5/26〜6/1のSANFRECCE Diary


<13.6.1> Jリーグは昨日、6/16に国立競技場で開催される「東日本震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ」の出場選手を発表し、広島からは佐藤寿人選手と高萩洋次郎選手が選ばれました。佐藤選手はJリーグ選抜、高萩選手はTEAM AS ONEのメンバーで、いずれも昨年に続いて2年連続の選出となっています。今回選ばれたのは次のメンバー。
[JリーグTEAM AS ONE]
【GK】林(仙台)、曽ヶ端(鹿島)
【DF】鎌田、角田(仙台)、岩政、西(鹿島)、
    加賀(FC東京/秋田県出身)、安田(フィテッセ)
【MF】梁、菅井(仙台)、中田、柴崎、小笠原(鹿島)、
    高萩(広島/福島県出身)
【FW】柳沢、赤嶺(仙台)、大迫(鹿島)

[Jリーグ選抜]
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】槙野(浦和)、徳永(FC東京)、中澤(横浜FM)、土屋(甲府)、
    闘莉王(名古屋)、扇原(C大阪)
【MF】柏木(浦和)、青木(大宮)、ジョルジ・ワグネル(柏)、
    稲本(川崎F)、中村(横浜FM)、石毛(清水)、山田(磐田)、
    山口、柿谷(C大阪)
【FW】原口(浦和)、キリノ(湘南)、田中(新潟)、佐藤(広島)、
    豊田(鳥栖)、森島(大分)
 なおこの試合には先日引退を表明したデイビッド・ベッカム選手も参加予定だとのこと。チケットはまだ販売中ですが指定席のほとんどは売り切れていますので、観戦希望の方はお早めにどうぞ。
<13.5.31> Jリーグは昨日ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメントの組み合わせを発表しました。それによると準々決勝のサンフレッチェの相手は柏レイソル。6/23の1st legはホームで、6/30の2nd legはアウェイで対戦することになりました。なおこの試合に勝った場合の準決勝の相手は鹿島×横浜FMの勝者になります。2010年に初めてACLを戦った時にはナビスコカップ決勝まで進んで敗れただけに、今回はぜひともその「リベンジ」を果たしたいところ。中断期間中のキャンプでしっかりと準備して、まずは柏を倒して欲しいものです。
<13.5.30> 昨日ホームに1万人を集めて行われた第9節柏戦は、堅い守りを崩せずスコアレスドローに終わりました。
 メンバーはサブも含めてここ数試合と同じで以下の布陣でした。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          パク(→山岸75分)

    石原    高萩

       佐藤

SUB:原、ファン、中島、岡本、井波、野津田
 対する柏は、GK:菅野、DF:キム、増嶋、近藤、鈴木、MF:ジョルジ・ワグネル、栗澤、大谷、山中(→秋野79分)、FW:工藤、田中、と言うメンバーでした。前節大量失点で敗れた柏は、広島と全く同じ布陣にしてブロックを作り、ロングフィードとカウンターからチャンスを作ろうとします。それに対して広島はDFラインでボールを動かして相手の隙を窺います。そして千葉のクサビや塩谷の攻め上がり、あるいはミキッチの突破からチャンスを作ろうとします。24分には青山が高萩とのワンツーで攻め上がりミドルを打ちましたが枠外。26分には千葉のスルーパスで抜け出したミキッチがフリーでシュートしましたが、菅野が身体に当てて枠の外に追い出します。また35分にも石原が決定的なシュートを放ちましたがDFがブロックします。逆に36分にはオフサイドラインぎりぎりで抜け出した田中が強烈なシュートを放ちましたが、これはクロスバーが助けてくれます。更に44分には塩谷がゴール前に鋭いボールを送りましたがこれも菅野が阻みます。前半はお互いに決定機は作ったものの決めきれず、スコアレスで折り返しました。
 後半も守る柏、攻めの糸口を探す広島、と言う構図に変わりはなくじりじりした展開が続きます。3分には石原がペナルティエリア内で倒され、8分にはDFラインの裏に抜け出した寿人が足を掛けられましたが、いずれもファウルを取ってもらえません。25分には右サイドのスペースへのパスにミキッチが追いつき、折り返しを寿人から高萩に渡しましたがシュートは弱くGKがキャッチ。34分には寿人が抜け出し高萩が繋いで石原が飛び込みましたが、増嶋が懸命のスライディングでシュートを打たせません。結局両者とも最後までゴールは割れず、無得点のまま試合終了となりました。
 疲労の色の濃い柏は前節大量失点で敗れていると言うこともあって、完全に守備に重点を置いた戦いをしてきました。ボールを前から追うことはせずに固いブロックを作って待ち構え、攻撃はロングボールやミドルシュートが中心で、極力リスクを冒さないような戦い方を貫きました。それに対して広島はあの手この手で攻めを試み、ミキッチや塩谷のクロスや高萩、青山のパス、石原の突破や寿人の抜け出しでチャンスを作りました。その結果何度かPKではないか、と言うシーンも作ったのですがジャッジに恵まれませんでした。90分を通してサンフレッチェらしい戦いはできたと思うのですが、個人能力の高いチームに守りを固められるとそう簡単には点は取れないもの。むしろじりじりした試合だったにも関わらず良く我慢をして勝点1を確保した、と言う試合だったと言えるのではないでしょうか。
 この試合の結果サンフレッチェの勝点は24。4位鹿島の勝点には及ばず5位で中断を迎えることになりました。昨年は第13節終了時の勝点は25で、首位の仙台に2差に迫る2位に付けていたのでそれには及ばないものの、ほぼ同じ成績と言うことで十分にタイトルを狙えるいちにいる、と言うことができます。とりわけ今年も課題だった若手の育成が順調で、開幕時にレギュラーだった清水が怪我が治っているにも関わらずベンチ入りもできないほど。また塩谷も攻撃面での成長を見せていて、もはや森脇の穴は完全に埋まった、と言って良いでしょう。せっかく良い流れで来たのに中断に入ってしまうのも残念なのですが、しかしここからチーム内競争によってレベルアップする良いチャンス。1ヶ月の中断の間により大きく成長して、夏以降の戦いに向かって欲しいと思います。

