7/28〜8/3のSANFRECCE Diary


<13.8.3> 「ホットニュース」によると森保監督は、「浦和がどう戦ってくるか、正直分からない」と警戒心をあらわにしています。去年も今年もペトロヴィッチ監督の「広島対策」にしてやられているわけですが、いつも負けてばかりはいられません。「同じ相手に2度も負けられない」と言う強い気持ちで戦って、今日こそは勝利と言う結果を出して欲しいと思います。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で、午後6時キックオフ。当日券はMU指定席、SC指定席、A自由席が発売されるそうです。テレビはスカパー!のch180(SD画質)とch580(HD画質)及びCS800で生放送が予定されています。今日はブログでの速報は行いませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<13.8.3> 昨日三ツ沢で行われたクラセンU-18の準決勝で、サンフレッチェユースは競り合いの末3-2で清水ユースを下して9年ぶりに決勝に進出しました。マッチレポートによると先制点は広島で、前半35分にショートコーナーから荒木がヘディングで決めました。しかしその2分後に清水の柳沢に決められ同点で前半を折り返しました。後半、いきなり勝ち越し点を奪ったのは清水で、3分に中盤でのパスミスを奪われてそのまま持ち込まれて北川に決められてしまいました。しかしその後は広島が猛攻。野口と川辺を起点に何度もビッグチャンスを作りましたが相手GKの好守によりなかなか決められない時間帯がつづきました。しかし後半35分にロングボールで抜け出した越智が決めて同点。FKからのゴールをオフサイドで取り消される、と言う不運もあったものの、41分に再びロングパスで抜け出した横山が決めて勝ち越しそのまま逃げ切りました。私は後半だけネット中継で見たのですが、両チームとも高い技術と戦術を持った好チームでした。全体的には広島が支配する時間が長かったものの清水の攻撃も鋭く、実力差はほとんどなかったと言っても良いでしょう。まさに、サンフレッチェユースらしく「気持ち」で勝利した試合だった、と言えるのではないでしょうか。
 決勝は今日の6時から。相手は横浜Fマリノスユースです。

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<13.8.2> 過密日程の夏の戦いは明日が第19節。サンフレッチェはアウェイで4位浦和と戦います。
 今季は開幕戦で広島を下して好スタートを切った後、順調に勝ち星を積み重ねてきた浦和でしたが、第16節、第17節に連敗して順位を4位に落としています。今季のこれまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1A ○2-1 広島  【浦】柏木、原口、【広】森崎浩
2H ○1-0 名古屋 【浦】宇賀神
3A △2-2 大分  【浦】原口、阿部、【分】丸谷、高松
4A ○2-0 新潟  【浦】槙野、マルシオ・リシャルデス
5H ○2-1 磐田  【浦】森脇、原口、【磐】前田
6H ○2-0 湘南  【浦】興梠、柏木
7A ●0-1 大宮  【宮】ズラタン
8H ●0-1 清水  【清】バレー
10A △2-2 C大阪 【浦】原口、那須、【C】杉本、山口
11H ○3-1 鹿島  【浦】那須、興梠、梅崎、【鹿】野沢
12H ○6-2 鳥栖  【浦】阿部、槙野、興梠、原口、那須、矢島、【鳥】岡田、高橋
13A ○6-2 柏   【浦】原口、柏木2、マルシオ・リシャルデス2、森脇、【柏】田中、近藤
9H △1-1 仙台  【浦】阿部、【仙】太田
14A ○1-0 甲府  【浦】那須
15H △2-2 FC東京 【浦】興梠、原口、【東】三田、長谷川
16A ●0-4 川崎F 【川】中村、レナト、山本、大久保
17H ●2-3 横浜FM 【浦】那須、槙野、【横】マルキーニョス、齋藤、栗原
18A ○2-1 磐田  【浦】マルシオ・リシャルデス、森脇、【磐】駒野
 第12節、第13節には2試合連続で6得点を奪うなど攻撃サッカーが猛威を振るいましたが、キープレーヤーだった鈴木啓太の離脱以降チームのバランスを崩しています。また暑くなるに従って運動量が落ちて、攻めも守りもトーンダウンしているように思います。ただ前節は内容的に良くないながら、森脇得意の「ロスタイムゴール」で勝利しているだけにチームの雰囲気は良いはず。広島相手にはこのところ3連勝中でもあるので、明日は必勝を期して迎え撃つに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、「ウイニングチーム・ネバーチェンジ」の法則を考えるとなるべくメンバーは動かしたくないところ。ただ怪我や疲れでコンディションが整わない選手がいれば、先発メンバーを変えてくる可能性もありそうです。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、岡本、パク、清水、野津田
