10/6〜10/12のSANFRECCE Diary


<13.10.12> 東アジア競技大会の3試合目でU-23香港代表と対戦したU-20日本代表は、香港の堅い守りを最後まで崩せずスコアレスドローに終わりました。先発メンバーは韓国戦から8人を入れ替えて、GK:福島、DF:三鬼、新井、佐藤、山越、MF:田鍋(→鈴木武78分)、原川、榊(→浅野62分)、長谷川(→野津田62分)、秋野、FW:和泉。香港は10人がブロックを作って守りを固めていたそうで、あの手この手で崩そうとしたものの功を奏しなかった、とのこと。後半17分には野津田と浅野を同時投入して攻めの圧力を強めましたが、最後まで得点を奪うことはできませんでした。この日のもう一つの試合だった韓国と北朝鮮の試合は2-2の引き分けだったため勝点4の日本は首位を守りましたが、北朝鮮は香港と中国の2試合を、韓国は香港との試合を残しているため勝点3以上を積み上げる可能性が高そう。日本は最終戦となる今日の中国戦で、何としても勝ちたいところです。
<13.10.11> AFC U-19選手権2014予選グループを戦っているU-18日本代表は昨日U-18マレーシア代表と対戦し、5-1で勝って2連勝となりました。先発メンバーはマカオ戦とほぼ同じで、GK:田口、DF:内山、三浦、広瀬、内田、MF:川辺、小川(→宮市62分)、小屋松(→南野62分)、FW:越智(→北川87分)、金子。前半3分に越智の2試合連続ゴールで先制すると、24分には金子のPKで追加点を挙げましたが、38分にPKを与えて1点差に迫られました。しかし後半は32分に宮市、34分に南野、86分に三浦が次々と決めて、マレーシアを突き放しました。グループリーグ最終戦は明日、同じく2勝を挙げている中国と対戦します。
<13.10.10> 一昨日、東アジア競技大会の2試合目を戦ったU-20日本代表は5-2でU-23韓国代表を破り、大会初勝利を挙げました。先発メンバーは初戦から9人入れ替えて、GK:福島、DF:三鬼(→高橋78分)、植田、鈴木隆、櫛引、MF:喜田、榊(→浅野65分)、秋野、矢島(→和泉72分)、野津田、FW:鈴木武。前半18分に三鬼のクロスを鈴木武が流し込んで先制した日本は、25分にセットプレーから追いつかれたものの32分に矢島、36分に榊が決めて2点リードでハーフタイムを迎えました。しかし後半に入ると韓国の反撃が激しくなり、7分に追いつかれてその後も攻め込まれていたそうです。そこで流れを変えるべく投入されたのが浅野。投入の2分後に鮮やかな抜け出しから冷静に決めて突き放し、後半38分には鈴木武が左からのクロスを押し込んでダメを押しました。日本の3試合目の相手は香港で、今日の午後7時半キックオフです。
<13.10.9> U-18日本代表は昨日「AFC U-19選手権2014予選」の初戦を戦い、マカオに6-0で勝ちました。メンバーは、GK:田口、DF:広瀬、三浦、ハーフナー、内田、MF:小屋松、大山、川辺、小川(→高木73分)、金子(→宮市61分)、FW:越智(→北川79分)。得点は前半9分に川辺、12分に大山、19分に金子、44分に越智。後半は14分に越智、44分に北川。初戦だったと言うこともあって序盤は硬さが見られたそうですが、9分にセットプレーから金子のクロスを川辺が決めて先制点を奪うと、その後は次々と得点を重ねたそうです。逆に守備はマカオに1本のシュートも打たせずに勝ちきった、とのこと。サンフレッチェユースの川辺も越智も先発して点を取って勝利に貢献しました。
<13.10.9> プレスリリースによると、韓国代表に選ばれていたファン・ソッコ選手は右足関節捻挫のため代表参加を辞退しました。
<13.10.8> 一昨日開幕した東アジア競技大会の初戦でU-23北朝鮮代表と対戦したU-20日本代表は、浅野のゴールで先制したものの逆転で敗れ、厳しいスタートとなりました。メンバーは、GK:杉本、DF:高橋、植田、佐藤、山越、MF:田鍋(→三鬼82分)、喜田(→榊82分)、原川、長谷川(→矢島59分)、和泉、FW:浅野。北朝鮮のロングボール主体の攻撃を耐えながら前半30分に浅野が抜け出してゴールを決めて先制点を奪いましたが、前半41分と42分に立て続けに失点して逆転を許し、後半には退場者を出したこともあって敗れました。この日のもう一つの試合は韓国が中国を2-1で下しています。日本の2試合目の相手はその韓国。今日の午後7時半キックオフです。
<13.10.7> 昨日吉田サッカー公園で行われた高円宮杯PLウエストの第15節でサンフレッチェユースはG大阪ユースに0-2で敗れ、得失点差で3位に後退しました。広島のメンバーは、GK:中村、DF:島田(→椿本80分)、大谷、伊藤、荒木(→宮内83分)、MF:野口、上村(→中川80分)、中野、岡村(→阿部90+1分)、FW:諸岡、横山。失点は前半16分と後半26分でした。今節の全結果と順位表は次の通り。
【第15節】
広島ユース 0-2 G大阪ユース
東福岡高  0-0 名古屋U18
富山第一高 2-0 大津高
京都U-18  2-1 神戸U-18
C大阪U-18 2-1 福岡U-18

