8/25〜8/31のSANFRECCE Diary


<13.8.31> 携帯サイトと「ホットニュース」によると昨日は選手の気持ちも入っていて良い練習ができた、とのこと。雨が心配されますが、暑いよりはプレーしやすいことや、ピッチが濡れていればパススピードが上がることを考えれば、これまでよりは良い条件で戦えるのではないでしょうか。なお石原は出場できそうですが、ミキッチの代わりにファンが右サイドでプレーすることになりそう。彼のフィジカルの強さやスピードを生かしたプレーに期待したいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、U-9とU-11による「サンフレッチェカップ」が午後2時から。「フォリアチャレンジ」が午後5時20分ごろから行われます。場内のファンクラブサロン前では、「キックターゲット&スピード」が5時から行われます。一方場外のおまつり広場では3時から「NIKEブース」「中国新聞ブース」「みらさかピオーネ販売」「iPhone無料アプリイベント・サンフレッチェメダル」等が行われますが、氷を溶かしておもちゃをゲットしようと言う「氷柱イベント」は中止になりました。更に「真夏のエディオンスタジアムに雪が降る!」や「折り鶴の塔・折り鶴レイの展示」も中止です。
 先着プレゼントは広島銀行提供の「オリジナルうちわ」を先着2,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントはファン・ソッコのプレミアムカードです。試合会場限定グルメは、東京産豚肉を焼き塩ダレに絡めて丼にした「ねぎ塩豚丼」を600円で限定600食提供。選手コラボメニューは佐藤寿人選手の「冷製トマトのカッペリーニ」700円と、石原選手の「汁なし担々麺温泉卵付き」650円です。また、千葉選手の「J1通算200試合出場記念ペナント」と、佐藤寿人選手の「J1通算300試合出場記念LaundryコラボTシャツ」を2時半から限定販売しますので、欲しい方はお早めにどうぞ。
 テレビ放送はNHK-BS1とスカパー!のch183(SD画質)及びch583(HD画質)、CS805で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.8.30> 夏休み終盤の3連戦は明日が最後の試合。サンフレッチェはホームでFC東京と戦います。
 今季はずっと5位〜9位をキープしてきたFC東京ですが、第20節以降は4試合勝ちがなく現在12位まで落ちています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
14H ●0-1 広島  【広】パク
15A △2-2 浦和  【東】三田、長谷川、【浦】興梠、原口
16A ○3-0 新潟  【東】高橋、渡邉、ルーカス
17H ○4-1 甲府  【東】ルーカス、渡邉2、ヴチチェヴィッチ
18A △0-0 清水
19H ○2-0 大分  【東】渡邉
20A △2-2 川崎F 【東】渡邉、太田、【川】大久保、中村
21H ●0-2 横浜FM 【横】兵藤、中村
22A △0-0 磐田
23H ●2-3 鳥栖  【東】平山、渡邉、【鳥】豊田2、池田
 ペトロヴィッチ流の(?)パスサッカーを標榜するFC東京は、前節も鳥栖相手にボールを動かしてブロックを崩そうとしたものの前半終了間際にあっさりと2失点。その後平山の久々のゴールなどでいったんは追いつきましたが、カウンターから豊田に追加点を奪われて敗れました。明日は前節出場停止だった米本や、前回の対戦では欠場した渡邉も戻ってくるので、少なくとも前節あるいは前回の対戦時以上の戦力で広島にやって来るのは間違いなさそう。ポポヴィッチ監督は久々の勝利を至上命題として広島に乗り組んでくるのではないか、と思われます。
 対するサンフレッチェですが、前節大事を取ったミキッチが戻ってくるものと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ         ファン

