2/24〜3/2のSANFRECCE Diary


<13.3.2> 中国新聞によると、ブニョドコル戦で右内転筋の張りを訴えた高萩は昨日の練習を休んだそうで、今日の試合の欠場が濃厚だ、とのこと。今日は石原がトップ下に入ることになりそうです。一方の浦和は、右太ももの張りのため広州恒大戦を回避した興梠が先発する可能性が高そう。いずれにせよチーム戦術の浸透度と選手層の厚さが勝敗を分けることになるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10とU-11が9時から。「フォリアチャレンジ」が12時20分ごろから行われます。また選手入場時には安芸高田市の「毛利軍団」による法螺貝によるファンファーレが吹かれます。場内のファンクラブサロン前では「キックターゲット&スピード」を11時半から。場外のおまつり広場では「サッカーai販売ブース」「沼田商工会ブース」「NIKEブース」「サッカースタジアム建設署名ブース」が10時から、「フェイスペイント」が11時から、「バルーンアート」が12時からオープンします。先着プレゼントは「サンフレッチェ広島応援メガホン」を10,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントはチーム集合写真のプレミアムカードとなっています。
 試合会場限定グルメは、3種類の肉料理が入った「三矢丼」を600円で限定700食提供。選手コラボメニューは石川選手の「そばめし」650円と、清水選手の「高菜明太子丼」600円です。
 チケットですが、指定席とサポーターズシート、車いす席は完売していて当日券はありません。バックスタンド自由シートとビジターシートは10時半からの当日券発売がありますが残りわずかなので、チケットを持っていない方はお早めにどうぞ。また今日は周辺道路の大混雑が予想されますので、なるべくシャトルバスかアストラムラインをご利用下さい。
 テレビ放送ですが、NHK総合とスカパー!のBS241、ch185、ch585で生中継が予定されています。スカパー!は今日は無料放送となっていますので、契約がまだの方もご覧になれます。また今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.3.1> 明日はJリーグ開幕戦。サンフレッチェは2年連続でホームに浦和を迎えます。
 ペトロヴィッチ監督のチーム作りがうまく行って一昨年の15位から3位にジャンプアップした浦和は、更なるレベルアップを目指して興梠、那須、関口、森脇らを補強し充実した戦力で今季を迎えています。かつて広島時代に浦和と対戦した後に「私は、完成した選手を5人も6人も補強して欲しいと頼んだことはない。選手と共に、チームを作っていくタイプの監督なのだ」と語っていたペトロヴィッチ監督ですが、果たして「宗旨替え」した結果がどうなるのか興味深いところです。今季初の公式戦だった広州恒大戦ではミスから失点を重ねて敗れてしまいましたが、うまく行かなかった部分は選手の入れ替えも含めてきっちりと修正してくるはず。明日は必勝体制で広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェは柏、ブニョドコルと戦って早くも3試合目の公式戦。従って、選手の疲れや調子を見ながらベストメンバーを組んでくるものと思われます。と言うことで、私の予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

山岸            清水

    森崎浩   高萩

       佐藤

SUB:増田、パク、中島、岡本、石川、野津田、石原
 明日は開幕戦としては過去最高の3万人以上が入ることが予想されている、とのこと。浦和の因縁を考えると絶対に勝ちたい試合ではありますが、それ以上に重要なことは、昨年の1位と3位の対決だと言うことです。明日はJリーグのトップを狙うクラブ同士の戦いらしい、質の高いゲームで観客を楽しませて欲しいものです。
<13.2.28> 昨日ホームで行われたAFCチャンピオンズリーググループリーグ第1節は、ブニョドコルの策にはまって0-2で敗れました。
 ゼロックススーパーカップから森崎兄弟と清水を外し、以下のメンバーで戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  岡本(→中島80分)

石川            山岸(→清水76分)

    石原    高萩(→森崎浩68分)

