6/23〜6/30のSANFRECCE Diary


<12.6.30> 携帯サイトによると、森保監督は今日の「首位決戦」に向けて「今のところは平常心ですね。34分の1と言う位置づけは変わりません」と述べています。スタジアムは否応なく盛り上がると思いますが、その雰囲気に惑わされず平常心でいつも通りのサッカーで戦って、その結果勝利で試合を終えていれば良い、と思います。
 今日の試合会場はユアテックスタジアム仙台で、午後6時半キックオフ。当日券は一部の席種は売り切れていますが、ビジター自由席は3時半から120枚販売されるそうですので、現地購入予定の方はお早めにどうぞ。
 テレビ放送はスカパー!ch185(SD画質)とch585(HD画質)、及びスカパー!e2のBS241で生中継が予定されています。今日もブログ速報はありませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は携帯サイトの速報などをご覧下さい。
<12.6.30> 韓国サッカー協会は昨日ロンドン五輪を戦うU-23韓国代表メンバーを発表し、ファン・ソッコが選ばれました。今回、Jリーグ所属で選ばれた選手はファンの他にはキム・ヨングォン(大宮)、チャン・ヒョンス(FC東京)、キム・ボギョン(G大阪)、ハン・グギョン(湘南)、ペク・ソンドン(磐田)の5名で、チョ・ヨンチョル(大宮)、キム・ミヌ(鳥栖)はメンバー外となっています。U-23韓国代表は7/26が初戦でグループリーグを8/2まで戦い、決勝は8/11に予定されています。従って代表に選出された選手は7/14の第18節あたりからチームを離れて、最長で8/11の第21節まで欠場することになりそうです。
<12.6.29> 明日はいよいよ首位決戦。サンフレッチェはアウェイでベガルタ仙台と戦います。
 昨年、クラブ史上最高の4位でフィニッシュした仙台は、今季も開幕から9試合負けなしで第2節からずっと首位をキープしています。ナビスコ杯での対戦以降の戦績は次の通り。
N5A ○3-1 広島  【仙】中原2、ウイルソン、【広】清水
N6H ○1-0 C大阪 【仙】梁
14H ○4-1 札幌  【仙】柳沢2、ウイルソン、中原、【札】OG
15A △0-0 浦和
N7H ○4-0 磐田  【仙】太田、ウイルソン、赤嶺、渡辺
 前回のナビスコカップでの対戦時には「主力に怪我人が増えていることもあってやや息切れ気味」と書きましたが、苦しいメンバー構成を強いられた広島戦を交代選手の活躍で逆転勝ちするとその後は4勝1分け。ナビスコカップ最終節ではそこまで首位だった磐田に圧勝して予選リーグ突破を決めています。主力を使って全力で戦った後中2日での試合と言うことになりますが、仙台はホームでの連戦なのに対してこちらはアウェイ2連戦。従って必ずしもこちらが有利だ、とは言えません。むしろナビスコカップでの予選突破の勢いでこちらを迎え撃つ、と言う感じになって、いちだんと手強い相手となって立ちはだかるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、浦和戦を休んだ選手が戻って現状のベストメンバーで戦うものと思われます。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、鮫島、中島、丸谷、森崎浩、大崎
 前節大宮戦は守備を固める相手に対して攻めあぐみ、スコアレスドローに終わりました。ここまで1試合平均失点が1点を切る仙台の守備の堅さはたぶん大宮以上で、その上リーグトップの攻撃力を誇ります。従って明日は非常に厳しい試合になるのは間違いないところ。明日は余計なことは考えずに首位の胸を借りるつもりで、全力でぶつかって行って欲しいと思います。
<12.6.28> 昨日アウェイで行われたナビスコカップ予選リーグ最終戦は、浦和に0-3で敗れました。
 広島、浦和ともに予選リーグでの敗退が決まっていたと言うことで、いずれもここまで試合出場の少なかった選手をメンバーに並べて戦いました。広島の布陣は以下の通り。
       西川

   ファン 千葉  水本

     中島  鮫島(→丸谷84分)

石川            清水(→井波69分)

    大崎    森崎浩

       佐藤(→平繁HT)