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、パク、中島、岡本、井波、清水、森崎浩
 パスサッカーで戦い抜くためには運動量が必要ですが、夏の連戦では疲労が原因で難しくなる、と言うのはおそらくFC東京も広島と同じ。残留を目的とするチーム相手に苦戦した、と言う意味でも同じ状況で、明日は「似た者同士」の対戦、と言うことになります。従っていかに(相手以上に)自分たちのサッカーを表現するか、そして以下に粘り強く戦うか、が勝敗を分けることになるのではないでしょうか?
<13.8.30> 日本サッカー協会は昨日、9/6のグアテマラ代表戦と9/10のガーナ代表戦に向けての日本代表メンバーを発表し、広島からは西川と青山が選ばれました。
【GK】川島(スタンダール・リエージュ)、西川(広島)、権田(FC東京)
【DF】今野(G大阪)、伊野波(磐田)、長友(インテル)、森重(FC東京)、
    内田(シャルケ04)、吉田(サウサンプトン)、酒井宏(ハノーファー96)、
    酒井高(シュツットガルト)
【MF】遠藤(G大阪)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、青山(広島)、
    本田(CSKAモスクワ)、清武(ニュルンベルグ)、山口(C大阪)
【FW】岡崎(マインツ05)、香川(マンチェスターU)、柿谷(C大阪)、
    齋藤(横浜FM)、工藤(柏)、大迫(鹿島)
 ウルグアイ戦の代表から駒野(磐田)、高橋(FC東京)、豊田(鳥栖)が外れ、酒井宏、齋藤、大迫が再選出されました。ウルグアイ戦では相変わらずの守備の脆さを見せた日本代表ですが、今回はその点に手を付けるのかどうか。またJリーグで結果を出している攻撃陣をどのように起用するのか、そして来年のW杯に向けてどのようにレベルアップして行くのか、注目です。
<13.8.29> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第23節甲府戦は、相手の堅い守備を崩せず久々の零封負け。順位も再び2位に落ちました。
 前節右足首を痛めたミキッチは欠場。石原もベンチスタートで、川辺が北京戦以来の先発で次の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本
       (→パク78分)
     青山敏 森崎和

ファン           清水(→森崎浩83分)

    川辺    高萩
    (→石原直54分)
       佐藤

SUB:増田、中島、岡本、井波
 対する甲府は、GK:荻、DF:青山直、山本、佐々木、MF:柏、伊東(→石原克70分)、保坂、福田、FW:河本(→マルキーニョス・パラナHT→松橋72分)、ジウシーニョ、パトリック、と言うメンバーでした。序盤は清水の突破などからチャンスを作った広島。対する甲府はパトリックの強さと技術を最大限に利用して攻めを構築します。そして7分のパトリックの突破は何とか止めたものの、その直後のCKからのクロスを青山直が後ろに逸らして柏の足元へ。これを走り込んできた勢いのままに蹴り込まれて、先制点を奪われてしまいました。
 これで甲府は引いてブロックを作り、カウンターから点を狙うと言う戦い方に専念します。広島はDFラインでボールを回し、サイドから、中央から突破を図りますがなかなかチャンスを作れません。16分には荻のミスから高萩が奪って寿人がシュートしましたがオフサイド。33分には清水のクロスに寿人が飛び込みましたがDFの厳しいマークにシュートを打てません。甲府のミスを突いて逆襲、と言うシーンもあったものの帰陣が早く、シュートできない時間帯がつづきます。結局前半のシュートは高萩のロングシュートの1本だけ。甲府にも3本しか打たせなかったものの1点リードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半は立ち上がりから攻勢に出て、ファンの突破から決定機を作りましたが身体を張った守備を崩せません。逆に6分、右サイドから持ち上がろうとしたところで保坂に奪われ、そのままシュートを許します。逆サイドのゴール右上隅に飛んだボールに西川が飛びついたものの届かず、リードを2点に広げられてしまいました。
 流れを変えたい森保監督は、ベンチに温存していた石原直樹を投入します。そして18分には青山敏のロングフィードを石原が落としたものの寿人には合わず。甲府はファウルも辞さずに広島の攻撃を止め、速攻から22分には伊東が決定的なシュートを放ちます。森保監督は千葉を外して左サイドにパクを入れ、右サイドに回した清水も引っ込めて4バックにするなど何とか甲府のゴールをこじ開けようとします。31分には高萩のCKに石原が頭で合わせましたが枠外。33分には青山敏が決定的な形を作ったもののシュートは当たり損ない、39分にはパクのクロスに寿人が合わせましたが浮いてしまいます。逆に42分には石原克のシュートをポストが弾き、43分にはジウシーニョと柏に続けざまに決定的なシュートを打たれましたが西川が防ぎます。44分にはファンが、高萩がクロスを入れましたが甲府の守備を崩すことはできず、ロスタイムにも波状攻撃を仕掛けたもののシュートも打てずに終わります。結局最後まで甲府の守りを破れず久々の零封負けを喫してしまいました。
 J1残留のためには勝点を1つずつでも積み上げたい甲府。もともと「ムービング・サッカー」を目指している城福監督とは言え、現実的な戦いを選択するのは当然のことだった、と言えます。そして実際に甲府は「守りを固めてカウンター」と言う戦いを貫いて来ました。しかも早い時間帯に先制点を取り、後半始まったばかりで追加点を奪えたと言うことで、これ以上ない理想的な戦い方ができた、と言えるのではないでしょうか。逆に広島にとっては最悪のパターンに陥ってしまったわけですが、これは言わば自ら招いたもの。前半6分に失点してしまったことが全てで、まさに負けるべくして負けた試合だった、と言わざるをえません。
 今季ここまで23試合で勝点44を取り、首位争いを展開しているサンフレッチェですが、しかしこれまでもチャンピオンチームらしい強さを見せつけて勝ってきたわけではありませんでした。どの試合もどちらに転ぶか分からないようなぎりぎりの戦いで、そこでチーム一丸となって粘り強く戦ってきたからこそ今の順位があるわけです。従って怪我人が出たり、あるいは運動量が落ちたりしてチームのバランスが崩れれば逆の結果が出てしまうのもまた仕方がない、と言えます。8月に入ってから1勝2分け2敗と急ブレーキがかかってしまったサンフレッチェですが、ここを乗り越えるための特効薬はありません。これまで以上に一丸となって、走り、パスを繋いで戦い抜くしかないのだと思います。