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<13.5.29> 「ホットニュース」によると、今日の試合のポイントは「油断の排除」になるとのこと。コンディションやリーグ戦の調子を考えるとサンフレッチェが有利なのは間違いないところですが、しかしそう言う時こそ難しい戦いになるのがサッカー、というもの。激しい気迫で戦いを挑んでくるであろう柏に対してまずは気持ちで負けないことが、最も重要なポイントになりそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合会場限定グルメは、千葉県勝浦市のご当地ラーメンである「勝浦タンタンメン」を500円で限定400食提供します。また5月の選手コラボメニューである森崎和幸選手の「ガーリックライス&ワカメスープ」と森崎浩司選手の「スパム丼」は今日が最後となります。先着プレゼントはミートゥー・ブライダルエステ特別ご優待券を女性限定で先着4,000名様に差し上げます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、水本選手のプレミアムカードとなっています。また今日はキックオフ30分後以降ご来場の方に当日券が全席種半額となる「駆けつけ割!」を実施しますので、仕事帰りにぜひお寄り下さい。更に福山市の「シネフク大黒屋」とエディオン広島本店本館8Fの「V-POINT」ではパブリックビューイングを行いますので、スタジアムに行けない方もぜひ会場へお越し下さい。
 テレビ放送はスカパー!ch300(SD画質)とch606(HD画質)及びBS244(いずれもJ SPORTS 3)で生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.5.28> 明日はACLのため日程変更になっていたJ1リーグの第9節。サンフレッチェはホームに柏を迎えます。
 2回目のACL挑戦でベスト8進出を果たした柏ですが、リーグ戦との両立は難しいようで現在勝点16で11位に沈んでいます。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
FXSC ●1-0 広島  【広】佐藤
ACL1 ○1-0 貴州  【柏】クレオ
1H ○3-1 川崎F 【柏】クレオ2、工藤、【川】レナト
2A ●0-3 FC東京 【東】渡邉2、長谷川
ACL2 ○3-0 Cコースト【柏】レアンドロ・ドミンゲス2、狩野
3A ●1-2 仙台  【柏】レアンドロ・ドミンゲス、【仙】松下、ウイルソン
4H ○3-1 大分  【柏】工藤2、田中、【分】松本怜
ACL3 ○6-2 水原  【柏】田中2、栗澤2、工藤2、【水】CHOI、RISTIC
5H △3-3 名古屋 【柏】工藤2、レアンドロ・ドミンゲス、【名】田中輝、増川、玉田
ACL4 △0-0 水原
6A ●1-3 甲府  【柏】OG、【甲】福田、ウーゴ、土屋
7A ○3-0 鳥栖  【柏】クレオ、増嶋、工藤
ACL5 △1-1 貴州  【柏】増嶋、【貴】リー・カイ
8H ●0-4 大宮  【宮】ノヴァコヴィッチ2、高橋、チョウ
ACL6 ○3-0 Cコースト【柏】工藤、クレオ、レアンドロ・ドミンゲス
10H ○2-1 横浜FM 【柏】クレオ、工藤、【横】兵藤
11A ○1-0 磐田  【柏】ジョルジ・ワグネル
AR16 ○2-0 全北  【柏】工藤、増嶋
12H ●1-3 C大阪 【柏】工藤、【C】山口、柿谷2
AR16 ○3-2 全北  【柏】渡部、ジョルジ・ワグネル、工藤、【全】OG、ケヴィン
13H ●2-6 浦和  【柏】田中、近藤、【浦】原口、柏木2、マルシオ・リシャルデス2、森脇
 前節は全北戦勝利の流れを重視したかメンバー変更なしで戦いましたが、その影響か集中力が切れるシーンが多くミス絡みで失点。その後は浦和の怒濤の攻撃を防ぐことができず、次々と失点を重ねて惨敗を喫しました。明日は広島よりも1日休みが少なく、しかもアウェイゲームと言うことで難しい試合を覚悟してくるものと思われますが、ただそう言う状況を考えて割り切った戦いをしてくる可能性もあります。策士・ネルシーニョ監督のことですから、絶対に何かを仕掛けてくる、と考えて試合に臨んだ方が良さそうです。
 対するサンフレッチェですが、中3日だと言うことを考えてメンバーを入れ替える可能性もありますが、むしろこれまで3連勝の流れを重視してメンバー変更なしで臨む可能性が高そうです。と言うことで私の予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          パク

