチのクロスをニアで石原が叩き、GKが触ったこぼれを寿人が押し込んで待望の先制点が広島に入りました。
 その後浦和は柏木のロングボールを起点に打開しようとします。しかし広島は落ち着いてボールを繋いで相手に流れを渡しません。後半18分にはミキッチのクロスから高萩のヘッド。20分にはロングボールに追いついた寿人が際どいクロスを送ります。21分には相手ボールを奪って寿人が思い切ったミドル。24分には流麗なパス交換から森崎和が遠目から狙い、44分には高萩が超ロングシュートを打ちます。何とか反撃したい浦和は、デスポトビッチとポポの「個の力」で打開しようとします。そして45分にはポポが右から突破して入れたクロスに槙野が頭で合わせましたが西川が素晴らしい反応で防ぎます。そして最後の時間帯は相手陣内で時計を進めて終了のホイッスル。紫色に染まったビッグアーチは勝利の凱歌に酔いしれました。

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