SUB:増田、横竹、青山、石原
 対する浦和は、GK:山岸、DF:濱田、山田暢、槙野(→阿部HT)、MF:高橋、小島、鈴木(→永田65分)、野田、柏木(→田中HT)、矢島、FW:デスポトビッチ、と言うメンバーでした。立ち上がりは大崎の突破等で広島がチャンスを作りましたが、徐々に試合が落ち着くとどちらも効果的な崩しができずに膠着します。27分には柏木がループで広島ゴールを狙いましたが枠外に外れ、33分にはファンがミドルを打ったもののこれも枠外。37分には鈴木に危ないシュートを打たれます。前半は動きのないままに終わるかと思われた43分、槙野がドリブル突破を狙いながらスペースにノールックパス。ここに走り込んだ柏木の折り返しをデスポトビッチに押し込まれ、嫌な時間帯に失点してハーフタイムを迎えることになりました。
 後半になって更に若手を投入した広島に対して、浦和はベテラン2人をピッチに送り込みます。そしてその効果が出たのは浦和で、田中が危険な動きで広島ゴールを脅かすと、18分には阿部のFKを野田に決められて2点のビハインドとなってしまいました。
 これで攻めなければならなくなった広島は、ラインを上げて前からボールを奪いに行きます。そして24分には清水のクロスから平繁がボレーシュートを打ったもののボールは枠を捉えることができず、25分には森崎浩が強烈なミドルを打ちましたがポストに弾かれ平繁も詰めることができません。また31分にも平繁が、中島が決定的なシーンを迎えますがGKに抑えられます。逆に35分にはデスポトビッチのスルーパスを矢島に決められ決定的な3点目を奪われます。その後広島は丸谷、森崎浩、水本らが良いシュートを放って最後まで攻め続けたものの決めることができず、そのまま敗戦のホイッスルを聞きました。
 どちらのチームも「ベストメンバー規定」ぎりぎりの控え中心で臨んだこの試合。同じような戦術を取る「ミラーゲーム」になっていたこともあって、前半は膠着した試合となりました。しかしそこで試合を動かしたのは、このサッカーに精通した槙野と柏木の2人。柏木のフリーランニングによって広島のDFが完全に崩されてしまい、そこで失点したことが試合の流れを決めたと言えます。また広島は2点リードされた後に何度かビッグチャンスを作りましたが、そこで1点も取れなかったのも大きかったと思います。試合の内容やチームの完成度と言う意味では大きな違いは無かったと思いますが、やはり決めるべきところで決めた方が勝つ、と言うサッカーの大原則どおりの結果になったと言えるでしょう。
 広島はここまで出場機会の少ない選手にチャンスを与えることができたのは良かったものの、収穫はそれほど多くなかったように思います。特に前線に関しては、これまでの広島を引っ張ってきた寿人、石原、高萩のトライアングルが無いと点が取れる気がしない、と思えてなりませんでした。試合後に森保監督は「戦う姿勢を見せられてよかった」「持っている力はそれぞれ与えられた時間の中で出してくれた」とポジティブな言い回しをしていますが、勝利と言う結果を出せてこそ自信もつくと言うもの。そう言う意味ではこの試合は、浦和の方が得たものが大きかったと言えます。広島の若手選手たちにはここで感じた悔しさを忘れずに、まずはしっかりと練習して、次に訪れるであろうチャンスに備えて欲しいと思います。

日刊スポーツスコア速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<12.6.27> 「ホットニュース」と携帯サイトによると森保監督は「メンバーについては、いくつか固まっていない部分がある」と語っています。大宮戦から時間がなく選手を入れ替えながらの練習ができていないのが原因で、全体的に身体も重いように見受けられたそうですが、どの選手も「ペトロヴィッチ監督に成長した姿を見せたい」と強い意欲を語っているようですので、きっと全力のプレーを見せてくれるに違いありません。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で午後7時キックオフ。テレビ放送はスカパー!ch614とスカパー!e2のch307で予定されています。今日は速報は行いませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.6.26> 明日はナビスコカップの予選リーグ最終節。サンフレッチェはアウェイで浦和レッズと戦います。
 リーグ戦では2位と3位と好調を持続している広島と浦和ですが、その反動かナビスコカップでは内容に結果が伴わずに共に予選リーグでの敗退が決まっています。と言うことで明日は「消化試合」となりますが、ただどちらのチームにとっても重要なのは、現在の戦術の熟成と選手層の厚みを増やすこと。その上浦和にとっては、広島に完成度の違いを見せつけられた、と言う開幕戦の苦い思い出があるだけに、明日は負けるわけにはいかないでしょう。従って明日はいつものリーグ戦とは違った意味で、熱い戦いが繰り広げられるはずです。
 森保監督は前節終了後にこの浦和戦について「できるだけここまで出場機会のなかった選手を使って行きたい」と語っています。次節はアウェイでの首位決戦。となるとできる限り主力は温存したいところですが、しかし「直前のリーグ戦5試合で先発した選手6人以上」と言ういわゆる「ベストメンバー規定」に抵触しない範囲でメンバーを組まなければなりません。と言うことで私の予想は次の通り。
       西川