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<13.8.28> 中国新聞によるとミキッチは大分戦で右足首を痛めていたそうで、甲府遠征には帯同しなかったとのこと。また石原は練習には合流したものの昨日は控え組だったそうで今日の先発は微妙。他にも塩谷など痛みを抱えている選手も多いためミキッチと山岸を除く全員を遠征に帯同させているそうで、今日は総力戦で戦うことになりそうです。
 今日の試合会場は山梨中銀スタジアムで、午後7時キックオフ。「平日ナイター特別企画」として、名刺、社員証など仕事をしていることが分かるものを提示すると全席種を1,000円引きで販売するそうです。また富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して、小中高生向けの「223(ふじさん)チケット」(ホーム、ビジターの自由席が223円)を前売りで販売しているそうですので、こちらはチケットぴあやローソンチケットなどでご購入下さい。更に選手会主催のオークションでは、元広島の盛田剛平選手の愛用品をオークションにかけるそうですので、広島サポーターもぜひご参加下さい。
 テレビ放送はスカパー!のch200(SD画質)とch599(HD画質)及びCS100で生放送が予定されています。今日もブログで速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<13.8.28> プレスリリースによると、9/6と9/10に行われる親善試合の韓国代表にファン・ソッコ選手が選ばれました。ファンは先日のペルー戦では先発フル出場していたそうで、今回がレギュラー取りの大チャンス。まずは今日の甲府戦と週末のFC東京戦で結果を出して、代表に向かって欲しいと思います。
<13.8.27> 明日はJ1リーグ戦第23節。サンフレッチェは甲府でアウェイゲームを戦います。
 立ち上がりはまずまずの成績だった甲府でしたが、第11節から8連敗の泥沼に足を突っ込んで、一時は降格圏の16位まで順位を下げました。しかしパトリック、ジウシーニョを補強したことにより立て直しに成功して第19節以降は2勝1分け1敗。順位はまだ15位ですが上昇機運をつかみつつあります。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
12A ●1-5 広島   【甲】オルティゴサ、【広】寿人3、水本、野津田
13H ●0-3 大宮   【宮】ノヴァコヴィッチ2、菊地
14H ●0-1 浦和   【浦】那須
15A ●1-2 鳥栖   【甲】佐々木、【鳥】豊田2
16H ●0-1 湘南   【湘】岩上
17A ●1-4 FC東京  【甲】平本、【東】ルーカス、渡邉2、ネマチャ・ヴィチチェヴィッチ
18H ●0-1 仙台   【仙】ウイルソン
19A ○1-0 C大阪  【甲】河本
20H △1-1 新潟   【甲】柏、【新】川又
21H ●1-3 川崎F  【甲】柏、【川】大久保2、中村
22A ○2-1 湘南   【甲】パトリック、福田、【湘】大野
 前節は残留争いの渦中にあるチーム同士、しかも勝点差は1だったと言うこともあって必勝の思いを抱いてアウェイに乗り込み、パトリックとジウシーニョの活躍で勝ち点3をゲットしました。甲府は広島戦の後に中3日で磐田との対戦を控えているためメンバーを入れ替えてくる可能性もありますが、いずれにせよ甲府の暑さと湿気を味方にしながら粘り強い戦いを挑んでくるのは間違いのないところ。明日は勝点を少しでも多く積み上げることを目指して、「ジャイアントキリング」を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節は石原、塩谷、ミキッチと攻守のキープレーヤーが次々と負傷退場してしまいました。この中でミキッチは足が攣っただけだったそうで明日は大丈夫だと思われますが、足首を捻挫した石原と腰を痛めた塩谷は診察を受けるらしく明日の出場は微妙。先週は体調不良で練習にも参加できなかった、と言う野津田の状態次第ではありますが、川辺のリーグ戦初先発の可能性もありそうです。
       西川

