8/5〜8/11のSANFRECCE Diary


<12.8.11> 携帯サイト等の情報によると、ミキッチは遠征メンバーに入っている模様で少なくともベンチには入りそうです。逆に大宮はカルリーニョスが累積警告で不在で新外国人のズラタンが先発起用されそうだ、とのこと。長谷川とのツインタワーを目がけたハイボール攻撃をどう抑えるか、が勝負のポイントになりそうです。
 今日の試合会場はNACK5スタジアムで午後7時キックオフ。テレビ放送はスカパー!ch182(SD画質)とch582(HD画質)及びスカパー!e2のch802となっています。今日はブログでの速報は行いませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.8.10> 日本サッカー協会は8/15に札幌で行われるベネズエラ戦の日本代表を発表し、広島から西川と水本が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】川島(スタンダール・リエージュ)、西川(広島)、権田(FC東京)
【DF】駒野(磐田)、岩政(鹿島)、伊野波(神戸)、水本(広島)、
    長友(インテル)、槙野(浦和)、吉田(VVV)、酒井(シュツットガルト)
【MF】遠藤(G大阪)、中村(川崎F)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    細貝(レバークーゼン)、本田(CSKAモスクワ)、高橋(FC東京)
【FW】前田(磐田)、藤本(名古屋)、岡崎(シュツットガルト)、
    ハーフナー(フィテッセ)、香川(マンチェスターU)、宮市(アーセナル)
 5月のW杯予選のメンバーから今野(G大阪)、内田(シャルケ)、栗原(横浜FM)、森本(カターニャ)、清武(ニュルンベルク)が外れ、岩政、水本、藤本が復帰しています。ザッケローニ監督の元で水本が代表に呼ばれたのは初めてで、次のW杯予選(9/11のイラク戦)で今野と栗原が出場停止になることによるものだと思われますが、今季の水本のパフォーマンスを見れば代表に選ばれるのも当然、と言うところ。短い期間ではありますが、しっかりとその能力の高さを見せてきて欲しい、と思います。
<12.8.9> 明後日はJ1リーグ第21節。サンフレッチェはアウェイで大宮アルディージャと対戦します。
 ベルデニック監督就任から2ヶ月が過ぎた大宮ですが、なかなか結果に繋がらず現在「降格圏」の16位に低迷しています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
15A △0-0 広島
N7A ●3-4 新潟  【宮】清水2、渡邉、【新】木暮、平井、鈴木大、鈴木武
16H ○1-0 清水  【宮】渡邉
17A ●0-1 鹿島  【鹿】西
18H △2-2 神戸  【宮】清水、渡部、【神】田中、田代
19A ●1-4 川崎F 【宮】長谷川、【川】中村、小林、楠神、レナト
20A ●1-3 G大坂 【宮】長谷川、【G】レアンドロ2、倉田
 「まずは守備の立て直しから」と言うことで前回の対戦では超守備的な戦いで引き分けに持ち込んだベルデニック監督でしたが、このところはその自慢の守備に綻びが出て前節、前々節ともに後半に崩れて逆転負けを喫しています。明日はホームゲームなのである程度は攻撃に来るとは思いますが、ただ起点となるべきラファエルが移籍してしまって東も五輪で不在なので、前線をターゲットにしたシンプルな攻撃を仕掛けてくる可能性が高そう。広島としては攻撃している時のリスク管理とハイボールに対する集中力が重要になりそうです。
 対するサンフレッチェですが、前節怪我で途中交代した高萩の状態と、練習には参加しているらしいミキッチの復帰があるかどうか、そして塩谷がベンチ入りするかどうかがポイントですが、特に情報はないので以下のように予想します。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

