3/25〜3/31のSANFRECCE Diary


<12.3.31> 「ホットニュース」によると、先発が大崎になるか石原になるかは「森保監督もぎりぎりまで熟考を重ねるつもり」だとのこと。怪我人の復帰で長期離脱者がなくなりポジション争いも激しくなりつつあるだけに、出場機会を与えられた選手には全力で戦って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は味の素スタジアムで、午後2時キックオフ。南側広場のスペースで開催される「青赤横丁」では広島風お好み焼きをTOKYO風にアレンジした「大江戸海鮮お好み焼き」など、様々なオリジナルメニューを提供する予定だそうです。今日は天気が悪くなりそうですが、まずはスタジアムを楽しんで、そして選手を声で後押ししたいと思います。
 TV放送ですが、スカパー!ch308(SD画質)、ch605(HD画質)、及びスカパー!e2のch245で生放送が予定されています。ブログでの速報は行いませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.3.30> 明日は味の素スタジアムでJ1リーグ第4節をFC東京と戦います。
 昨年、序盤こそもたついたもののJ2で圧倒的な強さを見せてJ1復帰を果たし、その勢いで天皇杯まで獲ってしまったFC東京は、今季から元広島コーチで大分、町田で指揮を執ったランコ・ポポヴィッチを監督に迎えてACLとJ1を戦っています。そして初めて挑んだゼロックス・スーパーカップでは敗れたものの、その後はリーグ戦3連勝。ACLでも1勝1分けと、手堅く勝ち点を積み重ねています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
XERX ●1-2 柏   【東】長谷川、【柏】ジョルジ・ワグネル、レアンドロ・ドミンゲス
ACL1 ○2-0 ブリスベーン・ロアー【東】谷澤、長谷川
1A ○1-0 大宮  【東】ルーカス
2H ○3-2 名古屋 【東】石川2、長谷川、【名】玉田、永井
ACL2 △2-2 蔚山現代【東】徳永、梶山、【蔚】キム・ソンヨン、マラニョン
3A ○2-0 神戸  【東】石川、渡邉
 前節は連戦の疲れもあって神戸に主導権を握られましたが、我慢のサッカーを続け前半32分にカウンターから石川が決めて先制点。後半も神戸に攻められ続け退場者も出たものの、ゴール前を固めてはね返し続け、終了間際に再びカウンターから得点して突き放しました。昨年のメンバーから大きく入れ替わるとともに監督も代わったものの、今のところチームのマネージメントは非常にうまく行っている、と言う印象のFC東京。明日はここまで3得点の長谷川が出場停止ですが、谷澤も米本もいるので戦力低下はない、と思っておいた方が良いでしょう。
 対するサンフレッチェですが、練習に復帰したと言う石原を起用するか、あるいは前節大活躍だった大崎を使うかがポイントです。石原起用の可能性もありますが、個人的には大崎の勢いに期待したいところ。と言うことで、私のメンバー予想は次の通りです。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    大崎    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、野津田、石川、清水、石原
 ペトロヴィッチ監督が築いた攻撃サッカーに、守備のエッセンスを加えてバランスの良いサッカーを作り上げつつある森保監督のサンフレッチェ。FC東京もまた、同じような指向のサッカーを目指しています。従って明日の試合はまさにガチンコ勝負。しっかりと90分集中して、アウェイ初勝利を挙げて欲しいと思います。
<12.3.29> 複数のサポーターのブログによると、怪我で離脱していた石原と森崎浩が練習に復帰し、フルメニューをこなしていたそうです。特に石原はミニゲームの後半に主力組で登場し、ゴールも決めていたとのこと。大崎も好調を持続しているそうなので、トップ下のポジション争いが激しくなりそうです。
