3/10〜3/16のSANFRECCE Diary


<13.3.15> J1リーグの第3節はサンフレッチェだけが日曜開催。明日ホームに鹿島アントラーズを迎えます。
 昨年はクラブワーストのリーグ戦11位でフィニッシュした鹿島は、監督にかつて黄金時代を築いたトニーニョ・セレーゾを再招聘。また甲府のJ1昇格に貢献したダヴィや神戸から復帰の野沢ら即戦力を補強して今季を迎えました。そして開幕戦こそ鳥栖の粘りにあって勝ち点1に留まったものの、前節は攻撃を畳みかける力強さと相手の逆襲をはね返す堅さを見せて昨年2位だった仙台を下しています。決定力の高さを見せるダヴィと成長著しい大迫、と言う2枚看板を擁する鹿島は、前評判通り優勝争いの一角に顔を出しそうな勢い。明日はアウェイだとは言え勝ち点3を狙って、広島に乗り込んでくるものと思われます。
 対するサンフレッチェは、ここまでの公式戦5試合のうち4試合で先発した清水が怪我で出場できない一方で、筋肉系の怪我で北京戦を欠場した寿人が復帰する見込みです。また中国新聞によるとミキッチも全体練習に参加しているらしく、明日は少なくともベンチ入りはできそうです。と言うことで、次節のメンバー予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

石川            山岸

    森崎浩   石原

       佐藤

SUB:増田、パク、中島、岡本、ミキッチ、野津田、イ
 Jリーグはまだ2節しか消化していないにも関わらずサンフレッチェはこれが6試合目、と早くも過密日程に苦しんでいる感じですが、これを乗り越えてこそ大きく成長できると言うもの。昨年も1勝1敗で迎えた第3節に鹿島と戦い快勝して波に乗った、と言うことがあっただけに、今季もこれにあやかりたいもの。明日は広島らしいサッカーで鹿島に勝って、上位に食らいついて欲しいと思います。
<13.3.14> プレスリリースによると、北京戦で負傷し途中交代した清水航平選手は昨日広島市内の病院で検査を受け、右膝内側側副靭帯損傷で全治8週間と診断されました。この結果ACLのグループリーグの残り試合の出場と、リーグ戦の第16節あたりまでの出場は難しくなりました。
<13.3.14> 日本サッカー協会は昨日、3/26のW杯アジア最終予選のヨルダン戦に臨む日本代表を発表し、広島からは西川が選ばれました。今回選出されたのは次の23人。
【GK】川島(スタンダール・リエージュ)、西川(広島)、権田(FC東京)
【DF】駒野、伊野波(磐田)、今野(G大阪)、栗原(横浜FM)、
    内田(シャルケ04)、吉田(サウサンプトン)、酒井宏(ハノーファー96)、
    酒井高(シュツットガルト)
【MF】遠藤(G大阪)、中村(川崎F)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    細貝(レバークーゼン)、高橋(FC東京)
【FW】前田(磐田)、岡崎(シュツットガルト)、ハーフナー(フィテッセ)
    乾(フランクフルト)、香川(マンチェスターU)、大津(VVV)、
    清武(ニュルンベルク)
 ラトビア戦の日本代表から林(仙台)、水本(広島)、長友(インテル)、本田(CSKAモスクワ)が外れ、西川、駒野、栗原、中村が復帰しました。今回の代表はJリーグ第3節終了後に集合し3/22(金)にカタールで行われるカナダ代表との親善試合を経て、W杯出場権獲得を賭けて3/26にヨルダン代表と戦います。
<13.3.13> 昨日アウェイで行われたAFCチャンピオンズリーググループリーグ第2節は、一度は同点に追いついたもののその後突き放され、1-2で敗れて開幕2連敗となりました。
 主力に怪我人が多く、また森崎兄弟も温存したため以下のようなフレッシュな布陣で戦いに臨みました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  岡本

石川            パク
(→山岸84分)
    野津田   清水(→イ67分)

