4/22〜4/28のSANFRECCE Diary


<12.4.28> 携帯サイトによると、森保監督の川崎Fとの現役時代の対戦成績は1勝1敗。広島でコーチをしていた時にはベンチ入りはしていなかったそうで、新潟での対戦成績も五分五分だったそうです。また練習試合やナビスコカップの時にもやりにくさは感じていなかったとのことで、今日は「等々力」「川崎F」に対する苦手意識は持たずに戦うことができそうです。
 今日の試合会場は等々力陸上競技場で、午後3時キックオフ。今日はメイン側のSS指定席以外は当日券が発売されるとのことです。またテレビ放送はスカパー!のch363(SD画質)とch616(HD画質)及びスカパー!e2のch301で予定されています。今日は現地観戦につきブログでの速報は行いませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.4.27> 明日からJリーグはGW連戦のスタート。サンフレッチェは第8節、アウェイで川崎フロンターレと対戦します。
 昨年は8連敗しながらも相馬監督を信頼し続けた川崎Fでしたが、今季はナビスコ杯も含めわずか7試合で解任。その後監督代行を務めた望月コーチの役目も2試合で終了して、今週月曜日に風間八宏氏が新監督に就任しています。川崎Fの今季の公式戦の成績は次の通り。
1H ○1-0 新潟  【川】實藤
2A ○1-0 鹿島  【川】レナト
N1A ●1-2 鳥栖  【川】矢島、【鳥】岡田、野田
3H ●0-1 C大阪 【C】キム・ボギョン
4A △1-1 浦和  【川】矢島、【浦】ポポ
N2A △1-1 広島  【川】ジェシ、【広】佐藤
5H ●0-1 FC東京 【東】森重
6A ●2-3 G大阪 【川】田坂、小林、【G】中澤、佐藤、阿部
7A ○3-2 札幌  【川】中村、レナト、山瀬、【札】前田、高木
 望月コーチの元での川崎Fは、それまでの低調な雰囲気を払拭するような出入りの激しいサッカーを展開。G大阪には2点リードしながらひっくり返されましたが、前節は逆に前半32分までに2点のリードを許したものの、途中出場の中村憲剛の活躍で逆転勝利しています。ただ、次節から新監督が指揮することになったと言うことで、チームがどう変わるか全くの未知数。報道によると稲本がCB、田中裕がボランチに入るなど新しいことを試したりもしているようですが、ただ4日間で大きく変わるかというとどうでしょうか。むしろこれまでの川崎Fをベースに、徐々に風間監督らしい色を出して行く、と考えた方が良いのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、今週は大崎が足をひねったり森崎浩がお休みしたりしていた、と言う噂はあるものの、今のところ大きな怪我だと言う情報はありません。前節途中出場で活躍した大崎が先発に復帰する可能性もありそうですが、ここではとりあえず前節と同じメンバーを予想しておきます。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、清水、森崎浩、大崎、平繁
 風間八宏氏と言えば、森保監督とともにサンフレッチェの草創期を支えた偉大な人物。その彼が初めてプロチームを指揮する試合が広島戦だということには、因縁めいたものを感じます。風間監督にはぜひ成功して欲しいのですが、ただ試合でプレーするのはあくまで現在属する選手たちです。サンフレッチェの選手たちには広島の誇りを胸に、「鬼門」等々力での久々の勝利のために全力を尽くして欲しい、と思います
<12.4.26> 遅くなりましたが、今月発売の紫熊倶楽部を紹介します。表紙はシュートした瞬間(たぶんG大阪戦のPK)の佐藤寿人選手。トップ記事も彼で、J1通算100ゴールとJ2を合わせて150ゴールを記念した特別インタビューとなっています。市原で始まったプロ生活からスタートして、C大阪と仙台を経て広島入りのが2005年のこと。「重圧の中での移籍初得点」「何かが宿ったハットトリック」「ウェズレイとのコンビ」「青山敏弘とのホットラインで不敗・鹿島を撃破」「今も残るナビスコカップ決勝の悔しさ」「今季の5得点」「目標は広島でのJ1通算100得点」と、今までを振り返りながら将来の展望を語っています。また「思考する天才 佐藤寿人論」と言うタイトルで中野編集長が、「ユース時代の佐藤寿人から現在を思考する」と言うタイトルで川端暁彦氏が、「川崎Fの選手が語るサトウヒサトの凄み」と言うタイトルで江藤高志氏が、それぞれコラムを書いています。
 続いて取り上げられているのは石川選手。悔しさが残ったキャンプから、結果が出せた練習試合、いきなり出場機会が巡ってきた開幕戦、そしてG大阪戦でのアシストなど、今季のここまでのプレーを振り返っています。
