6/17〜6/23のSANFRECCE Diary


<12.6.23> 「ホットニュース」によると森保監督は相手が引いて守りを固めてくることに対して警戒しつつも「相手が引いてきても前から来ても...シミュレーションはできている」と語っています。相手の陣形を崩すためには、しっかり走ってボールを動かすこと。これが90分を通してできるなら、勝利で終了のホイッスルを聞くことができるのではないでしょうか?
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時半キックオフ。試合前イベントとしては、「サンフレッチェカップ」のU-15が12時から、U-9が2時から、「ファミリーサッカースクール」が3時半から、「フォリアチャレンジ」が4時50分から行われます。またピッチ内では5時から安田女子高ダンス部のパフォーマンスを披露。そして西川、水本両選手のJ1通算200試合出場記念セレモニーを選手入場後に行われます。
 ファンクラブサロン前で行われる「キックターゲット&スピード」は4時半から。おまつり広場では「サンフレッチェ広島創立20周年報道パネル展」と「マイうちわを作ろう!」フレンドリータウン「江田島市ブース」が2時半から、「フェイスペイント」が3時半から、「バルーンアート」が4時半から行われます。
 試合会場限定グルメは「豚肉のオレンジ煮」を500円で限定400食提供。今月の選手丼は、5月に引き続き森崎和幸選手の「チャンジャ巻き」2本400円と、大崎淳矢選手の「味噌ホルモン丼」700円です。またサンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは石原直樹選手のプレミアムカードとなっています。
 テレビ放送はスカパー!のch185(SD画質)とch585(HD画質)、及びスカパー!e2のch241で生中継が予定されています。今日は海外出張中のためブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.6.22> 明日は1ヶ月ぶりのホームでのリーグ戦。サンフレッチェは大宮アルディージャと対戦します。
 李天秀、藤本、石原らを放出した一方でチョ・ヨンチョル、菊地、長谷川らを獲得し、飛躍を期して今季に臨んだ大宮でしたが、序盤からなかなか調子が上がらず第13節を終えた時点での順位は15位。またナビスコカップでも勝ちがないなど低迷が続いたため、ついに5/29付けで鈴木監督を解任しました。そして後任に千葉、名古屋、仙台を率いた経験のあるベルデニック氏を招聘し、立て直しを図ろうとしています。ここまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1H ●0-1 FC東京 【東】ルーカス
2A ○2-1 新潟  【宮】菊地、ラファエル、【新】ブルーノ・ロペス
3A ●1-4 仙台  【宮】チョ、【仙】太田2、OG、菅井
4H △1-1 名古屋 【宮】金久保、【名】ダニルソン
5H ●0-3 C大阪 【C】清武、キム・ボギョン
6A △1-1 横浜FM 【宮】長谷川、【横】小野
7H ○2-0 浦和  【宮】チョ、ラファエル
8H ○2-1 札幌  【宮】カルリーニョス、青木、【札】高木
9A ●0-3 神戸  【神】小川、イ、茂木
10H ○1-0 G大阪 【宮】チョ
11A △1-1 鳥栖  【宮】青木、【鳥】OG
12H ●0-2 川崎F 【川】大島、楠神
13A ●0-4 磐田  【磐】山田、前田2、松浦
14H ●2-4 柏   【宮】カルリーニョス、チョ、【柏】レアンドロ・ドミンゲス、ジョルジ・ワグネル、工藤2
 前節はベルデニック監督の戦術をこなそうとチーム全体で取り組んだものの熟成不足は明らかで、先制点こそ奪ったものの次々と守備を崩されて4失点を喫してしまいました。ただそこからは相手の足が止まったこともあってペースを握り、一方的に押し込んで攻め立てるなど良い戦いを見せています。前節は準備期間が5日間しか無かった大宮ですが、この1週間の練習で戦術理解もかなり進んできたはず。明日は相手が15位だと思って舐めて掛かると痛い目に遭うのは間違いない、と思われます。
