11/17〜11/23のSANFRECCE Diary


<13.11.23> 「ホットニュース」によると森保監督は「今週も選手たちは良い緊張感と集中力を持ってトレーニングしてくれた」と語っています。C大阪相手の試合は昨年から3連勝していますが、直近の第16節(7/13)ではロスタイムの高萩のゴールで勝ったものの両チームとも攻撃的サッカーをぶつけ合ってどちらに転ぶか分からない試合となっています。今日も同じような展開になるのはほぼ間違いないところで、勝利への執念が強い方が勝つ、と言うことになるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は大阪・長居のキンチョウスタジアムで午後2時キックオフ。チケットは1ヶ月も前に売り切れているため当日券はありません。テレビ放送はNHK総合テレビとスカパー!ch300(SD画質)、ch606(HD画質)、及びBS244で生中継が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.11.23> 日本サッカー協会は一昨日、12/22(日)開催の天皇杯準々決勝〜決勝の会場とチケット販売概要を発表しました。それによるとサンフレッチェの次の対戦相手はヴァンフォーレ甲府で、会場はエディオンスタジアム広島。キックオフは午後1時で、前売りチケットはSS席が5,000円、S席が4,000円、SA席が3,000円(当日券は各1,000円up)です。なお準決勝に進んだ場合の相手はFC東京とベガルタ仙台の勝者で、試合は12/29(日)の午後3時から国立競技場となっています。因みに来年から改修工事に入る国立競技場での試合はこの準決勝と決勝が最後。そこでこの2試合限定で「国立競技場オリジナル記念チケット」を発売します。チケットは先行抽選販売のみで、受付は今日の11時から11/27の11時までとなっています。詳細は日本サッカー協会のホームページをご覧下さい。
<13.11.22> 明日はJ1リーグ第32節。サンフレッチェは勝点差4に迫るC大阪と戦います。
 現在の勝点は53で順位は5位のC大阪ですが、それは引き分けが多いから。負けはリーグ最少タイの6で、特に第20節以降のリーグ戦では1回しか負けていません。9月以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○4-0 関西大 【C】杉本3、山下
25A △1-1 横浜FM 【C】山下、【横】ドゥトラ
26H △1-1 柏   【C】柿谷、【柏】工藤
27H ○2-0 磐田  【C】柿谷、山下
28A ○2-0 大分  【C】南野、エジノ
天3 ○4-0 神戸  【C】シンプリシオ、枝村2、杉本
29H ○2-1 湘南  【C】杉本、柿谷、【湘】ステボ
30A ●0-2 鳥栖  【鳥】藤田、金井
31A ○2-1 FC東京 【C】南野、柿谷、【東】長谷川
天4 ●1-2 鳥栖  【C】エジノ、【鳥】金井、豊田
 前節FC東京戦は攻撃的な両チームの持ち味を出し合った試合となりましたが、後半終了間際にGKのロングフィードを受けた柿谷が単独で抜け出してコースを冷静に狙ってゴール。日本代表でもレギュラーを取りつつある伸び盛りの力を見せてチームを勝利に導きました。しかし天皇杯4回戦ではその柿谷だけでなく山口も欠いていた影響か、チャンスを作りながらも決めきれず。逆に後半42分に豊田の強烈なシュートをGKがトンネルしてしまって準々決勝進出を逃しています。リーグ優勝の可能性がある、とは言え首位との勝点差は6あるので現実にはなかなか難しいのですが、しかし明日負ければ確率がゼロになるだけに、明日は必勝体制で広島を迎えるに違いありません。
 対するサンフレッチェは西川とファンが代表から戻ってきているためベストメンバーで戦うことができます。従って柏戦と同じメンバーになる可能性もありますが、鹿島戦では3ヶ月ぶりに先発した山岸が好プレーを見せていたので先発予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ           山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、岡本、清水、野津田、浅野