   ファン 千葉  水本

     中島  鮫島

石川            清水

    大崎    高萩

       石原

SUB:増田、森脇、横竹、丸谷、青山、森崎浩、平繁
 これまでナビスコカップでは若手を中心に起用してきましたが、その中で出てきた、と言えるのが清水。山岸の怪我があったからなのは確かですが、それでもナビスコカップでの頑張りがなかったらチャンスも与えられなかったはずです。そう言う意味では若手にとって、明日の試合は「最後のチャンス」とも言える試合です。出場機会を得たら力の限り戦って、次のチャンスをつかむきっかけにして欲しい、と思います。
<12.6.25> スポニチなどの報道によると、サンフレッチェの久保会長が24日、マンチェスターでロンドン五輪の聖火リレーを走りました。久保会長は1987年に「久保スポーツ振興基金」を設立して広島県内の学校に運動用具を寄贈するほか優秀な成績を収めた団体や個人を表彰していますが、その貢献が認められて聖火ランナーに選ばれた、とのこと。日本人で聖火ランナーとして走るのは、久保会長のほかはアテネ五輪で金メダリストとなった塚田さんと仙台市のホテルマンである三品さんの3人。久保会長は金色のトーチを右手に持って、約300メートルの区間を軽快に走ったとのことです。
<12.6.24> 昨日ビッグアーチで行われたJ1リーグ第15節大宮戦は、チャンスに決めきれずにスコアレスドローに終わりました。
 森保監督は前節と同じメンバーをピッチに送り込みました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水(→ファン80分)

    石原    高萩(→森崎浩79分)

       佐藤

SUB:増田、鮫島、中島、石川、大崎
 対する大宮はラファエルが怪我のために欠場して、GK:江角、DF:村上、菊地、金、下平、MF:青木、カルリーニョス、金澤、東、渡部、FW:長谷川、と言うメンバーでした。前半は両チームとも先に失点したくないと言う感じで、慎重さが目立ちます。それでも広島はミキッチのドリブルから、あるいは千葉や森崎和のパスからチャンスを作ります。12分には千葉のクサビを石原が戻し、こぼれを高萩が惜しいシュート。38分には森崎和が高い位置まで上がって惜しいシュートを放ち、その後も何度も攻めましたがなかなかシュートまで行けません。逆に大宮はボールを持っても崩しのアイディアがなく、前半のシュートは2本だけ。前半はお互いにじりじりするような展開でハーフタイムを迎えました。
 後半になるとサンフレッチェはラインを上げ、前からボールを奪いに行って積極的に攻めます。2分には森崎和のパスを高萩が狙ったもののGKのセーブに防がれ、その後右から左から何度もCKを入れますがその度にはね返されます。14分にはミキッチが左足で狙いましたがわずかに上。18分にはCKを森脇がダイレクトに狙いましたがシュートは上に浮いてしまいます。19分には千葉が攻め上がってシュートしたものの枠を捉えることができず、26分には清水が仕掛けてペナルティエリア内で倒されましたがファウルは貰えず。更に28分には石原が、33分と34分には寿人が至近距離で狙いましたが決めることができません。逆に大宮の攻撃で危なかったのは35分に下平のクロスに渡部が合わせたシーンだけ。あとはひたすら自陣に引きこもって守ります。サンフは最後まで攻め続け、ロスタイムにはファンが、寿人が決定的な場面を迎えたもののこれもシュートは枠の外。結局最後まで大宮の堅守は崩れずスコアレスで試合終了のホイッスルとなりました。
 新監督になったばかりの大宮は、アウェイゲームだと言うこともあって徹底的に守ってきました。「我々はここのところ、平均3〜4失点してきた」(ベルデニック監督)ことから守備の整備を最優先にした、と言うことだと思いますが、それ以上に広島の攻撃を警戒してのことだったのだと思います。試合終了後に東選手は「いろいろな経験をして、いろいろなことを吸収していける選手になりたいので、非常に感慨深い試合だったと思う」と皮肉めいたコメントを残していますが、攻撃の切り札であるラファエルとチョ・ヨンチョルも不在だったと言うことも考えればあの戦い方しかなかった、と言うことだったと思います。大宮の選手にとってはストレスのたまる試合だったと思いますが、それでも規律を最初から最後まで守って無失点に抑えたことは、称賛に値することだと思います。
 それに対してサンフは前半こそ慎重に戦ったものの、後半はあの手この手で攻め続けました。その結果ボール支配率が65:35、シュートは20対5と数字上では圧倒。決定機も何度も作り広島らしいサッカーを見せることはできたと思います。ここぞ、と言うシーンでラストパスやシュートの正確性を欠いたのは反省点だとは思いますが、しかし世界中のどのリーグでもがっちりと守りを固められたらそうそう点は取れないもの。むしろこれまで鳥栖や新潟相手に先に失点して負けてしまったことを考えれば、無失点で切り抜けたことの方を評価すべきなのかも知れません。昨日は広島の上と下にいる浦和×仙台も引き分けたことで上位の勝ち点差は変わりませんでしたが、しばらくはこのような状態が続くはず。今後も昨日のような粘り強い戦いで、少しずつでも勝ち点を積み重ねて行って欲しいと思います。

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