 マッチレポートは、浦和戦、清水戦、鹿島戦、FC東京戦、川崎F戦、G大阪戦。そして"Readers Area"を経て、後ろのカラーページでは千葉選手が取り上げられています。厳しい合宿所で過ごした高校生活を経て、プロになると言う目標を実現するためにオランダに渡った千葉選手は「オープンマインド」を武器にチームに馴染んで行った、とのこと。充実したサッカー生活だったそうですが、ただ当時はアマチュア契約だったため、帰国して新潟に加入することを選択します。U-22代表にも呼ばれ、新潟では副キャプテンも任せられるほどチーム内での地位を確立した千葉でしたが、しかし「楽しいサッカー」のために広島移籍を決意します。好調の広島を最終ラインで支える千葉選手のことが良く分かるインタビュー記事となっています。
 「THE SCEAN OF SANFRECCE」では、G大阪戦でJ1初得点を挙げた平繁選手と、鹿島戦で今季初得点を決めた大崎選手を紹介。「SIGMA SHORT NEWS」を挟んで、最終ページの「Junior & School」では毎年恒例の似島キャンプを紹介しています。
  サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<12.4.25> 名古屋戦の試合後にストイコビッチ監督は「ゲームを支配したのは我々だったし、うまくコントロールもできた...広島はステイして守っていた。待ち構えて相手のボールを奪って逆襲してスコアを動かすことは簡単なこと。それでも前半は我々にチャンスがあった」と語っていますが、これはよほど悔しかったから出たセリフなのではないか、と思います。前半は広島の出来が良くなかったのは確かで、ビルドアップのパスが引っかかって繋がらず、なかなか攻撃を構築できませんでした。ただそう言う時に、無理に前に出て行けばそれこそ名古屋の思う壷。ケネディと言う武器が無い名古屋としては永井や金崎のスピードを生かす攻撃で点を取るのが狙いなわけで、こちらもそれに備えてスペースを消すことを優先していました。また名古屋のもう一つの武器であるセットプレーも、マークをしっかりさせて決してフリーの選手を作らせませんでした。そしてカウンターからのピンチは、森崎和や西川の好守で凌ぎました。その上、前半の後半は広島のパスの繋がりと選手の動きが良くなり、寿人の2度のシュートなど良い形も作っています。前半は名古屋がボールを支配する時間帯が長かったのは確かですが、試合が膠着したのはボールを持っている名古屋にこれと言った攻め手がなかったから。お互いに中2日の試合で体力的に厳しい中で我慢を続けたと言う意味で、必然的な流れだったように思います。
 続く後半立ち上がりは広島のペース。高い位置でのボール奪取がはまるようになり、何度か決定的なシュートを打ちました。しかしそんな中で自陣での数的不利となってしまい、先に失点したのは痛恨のことでした。闘莉王を中心とした高さと強さを兼ね備えるDFラインに加えて守護神・楢崎が控えていると言うことで、守備は名古屋のストロングポイント。それに対して広島は両サイドの突破から、あるいは3人、4人が絡んだコンビネーションから何度もビッグチャンスを作り、見応えのある攻防を展開しました。そしてロスタイムも4分も過ぎた時間帯に生まれた森脇の同点ゴールは、失点に下を向かずにチーム一丸となって勝ち取ったものだったと言えます。広島にとって、試合全体の流れを考えれば勝点1でも少ないほどの内容で、ストイコビッチ監督は「2ポイントを失った」ことを嘆くより「1ポイントは確保できた」ことを喜ぶべきなのではないかとさえ思います。
 開幕から1ヶ月半が過ぎ、チームごとのばらつきが出てきたJリーグ。その中でサンフレッチェも、好調な時期も苦しい時期も乗り越えながら進んでいます。この試合は開幕戦と同じメンバーが先発しましたが、途中交代で出た大崎、清水、森崎浩が流れを変える活躍を見せました。名古屋に勝てなかったのは残念ですが、後に繋がる1ポイントだったと言って良いのではないでしょうか?
<12.4.24> 土曜日に高円宮杯プレミアリーグウエストの第2節が行われ、サンフレッチェユースは作陽高に5-1で勝って2連勝となりました。メンバーは今のところ不明。前半7分に大谷尚が先制点を奪いましたが、34分に同点に追いつかれて1-1でハーフタイムを迎えました。しかし後半6分に野津田のゴールで勝ち越すと、9分、12分、25分に大谷真が続けてゴールを決めて突き放しました。全試合の結果と順位表は次の通り。
【第2節】
岡山作陽高 1-5 広島ユース
神戸U-18  4-0 富山第一高
名古屋U18  1-1 東福岡高
福岡U-18  2-1 愛媛ユース
京都U-18  2-0 C大阪U-18

