4/28〜5/4のSANFRECCE Diary


<13.5.4> 昨日開幕したJFAプレミアカップ2013に中国地域第一代表として出場しているサンフレッチェ広島Jrユースは、初日のグループリーグの2試合を戦って1勝1分けでした。まず関西第一代表のG大阪Jrユースとの対戦は、GK:水田、DF:小林、梁、中間、MF:力安、藤原、仙波、FW:多田、山根(→村山60分)、立花(→長澤57分)、上、と言うメンバーでした。試合は前半19分に小林が頭で決めると26分には仙波が追加点。28分に1点を失ったものの30分に上が3点目を奪い前半は3-1。後半は両チームとも得点はなく、広島がそのまま逃げ切りました。続く福岡U-15戦も先発メンバーは同じで、GK:水田、DF:小林、梁、中間、MF:力安、藤原、仙波、FW:多田、山根、立花(→村山49分)、上。前半9分に先制点を奪われましたが、24分に仙波が決めて追いつきそのまま引き分けました。この結果福岡U-15と広島Jrユースが勝点4ずつで並び得失点差で福岡U-15が首位に立っています。今日はグループリーグ最終戦を仙台Jrユースと戦って、各組首位と2位の最上位チームで争われる準決勝への進出を狙います。
<13.5.3> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第4節で、サンフレッチェユースはC大阪U-18を3-0で下し首位をキープしました。メンバーは、GK:中村、DF:大谷、伊藤(→荒木87分)、MF:川辺(→長沼67分)、野口、宮原、中野、濱中、FW:越智(→島田84分)、諸岡、横山(→上村72分)。得点は前半10分に川辺、42分に越智、後半14分に中野でした。第4節の全結果と順位表は次の通り。
【第4節】
福岡U-18   0-0 大津高
広島ユース  3-0 C大阪U-18
神戸U-18   2-0 富山第一高
G大阪ユース 8-3 名古屋U18
京都U-18   2-1 東福岡高