 同じフォーメーションのチーム同士の「ミラーゲーム」に多少の弱さを見せるサンフレッチェですが、それは浦和にとっても同じはず。明日は同じ戦術を取るチーム同士による、がっぷり四つの好ゲームに期待したいと思います。
<13.8.1> 昨日平日では史上最多の16,351人を集めて行われた第18節大宮戦は、石原のハットトリックで快勝し首位をキープしました。
 日本代表メンバーは全員が先発して、前節と同じメンバーで戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸(→清水52分)
(→ファン75分)
    石原    高萩

       佐藤(→岡本86分)

SUB:増田、中島、パク、野津田
 対する大宮は、GK:北野、DF:今井、菊地、高橋、渡部、MF:渡邉、植田、金澤、チョ(→富山HT)、FW:鈴木(→ズラタンHT)、長谷川(→カルリーニョス73分)、と言うメンバーでした。大宮のキックオフで始まった試合でしたが、いきなり先制パンチを浴びせたのは広島。2分、高萩の展開のパスを受けた山岸が右足でクロスを入れると、中央で待ち構えていた石原が頭で決めて広島が先制点を奪いました。
 これで落ち着いた広島は、後ろでブロックを作って大宮の攻撃を受け止めます。18分には渡部のクロスを長谷川が叩きつけましたが西川が好反応でセーブ。23分には上田のクロスを頭で打った長谷川のシュートがクロスバーを直撃します。また32分には菊地に至近距離から打たれましたが西川が素晴らしい反応で防ぎます。広島は終盤に2本シュートを打ったものの全体的には大宮ペースで前半を折り返しました。
 大宮はハーフタイムに2枚替えして前からプレッシャーをかけてきます。しかし広島も山岸に代えて清水を投入し、逆襲を狙います。8分には森崎和のパスで抜け出した高萩がシュート体勢に入ったところで倒されましたがノーホイッスル。16分には高萩が、18分には清水がFKを狙いましたが枠を捉えることができません。清水のドリブル突破から何度も良い形を作ったもののなかなか追加点が奪えなかった後半28分、渡邉が右サイドから侵入して左足を振り抜きます。するとボールはDFの間を縫うように抜けてファーサイドのネットに飛び込み、同点に追いつかれてしまいました。
 この後も大宮に攻め込まれるシーンが続き、32分には富山のシュートがポストに当たりこぼれを上田に狙われます。しかし後半35分、高萩が倒されて得たFKを自ら蹴ると、DFラインの裏で合わせた石原が頭で流し込んで広島が勝ち越しました。
 この直後に大宮は金澤が退場になって数的不利になったものの、全員攻撃で広島を押し込みます。これに対して森保監督は久々に岡本を投入。岡本は中盤を走り回って相手ボールを奪い、ロスタイムにはファンとのパス交換から決定的なシュートも放ちます。そして後半48分、高萩が右サイドから低いクロスをDFラインの裏へ。ファーに走り込んだ石原はDFと競り合いながら流し込んで、決定的な追加点を奪いそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
 このところ2連敗中。しかもノヴァコヴィッチは不在でズラタンもベンチスタートと言うことで、大宮に連勝を続けていた頃の勢いは無かったかも知れません。しかしそれでもベルデニック監督が作ったチームは戦術的にしっかりしていて、厳しい戦いを強いられました。前半の押し込まれていた時間帯に次々と浴びた決定的シュートが1つでも入っていたら、試合展開はどうなっていたか分からなかった、と思います。
 そのような厳しい戦いに勝てた理由は、何と言っても石原の「決定力」に尽きます。1点目も2点目もピンポイントクロスに頭で合わせたものでしたが、完全にフリーになってGKの位置を良く見て決めました。また3点目はDFと競り合いながら左足で軽く合わせてカーブをかけて、逆サイドのポストに当てて流し込む、と言う芸術的なシュートでした。これまで「シャドウ」としてチームに貢献してきた石原でしたが、彼の「ストライカー」としての能力の高さを存分に発揮したハットトリックだったと思います。