       勝点 勝 分 負 得失差
1神戸U-18     6   2   0   0    +9
2広島ユース    6   2   0   0    +7
3京都U-18     6   2   0   0    +4
4福岡U-18     3   1   0   0    +1
5C大阪U-18    3   1   0   1     0
6名古屋U18     1   0   1   0     0
7東福岡高     1   0   1   1    -2
8岡山作陽高    0   0   0   2    -6
9愛媛ユース    0   0   0   2    -6
10富山第一高    0   0   0   2    -7

<12.4.23> 昨日鳥栖とトレーニングマッチを行い、1-1で引き分けました。鳥栖の得点は岡田で、サンフレッチェの得点は野津田。広島側のメンバーは非公開で、鳥栖はGK:奥田、DF:磯崎(→練習生)、犬塚、守田、黒木、MF:船谷、國吉、黒木晃、FW:野田、岡田(→堀西)、池田(→練習生)、と言うメンバーでした。
<12.4.23> 日本サッカー協会は昨日、トレーニングキャンプに招集する日本代表候補を発表し、広島からは西川と森脇が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】西川(広島)、林(清水)、権田(FC東京)
【DF】駒野(磐田)、岩政(鹿島)、今野(G大阪)、栗原(横浜FM)、
    徳永(FC東京)、伊野波(神戸)、森脇(広島)、槙野(浦和)、
    橋本、酒井(柏)
【MF】遠藤(G大阪)、中村(川崎F)、高橋(FC東京)、柏木(浦和)
【FW】前田、山田(磐田)、藤本(名古屋)、清武(C大阪)、
    大迫(鹿島)、原口(浦和)
 アイスランド戦のメンバーからは林(仙台)、山本海(清水)、近藤、田中(柏)、阿部(浦和)、増田、柴崎(鹿島)、磯村(名古屋)、石川(FC東京)、金園(磐田)、大久保(神戸)、久保(京都)が外れ、林(清水)、権田、徳永、橋本、酒井、清武、大迫、原口が復帰。また橋本と高橋が初めて選出されました。
<12.4.22> 昨日ビッグアーチで行われたJ1リーグ第7節名古屋戦は、後半ロスタイムの森脇のゴールで追いつき公式戦の連敗を2でストップしました。

 膝の痛みで戦列を離れていた山岸が復帰し、開幕戦と同じ先発メンバーで戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸(→清水76分)

    石原    高萩(→森崎浩82分)
    (→大崎66分)
       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、平繁
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:田中隼、ダニエル、闘莉王、増川、MF:金崎(→中村71分)、藤本、ダニルソン、小川(→石櫃90+2分)、FW:永井、玉田(→巻87分)、と言うメンバーでした。この試合は両チームとの連戦の疲れもあったのか、序盤はどちらもチャンスは作れず膠着した展開が続きました。広島は4分、素早いリスタートから寿人が裏に抜けたものの闘莉王に止められ、その後は30分までシュートを打てない展開が続きました。しかし徐々にペースをつかむと、30分には山岸のクロスを寿人がヘディングシュート。40分にはミキッチのクロスを寿人がダイレクトで打ったものの楢崎に弾かれ、その後も落ち着いてパスを回して相手ゴールに迫ります。逆に名古屋は19分にカウンターから金崎が独走したものの森崎和が見事なタックルで防ぎ、24分には小川にフリーで打たれましたが西川がビッグセーブで防ぎます。更に44分には金崎が抜け出しクロスが青山の手に当たったものの、意図的ではなかったためPKにはならず助かります。結局両者ともあまり相手を崩すシーンを作れないまま、スコアレスで前半の45分を終えました。
 後半に入ると広島はDFラインを押し上げて攻め込み、1分にはCKから水本が強烈なミドルを放ったものの惜しくも枠外。3分には藤本から寿人がボールを奪い、石原とのパス交換からシュートを打ちましたが楢崎に止められます。また13分には石原のクロスに寿人が頭で合わせましたが楢崎に当たってしまいます。逆に5分にはCKからダニエルに強烈なヘディングを打たれますが西川が反応します。しかし16分、森脇が倒れている間に攻め込まれ、ダニルソンの左からのクロスを逆サイドで待ちかまえていた田中隼に決められ先制点を許してしまいました。
 これですっかり「守ってカウンターモード」になった名古屋。広島は大崎、清水、森崎浩を次々と投入して攻めの圧力を強めます。20分には山岸が打ったものの目の前のDFに当たり、21分には山岸のクロスにミキッチがヒールで合わせたもののわずかに外。26分には森脇のスルーパスで抜け出した大崎がフリーで打ちましたが楢崎が立ちはだかります。また43分の寿人のミドルもDFに当たって楢崎の胸に収まります。広島は森脇が積極的に攻撃参加し、ロスタイムには清水のクロスをフリーでヘディングしたものの楢崎に止められます。しかしロスタイムも4分が過ぎた時間帯に森崎浩がクサビのパスを戻すと、これを受けた森脇がカットインして相手陣内に侵入し、ゴール正面から見事なミドルシュート。ボールはバーを叩いたもののゴールの中で弾み、広島は3連敗の危機から脱しました。

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