        勝点 勝 分 負 得失点差
1 広島ユース  10    3   1   0    +6
2 G大阪ユース  7    2   1   1    +8
3 京都U-18    7    2   1   1    +2
4 神戸U-18    7    2   1   1    +1
5 C大阪U-18   6    2   0   2    +1
6 福岡U-18    5    1   2   1    -2
7 名古屋U18    4    1   1   2    -3
8 大津高     3    0   3   1    -3
9 富山第一高   3    1   0   3    -4
10 東福岡高    3    1   0   3    -6
 なお試合会場が未定となっていた第6節(5/12)のG大阪ユース戦は、午後1時からJグリーン堺で行われることになりました。
 ところで今年から一部制になったプリンスリーグ中国に、サンフレッチェユースのセカンドチームである「サンフレッチェ広島ユースベアーズ」が参加しています。ここまで4試合戦いましたが、作陽高、観音高、立正大淞南高、皆実高に敗れて4連敗。同じく4連敗の岡山学芸館高を得失点差で上回っているものの、9位に沈んでいます。
<13.5.2> 昨日吉田サッカー公園でFC今治との練習試合を行い、1-1で引き分けました。前半のサンフレッチェは北京戦に出場しなかった選手と怪我人を除いたほぼ全員にユースを加えたメンバーで、DFラインでボールを繋いでサイドに展開し、突破からクロスを上げる、と言う点ではうまくいっていたと思います。ただ、トップ下とのコンビネーションが悪くクサビのパスがなかなか入らず、またクロスに飛び込む選手も少なくなかなか点が奪えません。逆に37分には右サイドでのパスミスを繋がれて逆サイドを上がってきた松平に強烈なシュートを決められ、1点のビハインドで前半を折り返しました。
 後半に入るとサンフレッチェはレギュラークラスの選手は全員交代して、半分以上がユースの選手と言う布陣になりました。そして2、3度決定機を作られGKの好守で防ぐ、と言うシーンもありましたが、しかし落ち着いてボールを回せるようになるとペースは広島のものとなり、24分に右サイドからパスを繋ぐと半身でボールを受けた浅野が前を向いて浮かせたシュート。これが見事にネットに収まって、広島が同点に追いつきます。その後も左右の突破から何度も今治のゴール前に迫りましたがラストパスの精度が悪く、なかなかシュートまで行けないままに若干早めに終了のホイッスルが鳴りました。
 練習試合についての詳細は書けないので普段見れない若手選手についての感想ですが、ゴールを決めた浅野はさすがストライカー、と思わせるプレーだったと思います。ただ、逆に言えば目立ったのはそれぐらいで、むしろなかなか自分の良さを出すところまで行けなかった、と言う感じ。特に前半はボールを引き出す動きが悪く、チーム全体の攻撃のリズムが上がらない元凶にもなっていたように思います。シーズン当初に怪我で出遅れたことが影響しているのかも知れませんが、戦術理解はまだまだ。自分の良さを発揮するためには何をすべきなのか、特にボールの無いところでの動きをどうすれば良いのか。そこのところを突き詰めないと試合出場には近づかないと思います。ただその一方で、そこが整理できるなら、あるいは周りとのコンビネーションが良くなってくれば、そのシュートセンスを生かす場面も出てくるのではないでしょうか。一方鮫島ですが、少なくとも前半は右ストッパーとしてのプレーで大きな破綻(試合開始直後のパスミス〜確認できなかったのですがたぶん鮫島〜を除いて)もなければ目立ったシーンもなし、と言う感じでした。(後半はたぶんボランチだったと思いますが、逆サイドだったので良く分からず。)守備力を高めるために修業中、と言うところなのだと思いますが、こちらも戦術理解はまだまだ。守備はともかく攻撃に切り替わった時にどんどん上がっていくミキッチとの距離が開いてしまって、ストッパーも上がって数的優位を作る、と言う形を作れていませんでした。そして90分間プレーした原ですが、安定した守備もDFラインと協力してのパス回しも合格点を与えられる出来だったと思います。北京戦では増田が先発フル出場して見せ場を連発しましたが、持っているポテンシャルでは原も負けないものがあるはず。西川を目標に2人で切磋琢磨して、高いレベルでのポジション争いをして欲しいと思います。
<13.5.1> 昨日ホームで行われたACLのグループリーグ最終戦は北京の堅い守りを崩せずスコアレスドローに終わり、今年のアジア挑戦は勝ち無しで終わりを告げました。
 名古屋戦で負傷した西川に代わって増田が今季初出場。それ以外はブニョドコル戦と同じ布陣で戦いました。
       増田

   ファン 塩谷  水本

     岡本  中島

井波            パク

    川辺   野津田
    (→高萩67分)
        イ(→石原59分)