        勝点 勝 分 負 得失点差
1 神戸U-18   28    9   1   5    +9
2 東福岡高   26    8   2   5    +9
3 広島ユース  26    8   2   5    +6
4 C大阪U-18  25    8   1   6    +2
5 京都U-18   25    8   1   6    +1
6 名古屋U18   24    7   3   5    +7
7 富山第一高  19    6   1   8    -8
8 G大阪ユース 17    5   2   8    -1
9 大津高    12    2   6   7   -18
10 福岡U-18   11    2   5   8    -7

<13.10.7> 昨日ファジアーノ岡山ネクストとの練習試合を行い、3-0で勝ちました。得点は前半40分に宮原、後半20分にパク・ヒョンジン、35分にイ・デホンでした。
<13.10.6> 雨のエディオンスタジアム広島で行われたJ1リーグ第28節清水戦は、野津田の2ゴールなどで逆転勝ち。横浜FMが引き分けたため、6試合ぶりに首位に立ちました。
 前節途中退場したファンは出場を回避したため左サイドには清水が先発。またU-18代表を一時離脱した(たぶん)野津田がベンチに入って次の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ         清水(→山岸75分)

    石原    高萩(→野津田62分)

       佐藤(→岡本85分)

SUB:増田、中島、パク、井波
 対する清水は、GK:櫛引、DF:平岡(→伊藤90分)、ヨンアピン、杉山、MF:村松、本田(→村田56分)、石毛、河井、FW:大前、高木俊(→竹内90分)、ラドンチッチ、と言うメンバーでした。ファーストシュートはラドンチッチですが、その後は広島がボールを支配します。前半5分には石原が粘って右から入れたクロスを航平がシュート。その後も航平とミキッチを起点に両サイドから攻め込みます。清水は24分に本田のミドルや28分の杉山のシュート、31分のラドンチッチのFK等で広島ゴールに迫りましたが広島守備陣がしっかりと対応します。34分にはCKに石原が合わせましたがポストに弾かれる、と言うシーンを作ったもののそれ以外に見せ場は少なく、静かな流れで前半を折り返しました。
 後半は立ち上がりから広島のペース。高萩の浮かせたシュートをGKが危うくクリアしたり、寿人がフリーで抜け出したり、と言うシーンを作ります。逆に清水の攻撃は単発的だったものの、後半9分の右からのクロスに高木俊が合わせてポストに当たり、18分には大前のFKにラドンチッチが頭で合わせたシーンではが西川がフィスティングで逃れるなど危ないシーンを作られます。そして後半24分、ペナルティエリア内で青山が大前と競り合って倒したとしてPKを取られ、そこで大前に決められて先制点を許してしまいました。
 しかし広島は先制されても下を向くことはなく、同点を狙って積極的に攻めます。そして後半30分、直前に交代出場していた山岸が仕掛けて逆サイドに抜けるクロス。これを受けたミキッチのマイナスのパスは若干弱くDFが先に触ったのですが、クリアボールに右足を当てに行った塩谷のボールが強烈な弾道となってゴールネットに突き刺さって、広島が同点に追いつきます。続いて後半33分、ミキッチからのパスを受けた野津田が思い切って左足を振り抜くとこれが左ポストに当たってゴールへ。広島が見事な攻撃で試合をひっくり返しました。