 対するサンフレッチェですが、出場停止は無く、また今のところ怪我人の情報もありません。と言うことで、明日は前節と同じメンバーで戦う可能性が高いと思われます。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、鮫島、中島、森崎浩、石川、大崎
 勝てば2009年以来の4連勝となり、仙台の動向次第では1シーズン制導入後の2005年以来初めて首位に立つことになる明日の試合ですが、森保監督が常に言っているように重要なことは1試合1試合を全力で戦うこと。大宮がどのような戦い方を選択してきたとしてもしっかりと自分たちのサッカーをやり切って、勝ち点3をゲットして欲しいと思います。
<12.6.20> Jリーグの大東チェアマンは昨日、佐藤寿人選手にけん責処分を科す、と発表しました。これは5/16のナビスコ杯C大阪戦の試合後の取材で審判を中傷する発言をした、と判断されたことによるもの。寿人選手はこれにより、始末書を書いて提出しなければならない、とのことです。
 佐藤寿人選手がC大阪戦の試合後に何を言ったのか。日刊スポーツの復刻版によると、「こういう終わり方は非常に悔しい。レフェリーがすごく大きなミスを犯している。相当クレージー。同じサッカー界にいる人としてどうかと思う」と語ったのだそうです。確かに「相当クレイジー」と言う言い方は問題で、どんなに怒りが募っていたとしても言葉は選ばなければならなかった、と思います。とは言え、なぜ今になって2ヶ月も前のことを蒸し返して処分したのか、と言うのも疑問です。寿人選手が就任したJPFAは労働組合を兼ねているので、会長は選手を代表して協会やJリーグにモノを言わなければならない立場です。と言うことはJリーグ側から見れば、最も煙たい人物の1人になってしまった訳です。つまり多少の勘ぐりを入れるなら、今回の処分は選手会長に就任したことに対する牽制球、とも見ることができます。C大阪戦後の発言は多少軽率だったかも知れませんが、しかしチームとチームメイトが受けた「被害」を考えれば当然のことでもあります。今後もこのような「圧力」があるかも知れませんが、それに負けないで選手やクラブを代表してどんどん発言して行って欲しいものです。
<12.6.19> 日本プロサッカー選手会(JPFA)は昨日今年度の定時総会で新理事を専任するとともに、理事会で佐藤寿人選手を会長(代表理事)に選出しました。JPFAは労働組合を兼ねていて、労使協議会においてプロサッカー選手を代表して労働条件や待遇等の課題について交渉する役割を持っています。佐藤寿人選手は藤田俊哉氏に続いての就任となりますが、これまで会長を務めたのは柱谷哲二、井原正巳、中山雅史と真に日本のサッカー界を代表する選手ばかり。今後はサンフレッチェだけでなくもっと大きな立場での活躍が期待されます。
 また佐藤寿人選手はJ's GOALが選ぶ「J1 4月度MIP」も受賞しました。J's GOALにはその受賞インタビューが掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
<12.6.18> 昨日神戸との練習試合を行い、1-2で敗れました。神戸のメンバーは、GK:嘉味田、DF:近藤、イ・グアンソン、高木、林、MF:三原、河本、朴、ペ・チョンソク、FW:都倉、吉田(→岩波46分)。対する広島のメンバーは非公開。得点は前半29分と36分に都倉、30分にファンでした。
<12.6.17> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第14節C大阪戦は、後半の3ゴールで突き放して4-1で勝ち連勝を3に伸ばしました。
 代表から戻った西川が先発。また左サイドには清水が初めてリーグ戦で先発して、以下の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水(→ファン57分)