<12.3.28> 中国新聞によると、バイエルン・ミュンヘンが福山市に下部組織を作ることになった、とのことです。クラブの拠点は常石グループが運営する「みろくの里」で、これまでサンフレッチェと提携していた「サンフレッチェ常石サッカースクール」は3月末で終了することになる、とのこと。今後はバイエルンの公認コーチがクラブ特有の練習法で技術や戦術を教えるとともに、15歳以下の「FCバイエルン・ツネイシ」が国内の大会などに参加することになるそうです。みろくの里は桑田慎一朗選手が育った地で、サンフレッチェとしては下部組織の一つを失うことになりますが、ただ広島全体のことを考えればとても良いことだと思います。ジュニアユースや他のクラブと切磋琢磨して、良い選手を育てて欲しいと思います。
<12.3.27> サニックス杯に参加した後も「東海フェスティバル」「吉田強化フェスティバル」「西日本フェスティバル」「堺プーマカップ」そしてイタリア遠征と連戦が続くユースですが、3連覇を目指す「高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグWEST」は4/15に開幕します。今シーズンのサンフレッチェユースの日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
1
4/15(日)
13:00
富山第一高
吉田サッカー公園
2
4/21(土)
13:00
作陽高
美作ラグビー・サッカー場
3
4/28(土)
13:00
神戸U-18
吉田サッカー公園
4
5/3(木・祝)
14:00
京都サンガU-18
東城陽グラウンド
5
5/6(日)
13:00
福岡U-18
吉田サッカー公園
6
5/13(日)
13:00
名古屋U18
トヨタスポーツセンター
7
7/1(日)
13:00
東福岡高
吉田サッカー公園
8
7/8(日)
15:00
愛媛ユース
北条スポーツセンター
9
7/22(日)
15:00
C大阪U-18
吉田サッカー公園
10
8/26(日)
11:00
富山第一高
富山第一高
11
9/2(日)
11:00
作陽高
吉田サッカー公園
12
9/8(土)
15:00
神戸U-18
いぶきの森球技場
13
9/16(日)
15:00
京都サンガU-18
吉田サッカー公園
14
9/22(土)
16:00
福岡U-18
福岡フットボールセンター
15
10/7(日)
13:00
名古屋U18
吉田サッカー公園
16
10/14(日)
13:00
東福岡高
東福岡高
17
12/2(日)
13:00
愛媛ユース
吉田サッカー公園
18
12/9(日)
13:00
C大阪U-18
J-GREEN堺

 なおプリンスリーグ中国は、広島観音高、広島皆実高、瀬戸内高、立正大淞南高、米子北高、境高、聖光高、岡山学芸館高、玉野光南高、開星高の10チームが参加して4/14に開幕し、来季のプレミアリーグ昇格を目指して戦います。
<12.3.26> 昨日、吉田サッカー公園でデッツォーラ島根と練習試合を行い、5-3で勝ちました。得点は前半2分に井波、18分と29分に丸谷。後半は12分に井波が決めた後に島根に立て続けに3点取られましたが、最後は平繁がゲットして試合を締めました。
<12.3.25> 昨日広島ビッグアーチで行われた第3節鹿島戦は、相手の退場もあって終始圧倒して2-0で勝ちました。
 石原の回復が思わしくないということで大崎がリーグ戦初先発で、次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸(→ファン85分)
(→石川90+5分)
    大崎    高萩
    (→野津田90分)
       佐藤

SUB:増田、中島、丸谷、清水
 対する鹿島は中田浩二が怪我のため欠場して、GK:曽ヶ端、DF:新井場(退場55分)、岩政、山村、アレックス、MF:増田、小笠原(→青木59分)、柴崎、遠藤(→昌子76分)、FW:ジュニーニョ(→興梠59分)、大迫、と言うメンバーでした。ファーストシュートは1分に高萩。また最初の決定機も広島で、4分にFKのボールに森脇が頭で合わせましたが枠を外れます。その後は鹿島がボールを支配するものの決定的な崩しはなく、逆に広島がカウンターから何度もチャンスを作ります。18分には大崎がドリブルで仕掛け高萩が打ったものの目の前の選手に当たり、20分には山岸のクロスを高萩が折り返して寿人が狙いましたがGKの正面に行ってしまいます。そして24分、左からの高萩のCKはいったんはクリアされたものの、こぼれ球を森脇がシュート。これを寿人がコースを変えて押し込み広島が先制点を奪いました。