SUB:原、千葉、山岸、鮫島、宮原
 対する北京国安は、GK:ヤン・ジー、DF:チョウ・テイン、シュ・ユンロン、ラン・チョン、チャン・シンシン、MF:チャン・シーチョー、ワン・シャオロン(→シャオ・ジアイ72分)、ピアオ・チョン(→ワン・ハオ90分)、FW:ゲロン(→ヤン・ユン60分)、カヌーテ、と言うメンバーでした。引き分けでもOKと言う北京は最初からやや引き気味。特に前回の対戦で頻繁に挙がってきていた両サイドは自重して、両外国人を前線に残してブロックを作ります。それに対して広島はDFラインから繋いで攻略を図ります。5分にはファンのクサビから川辺、野津田と繋いで相手ゴールに迫り、8分には野津田のパスを受けたパクがシュート。10分には井波の股抜きの突破からイがクロスを入れますがクリアされます。続いて14分には井波のクロスが逆サイドに飛び、パクがフリーでシュートしますがふかしてしまいます。更に18分にはCKから水本、21分にはドリブルから野津田が決定的なシュートを放ちますが、いずれも枠を捉えることができません。
 これに対して北京は20分過ぎから牙をむき、24分にはクロスにカヌーテが頭で合わせましたが増田が触ってバーが弾きます。またその1分後には強烈なミドルシュートが広島ゴールを襲いましたが増田がナイスセーブ。続くCKからゲロンに押し込まれましたがオフサイドの判定に救われます。サンフは攻め込まれても怖れず前に出て、その後も32分の野津田のシュートや37分のパクのFK等で惜しいシーンを作りますが、なかなかシュートが枠に行きません。前半はシュートに持ち込んだシーンこそ広島の方が多かったものの、シュートの精度の差で北京が上回り、スコアレスで折り返すことになりました。
 後半に入ると北京は前半以上に引き気味の布陣を引いて、カウンター狙いを明確にします。そして5分には中盤でボールを奪われカヌーテに決定的なシュートを打たれましたが横に外れます。広島は川辺がボールを引き出しパクと井波を使ってサイドを攻略しようとします。19分には井波のクロスに石原が頭で合わせましたが枠外。33分には野津田がシュートしましたがこれも枠を捉えることができません。北京は時折カウンターから、あるいはパスを繋いで攻め込んできますが、人数をかけないため迫力がありません。36分にはワンツーを使って突破してきましたが増田が判断良く前に出てキャッチ。そしてその後は広島が左右から、あるいは中央から何とかゴールをこじ開けようと攻め続けますが、どうしても守りを崩せません。森保監督は石原と高萩に決定的な仕事を期待して送りだしましたが、残念ながら効果は少なくそのままタイムアップ。またも勝ちを逃した広島の選手たちは、そのままピッチに崩れ落ちました。
 Jリーグ王者がグループリーグ敗退。しかも1勝もできずに終わってしまったと言うことで、いろいろな方面からの批判はあると思います。実際JリーグはACLで好成績をあげるためにアウェイゲームの渡航費の8割を負担する、と言うこともしているわけですから、「金を返せ」と言われても仕方のないかな、とも思います。ただ、わずか1年前に99%の減資をして経営の立て直しを始めたばかりのサンフレッチェが、ACLがあるからと言って無理はできないのも当然のこと。もともとACL出場によって営業面のメリットがあるわけではなく、むしろ出場することによってJリーグでの集客と成績に悪影響を及ぼし兼ねない(実際今年の広島は、ACLの影響でGW中のホームゲーム開催がゼロ)わけです。昨年サンフレッチェがリーグ優勝できたのは一つの到達点ではあるのですが、しかし1年だけ成績が良くてもダメ。常にJリーグで優勝を狙える位置で戦えるようなクラブとしての地力ができて初めて、ACLでの好成績を狙えるのです。そう言う意味で、若手育成を重要なミッションと位置づけて戦った森保監督は正しい、と思いますし、少なくとも私はサポーターとして全面的に支持します。最後の試合に勝つことはできませんでしたが、しかし岡本、野津田、パク、川辺、井波、増田らが良いプレーを見せたのは確かだし、また足りないところも分かったのではないかと思います。昨年のナビスコカップで清水と石川が大きく成長して後のリーグ戦で貢献できたように、今回出場した若手選手たちの経験は必ず後で生きるはず。この勢いでレギュラー陣を突き上げることができるなら、来年以降にACLでリベンジするチャンスも出てくるのです。
 ところで今季のACLを振り返ると、やはり最初のブニョドコル戦がポイントだった、と思わざるをえません。この試合は森崎兄弟と清水を先発メンバーから外したものの、レギュラーと遜色のないメンバーを揃えていたわけですし、勝つチャンスも十分にありました。相手の情報が分からなかったと言うことで前半を慎重に入ったにも関わらず失点してしまったことと、押している時間帯にカウンターから失点してしまったのが敗因だったのですが、後から考えると本当にもったいない敗戦だった、と思います。そして続く北京戦も浦項戦も、少なくとも勝点1を取るチャンスはあったにも関わらず敗れてしまい、苦しい状況に追い込まれてしまいました。昨日の試合後に水本選手が「紙一重のゲームばかり...そこで勝ちを拾えなかったり、勝点を拾えなかったことが、上に行ったチームとの差」と述べていますが、まさにその通り。Jリーグではその「紙一重」のところで勝ちきる(あるいは引き分けに持ち込む)ことができていることが優勝した要因だったわけですが、それが環境の変化やメンバーの変化によってできなくなるところに、チームとしての成長の余地があるのだと思います。今季はこれでJリーグ(とナビスコカップと天皇杯)に集中できることを生かして、来季もACL出場権を獲得して来年こそ屈辱を晴らして欲しいもの。そして来年もまたACLに出場して、今度こそノックアウトステージに進出して欲しい。それができて初めて、今年の結果を「良い経験だった」と振り返ることができるのだと思います。

