9/30〜10/6のSANFRECCE Diary


<12.10.6> 報道によると今日の試合は前売りが4万枚近く売れているそうで、今季最多の観客が集まる可能性もある、とのことです。多くは横浜の応援だとは思いますが、それでも選手にとっては燃える材料になるはず。広島らしいサッカーで、満員の観衆を楽しませて欲しいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後2時キックオフ。当日券は全席種で販売するそうですが、窓口の混雑が予想されますのでなるべくコンビニなどで購入してから来場して欲しい、とのことです。
 テレビ放送はNHK-BS1とスカパー!ch181(SD画質)とch581(HD画質)及びスカパー!e2のCS801で生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<12.10.6> プレスリリースによると、来季の新加入選手として四日市中央工業高の浅野拓磨選手と春川機械工業高のキム・ジョンソク(金廷錫)選手の加入が内定しました。浅野はU-18代表にも選出されている高校サッカー界屈指のストライカーで、昨年の高校選手権では7ゴールで得点王に輝き準優勝に貢献しています。スポーツ紙では横浜Fマリノス入りが有力とされ、その他にも京都に練習参加していたそうですが、広島が獲得争いを制した、と言うことになります。一方のキムは年代別の代表歴はないものの韓国では注目されていた逸材(中国新聞による)だ、とのこと。足元の技術の高いゲームメーカータイプだそうなので、当面は野津田と切磋琢磨することになりそうです。
<12.10.5> 明日はJ1リーグの第28節。サンフレッチェはアウェイで横浜Fマリノスと対戦します。
 一時は広島と勝ち点差6の5位まで上がってきていた横浜ですが、第23節から3連敗で現在10位まで後退しています。後半戦の戦績は次の通り。
18A ○2-1 G大阪 【横】富澤、齋藤、【G】パウリーニョ
19H ○3-0 清水  【横】マルキーニョス、大黒、兵藤
20A △2-2 仙台  【横】中村、金井、【仙】内山、ウイルソン
21H ○3-2 新潟  【横】中澤2、マルキーニョス、【新】田中亜2
22H △2-2 川崎F 【横】マルキーニョス2、【川】田中裕2
23A ●0-2 C大阪 【C】山口、柿谷
24A ●1-3 FC東京 【横】兵藤、【東】田邉、ルーカス2
25H ●1-2 浦和  【横】マルキーニョス、【浦】柏木、槙野
26A ○2-1 鹿島  【横】熊谷、中村、【鹿】ジュニーニョ
27A △0-0 大宮
 前節は出場停止のマルキーニョスを欠きながらも富澤、熊谷のダブルボランチを中心にゲームを支配し大宮を圧倒。後半には数的有利になったこともあって一方的に攻め込みました。しかし残留に賭ける大宮の必死のディフェンスを崩せず、勝ち点2を失う結果となっています。明日はマルキーニョスに加えて栗原、富澤が出場停止となりますが、栗原不在で戦った鹿島戦ではマルキーニョスの退場後に追加点を奪って逃げ切るなど戦い方も慣れたもの、だと思われます。選手層の厚いチームなので、出場できるメンバーでしっかりと広島対策を練って明日の試合を迎えるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、累積警告で森脇が出場停止となります。代役が務まる選手は複数いますが、携帯サイトのインタビューを見る限りでは塩谷か横竹が起用される可能性が高そうです。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