 前節は柏の堅守を崩せず引き分けに終わったサンフレッチェですが、ここのところ怪我人も少なく試合内容も良いのでここから3連勝の可能性は十分あります。優勝するかどうかは他のチームの結果次第ですが、プレッシャーを感じているのはどのチームも同じはず。今こそ昨年優勝の経験を生かして、最後まで自分たちのサッカーを貫いて勝ち続けて欲しいと思います。
<13.11.21> 12/7に行われるJリーグ最終節鹿島戦のオフィシャル応援ツアーの募集が始まっています。日程は12/6(金)の午後9時に広島ヘリポート、9時半に広島駅新幹線口に集合し、小谷SA、福山SAを経て翌日の鹿島戦を観戦。試合終了後に帰途について、翌朝広島に戻ってくるスケジュールとなっています。料金はアウェイサポーターズシートのチケット付きで大人23,800円、小中学生21,900円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員は1,000円引きとなっています。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行(セールスセンター082-512-1010、福山084-923-2228)で、ホームページからもお申し込みできます。
 一方関東サポーターグループは、東京駅からの観戦ツアーを募集しています。日程は12時に東京駅丸ビル横を出発して試合終了後8時ごろ戻ってくる、と言うもので、直行高速バスの予約料金(往復4,000円)よりも若干安い料金を予定しているとのこと。詳細はこちらのホームページをご覧下さい。
 なおチケットですが、指定席はかなり埋まってきたようで売り切れの席種も出てきています。アウェイ側はまだ残っていますが今後売り切れの可能性もありますので、まだの方はお早めにどうぞ。
<13.11.21> 日曜日に行われたJユースカップの準々決勝で鹿島ユースと戦ったサンフレッチェユースは、川辺、大谷、諸岡のゴールで逆転勝ちして準決勝進出を決めました。
 携帯サイトによると前半は広島ペースで、開始早々の2分に中央へのクサビから右に展開して横山が切れ込み、パスを受けた川辺がきっちり決めて先制点を奪いました。その5分後にPKで失点したもののほとんどの時間帯で広島がボールを握り、15分にスルーパスで諸岡が抜け出したシーンや川辺の突破など、何度も決定的なシーンを作ったそうです。しかし後半、鹿島がFWに代えて長身DFを投入して守りを固め、カウンター狙いに切り替えるとなかなかチャンスを作れなくなり、後半20分にはFKのボールに誰も触らずにそのままゴールに吸い込まれてリードを許してしまいました。その後も鹿島のカウンターにさらされる厳しい時間帯が続いたものの、宮原からの「落ち着こう。慌てるな」との声で落ち着きを取り戻し、更にストッパーの宮内に代えてFWの長沼を投入して宮原をリベロ、川辺をボランチに下げる采配が当たって流れが変わったとのこと。そして後半38分にCKのこぼれを野口を展開するとDFに当たったボールが大谷に渡り、これを気持ちで押し込んで同点に追いつきます。その後も広島が攻め込んで、44分に川辺のパスで抜け出した諸岡が見事なシュートを決めて勝ち越し。アディショナルタイムには川辺が自陣でパスミスをして中村が止める、と言うシーンがあったものの全員で守りきって、監督や小谷野社長も加わっての勝利の歓喜に沸きました。
 12/21(土)に行われる準決勝の相手は、浦和を逆転で下して勝ち上がってきた川崎FU-18。試合会場はキンチョウスタジアムで、午後2時キックオフです。
<13.11.20> 日本代表は欧州遠征でオランダ、ベルギーと対戦し、1勝1分けで今年最後の活動を終えました。
 まず11/16(土)に行われたオランダ戦のメンバーは、GK:西川、DF:長友(→酒井高73分)、今野、吉田、内田(→酒井宏79分)、長谷部(→遠藤HT)、本田、山口、FW:岡崎、清武(→香川HT)、大迫(→柿谷73分)。前半13分に内田のバックパスを奪われファン・デル・ファールトにループシュートを決められ先制点を奪われ、39分にはロッベンの左足のシュートを決められ2点のビハインドを背負ってしまいましたが、前半終了間際に長谷部のスルーパスを大迫が流し込んで1点差に迫ると、後半は香川と遠藤の投入によりペースをつかみます。そして後半15分に大迫のポストプレーから本田が決めて同点に追いつき、その後も柿谷や香川が相手ゴールを脅かしながらも追加点を奪えずドローに終わりました。