日刊スポーツ 記事1 記事2
ゲキサカ 試合記録 記事1 記事2
J's GOALゲームサマリー

<13.4.30> 「ホットニュース」によると森保監督は、今日の試合は「経験値の少ない選手にプレーしてもらおうと思っている」と述べています。ブニョドコル戦で勝点1を取った若い力のパワーで、今度こそ勝利を挙げて欲しいと思います。
 今日の試合会場は広島広域公園陸上競技場で、午後7時キックオフ。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、西川選手のプレミアム選手カードです。またACL限定グルメは「ACL弁当」750円と日替わりスープ(豚汁またはフカヒレスープ)300円で、いずれも今日が最後の販売です。
 テレビ放送は日テレプラス(スカパー!のch278(SD画質)とch619(HD画質)及びCS300)で生放送が、またBS日テレで深夜2時半から録画放送が予定されています。今日は現地観戦の予定ですので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
<13.4.29> 明日はACLのグループリーグ最終節。サンフレッチェはホームに北京国安を迎えます。
 5度目のACL出場の北京国安は現在2位で、最終節にグループリーグ突破を賭けています。これまでの戦績は次の通り。
1A △0-0 浦項
2H ○2-1 広島  【北】Lang Zheng、Piao Cheng、【広】石原
3A △0-0 ブニョドコル
4H ●0-1 ブニョドコル 【ブ】Musaev
5H ○2-0 浦項  【北】Guerron、Shao Jiayi
 ここまでの勝点は8で3位浦項は6なので、明日の試合に勝てば文句無く勝ち抜き決定。引き分けの場合はもう1試合の結果によりますが、ブニョドコルが勝つか引き分ければ2位が確定します。逆に敗れれば3位となる可能性が出てくるので、当然勝利を狙って来るに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、森保監督は「次はACLの我々にとっての最終戦だし、ホームで勝ち点3をつかみ取りたい」と語っています。ただ名古屋戦から中2日での試合になること、また若手の成長のための貴重な機会であることも考えると、ブニョドコル戦のメンバーをベースに戦う可能性が高そうです。と言うことで私の予想は次の通り。
       増田

   ファン 千葉  パク

     岡本  中島

井波            山岸

    川辺   野津田

       石原

SUB:原、塩谷、鮫島、青山、高萩、イ、寿人
 ブニョドコル戦では感動的な試合を見せたサンフレッチェの若手選手たちですが、大事なのは継続的に力を出すこと。明日は全力のプレーで、ホームのサポーターに成長した姿を見せて欲しい、と思います。
<13.4.28> 昨日のJ1リーグ第8節名古屋戦は先制されたものの追いついて1-1の引き分け。順位は5位に後退したものの負けなしで「地獄のアウェイ3連戦」を終えることができました。
 先発は前節と同じ。また控え選手の入れ替えもなくサンフレッチェは以下の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山  森崎和