       佐藤

SUB:増田、パク、森崎和、野津田
 対するブニョドコルは、GK:ネステロフ、DF:カリモフ、ガフロフ、フィリポシャン、ジュラエフ、MF:ブラジッチ(→ラフマトゥラエフ78分)、イプロヒモフ、トゥラエフ、ムサエフ、ハサノフ(→ゾテーエフ88分)、FW:ピシェル(→ムルゾエフ67分)、と言うメンバーでした。相手の情報が少なかったこともあって広島は慎重な立ち上がり。運動量も少なくなかなかペースをつかめません。15分には水本のスルーパスで抜け出した山岸が決定的なシュートを放ったもののGKが好セーブ。逆に18分には右サイドを崩されブラジッチに危ないシュートを打たれ、21分には左サイドからのクロスにピシェルが合わせましたが西川がキャッチします。24分には山岸のクロスに寿人が合わせたもののGK正面。29分には青山からのロングパスに走った寿人が押しつぶされましたがファウルを取ってもらえず、38分にはカウンターから水本がミドルを打ちましたがふかしてしまいます。逆に39分にはムサエフが強烈なミドルを打ちましたがこれも枠外に外れます。前半はそのままスコアレスで折り返すか、と思われた45分、痛い先制点を許してしまいます。FKのボールをクリアしたものの味方に繋ぐことができず、右サイドからクロス。これを中央にいたビシェルが強烈な高さを見せて頭で叩き込まれてしまいました。
 後半も4分にブラジッチとハサノフに決定的なシュートを打たれましたが、その後はサンフレッチェがペースをつかみます。8分には高萩のCKに水本がヘッドで合わせたものの枠を外れ、16分には山岸のクロスを寿人が狙いましたがGKがファインセーブ。39分には青山がミドルを放ったものの枠を捉えることができません。逆に41分、中島のパスをカットされて逆襲を受け、DFが身体を寄せるのも構わずムサエフが突き進んでそのままシュート。西川が反応したものの触れず、ボールはゴールネットを揺らしました。この後ロスタイムには清水のクロスに森崎浩が中央で合わせるなど最後まで攻め続けたもののゴールは割れず、悔しい敗戦となりました。
 試合後のインタビューによると佐藤寿人選手は「日本のプライドを持ってしっかり戦わなければいけない」、青山選手は「戦う姿勢っていうのがなかった。それが一番だと思います...日本を代表して戦っているのに。あり得ないこと」と語っています。相手の出方をうかがうために慎重な戦いをしたこと、相手に先制点を与えてしまったこと、それによって守りを固められてしまったこと、そしてミスからカウンターを受けて失点してしまったこと。ブニョドコルにとっては思い通りのゲームを許してしまったことは自分たちの未熟さゆえであり、戦う姿勢を欠いていたからだ、と言うのはその通りなのでしょう。この敗戦を真摯に受け止め、次は同じことにならないよう気をつけなければなりません。
 ただその一方で、3人だけ「ターンオーバー」して戦ったことと、それによってチームの形が崩れなかったことは収穫だったと思います。特に鳥栖から復帰した岡本が先発からプレーして手応えを得たことは、今後の過密日程を乗り越える上で重要な成果だったと言えるのではないでしょうか。今後ミキッチやファン・ソッコが復帰し、野津田ら若手が成長してくればもっとチーム力は上がるはず。昨年ナビスコカップをうまく使うことで清水や石川の成長を促したように、チーム作りを進めながらACLを戦っていけば良いのだろうと思います。
日刊スポーツ 試合経過 記事1 記事2 記事3
ゲキサカ 記事1 記事2
J's GOALゲームサマリー