 続いて昨日(日本時間今朝早朝)に行われたベルギー戦のメンバーは、GK:川島、DF:酒井宏、森重、吉田、酒井高(→今野86分)、MF:長谷部、本田、山口(→遠藤HT)、FW:香川(→細貝82分)、清武(→岡崎HT)、柿谷(→大迫63分)。前半15分に酒井高の緩慢なプレーから先制点を奪われましたが、37分に酒井宏のクロスを柿谷が頭で押し込んで同点。後半は8分に香川のパスから本田が決め、18分には長谷部のパスを柿谷がワンタッチで裏に出し、これを岡崎が決めて試合を優位に進めました。そしてその後はベルギーの強烈なカウンターやセットプレーに脅かされながらも34分のセットプレーからの1点に抑え、ブラジルW杯でのポッド1入りが有力視される強豪相手の見事な勝利を収めました。
 この連戦、私はベルギー戦の後半しか見ていないのですが、日本代表の戦い方がそれほど大きく変わったようには見えませんでした。しかし東アジアカップ以来の新戦力、特に大迫や柿谷がチームに馴染みコンビネーションが良くなってきたことで、チーム全体に落ち着きと自信が生まれてきているように思います。また西川や酒井宏、酒井高、森重、山口ら、これまで出場機会が少なかった選手を積極的に起用するようになったことが、チーム全体を活性化させているのではないか、と思います。今年前半は閉塞感が漂っていた日本代表でしたが、東アジアカップを経て新戦力が発掘され、彼らが融合することによってようやく殻を破りつつある。来年のW杯に向けて、ポジティブな流れで今年の活動を締めくくることができた、と言えるのではないでしょうか。
<13.11.19> 先々週発売された「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 190)を紹介します。今回の特集は、サンフレッチェの誇るファンタジスタ・高萩洋次郎選手。そして最初の記事は「リアルは、ピッチの中」と題してインタビューを掲載しています。話はまず今季のチームとしての戦いぶりからスタートして、チームの現状について話しています。続いて話題は高萩選手自身の性格について。続いて過去のプレーについてあまり語らない理由を述べながら、「一生懸命に頑張るしかない」と今後に向けての決意を語っています。これに続くのはドキュメント記事で、「高萩洋次郎の源泉を探る旅」。高萩選手がなぜアイディア豊かなプレーを表現できるのか、その理由を少年の時の環境から掘り起こして書いています。そして、今回の号で最も力が入っているのは後ろのカラーページの「2011年3月11日 高萩家におきた出来事」。高萩家を訪ねてご両親に取材した結果を元に、大震災が高萩選手の実家を襲ったこと、両親がどのようにその後を生き延びたか、そして行方不明になった祖母のことなど、涙無くしては読めない記事になっています。
 その他の記事ですが、まずインタビューで取り上げられているのは野津田選手。彼が清水戦で見せたゴールを中心に、「強烈な左足」の系譜を受け継ぐ彼の現在の思いを綴っています。また「連載●スタジアム向上委員会」では、広島経済大でスポーツ経営について研究している永田靖教授にインタビューしています。
 後ろのカラーページのコラムはタイトルが「運命は、自分たちで、変えられる」。首位決戦で横浜FMに敗れたサンフレッチェが、どのようにその後のゲームを勝ち抜いて栄冠を勝ち取って行くべきなのか、展望と決意を書いています。そして最終ページでは宮原と白岡が活躍したU-17W杯を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTと広島県内主要書店の他、東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマート、及び銀座の広島ブランドショップ「TAU」でも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<13.11.18> 昨日吉田サッカー公園で広島経済大学との練習試合を行い、9-0で勝ちました。得点は前半7分、20分、後半12分に浅野、前半28分と後半7分に野津田、後半17分と40分にキム、後半36分に井波でした。