    石原    高萩(→大崎92分)

       佐藤(→森崎浩75分)

SUB:増田、鮫島、中島、石川
 対するC大阪は、GK:キム・ジンヒョン、DF:茂庭、藤本、酒本(→高橋78分)、黒木、MF:扇原(→播戸71分)、山口、キム・ボギョン、清武(→ブランキーニョ76分)、FW:ケンペス、柿谷、と言うメンバーでした。サイドに起点を作ってクロスから得点を狙うセレッソに対して、ブロックを作ってはね返し素早いパス交換で相手ゴールに迫る、と言う広島。これが見事にはまったのが前半6分でした。カウンターから中央で寿人がボールを受けると左サイドのスペースへ。ここに走り込んだ高萩のシュートはいったんはGKに弾かれたもののリバウンドをもう一度シュートして早くも先制点を奪いました。
 その後もセレッソの攻撃を受け止め、マイボールになるとしっかりとパスを繋いで攻める広島。13分にはミキッチのクロスを石原が頭で打ったもののDFに当たってしまい、16分には青山のパスをDFラインの間で受けた寿人が反転してゴールに叩き込んだもののオフサイドのジャッジに泣きます。また20分にはCKをはね返して清水が突破しペナルティエリア内で引っかけられましたが、ファウルを取ってもらえません。セレッソは清武やキム・ボギョン、ケンペスらの個人能力を生かした攻めでチャンスを作りますが、西川が好反応で防ぎます。そして27分には青山のロングボールを受けた高萩が倒されてPKをゲット。これを寿人が蹴りましたが何とバーに当ててしまいます。しかし広島はその後も次々と攻撃の手を繰り出し、32分には石原の折り返しに高萩が飛び込み、37分には森脇が決定機をつかみましたがこれも決めることができません。逆に38分、左サイドでボールを受けた柿谷が中を狙ってクロスを上げたところ目の前の森脇に当たり、このボールが西川の逆を突いてゴールに収まってしまいました。
 これで俄然勢いを増したのがセレッソで、ドリブルから、あるいはクロスから広島ゴールに迫ります。そして43分にはケンペスが決定的なシュートを放ったものの枠外。その後もセットプレーで脅かされたものの何とか凌いで、同点でハーフタイムを迎えました。
 ハーフタイムで気持ちを入れ直した広島は、後半から再びギアを上げて攻勢に出ます。6分には青山のパスを起点に波状攻撃を仕掛け、14分には森脇が、16分にはミキッチがシュートを放ちます。そして17分、右からミキッチが低いクロスを入れると石原が潰れてボールは逆サイドへ。詰めていた寿人が右足でボールを引っかけて押し込み、待望の2点目をゲットしました。
 1点リードではとても安心できないのがセレッソ戦、と言うことで、この後も広島は攻めの圧力を緩めません。19分の石原のシュートはオフサイドを取られましたが、29分にはミキッチのクロスを逆サイドで受けた高萩がマイナスのパスを石原に送るとこれを冷静に決めます。更に43分にはミキッチが相手DFを翻弄してペナルティエリア内に侵入して中央へのクロス。これを石原が確実にゲットして、乱戦に終止符を打ちました。
 この試合のポイントはいくつかあったと思いますが、勝因の一つは広島の中盤の素晴らしさだったと思います。中でも高萩がキレキレで、得点に絡んだシーン以外にも何度もチャンスを演出していました。またボランチの2人は当たりに行くところとステイするところの判断が確実で、セレッソの攻撃を単発的なものにしていました。また、それ以上に凄かったのは西川のセービングでしょう。後半32分のケンペスのシュートを止めたシーン、あるいは41分のCKからのケンペスのシュート。どちらも至近距離のシュートに素晴らしい反応を見せました。その上強い雨が降り続く中で、キャッチするところと弾くところの判断が的確だったことも大きかったと思います。失点シーンは不運以外の何ものでも無かったことを考えれば、この試合の真のヒーローは西川だった、と言えるかも知れません。更に相変わらずの切れ味で3点に絡んだミキッチも、酒本の対面で粘り強く戦った清水も、そしてもちろんゴールを決めた寿人も石原も含めて、チーム全体の力で勝利した試合だったといえるでしょう。
 昨日は仙台も勝ったため首位に立つのはお預けとなりましたが、1試合平均勝ち点2(14試合で勝ち点28)と言うのは優勝の目安となるペース。従ってこのままの状態を維持することができるなら、リーグ優勝も現実味を帯びてくる、と言うものです。これから苦手の夏がやって来ますが、そこでしっかりと戦って勝ち点を拾って行くこと。このまま平均勝ち点2のペースを維持して、上位から脱落しないよう付いて行って欲しいと思います。

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