ミキッチ          山岸(→パク68分)
(→ファン82分)
    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、中島、岡本、川辺、野津田
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:田中隼、闘莉王、増川、阿部、MF:矢野(→田中輝HT)、田口(→ダニエル80分)、ダニルソン、小川、玉田(→ヤキモフスキー73分)、FW:ケネディ、と言うメンバーでした。試合の序盤は広島のペースで、中盤の守備が機能して相手の攻撃を寸断すると、ミキッチが何度も右から仕掛けてチャンスを作ります。2分にはミキッチのクロスに寿人が頭で合わせましたが強く打てずGKに止められ、5分にはミキッチのクロスを高萩が折り返し、こぼれ球を森崎和が狙いましたが枠外に外れます。また12分にはカウンターからミキッチのパスを寿人が戻し、高萩がシュートしたもののDFがブロック。22分には寿人とのコンビネーションでシュートコースを作った高萩が低いシュートを打ちましたが枠外に外れます。前半は風上を取った名古屋も徐々にその利を生かして反撃し、7分には阿部のクロスを逆サイドで受けた矢野に危ないシュートを打たれ、20分にはカウンターから矢野がフリーになりましたが横パスが流れて助かります。24分には中盤で闘莉王にカットされ、そのまま強烈なミドルを打たれましたがバー。39分には小川の決定的なシュートを西川が弾き出します。前半はお互いにチャンスを作ったものの守備の集中も高く、スコアレスで折り返しました。
 後半に入ると風上に立った広島がまずはチャンスを作り、0分には青山がロングシュート。1分にはミキッチが左足で狙いましたが枠を外れます。逆に2分、中盤でパスをカットしたダニルソンがどのままドリブルで持ち上がり、左サイドの高い位置からゴール前を横切るクロス。これを逆サイドで小川に決められて、先制点を許してしまいました。
 その後も追加点を狙って攻め込む名古屋。14分にはオフサイドラインを破られ玉田がフリーで抜け出しましたが、西川がループシュートをセーブして追加点を許しません。これで流れが変わったか、ここから広島が反撃に転じます。そして21分、闘莉王が増川に戻したボールを高萩が奪うと左サイドの寿人へ。ダイレクトで中央に送ると走り込んでいた青山が叩き込んで、広島が同点に追いつきました。
 その後は両チームともガツガツと身体をぶつけ合って激しく追加点を奪いに行きます。25分には高萩がミドルシュートを打ちましたが惜しくも枠外。27分には寿人が決定的なシュートを放ったものの楢崎が触ってポストに弾かれ、こぼれ球も闘莉王がクリアします。34分にはFKから青山がシュート。42分には名古屋のカウンターから小川が抜け出しましたが、西川が身体を張ってセーブします。その後は広島が攻めたものの高萩のシュートもファンのシュートもゴールを割ることができず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 試合後のコメントによると森保監督は「疲れはあったかと思いますが」と言う問いに対して「プレーを見ている限りではそこまでは。ACLでは西川、塩谷、水本がスタメンでしたけど、その3人にも疲れは見えませんでしたし」と語っていますが、その一方で森崎和幸選手は「今日は全体的に動きが重かったというか、運動量も少なかった」と述べています。先日のブニョドコル戦で先発フル出場したのは3人だけだったわけですが、しかし往復16時間?かけて移動していて、しかも帰国後にも名古屋への移動があったわけで体力的な消耗が無かったはずはありません。また主力4人が広島に残っていたとは言っても、他の7人は遠征組。プレスをかけるためには全選手が連動しなければならないわけですから、「プレスがあまりうまくかからなかった」(水本選手)のも止むを得ない、と言えます。ミッドウィークに試合があったのは名古屋も一緒、とは言え日帰りも可能な鹿島への遠征。しかも名古屋はホームだったわけですから運動量で上回られ、思うようなサッカーができた時間帯が短かったのも仕方がなかった、と言えるでしょう。
 そんな中でも勝点1をゲットできたのは、守備と攻撃の粘り強さが要因でした。先制点を許した後も玉田と小川に決定的なシーンを作られたものの西川が立ちはだかって、それ以上の失点を許しませんでし、最も怖いケネディには試合を通じてしっかりと身体を寄せて、ゴールから遠ざけて脅威となるのを防いでいました。逆に攻撃ではリードを許したにも関わらず慌てずパスをつないでチャンスを窺い、相手のミスを突いて同点に追いつきました。この試合で勝てなかったのは残念ですが、しかし試合自体はどちらに転んでもおかしくない内容だったことを考えると、引き分けと言う結果はまずまずと言えます。5月はACLもなく週1試合ペースで戦えるので、これで首位追撃の準備は整った、と言っても良いのではないでしょうか。

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