石川            清水

   森崎浩    高萩

       佐藤

SUB:増田、横竹、ファン、辻尾、ミキッチ、石原、大崎
 ここまで敗れても内容の良い試合ができていた今季のサンフレッチェですが、唯一内容も結果も悪かったのが前回の横浜との対戦でした。明日は、ホームで逆転負けした屈辱を晴らす最後のチャンス。ボールも人も動く広島らしいサッカーで、勝ち点3を積み上げて欲しいものです。
<12.10.5> 日本サッカー協会は昨日ヨーロッパ遠征に参加する日本代表を発表し、広島からは西川が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】川島(スタンダール・リエージュ)、西川(広島)、権田(FC東京)
【DF】駒野(磐田)、今野(G大阪)、栗原(横浜FM)、伊野波(神戸)、
    長友(インテル)、内田(シャルケ04)、吉田(サウサンプトン)、
    酒井宏(ハノーバー96)
【MF】遠藤(G大阪)、中村(川崎F)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    細貝(レバークーゼン)、本田(CSKAモスクワ)、高橋(FC東京)
【FW】前田(磐田)、ハーフナー(フィテッセ)、乾(フランクフルト)、
    香川(マンチェスターU)、清武(ニュルンベルグ)、宮市(ウィガン)
 イラク戦の代表からは岩政(鹿島)、水本(広島)、酒井高、岡崎(シュツットガルト)、槙野、原口(浦和)が外れ、今野、栗原、内田、乾、宮市が復帰しました。このメンバーは第28節終了後に渡欧して、10/12にパリでフランス代表と、10/16にポーランドでブラジル代表と対戦します。
<12.10.4> 昨日行われた「AFC U-16選手権イラン2012」の準決勝で、U-16日本代表は5-1でイラクを下し決勝進出を決めました。メンバーはシリア戦からほぼ総入れ替えして、GK:長沢(→田口89分)、DF:中谷、佐々木、伊藤、大西(→鈴木65分)、酒井、MF:渡辺、会津、三好、FW:杉森(→小川73分)、北川。9分の大西、18分の北川のゴールで2点リードで前半を折り返しましたが、後半14分に1点を返されて押し込まれた時間帯もあったそうです。しかし22分の渡辺、23分の佐々木のゴールで突き放すと、43分に再び北川が決めてダメを押しました。決勝の相手は、地元イランを下して勝ち上がったウズベキスタン。キックオフは明後日の午後7時(現地時間)です。
<12.10.3> 血流障害のため5/26の札幌戦以来戦列を離れていた山岸ですが、携帯サイトによると9/26の検査でゴーサインが出たため昨日から全体練習に合流した、とのことです。本人によると「これから少しずつ感覚を取り戻す」と言う段階だそうですが、紅白戦では西川のファインセーブに止められたものの豪快なシュートも見せていた、とのこと。「今月いっぱいは練習の中で思い出しつつ、11月になって試合に絡んで」いくのが目標だ、とのことです。
<12.10.2> 「AFC U-16選手権イラン2012」を戦っているU-16日本代表は日曜日にU-16シリア代表と準々決勝を戦い、2-1で勝ってU-17W杯の出場権を獲得しました。この試合のメンバーは、GK:林、DF:石田、宮原、茂木、宮本、MF:会津(→三好55分)、鈴木、水谷、FW:青山、杉本、中村(→小川8分→杉森79分)。開始早々の怪我による選手交代やPKなど「計算外のことがあった」(吉武監督)試合となりましたが、後半35分の杉森のゴールで先制するとその2分後の杉本のゴールで追加点を挙げ、その後のシリアの反撃を1点に抑えて逃げ切りました。準決勝は明日で、イラクとの対戦となります。
<12.10.1> 昨日中国地域リーグのデッツォーラ島根と練習試合を行い、5-3で勝ちました。得点は前半2分に石原、4分に辻尾、21分に平繁、24分に野津田。後半11分に石原がゴールを決めた後、後半19分、21分、42分に失点しました。メンバーは不明ですが、たぶんGK:増田、DF:ファン、横竹、西岡、MF:辻尾、鮫島、野津田、井波、石原、大崎、FW:平繁、と言う感じだったのではないでしょうか?
<12.9.30> 昨日ホームで行われたJリーグ第27節鳥栖戦は、4-1で勝って首位をキープしました。
 先発は前節と同じでしたが、控えには塩谷の代わりにファンが入って以下のメンバーで戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山 森崎和