    石原    高萩

       佐藤

SUB:原、ファン、中島、岡本、山岸、井波、野津田
 明日の試合が終わればリーグ戦はしばらく中断され、6/23のナビスコカップ準々決勝まで試合はありません。その休みを良いイメージで迎えるためにもぜひとも勝って終わりたいところ。明日はサンフレッチェらしいサッカーを貫いて、勝ち点3を取って欲しいと思います。
<13.5.27> サンフレッチェ広島とサンフレッチェ広島後援会、広島県サッカー協会が構成する「START FOR 夢スタジアム実行委員会」は昨日「ひろしま夢スタジアム〜スタジアムは、街づくり〜」シンポジウムを開催し、約200名が参加しました。サポーターの方のブログの継続は力なりによると、最初にサンフレッチェの小谷野社長が昨年から行っていた署名が38万人分集まった、と報告。それに次いで「旧広島市民球場跡地に3万人クラスの複合型サッカースタジアム建設を目指す」と宣言しました。また小谷野社長の後に登場した佐藤寿人選手は、好きなスタジアムとして仙台、千葉のスタジアムとともにジェノバの「スタディオ・フイジ・フェッラーリス」を挙げ、小さいけれどもその町の良さが出ているようなスタジアムがお気に入り、と語っていたそうです。そしてワールドワイドなスポーツであるサッカーで平和都市広島をアピールするためにも、市民球場跡地へのサッカースタジアム建設を願っている、と締めました。シンポジウムではそのほか、ヨーロッパのスタジアムの機能や事例、国内のサッカースタジアムの最新動向・事例などの紹介があった、とのこと。そして「夢スタ実行委員会」としては今後「みんなが夢スタジアム実行委員として、サッカースタジアムは街づくりの一環、と言うことを広く伝えていく」「複合型スタジアムのアイディアをSNSやメールで広く募集する」「シンポジウムやセミナーを開催し続けていく」と言うことを行っていく、とのことです。
 サンフレッチェ広島と県サッカー協会はこれまで「市の中心部にサッカー専用スタジアム建設を」と要望していましたが、建設場所やスタジアムの規模については言及していませんでした。その一方で広島県や広島市、広島経済界はそれぞれの思惑で動いていて、宇品地区への4万人規模でのスタジアム建設と言う案も出ています。今後スタジアム建設については県と市が主導して作られる協議会で議論されることになりますが、その協議会が始まる直前にサンフレッチェとしての態度を明らかにしたことには、非常に大きなインパクトがあると思います。単にJリーグの開催のためでなく、広島が本当に良い街になっていくためにと言う視点を持って、サンフレッチェがコアになった街づくりを考え提案していくことが、今後の課題であり方向性なのではないでしょうか。
<13.5.27> 昨日広島経済大との練習試合を行い、4-0で勝ちました。得点は前半11分と44分にイ・デホン。後半30分に清水、32分に野津田でした。
<13.5.26> 昨日BMWスタジアム平塚で行われたJ1リーグ第13節湘南戦は、高萩とミキッチのゴールで2-0で勝ち連勝を3に伸ばしました。
 メンバーは前節と同じで以下の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          パク(→山岸65分)
(→井波74分)
    石原    高萩