   ファン 千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          パク

    川辺    高萩

       佐藤

SUB:増田、宮原、中島、岡本、井波、清水、浅野
 前節引き分けながら横浜FMが敗れたために首位に返り咲いたサンフレッチェですが、浦和が勝ったため勝点差1の中に3チームがひしめき合う混戦になっています。ただ、次節はその浦和と横浜FMが直接対決で潰し合うため差を広げるチャンス。暑い中のアウェイ連戦と厳しい条件の試合ではありますが、何とか勝ち点3を取って首位をキープして欲しいと思います。
<13.8.27> 9/28(土)に行われる鳥栖戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。「バスツアー」は当日の7時45分に広島駅新幹線口、8時15分に広島ヘリポート(旧西飛行場)に集合し、玖珂PA、下松SAを経て昼過ぎにベストアメニティスタジアムに到着。鳥栖戦の観戦後に帰広して、午後10時15分に広島ヘリポート、10時45分に広島駅に戻ってきます。料金はアウェイサポーター席の入場券付きで大人11,800円、小中高生9,800円で、サンフレッチェクラブ会員とちゅーピークラブ会員は1,000円引きです。一方の「新幹線利用」は福山駅に午前11時、広島駅に午前11時半に集合して、試合観戦後に午後7時7分に広島駅、7時31分に福山駅に戻ってきます。料金はいずれも入場券付きで広島駅発着が大人20,800円、中高生19,800円、小学生12,800円、福山駅発着が23,800円、中高生22,800円、小学生14,300円。こちらもサンフレッチェクラブ会員とちゅーピークラブ会員は1,000円引きです。バスツアー、新幹線利用それぞれ先着限定で80名、40名が定員となっていますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
<13.8.26> 先週「adidas CUP 2013 第28回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」の準々決勝で京都U-15と戦ったサンフレッチェ広島Jrユースは、前半2点を奪って優位に進めたものの、後半2点を奪われ延長にもつれ込みました。そして延長に入ってもその流れは変わらず決勝点を奪われ敗れました。
 なおクラセンU-15の決勝は京都を4-0で下した横浜FMJrユースと、G大阪Jrユースを1-0で破ったFC東京U-15深川の対戦となり、横浜FMJrユースが2-0で勝って優勝しました。
<13.8.25> 昨日大銀ドームで行われたJ1リーグ第22節大分戦は、2試合連続で先制しながら追いつかれましたが、横浜FMが敗れたため首位に返り咲きました。
 前節出場停止だった森崎和が復帰。また左サイドの先発には約3ヶ月ぶりにパクを起用して、次の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本
   (→ファン79分)
     青山 森崎和