<13.11.17> 昨日カシマスタジアムで行われた天皇杯4回戦で、サンフレッチェは高萩の2ゴールなどで鹿島を破ってベスト8に進出しました。
 日本代表の西川と韓国代表のファンが欠場したため増田と山岸が先発して、以下のメンバーで戦いました。
       増田

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ           山岸(→清水57分)
(→浅野84分)
    石原    高萩

       佐藤(→野津田68分)

SUB:原、パク、中島、岡本、
 対する鹿島は、GK:曽ヶ端、DF:伊東、青木、山村、中田、MF:柴崎、小笠原、遠藤(→ジュニーニョHT)、中村(→野沢55分)、土居(→本山69分)、FW:ダヴィ、と言うメンバーでした。試合は序盤から広島のペース。2分にはミキッチの突破からCKを取り、4分には千葉を起点に両サイドから攻めます。5分にはミキッチのクロスに石原が頭で合わせたものの枠外に外れ、16分にも千葉の縦パスから石原がシュートしますが枠を捉えることができません。その後も広島は球際を厳しく戦って鹿島に自由にさせず、主導権を握り続けます。そして前半28分、塩谷のパスを受けた石原が山村との競り合いを制して抜け出しペナルティエリア内からシュート。これはGKに弾かれたものの高萩がダイレクトで叩き込み、良い流れを生かして先制点を奪いました。
 その後鹿島も反撃し、33分にはダヴィのスルーパスで抜け出した土居が決定的なシュートを放ちましたが、ぎりぎりまで相手を見て反応した増田が右足を伸ばして弾きます。そしてその後は再び広島が攻めのピッチを上げて、35分と36分には寿人が続けてシュートします。そして前半41分、ミキッチが倒されて得たセットプレーでは鹿島の壁の距離を巡って揉めたものの、冷静さを失わなかった広島は高萩のFKから森崎和がこぼれ球を拾ってシュート性の縦パスを送ります。これを塩谷が見事なトラップで前を向きシュートすると、さすがの曽ヶ端も止めることができずにゲットしました。更に前半ロスタイムには塩谷のロングパスで抜け出したミキッチがドリブルからクロス。これはDFに当たったものの再びミキッチがクロスを送り、寿人の逸らしを高萩が決めて3点リードで前半を折り返しました。
 流れを変えたい鹿島は、体調不良で先発を回避したジュニーニョを後半の頭から投入します。しかし広島は集中した守りで相手ボールを搦め捕り、カウンターから追加点を狙います。2分には相手ボールを奪うと素晴らしいパス交換から相手ゴールに迫りましたが、ラストパスがずれて寿人のシュートは枠の外。4分にもカウンターから石原、寿人、高萩が攻め上がりましたがクロスをブロックされます。鹿島は野沢と本山を次々と投入し、後半34分には本山とのワンツーで抜け出した伊東が決められてしまいます。しかし広島は動揺することなく試合をコントロールして、終盤には野津田と浅野を投入してかき回します。鹿島は最後は総力戦で攻め込んできたものの、ロスタイムの本山のバックヘッドを増田がファインセーブして試合終了。敵地鹿島に、広島サポーターの凱歌が鳴り響きました。
 試合後に鹿島のトニーニョセレーゾ監督は大迫不在を嘆きながらも「彼がいないだけの問題ではない」「前半は相手の選手のほうが責務や規律・規則というところでうまくでき、我々には誤差があった」と、まずは自チームの方に問題があった、と述べています。Jリーグ開幕から20年で、リーグ戦を7回制しただけでなく天皇杯4回、ナビスコカップ5回の優勝を積み上げてきた鹿島は、どんな時にでも負けを許さないメンタリティを持ったチームでしたが、この日に限ってはその雰囲気は感じられなかった、と言えるかも。むしろ広島の方に「チャンピオンチーム」らしいプライドと、そして戦う気持ちが見えたと思います。自分たちのサッカーを続ければ負けない、と言う強い確信を持って戦い、そしてその通りに勝つことができたと言うことで、この勝利は選手たちにとって大きな自信になるはず。鹿島に「苦手意識を植え付けられた」(塩谷)かどうかは分かりませんが、東洋工業以来の天皇杯制覇に向けて、そしてリーグ連覇に向けて、大きな一歩を記した、と言えるのではないでしょうか。

ゲキサカ
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