<13.2.27> 携帯サイトによると、柏戦では出場機会のなかった岡本が先発出場に向けての強い意欲を語っています。3年前のACLではグループリーグ敗退が決まった後の浦項戦で出ただけだった岡本ですが、その後鳥栖で大きく成長しているはず。出場することができたなら、ここまでの思いの全てをぶつけて戦って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島広域公園陸上競技場で、午後7時キックオフ。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、先着3,000名様に森保監督の「プレミアム選手カード」となっています。またACL限定グルメとして、ウズベキスタンの「牛肉のジンギスカン風炒め」と中国の「バンバンジー」、韓国の「チヂミ&野菜ナムル」、日本の「菜の花のてんぷら&かにかまの天ぷら」を「鶏そぼろごはん・紫いものコロッケ・紫キャベツ・安芸高田産リンゴのコンポート」に添えた「ACL弁当」を750円で、また日本の豚汁とウズベキスタンのマスタヴァをそれぞれ300円で提供します。横川駅からの直行シャトルバスやアストラムラインの割引乗車券、臨時駐車場、広域公園駅前からスタジアム正面までの無料巡回バス等も例年と同様にありますので、ぜひスタジアムにお越し下さい。
 テレビ放送ですが、日テレプラス(スカパー!ch619(HD画質)、ch278、CS300(SD画質))で午後6時45分より生放送が予定されています。この局はJリーグ関連セットには含まれていませんので、見たい方は追加契約をお忘れなく。また、今日は都合によりブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、携帯サイトの速報をご覧下さい。
<13.2.26> サンフレッチェは明日、ACLの初戦をウズベキスタンのブニョドコルとホームで戦います。
 ブニョドコルの前身はタシケントの地域リーグからスタートした「クルフチ」で、2007年にウズベキスタンの1部リーグに昇格するといきなり2位でフィニッシュ。その翌年ブニョドコルと改名してリーグ初優勝するとその後4連覇を果たし、ACLでも毎年グループリーグを突破するなどウズベキスタンの強豪クラブとして定着しています。昨年のACLでもG大阪と同組で戦ってグループリーグを2位で突破すると、トーナメントで浦項、城南、アデレードを立て続けに破って準決勝に進出したものの、蔚山現代に敗れてアジア初制覇を逃しました。またリーグ戦でもパフタコールとの競り合いに敗れて優勝を逃しているため、今季に賭ける思いはいつも以上に強いはず。ウズベキスタン代表監督を兼任するカシモフ監督のもと、初戦から勝ち点を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェはゼロックススーパーカップで今季1つ目のタイトルを取って、昨年同様の力を持っていることを示しました。膝を痛めて途中退場した佐藤寿人選手の状態や、久々に真剣勝負を戦った選手たちの疲れも気になるところですが、森保監督はその時のベストのメンバーで戦う、と言っているので選手の大きな変更は無さそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

石川            清水

    森崎浩   高萩

       佐藤

SUB:増田、パク、中島、岡本、山岸、イ、石原
 サンフレッチェにとって一度目のACLは不慣れだったこともあっていきなり3連敗してしまいましたが、今回はその時の教訓が生きるはず。明日は広島らしいサッカーを貫いて、アジアチャンピオンに向かっての一歩目を記して欲しいと思います。
<13.2.24> 昨日快晴の国立競技場で行われたゼロックススーパーカップは、サンフレッチェが柏レイソルに1-0で勝って2度目の優勝を飾りました。
 森保監督は右ストッパーに塩谷を起用して、これまでの練習試合と同様に以下の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

石川            清水
(→山岸74分)
    森崎浩   高萩

       佐藤(→石原60分)