       佐藤(→野津田83分)

SUB:原、ファン、中島、岡本
 対する湘南は、GK:阿部、DF:荒堀(→亀川HT)、鎌田、大野、MF:古林、ハン、永木、高山、FW:梶川(→岩上56分)、キリノ(→大槻70分)、菊池、と言うメンバーでした。ファーストシュートはキリノでしたが、その後は広島がボールを支配して攻め手を探します。6分には塩谷がミキッチを狙ってパスを出しましたが合わず。12分にはパクが抜け出しシュート性のクロスに石原が飛び込みますが合いません。しかし17分、高萩と寿人、石原がワンタッチの大きなパス交換で湘南守備陣を振り回して最後は高萩がシュート。これが見事に決まって、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島が試合の主導権を握って、22分にはCKから水本がシュート。27分には高萩のロングパスを受けた塩谷が思い切って狙いましたがGKの好セーブに防がれます。湘南も時折チャンスを作って、36分には荒堀がサイドを突破してクロス。これを中央で待ち構えていた高山がシュートしましたが、運良く上に外れます。そして後半44分、塩谷が右サイドのスペースにパスを送るとミキッチが高山と競り合いながら追いついて倒れ込みながら低いボールを送ります。するとこれが見事に逆サイドのネットに収まって、リードを2点に広げて前半を折り返しました。
 湘南のチョウ監督は流れを変えようと後半の頭から選手交代をしてきます。しかしボール支配は相変わらず広島で、5分には波状攻撃から寿人が狙ったものの枠外。6分にはパクのCKから水本がシュートしましたが惜しくも外れます。湘南はカウンターから何度かシュートを打ちますが、西川の牙城を崩すには至りません。17分には高山のクロスがバーに当たりましたが西川が落ち着いて対処します。後半の後半は広島もやや運動量が落ちたか何度か危ない場面を作られましたが、シュートの正確性がなく助かります。広島も山岸と井波を投入して追加点を奪いに行って、32分には井波のクロスに寿人が頭で合わせますがシュートはバーに弾かれます。更に35分には石原のシュートがDFに当たってコースが変わりましたがGKが好反応でセーブ。42分には高萩のクロスに石原が合わせましたがGKが弾きます。結局広島が最後まで攻めの姿勢を崩さず、そのまま押しきりました。
 大分、甲府、湘南と続いた「昇格組3連戦」。どのチームもJ1の壁に苦しみながらも徐々に流れをつかみつつあっただけに、苦しい試合になることが予想されました。そして実際大分戦は難しい試合となりましたがこれを1-0で勝つと、その後の2試合は実力差を見せつけるような戦いぶりで見事な3連勝を収めました。相手はいずれも広島を研究して対策を練って来たと思うのですが、それをものともしない堂々とした戦いぶりだったと思います。昨年の優勝は1試合1試合をチャレンジャーとして戦った結果ですが、今年は逆に挑戦される立場。つまり昨年とは違った意味での難しさがあると思うのですが、しかしここまでのサンフレッチェは予想以上に良く戦っていると思います。特に今年から導入した前からのプレスが良く効いて、守備が昨年以上に安定していることが大きい、と言えるでしょう。相手が広島対策を練ってくる中で受けて立つのではなく、むしろ前向きに戦いを挑んでいく。その姿勢が、この時期での昨年並(12試合消化時点での勝点は1多い)の成績をもたらしているのではないでしょうか。今年は大宮が突っ走っているだけでなく横浜FM、鹿島、浦和らライバルたちも勝点を積み重ねていてなかなか上位に上がれませんが、今後シーズンが進み暑さが厳しくなればどのチームも難しい時が来るはず。その時に粘り強く自分たちのサッカーを貫くことができるなら、きっと再び栄光をつかむことができるのではないでしょうか。

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