 その後鹿島も攻勢をかけようとしますが、広島は寿人も大崎も含めてチーム全体で集中高く守ります。34分にはハーフカウンターから柴崎が突破し、戻した遠藤に渡りそうになりましたが滑って手に当たって助かります。41分には大迫が反転してシュートしたものの西川の正面。42分には山岸が切れ込んでシュートしましたが、DFに当たって曽ヶ端にキャッチされます。前半は鹿島の支配率が高かったものの危険なシーンはほとんどなく、むしろ広島の動きの良さが目立ったと言う感じでした。
 後半に入ってジョルジーニョ監督は、柴崎を中盤の底に据えたダイヤモンド型にして流れを変えようとします。しかしペースは相変わらず広島で、2分には山岸の突破からミキッチが決定的なシーンを作り、4分にもミキッチのスルーパスで大崎が飛び出しましたが、無関係だったはずの寿人がオフサイドを取られてチャンスを逸します。しかし9分に青山のパスで抜け出そうとした大崎を新井場が倒して一発レッド。鹿島は急きょ2枚替えで対応しようとしたものの、広島の勢いは止まりません。そして25分、青山のスルーパスで抜け出した大崎が見事なタッチからシュート。ボールは曽ヶ端の手を弾いてゴールネットに飛び込み、大崎のまわりには大きな歓喜の輪ができました。
 これで余裕ができた広島は、自在なサッカーで何度も鹿島陣内に攻め込みます。27分には山岸の仕掛けからチャンスを作り、36分にはミキッチのクロスを大崎が頭で狙ったもののGK正面。37分には森脇の決定的なシュートがDFに当たってしまいます。更にロスタイムにはファンの突破から野津田が狙い、こぼれをファンが狙ったものの力み過ぎたかふかしてしまいます。逆に鹿島はコンビネーションから来ることはほとんどなく、ピンチらしいピンチは29分の大迫のシュートと50分に興梠がゴール前に抜け出したシーンぐらい。最後まで広島がゲームをコントロールして、危なげなくホーム連勝を飾りました。
 この試合の広島の収穫はと言えば、何と言っても大崎の活躍でしょう。この試合では前線で良く動いてボールを引きだし、ドリブルだけでなくDFラインの裏への飛び出しで何度も良い形を作りました。ゴールシーンだけでなく新井場を退場に追い込んだシーンも大崎でしたから、この試合の勝利に対する貢献度は絶大だったと言えます。また相手ボールになった時にも前線からボールを追い回して、守備面での貢献も大きかったと思います。以前はボールを持って前を向かなければ持ち味が出ない選手、と言う印象でしたが、オフザボールの動きの質が格段に良くなったことが成長を表していると言えます。今後も石原や野津田らとのポジション争いが待っていると思いますが、自分の良さと成長に確信を持って、更なる飛躍を果たして欲しいと思います。
 因みに試合全体の感想ですが、サンフレッチェはほぼ完璧な試合ができた、と言って良いでしょう。浦和戦と清水戦では試合の入り方に問題があったわけですが、この日は最初から最後まで集中を切らせることはありませんでした。鹿島のジョルジーニョ監督は「レフェリーの判定が試合に影響したと言わざるを得ない」と言い訳していますが、全体的な流れから言えば広島の勝利は当然、と言うところ。大迫や興梠の個人能力でピンチにはなったものの、いずれも西川が落ち着いて対応していましたし、これまで何度も煮え湯を飲まされていたセットプレーもしっかりと対応して、一度も決定的なシーンを作らせませんでした。千葉、水本、森脇がピンチの一歩手前で身体を投げ出して止めたことが、チームをどれだけ救ったか分かりません。また森崎和、青山、高萩もそれぞれ持ち味を出してバランスの良い中盤を作りましたし、両サイドは何度も仕掛けてチャンスを作りました。特に山岸のプレーは素晴らしく、逆にミキッチが物足りなく思えるほど。昨年は故障続きであまり良いプレーができていませんでしたが、今年はその分まで活躍してくれるのではないかと思います。この勝利によってサンフレッチェは暫定4位に浮上しましたが、それよりも森保監督のサッカーに確信が持てる勝利だった、と言えるのではないでしょうか。

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