 またこの試合では、韓国戦から中2日の2人の動きも注目でした。二人とも身体の重さは明らかで、特に高萩は守備で厳しく寄せることができず、渡邉に簡単に振り切られたことが失点の原因となってしまいました。ところがその高萩のピンポイントパスが2点目と3点目を導いたのですから、「さすが」としか言えません。大宮も広島も組織力を売りものにするチームですが、やはり試合を決めるのは個人の高い能力であることを、如実に示した試合だったと言えるでしょう。
 この試合の結果連勝を5に伸ばし、9試合負けなしで首位をがっちりキープした広島ですが、本当の戦いはこれから。これまで通りチーム一丸となって、夏場の厳しい戦いを乗り切って欲しいと思います。

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<13.8.1> 昨日前橋で行われたクラセンU-18の準々決勝で愛媛ユースと対戦したサンフレッチェユースは、3-2で勝って準決勝進出を決めました。この試合は立ち上がりから広島がペースを握り、11分にスルーパスを越智が決めて先制点を奪いましたが、40分に堀内、前半終了間際に大森に決められて、1点のリードを許して前半を折り返しました。しかし後半23分にこの日から復帰した宮原が決めて同点に追いつくと、終了間際に越智が劇的なゴールを決めて勝利を決めました。準決勝の相手は京都を下して勝ち上がってきた清水ユース。明日の午後4時から三ツ沢陸上競技場です。
<13.7.31> 「ホットニュース」と携帯サイトによると森保監督は「日本代表組のモチベーションと広島でしっかりとトレーニングに励んでいた選手たちのモチベーションがプラスアルファのチーム力につながりそうな雰囲気になっている」と語っています。高萩、青山ら代表組が先発したとしても、90分フル出場できるかどうか、は微妙。試合展開によっては岡本や野津田の早い時間帯からの投入があるかも知れません。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10とU-12、及び「フォリアチャレンジカップ」が行われます。おまつり広場では「iPhoneアプリゲーム」と「サッカースタジアム建設PRブース」が3時から。「銅像パフォーマー」「ジャグリングパフォーマー」「フェイスペイント」が4時から(ジャグリングは6時も)行われます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは石川選手のプレミアムカードです。試合会場限定グルメは、草加せんべいを砕いて衣にまぶした「そうからあげ」を400円で限定500食提供。7月の選手コラボメニューは青山選手の「親子丼」650円と「ステーキ丼」800円です。今日は試合開始30分以降のご来場で半額になる「駆けつけ割!」も行いますので、仕事の後にぜひご来場下さい。
 テレビ放送はスカパー!のch182(SD画質)とch582(HD画質)及びCS802で生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.7.30> Jリーグは明日から後半戦。サンフレッチェはホームに勝点で並ぶ2位の大宮を迎えます。
 開幕から10試合連続負けなしで第8節から第16節まで首位をキープしていた大宮でしたが、ズラタン、ノヴァコヴィッチの相次ぐ離脱もあって横浜FMと川崎Fに連敗してサンフレッチェとの順位が入れ替わっています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
10H ○2-1 広島  【宮】ノヴァコヴィッチ、富山、【広】佐藤
11A ●1-2 仙台  【宮】ズラタン、【仙】赤嶺、ウイルソン
12H ○2-1 湘南  【宮】ズラタン、渡邉、【湘】大野
13A ○3-0 甲府  【宮】ノヴァコヴィッチ2、菊地
14H △1-1 鳥栖  【宮】青木、【鳥】池田
15H ○2-1 名古屋 【宮】ノヴァコヴィッチ、長谷川、【名】中村
16A ●1-2 横浜FM 【宮】今井、【横】マルキーニョス、齋藤
17H ●2-3 川崎F 【宮】鈴木、長谷川、【川】小林、大久保、レナト
 情報によるとズラタンは既にトレーニングに復帰し、ノヴァコヴィッチや下平も広島に帯同する可能性があるとのこと。東アジアカップに出場したのも日本戦に途中出場した韓国代表のチョ・ヨンチョルだけで、休養十分のフルメンバーで戦うことになりそうです。
 対するサンフレッチェですが、日本代表から戻った4人とファン・ソッコは昨日の練習から合流しているとのこと。(ほぼ)フル出場から中2日で大宮戦に臨む青山、高萩が先発から出れるかどうか微妙ですが、ただ本人たちは出場の意欲に満ちている様子。明日のコンディション次第ではありますが、こちらもベストメンバーで戦う可能性が高そうです。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、中島、岡本、パク、清水、野津田