       石原

SUB:増田、中島、鮫島、川辺、井波
 対する北京国安は、GK:楊智、DF:周挺、徐雲龍、郎性、張辛晰、MF:マティッチ、張稀哲、王暁龍(→邵佳一75分)、朴成、FW:ゲロン(→揚運83分)、カヌーテ(→毛?93分)、と言うメンバーでした。ピッチの悪さを考慮したか、序盤の広島はロングボールを多用。北京はトップのゲロンとトップ下のカヌーテを起点に圧力をかけてきますがミスが目立ち、探り合いの展開が続きます。11分には水本の無回転のミドルをGKが弾きましたが石原が詰める前にキープ。19分には北京の波状攻撃を受けますが何とかはね返します。しかし20分、右からの低いCKをクリアしきれず郎性に決められ、痛い失点を喫してしまいました。
 その後は守りを固めてカウンターを狙う北京。広島は青山のミドルや野津田のシュートなどで攻めますが、なかなか決定的な形を作れません。32分には相手ゴール前でのパス回しから石川がフリーで打ったもののヒットせず枠外。40分にはカウンターからゲロン、カヌーテに決定的なシュートを打たれましたが西川が好反応で防ぎます。前半は広島が良くチャレンジしたものの北京の守りを崩すには至らない、と言う感じで1点のリードを許して折り返しました。
 後半に入ると北京は、ゲロンとカヌーテの個人技を生かして攻め込んできます。4分にはゲロンに持ち込まれて危ないシュート。11分には左サイドを破られ、張稀哲にペナルティエリア内から打たれましたがポストに救われます。更に13分にも続けざまにピンチを迎えましたが西川のスーパープレーが飛び出します。広島も石川が、野津田が遠目から狙いましたが相手の肝を冷やすまでには行かず、逆に18分には張稀哲のシュートを西川が防ぎます。そして後半29分、岡本のミドルが相手に当たり、こぼれを拾った石原がDFラインの裏に抜け出して決めてようやく同点に追いつくことができました。ところがその4分後、北京の右からのクロスを水本がいったんはキープしたものの朴成に奪われそのままシュート。西川が飛びついたものの及ばず再び北京がリードします。その後も広島が逆転を狙って攻め、パクが左サイドからのクロスやセットプレーから何度も中に入れますがシュートまで行かず。逆にカウンターから何度もピンチを招きます。結局短いロスタイムにドラマは生まれずそのままタイムアップ。主審の長い笛に広島の選手たちはがっくりと肩を落としました。
 この試合を客観的に観ると、「力負け」としか言うしかないと思います。北京は特に広島対策を講じてきたわけでもなく、またミスも多かったのですが、それでも前線の2人の外国人選手を起点に何度もビッグチャンスを作り、西川の活躍がなければ何点取られていたか分からない、と言う感じでした。広島も若手選手が良くチャレンジしていたと思うのですが、しかし「個の力の差」は明らかで、なかなか最後のところを突き崩すには至りませんでした。昨年の優勝で「Jリーグチャンピオン」としてACLに臨んでいる広島ですが、しかしそれは昨年のレギュラー選手が揃っていて得られた栄光です。佐藤寿人や森崎兄弟、高萩らが欠けたチームはやはり別物であり、成長途中のチームなのだと思います。昨年も若手を多く起用したナビスコカップでは惜しいところで勝ち点を取れずトーナメント進出を逃したわけですが、ACLではそれと同じプロセスを進みつつある、と言うことだと思います。アジアチャンピオンを目指す戦い、と言うことで注目度の高いACLでなかなか勝てない、と言うのはサポーターとしては辛いのですが、しかしもっと悔しい思いをしているのは選手たちです。我々は彼らがこの経験を生かして大きく成長してくれることを信じて、応援し続けるしかないのです。
ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツ 試合経過 記事1 記事2
ゲキサカ 試合記録 記事1 記事2
J's GOALゲームサマリー

<13.3.13> 携帯サイトなどの情報によると、佐藤寿人選手だけでなく森崎兄弟も遠征に参加していない、とのこと。その一方でユースの川辺がベンチ入りする模様で、今日は若手中心で戦うことになりそうです。昨日のACLでは仙台が江蘇舜天に攻め込まれながらもしっかり守って勝ち点1をゲットしています。今日の広島も同様の苦しい戦いになることが予想されますが、最後まで集中を保って戦って勝ち点を持ち帰って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は北京工人体育場で、午後8時半(現地時間午後7時半)キックオフ。テレビ放送は日テレプラス(スカパー!ch278(SD画質)、ch619(HD画質)、CS300)で生放送が、BS日テレで深夜2時半より録画放送が予定されています。今日は可能であればブログでの速報を行いますので、テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.3.12> サンフレッチェは明日、ACLのグループリーグ第2節の北京国安戦をアウェイで戦います。
 首都・北京を代表するクラブとして安定した成績を残し続ける北京国安は、2008年以来ほぼ毎年ACLに進出し、2010年にはベスト16の結果を残しています。昨年は中国スーパーリーグ3位でACL出場権を獲得しましたが、パシェコ監督を解任してセルビア人のスタノイェビッチ監督を迎えました。今季に向けての大型補強はなかったものの、長身FWカヌーテやキャプテンの徐雲龍、GKの楊智、ドイツでのプレー経験のあるMF邵佳一ら要所にベテランを揃えており高い経験値を持っているのが強み。前節も浦項とのアウェイゲームを0-0のドローゲームに持ち込むなど粘り強さを見せています。明日はJリーグチャンピオンに一泡吹かせるつもりで待ち構えているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが高萩、ミキッチ、ファンは鹿島戦での復帰に照準を合わせており、筋肉系の故障が疑われる寿人も無理はしないでしょう。とすると、おそらくメンバーは次のようになるものと思われます。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  岡本