 その後清水も逆襲を狙って攻勢を強めましたが、広島が速い切り替えで逆襲を許さず流れを渡しません。そして後半42分、ミキッチの浮き球で抜け出した野津田が、GKの動きを見ながらシュートを沈めてダメ押しのゴール。その後ロスタイムに竹内のクロスにラドンチッチが合わせて西川が飛び出す、と言うシーンがあったものの無難に守りきって、終了のホイッスルとともにホームスタジアムは逆転勝利に酔いしれました。
 この試合のポイントは何と言っても塩谷の「反動蹴速迅砲」と野津田の2ゴールだと言えます。特に塩谷のゴールは「あそこでクリアされたらカウンターを食らう感じだったので、それを防ごうと思っていたら、あんなシュートになっちゃいました」(本人談)だったそうで、かなり運に恵まれたゴールだったと言って良いでしょう。実際にゴドビ監督も「チャンピオンになった経験を持つチームは、運を味方にする術もわかっている。同点シーンは、我々のクリアしようとしたボールが相手の足に当たってのゴール」と皮肉っぽく語っていますが、そう言いたくなる気持ちも理解できます。清水が先制した5分後にあのようなゴールが決まったことで広島の選手に逆転勝利に向けての勇気を、清水の選手に勝利に対する疑念を生じさせることになったのは間違いなく、その後の展開の布石になったのは間違いありません。
 ただこの試合にサンフが勝ったのが運のおかげか、と言うとそれは全く違うでしょう。この試合、このところ序盤に失点することが多かった清水も、守備意識を高く持って戦って結果を出している広島も慎重な入り方をしていたのは確かですが、しかし常にチャレンジを続けて「戦って」いたのは広島の方でした。その結果ボール支配のみならずセカンドボールへの反応も広島が上回っていて、流れ的には広島が先制点を奪うのも時間の問題だった、と言えます。実際には先制点を奪ったのは清水だったわけですが、しかしそのきっかけは主審の微妙なジャッジから。青山がPKを与えたシーンは大前のシミュレーションと判断される可能性もある微妙なものだったわけで、塩谷の同点ゴールも含めて「幸運」は両チームに均等に訪れたとも言えます。そう言う意味では「サッカーの神様」は公平だったと言って良いのではないでしょうか。
 しかしながらその後の広島と清水の差は明確でした。時間帯によって攻めるのか守るのかはっきりしていなかった清水に対して、サンフの選手たちのチームとしての意志は明確で、攻めと守りのメリハリがありました。逆転勝利を収めたのは、チームとしての意思統一の違いであり、チームとしての熟成度の違いだったと言っても良いと思います。この日のヒーローとなった野津田投入のきっかけは高萩の突然の怪我だった訳ですが、しかしそのような事態に備えてU-18代表から野津田を呼び戻していたと言う森保監督の判断がまず素晴らしいし、その起用に応えた野津田のプレーも称賛するに足るものだったと思います。そしてその布石となったのは、前節鳥栖戦でのPKを野津田に蹴らせてゴールを決めたこと。まさにチーム一丸となって戦ったことがこの将来性豊かなルーキーをヒーローに成長させたわけで、その点も含めてまさに広島らしい勝利だった、と言って良いのではないでしょうか。
 この第28節の結果広島が再び首位に立ったわけですが、しかし4位鹿島までの勝点差は3。横浜FM、浦和も含めた4チームは、ほぼ横一線に並んだ状況となりました。今年の優勝争いは明らかに昨年よりも厳しくなっていると思いますが、しかしそこで生きるのは、何と言っても優勝した体験でしょう。横浜FMも浦和も鹿島も伝統ある強豪でクラブとしての優勝の経験は抱負ですが、しかしながら今いる選手の経験値は広島の方が上なのは間違いないところ。残り試合をこの清水戦のように落ち着いて戦うことができるなら、きっとその先には昨年と同じ栄冠が待っているに違いありません。

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