 ここから8月末までは1ヶ月で7試合を戦う連戦。7月上旬の連戦はほぼ固定メンバーで戦って結果を残すことができましたが、ここからはさすがにメンバーの入れ替えが必要になるのではないでしょうか。今こそ今年のキャッチフレーズである「一丸」となって、連覇に向けて突き進んで欲しいと思います。
<13.7.30> 「第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-18) adidas CUP 2013」(クラセンU-18)は一昨日から昨日にかけてグループリーグの3試合目とラウンド16戦を行い、サンフレッチェユースはベスト8に進出しました。
 まず日曜日に行われたグループリーグの第3試合は、甲府U-18に先制点を許す苦しい展開となりましたが、後半に入って越智のゴールで追いついて勝点1をゲット。富山U-18に勝ってグループ首位になった山形に次いで2位でラウンド16に進出しました。
 そして昨日のラウンド16の初戦の相手は浦和ユース。グループリーグではG大阪ユースに敗れたものの、鳥取U-18を7-0、愛媛ユースを4-1で下してラウンド16に進出しています。マッチレポートによると雨が降りしきる中でのハイテンポの試合となったようで、前半1分に広島が先制点を奪ったものの7分に追いつかれ、13分に広島、25分に浦和が得点して2-2で前半を折り返しました。そして後半になると一転して様子見の展開となって延長に入り、PK戦入りも濃厚かと思われた延長後半7分に広島が決勝点を奪って勝ちました。準々決勝の相手は、山形を後半ロスタイムのゴールで突き放して勝った愛媛ユース。前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場で明日朝9時キックオフです。
<13.7.29> 昨日行われた東アジアカップの韓国戦で、日本代表は柿谷の2ゴールで勝って初優勝を飾りました。日本代表の先発は中国戦と同じで、GK:西川、DF:駒野、栗原、槙野(→徳永52分)、森重、MF:青山、高萩(→豊田88分)、山口、FW:柿谷、工藤(→山田70分)、原口。ファーストシュートは前半4分に韓国。そしてその後も韓国のシンプルな攻撃に苦しめられます。日本代表は引いてブロックを作って守りを固め、少ないチャンスに賭けます。そして前半25分、低い位置でボールを奪った青山が素晴らしい弾道のロングパスを送ると、柿谷がDF3人を抜いてGKも制してシュート。これが見事にネットに突き刺さって、日本代表が先制点を奪いました。しかし前半33分、韓国左サイドのユン・イルロクがワンツーで切れ込んでシュート。これが飛びつく西川の手の先を越えてゴール右隅に収まり、同点に追いつかれてしまいました。
 その後もボール支配は韓国。右に左に揺さぶりつつ、どんどんクロスを入れてきます。日本代表は低い位置ではね返しつつ逆襲を狙いますが、なかなか押し返すことができません。攻める韓国。守る日本。時計が刻々と進み、このまま引き分けに終わるかと思われた後半46分、西川からのパスを駒野が繋ぎ、抜け出した原口がシュート。GKが横っ飛びで弾いたボールが逆サイドに飛ぶと、ここにいた柿谷が見事なボレーを沈めてついに日本代表が勝ち越します。そしてロスタイムも5分が過ぎた時間帯には西川が弾いたボールを押し込まれそうになりましたがゴールライン際で豊田がクリアして、日本の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
 ここまで2試合連続でスコアレスドローと調子が出ていなかった韓国代表でしたが、しかし伝統の日韓戦、しかも韓国代表にとっては「聖地」とも言えるソウル蚕室スタジアムでの対戦と言うことで、想像していた以上に厳しいゲームとなりました。日本代表はパスを繋ぐこともままならず、低い位置で奪っても長いボールを蹴るばかり。セカンドボールはことごとく拾われ、韓国のシンプルな攻撃に脅かされ続けました。韓国の前線に迫力とアイディアが欠けていたため決定的なピンチはそれほど多くは無かったのですが、それでも精神的には非常にきつい戦いだったと思います。日本代表のメンバーは、中国戦のようなナイーブさは影を潜め、ゲームの流れを読んで「勝つための戦い」に徹することができていました。急造だったとは言え日本を、そしてJリーグを代表して戦った。そして求められる結果を出したと言うことで、素晴らしい「チーム」であることを証明できたと思います。最後までゴール前に立ちはだかった西川。DFラインの一つ前で防波堤となり先制点を導く素晴らしいパスを出した青山。そして広く空いた中盤のスペースを走り回りながら何とかしようと奮闘した高萩。彼らがすぐに代表の主力になれる、とは思わないものの、少なくとも日本代表の選手のリストの中にいるべき選手であることを、改めて証明したと言えるのでは?今後Jリーグの戦いで更に自らの価値を高めて、日本サッカーを引っ張って欲しいと思います。