石川            清水(→ファン79分)
(→ミキッチ67分)
   森崎浩    高萩
   (→石原85分)
       佐藤

SUB:増田、横竹、辻尾、大崎
 対する鳥栖は大学生の岸田を初めて起用して、GK:赤星、DF:岸田、キム、呂、磯崎、MF:水沼、岡本(→高橋79分)、藤田、金(→岡田70分)、FW:池田(→トジン70分)、豊田、と言うメンバーでした。立ち上がりは前からプレスをかけてきた鳥栖でしたが、ロングパスを織り交ぜながら押し返すと試合は落ち着きます。そしてしばらく膠着状態が続きましたが、17分には青山のロングパスを受けた寿人が難しい体勢からファーストシュート。19分には石川のクロスを高萩がダイレクトで打ったものの赤星のスーパーセーブに防がれます。そして29分、森崎浩の左へのパスでフリーになった清水がペナルティエリア内で仕掛けるとDFをかわしてシュート。これが相手に当たってゴールに飛び込み、広島が先制点を奪いました。更にその2分後には清水の逆サイドへのパスを磯崎がトラップミス。飛び込んだ石川と絡んで倒れるとこれがPKのジャッジを呼び込み、寿人がしっかりと蹴り込んで点差を2点に広げます。その後鳥栖も何度か攻め込んできましたがDFが高い集中力でしっかりと対応して、2点リードで前半を折り返しました。
 後半は鳥栖も攻めの圧力を強めて、ロングボールやクロスから何度も広島ゴール前に攻め込みます。後半6分にはFKのこぼれを至近距離から打たれたもののDFがブロックし、7分には岸田のクロスを豊田に狙われます。逆に後半12分、森崎浩のロビングのパスを呂がクリアミス。これを拾った寿人がGKを引きつけるとマイナスのパスを送ると走り込んできた森崎浩が右足でゴールに突き刺して、リードを3点に広げました。
 この後、次々と選手を入れ替えつつ愚直なロングボール攻撃を続ける鳥栖。広島もミキッチを投入して攻めの姿勢を維持しつつ、粘り強い守備ではね返し続けます。32分にはカウンターから豊田が打ってきましたが西川が横っ飛びでキャッチ。その後もハイボールにDFが身体を寄せ、また西川が素早い飛び出しでキャッチします。しかしロスタイムに右からの水沼のクロスを豊田に決められ、リードは2点に縮まりました。
 これで勢いが出た鳥栖は、その後もひたすら放り込んできます。しかし49分、DFラインからミキッチがロングフィードすると抜け出した寿人がGKを良く見てループシュートを沈め、ダメ押しとなる今シーズン20得点目で試合を締めました。
 3試合連続での「上位対決」となった広島でしたが、鳥栖はその中でも特に難しい相手だったと思います。試合全体を通して激しく戦ってくる、と言うのは予想の通りだったのですが、それでも鳥栖の選手が試合後に「もう少し、強く身体をぶつけていかないと」(金民友選手)と語るほど。そして豊田を目がけてロングボールを入れてくると言う攻撃を、ひたすら続けてくる粘り強さがありました。これに対して広島も、一歩も引かずに肉弾戦を戦っていたと思います。この結果いつもは警告が少ない広島なのに、清水、森崎和、森脇と3枚もイエローをもらうほど。(因みに今年3枚以上のカードが出たのは前回の鳥栖戦と新潟戦のみ。)それだけ強い気持ちで戦ったからこそ、主導権を渡さず戦えたのだと思います。
 そしてそのように戦う中でも「広島らしさ」は随所に見せていました。先制点はフリーの選手を見つける森崎浩の戦術眼と、好調・清水のチャレンジ精神の賜物。2点目のPKもジャッジに恵まれたと言う面はありますが、しかし左WBの清水が右WBの石川を使うパスを出したと言うところは、広島らしい攻撃だったと思います。更に前掛かりになった相手の裏を突いて取った3点目と4点目も、サンフレッチェらしい得点でした。この鳥栖戦は、まさに首位を走るチームにふさわしい「横綱相撲」で勝利したと言えるでしょう。
 今節はサンフレッチェが勝ち点3を積み重ねたのに対して、2位仙台は逆転負けで勝ち点48にとどまりました。また3位浦和は終了間際のラッキーゴールで勝利したものの、4位以下のチームは足踏み状態となっています。優勝ラインがどこまで上がるか(下がるか)は分からないものの、目安を試合数の2倍と考えれば68。サンフレッチェは残り7試合を5勝2敗で乗り切ればこの勝ち点に到達するのに対して、仙台と浦和は全勝するしかありません。現実には平均勝ち点2以上のペースで勝ち続けるのはそう簡単なことではないので、仙台か浦和が今後好調を持続したとしても63〜64ぐらいが現実的なラインでしょう。従ってサンフレッチェとしては残り7試合で4勝すれば、逃げ切る可能性は高いのではないでしょうか。
 ところでこの鳥栖戦には話題が2つありました。1つはハシェックの「シーズン19ゴール」のクラブ記録を破った佐藤寿人選手なのですが、もう1つはJ1残留が確定したことです。現在16位のG大阪の勝ち点は29なので、残り7試合に全勝したとしても勝ち点50。現時点でこの勝ち点を上回っているのは広島だけなので、ようやくここでJ1残留が確定したことになります。他のクラブのサポーターからは「首位のチームが何を言っているんだ」と言われるかも知れませんが、今季開始時点で一番不安だったのはJ2降格もあるのではないか、ということ。実際、新人監督が指揮を執ると言うことと、得点源だった李とムジリがいなくなったことから、一部の評論家からは降格候補に挙げられていました。昨年、J2から昇格したばかりの柏が優勝したように、何があっても不思議ではないのがJリーグなのですが、まさか優勝争いをするとは思っていなかったし、ましてやこの時点で首位に立っているとは想像すらしていませんでした。とは言え、このようなチャンスはめったに来ないであろうことは確かですし、一度チャンスを逃せば次はなかなか来ない、と言うのもこれまで散々経験してきていることです。今後「優勝争いのプレッシャー」はあると思いますが、しかしそれはどのチームだって同じです。追われる立場の苦しさよりも、追う苦しさの方がもっと辛いはずです。サンフレッチェとしてスタートしてから20年。94年のチャンピオンシップ、95, 96, 99, 2007年の天皇杯、そして2010年のナビスコ杯といつも目の前で優勝を逃してきた悔しさを、ぜひともここで晴らしたいもの。このようなチャンスは二度と来ないと言うつもりで、栄冠を勝ち取るまで突っ走って欲しいと思います。

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