SUB:増田、パク、中島、岡本、イ
 対する柏は、GK:菅野、DF:増嶋、近藤、鈴木、MF:キム、茨田(→栗澤58分)、大谷、ジョルジ・ワグネル(→山中79分)、レアンドロ・ドミンゲス、FW:工藤、クレオ(→田中79分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは柏がアグレッシブに来たこともあって多少落ち着かない展開でしたが、徐々に広島がペースをつかむと自在にパスを回し始めます。11分にはカウンターから高萩が攻め上がってスルーパスを狙いましたが寿人には合わず。20分にはパスミスを奪われて工藤に危ういシュートを打たれ、27分にもルーズボールを拾われて工藤にシュートを打たれます。しかし29分、青山のクロスを攻め上がっていた水本がフリックで後ろに流すと寿人が倒れ込みながらボレーシュート。これがポストに当たって内側に跳ねて、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いの出た広島は、追加点を狙って優勢に試合を進めます。31分には浩司のFKの折り返しを塩谷が惜しいシュート。33分にはロングパスを受けた高萩のシュートが相手に当たり、そのこぼれを水本が打ちましたが枠を外します。その直後にも寿人がDFラインの裏に抜け出してチャンスの一歩手前に行き、40分には清水が惜しいミドルシュートを放ちます。柏に攻撃のきっかけも与えず、広島が1点をリードして前半を折り返しました。
 後半は両チームの激しい攻め合いとなります。まず6分、レアンドロ・ドミンゲスのFKが壁に当たってコースが変わりましたが西川が好反応でセーブします。広島も9分、カウンターから清水の股抜きのパスで抜け出した寿人が菅野に倒されましたがホイッスルは鳴りません。またその直後のCKでは水本が逸らしたボールを寿人がバイシクルで狙いましたが、菅野のスーパーセーブに阻まれます。逆に柏は12分、左からのクロスをキム・チャンスがボレーで狙いましたがサイドネット。17分にはレアンドロ・ドミンゲスの強烈なFKがゴールを襲いますが西川が弾き、19分にはレアンドロ・ドミンゲスのFKに近藤が頭で合わせましたがボールはバーが弾きます。広島も25分、ゴール正面から高萩が狙いましたが惜しくも枠外。32分には清水の攻め上がりから森崎浩がミドルを打ちましたが枠外。33分にも山岸のクロスを高萩が落とし、これを森崎浩が狙いましたがヒットしません。柏は34分に田中と山中を投入して攻めの圧力を強めます。逆に広島も疲れが出たかセカンドボールを拾えなくなり、柏の波状攻撃を受けます。41分にはゴール前でボールを回され大谷に危ないシュートを打たれましたが枠外。43分にはキムがアーリークロスを入れてきましたが西川ががっちりキャッチし、ロスタイムのレアンドロ・ドミンゲスのFKを折り返されて危ないシーンになりましたがオフサイドの網にかけます。そして最後は相手のコーナーフラッグ付近でキープして時間を使うと、東城主審は終了のホイッスルを響かせました。
 激しい点の取り合いとなったアウェイゲーム。DFにまでマンマークを付けられ広島の良さを消されたホームゲーム。昨年の柏との戦いは、2試合とも両チームの選手と監督が死力を尽くしたものとなっていました。とりわけ広島にとって、前年度チャンピオンだった柏は乗り越えなければならない壁。アウェイでの快勝劇は「優勝」を意識するきっかけになりましたし、逆にホームでの敗戦は優勝に至る道の厳しさを思い知らされるものとなりました。そしてそれから半年経って、広島と柏の立ち位置はまた違ったものになったように思います。昨年悲願の初優勝を果たした広島は、クラブワールドカップも経験して何ものにも変え難い自信を手に入れました。オフの補強の動きは少なくレンタルバックの岡本以外は新人のみの補強にとどまりましたが、しかしそれゆえこのオフは、戦術を更に熟成させ進化させる機会となりました。逆に柏は昨年のACLでの経験からDFラインに高さと強さを持つ選手を3枚並べることを考えて、新たに3バックを導入しました。またクレオ、キム・チャンスら強烈な「個の力」を持つ選手を加えて、チームの更なるパワーアップを図りました。しかしながらそのようなモデルチェンジには時間がかかるもの。千葉に0-3で敗れた1週間前よりは良かった(ネルシーニョ監督による)ものの、本領発揮まではもう少しかかると思わせました。この試合は結果こそ最少得点差でしたが、サンフレッチェの勝利は当然、と言う内容の差だったと言えるのではないでしょうか。広島にとっても課題はいくつかあるものの、それらはいずれも解決可能なもの。むしろ森崎兄弟や佐藤寿人、西川、青山、高萩ら主力の充実とともに、清水や石川ら若手の成長もまた確認できたと言う収穫もありました。リーグ戦では今以上に対戦相手からマークされるようになり、ACLと平行して戦うこともあって昨年以上に厳しい戦いとなることが予想される今季のスタートとしては、上々の結果だったと言えるのではないでしょうか。

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