石川            清水

    森崎浩  野津田

       石原

SUB:増田、パク、中島、森崎和、山岸、イ、浅野
 勝ち抜くことと若手育成の2つのミッションを持って臨むACL。森保監督には難しいかじ取りが求められますが、しかしこれはチームと選手にとって大きなチャンスでもあります。明日はサンフレッチェらしい戦いで、ACL初勝利を目指して欲しいと思います。
<13.3.11> プレスリリースによると、次の日曜日に行われるJリーグ第3節鹿島戦の開門時刻が通常より30分早くなり、シーズンパスを持っている人は午前10時、一般は午後10時半になりました。また横川駅からのシャトルバスは朝8時半からの運行開始。更に臨時駐車場からの無料シャトルバスは9時からの運行で、いずれも昨年よりも30分早められています。開門時刻がキックオフの3時間前からと言うのは浦和戦と同じなので、前売り券の売れ行きから多くの観客が見込まれているのではないでしょうか。今のところ全席種前売り購入が可能ですが今後売り切れが出てくる可能性がありますので、チケットをまだ購入していない方はお早めにどうぞ。
<13.3.10> 昨日東北電力スタジアムビッグスワンで行われたJリーグ第2節新潟戦は、先制後に追いつかれる展開となりましたが、千葉のゴールで突き放してリーグ戦の今季初勝利を挙げました。
 森保監督は右WBに山岸を起用して、次の布陣で戦いに臨みました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

山岸            清水(→石川58分)

    森崎浩   石原

       佐藤(→野津田75分)

SUB:増田、パク、中島、岡本、イ
 対する新潟は、GK:黒河、DF:藤田(退場21分)、金根煥、大井(→濱田67分)、金珍洙、MF:三門、レオ・シルバ、成岡(→鈴木87分)、田中亜、FW:田中達(→菊地24分)、ブルーノ・ロペス、と言うメンバーでした。立ち上がりはホーム開幕戦に燃える新潟のペース。11分には金珍洙のFKを西川がフィスティングで弾き、19分にはブルーノ・ロペスの突破を止められず田中亜に危ないシュートを打たれます。広島はカウンターからライン裏への抜け出しを狙い、11分には寿人が、21分には清水が抜け出そうとするところを藤田が倒します。この2つのプレーに対して、村上主審は躊躇なくイエローカード。この2枚で藤田は退場となって、早い時間帯で広島が数的有利になりました。
 田中達を下げて菊地を投入し、守りを固める新潟。広島がボールを支配するもののなかなか相手ゴール前に侵入できず、逆に新潟のカウンターに脅かされます。26分にはFKのボールを寿人が頭で狙いましたが黒河にキャッチされ、37分には清水のクロスに山岸が飛び込んだもののファウルを取られます。前半はボールはポゼッションするもののなかなか相手の守備網を破れずスコアレスで折り返しました。
 後半は早々に水本のスルーパスで抜け出した清水が菊地に倒されましたが、逆にシミュレーションを取られます。3分には塩谷の突破から石原が決定的シュートを放ったもののDFがブロック。6分には森崎浩のCKに水本が頭で合わせたものの枠外に流れ、14分には山岸のクロスを寿人が逸らし石原が頭で狙いましたがバーの上に外れます。CKから、あるいはFKから何度も相手ゴールに迫る広島。新潟の高さのある守備を崩せない時間帯が続きましたが、しかし後半30分、森崎浩と山岸の素晴らしいコンビネーションから得たCKで、森崎浩のボールを千葉が頭で落とすと石原がDFを背負いながらオーバーヘッドで叩き込み、ついに広島が先制点を奪いました。
 これで攻めなければならなくなった新潟は、積極的に前に出てきます。そして後半35分には左からのCKを金根煥に頭で決められて同点に追いつかれてしまいます。しかしその3分後、今度は右からのFKを石原がGKと競り合いながら前に送ると、飛び込んできた千葉が頭で押し込んで再び勝ち越します。その後新潟の猛攻に晒されましたが何とか凌ぎ、ロスタイムの5分間も耐えてようやく今季初の勝ち点3を手にしました。
 この試合はダイジェスト映像しか見ていないのですが、監督や選手のコメントを総合すると新潟の「対広島作戦」が厳しかった模様。寿人に金根煥、森崎浩に三門、青山にレオ・シルバなど前線の選手に厳しいマンマークを付けて、クサビのパスが入るのを防ぐとともにボランチからの展開を抑えていました。特に広島が数的有利になってからは守り重視の戦い方がはっきりして、かえって戦いにくかった様子です。得意とするコンビネーションから得点できなかったのは残念ですが、しかしそのような時こそ重要なのはセットプレー。試合終盤の大事な時間帯にCKとFKから2点取れたと言うことで、今後に向けて貴重な勝利だったと言えるでしょう。
 ミキッチ、ファンの離脱が長引き、高萩も欠場。更にこの試合では寿人が内転筋の痛みを訴え途中交代するなどメンバー的に厳しい状況が続くサンフレッチェですが、こう言う時こそ今季のキャッチフレーズである「一丸」となって戦わなければなりません。今週は中3日で北京、鹿島と強敵相手の試合が続きますが、昨年と同じように1試合1試合を大切に、課題をクリアしながら戦って行って欲しいと思います。

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