石川            清水

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、横竹、中島、ミキッチ、森崎浩、大崎、平繁
 前節、久々の敗戦で首位から転落したサンフレッチェですが、重要なのはこれからの戦いです。特に次節とその次は残留争いに巻き込まれている大宮と新潟。必死の戦いを挑んでくる相手を受け止めて、しっかりと勝ち点3ずつを取るようでなければ上位争いをする資格はありません。今季は「オレンジ」相手に1勝もできていない広島ですが、自分たちのサッカーを貫けば自ずから結果は付いてくるはず。暑い中でもしっかりと動いてお互いに助け合って、「団結の力」で勝利を収めて欲しいと思います。
<12.8.9> サンフレッチェは昨日、塩谷司選手の加入記者会見を行いました。報道の通り塩谷選手には大宮と清水からもオファーがあったそうですが、サンフレッチェはその中で最後だったそうです。その中で広島を選んだのは「面白いサッカーをするから」だったから。「その中に入ってやってみたいと思っていたので、本当に嬉しい」と語っています。またアピールポイントは「1対1に強いこと」とともに「攻撃の起点になれること」。DFラインからの組み立てを特徴とするサンフレッチェのサッカーを、DFラインから支えることのできる選手なのではないか、と思われます。優勝争いをしているチームに加入することを「大きな挑戦だ」と言う塩谷選手ですが、この時期に優勝を狙える位置にいると言うことはサンフレッチェにとっても大いなる挑戦。塩谷選手には少しでも早くサンフレッチェのサッカーに慣れて、戦力になって欲しいと思います。
<12.8.8> 昨日(日本時間早朝)行われたロンドン五輪男子サッカー準決勝で、U-23日本代表はメキシコに1-3で逆転負けし3位決定戦に回ることになりました。準々決勝で太ももを痛めた永井が強行出場した日本は立ち上がりはその永井を起点に何度かチャンスを作ります。そして12分、左サイドでのパス回しから東のパスを受けた大津が強烈なミドルシュートを決めて先制点を奪いました。その後も何度か良い形を作った日本でしたが、しかし前半31分にCKのボールを押し込まれて同点に追いつかれると、その後は一進一退が続いたものの徐々に押し込まれます。そして後半20分、低い位置で扇原がボールを奪われペラルタに強烈なシュートを決められて勝ち越しを許してしまいました。その後日本は杉本、宇佐美、齋藤と攻撃的なカードを切って反撃を試みたものの足が止まってしまってパスミスからリズムを崩し、逆に後半ロスタイムにコルテスの個人技によって得点を許して止めを射されました。
 この試合は半眠りで見ていたためあまり多くは語れないのですが、日本は良く頑張ったものの最後は実力差が出た、と言う感じだったのではないかと思います。日本もメキシコも大雑把に言えば同タイプのサッカーだと思いますが、両者とも疲れが溜まっているところで微妙な技術や判断力の差が出たのではないか、と言う気がします。ただ、だからと言って日本の選手たちのここまでの戦いが無になるわけではないし、むしろ良くここまで頑張った、と言えるように思います。予選ではあまり良い内容ではなかった彼らが良くここまで戦った、と称賛されて良いのではないでしょうか。
 さてこの結果、準決勝でブラジルに敗れた韓国と銅メダルを賭けて戦うことになりました。韓国はさすがにブラジルには歯が立たなかったものの、イギリスにPK戦の末勝利するなどここまで「史上最強」の呼び声どおりの素晴らしいサッカーを続けてきているそうです。その中でファン・ソッコがDFラインの一角でフル出場しているのも興味深いところ。8/10夜(日本時間8/11早朝)に予定されている「日韓対決」は、非常に面白い試合になるに違いありません。
<12.8.7> サンフ欠乏症ブログによると、今週末にNACK5スタジアムで行われる大宮戦でサポーター主催の「浴衣で☆応援しナイト」を行うそうです。開催日時は8/11(土)の「待機列が伸びてきたら」で、場所はビジター席及びビジター待機列。「紫のシュシュプレゼント」や「チェキで記念写真」「写真付き選手サインプレゼント」等の企画もあるそうです。浴衣や甚平で見に行こうと考えている方は、ぜひご参加下さい。
<12.8.6> クラブユースサッカー選手権(U-18)は週末に準決勝と決勝を行って、サンフレッチェユースは3位に終わりました。まず8/3に行われた準決勝で柏U-18と対戦したサンフレッチェユースは、前半のうちに4点を奪われる厳しい試合となり、後半に逆襲して末廣がゴールを決めましたが1-4で敗れました。また柏U-18は決勝で横浜FMユースを3-2で下して優勝を飾りました。
<12.8.6> 昨日徳山大とトレーニングマッチを行い、2-2で引き分けました。得点は前半24分に平繁、後半14分と24分に徳山大、42分にイ・デホンでした。
<12.8.5> 昨日ホームで行われた第20節清水戦は、数的不利の相手に逆転を食らって首位から転落しました。
 メンバーは控えも含めて前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

石川            清水
(→平繁89分)
    石原    高萩(→森崎浩58分)

       佐藤(→大崎74分)