<13.7.28> 7/20に行われた第11回サポーターズ・カンファレンスの議事録がオフィシャルサイトに出ています。今回クラブ側から出席したのは小谷野社長、織田強化部長ら9名。それに対してサポーターの参加者は72名で、シーズン半ばまで来た段階でのクラブの現状と今後の展望について説明と質疑応答がありました。
 まず「クラブについて」と言うタイトルで話をしたのは小谷野社長。シーズンの半分が終わった時点で首位に立ったものの「一戦必勝の精神を忘れず...日々の営業、経営を着実に進めて行く」と決意を述べています。昨年は「経営再建5カ年計画」の初年度ながら5年間の目標として掲げていた「累計利益2億円」を達成しましたが、これは優勝の効果が大きかったと言うことでありそれを除くと均衡状態から脱していない、とのこと。特に観客動員は浦和戦や横浜FM戦で天候に祟られたこともあって、当初の動員目標から1万5千人足りないのが現状だそうです。また経営上の問題で言うと、まだまだシーズンパスの売り上げが足りない、とのこと。今年はクラブ史上初めて4,500枚売れたそうですが、他の優勝クラブ並の6,000枚は売れて欲しい、と考えているそうです。レプリカユニフォームの販売数(約7,000枚)に匹敵する枚数が売れるためには、どんな特典やマーケティングが必要か。経営の根幹をなす部分であると考えて、知恵を絞っているそうです。またその他にも「サッカー専用スタジアム問題」や「プレゼンスの拡大」「2シーズン制」などクラブを取り巻くいくつかの重要な問題にも言及しています。
 続いて織田強化部長が「チーム強化と選手育成について」と言うテーマで話をしています。その最初の話題は前半戦の総括について。他のチームが当たり前のように広島対策を練ってきている中で、「選手たちは本当に頑張ってくれている」と評価しています。特に攻守のバランスが良くなった結果、ゲーム運びが上手くなったこと。また塩谷のレギュラー定着や若手の成長で、選手層が厚くなったこと。更にはJリーグが集計しているActural Playing Timeが昨年よりも1分25秒向上し、反則ポイントもリーグ1位を保っていることからも、昨年からのチーム作りが順調に進んでいることが分かります。その一方でACLでグループリーグ敗退してしまったことについては「我々としても非常に不本意」である、と述べています。続いてこの夏の補強に関してですが、少なくとも即戦力レベルの選手の獲得は考えていない、とのこと。バックアップの選手を充実させたい、と言う思いはあるものの、怪我から復帰してきた選手と若手の成長で乗りきる模様です。また来季に向けても既に話を進めているそうで、基本的には現状戦力の確保を優先して、残ってもらうための条件を探っているところだ、とのことです。出場機会が少ない選手へのケアや近い将来の世代交代など、チームが結果を出していれば出しているなりの難しさはありますが、それを乗り越えて行くことが今後のサンフレッチェにとって最も重要なことなのかも知れません。
 高尾運営部長による「試合運営について」と「入場者数について」、そして森脇企画・広報部長によるグッズ販売やスタジアムグルメ、チケット販売などについての話の後に、質疑応答の時間になりました。面白いやり取りはいくつかあったのですが、中でも面白かったのはACLで勝ち抜くための強化についての質問。織田強化部長としては「ACLで勝つための補強をしてきているチームが多かった」中国などのクラブに対抗するためには、Jリーグのクラブも戦力を上げて行く必要がある、と考えているそうです。このところリーグ戦ではしたたかに戦えるようになってきたサンフレッチェですが、ACLを勝ち抜くためには別の意味での「勝負強さ」が必要。そう言う意味で、柏のネルシーニョ監督のチーム作りも参考にしつつ、更にレベルアップして行きたい、と考えているのだそうです。一方小谷野社長との間では、コンフェデレーションズカップを視察に行った時の話や「社長関連グッズ」の質問、「サンフレッチェ特集CD」の企画案など、いろいろな質疑応答が出ていて楽しい雰囲気だった様子が見てとれます。全体的には小谷野社長のクラブに対する愛情とリーダーシップ、そしてチーム強化と経営の両面で着実に進んでいる、と言うことが分かる会合だったのではないでしょうか。
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