SUB:増田、横竹、辻尾、中島
 対する清水は、GK:山本、DF:吉田(→高木HT)、ヨンアピン、平岡、李(退場56分)、MF:河井、杉山(→高原63分)、小林、FW:大前、石毛、アレックス(→白崎72分)、と言うメンバーでした。「創立20周年記念試合」と言うことで華やかな雰囲気でスタートしたこの試合は、その勢いの通りに開始早々に広島が試合を動かします。左サイドへの展開のパスを受けた清水航平がDFを抜いて高い位置まで攻め上がるとDFラインの前を通る速いパスを出します。これをファーサイドで待ち構えていた寿人が左足で決めて(因みにこれが広島でのJ1通算100ゴール目)、1分で先制点を奪いました。
 これで落ち着いた広島は、低い位置にブロックを作って清水の攻撃を待ち構えます。逆に清水は早い時間帯に追いつこうとどんどんゴールを狙ってきます。12分には小林がミドルを打ちましたが枠外。13分と14分には左からのクロスに大前が頭で合わせましたが枠を外します。17分には最終ラインから繋ごうとしたものの奪われ危ない場面になりましたが西川が落ち着いて対応。17分にも右からのクロスに平岡が飛び込み、21分には小林がオーバーヘッドで狙います。先制後はずっと攻められっぱなしだった広島ですが、38分には千葉のロングパスを受けた清水航平がクロスを入れ、これを寿人がダイレクトで叩きましたが目の前のDFに当たってしまいます。前半は先制点を奪ったもののその後は清水にボールを支配されて、1点リードながら苦しい展開でハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると清水は高木を投入して打開を図ります。広島は何とか縦パスからチャンスを作ろうとするものの、ボールが前線に収まらずなかなかシュートまで行けません。そして後半10分、突破しようとした石川を倒した李にイエローカード。これがこの試合2枚目と言うことで退場となり、広島が数的有利になりました。
 これでサンフはボールを繋げるようになって攻める機会が増えて行きます。19分にはカウンターから森崎和が攻め上がり、石原からのリターンを受けたもののオフサイド。20分にもカウンターから攻め込みましたが、森脇の左足のシュートはGK正面に行ってしまいます。更に24分には石川の飛び出しからクロスを青山がダイレクトで打ちましたが、上に大きく外してしまいます。逆に後半34分、カウンターから高木がドリブルで突き進むと、誰も止められないまま中に切れ込まれてシュート。これが青山に当たってコースが変わった不運もあって、清水に同点に追いつかれてしまいます。更にその1分後には再び高木の突破を森脇がペナルティエリア内で倒してPKを与えてしまいます。大前が蹴ったボールを西川がいったんは弾いたもののこぼれを押し込まれ、あっという間に逆転されてしまいました。
 これで攻めるしかなくなった広島は、人数をかけて清水陣内に攻め入ります。そして40分には森崎和のロビングのパスを森崎浩が頭で落とし、石原が強烈なシュートを打ちましたがバーの上。46分には森崎浩のクロスに千葉が合わせましたが枠には行かず、48分には森崎浩のクロスを大崎がフリーで打ったもののこれも枠を捉えることができません。結局広島は記念の試合に不甲斐ない逆転負けを喫し、首位からも2節で転落となりました。
 試合後のコメントを見ると、森保監督は「相手が10人になった後、追加点を奪って試合を決めないといけない」と語っているのに対して、佐藤寿人選手は「相手を押し込んだ形で2点目をとりにいって、ボールを奪われて、逆にカウンターを受けてしまった。そこで戻れないのであれば、攻める必要はない」と語っています。この言葉を見る限りでは監督の考えと選手の考えが食い違っていたとも取れますが、たぶん考え方としてはどちらも正しくて、攻めるのであればちゃんとリスク管理をすべきであった、と言うことなのだと思います。この試合の全体を見ると清水がボールを支配している時間が長かったのですが、暑さを考えればなるべく「省エネ」で戦って時計を進める、と言う考え方は正しいだろうし、実際にそれほど危険な場面は作らせていませんでした。従って首位を守って優勝に向かって一歩でも二歩でも進むためには、我慢を続ける戦い方は間違っていなかったと思います。そして実際にカウンターから相手を退場に追い込むことができたわけですから、そこまでは問題のない試合だった、と言って良いでしょう。
 しかし問題はその後。1人少なくなった清水が引かざるをえなくなって、そこでボールを持てるようになってどうなったか、ということでした。広島は両サイドのスペースを使って何度も攻め込んでチャンスを作っていたわけですが、そこで決めきれなかったと言うことが一つの問題。そしてカウンターしか手が無くなった清水に対して、思い通りの形から点を取らせてしまった、と言うことが二つ目の問題だった、と言えます。「油断」(佐藤寿人選手)があったかどうかは分からないのですが、少なくともゲーム運びとしてはあまりに稚拙だった、と言わざるをえません。ここまでの20年の歴史で何度も見たようなシーンがこの「記念試合」で再現されるとは、何とも皮肉な結果だったと思います。
 サンフレッチェは首位に立っていたとは言え、まだまだその位置を守るようなチームではないのだと思います。昨年に比べて成長しているとは言ってもまだまだ「大人のチーム」にはなり切っていない、と考えなければならないのだ、と思います。この試合の結果はサッカーの神様が、まだまだ学ぶべきことがある、と教えてくれたのだと考えるべきです。選手たちはこの試合の経験を、今後の試合に生かして欲しい。そして二度とこのような事にならないようにして、本当に優勝を争うチームに成長して欲しい、と思います。

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

SANFRECCE Diaryトップページに戻る