ミキッチ          パク
(→清水90+1分)
    石原    高萩
    (→川辺45分)
       佐藤

SUB:増田、中島、岡本、浅野
 対する大分は松田が大学を優先して欠場して、GK:丹野、DF:土岐田、阪田、安川、MF:為田、ロドリゴ・マンシャ、梶山、チェ、木村(→西82分)、丸谷(→松本昌62分)、FW:高松(→森島74分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島が猛攻を仕掛け、1分には寿人がドリブルでペナルティエリアに侵入してシュートし、こぼれを青山が頭で狙いましたがクリア。続いてミキッチが高い位置でスルーパスに追いつくとマイナスのクロスを高萩が叩きましたが、GKの好反応に阻まれます。その後は広島の攻撃ペースは落ちたものの、大分のビルドアップにミスが多かったためパスカットから何度もチャンスを作ります。30分にはカウンターから高萩が持ち上がってミキッチが左足でシュートしたもののGK正面。39分にはミキッチのクロスに石原が合わせ、こぼれを森崎和が中に入れましたが寿人にはわずかに合いません。続いて43分には青山のスルーパスで抜け出した石原がフリーで打ちましたが、残念ながらシュートは右に外れます。前半は広島がチャンスを量産したものの決めきれず、しかも怪我で石原が川辺に交代すると言うおまけまで付いてスコアレスで折り返すことになりました。
 後半も立ち上がりは広島のペースで、2分にはパクのクロスのこぼれを水本が狙いましたがGKがキャッチ。3分にはミキッチのパスを青山が打ちましたが上に外れます。そして後半11分、塩谷のスルーパスを受けた川辺が思い切ってシュート。これは弾かれたもののこぼれを高萩がキープし、ヒールで流したところに走り込んだ塩谷が強烈なシュートを決めて広島が先制点を奪いました。
 その後大分は、丸谷にかえて松本昌を投入して反撃に出ます。そしてその3分後には松本昌がシュートを放ちましたが西川がナイスセーブ。27分にも松本昌の強烈なミドルを西川はキャッチできず身体で弾きます。高松に代えて森島を投入し、攻めの圧力を強める大分。広島は湿度91%と言う蒸し暑さに体力を奪われたか、運動量ががっくりと落ちてなかなかボールを奪うことができません。そして後半33分、左サイドから切れ込んだチェが右足でシュート性のクロス。ここに飛び込んだ森島のシュートにさすがの西川も反応できず、同点に追いつかれてしまいました。
 その後は両チームともスペースが空いて、オープンな攻め合いになります。後半39分には川辺が抜け出してシュートを放ち、こぼれに青山が詰めましたが上にふかしてしまいます。44分には大分の波状攻撃からチェがシュート。続くCKをはね返して広島がカウンターを仕掛けますが、青山のシュートは逆サイドに抜けます。ロスタイムにはDFラインでの繋ぎがうまくいかず危うく奪われそうになりましたが何とか逃げて、両チームとも追加点の無いままに試合終了のホイッスルとなりました。
 2試合連続で先制しながらの引き分け。しかも最下位の大分が相手だったと言うことで、サンフレッチェとしては痛い引き分けだったと言って良いでしょう。特に相手が若手選手を投入してきた時に対応できずに相手に主導権を渡してしまい、その流れの中で同点に追いつかれたのは「チャンピオンチーム」としてはやっては行けない拙い試合運びだった、と言わざるを得ません。試合終了後にはサポーター席から今季初めてのブーイングが飛んだそうですが、客観的には仕方がない、と言えます。
 ただその一方でこの試合のサンフレッチェの選手たちの状況が、とても厳しいものだったのは間違いないとも思います。この日の大分の天候は雨。そこでドームの屋根は閉じられていたわけですが、それによって風が通らず湿気が中に篭る、と言う状況が作り出されました。また試合後の選手のコメントによるとピッチの状態も悪かったらしく、広島らしいサッカーがやり難い状況にありました。その上選手の負傷交代が続いたこと。石原は高松に削られた時に捻挫していたそうで、前半終了を待たずに川辺に交代することになりました。また塩谷も競り合いで腰を痛めたのが交代の原因でしたし、ミキッチも足を引きずりながらの交代。戦術的な選手交代が一度もできなかったと言うことが、試合を進める上で難しさを倍化させたと言うことは想像できます。むしろこのような難しい試合で勝点1を取ったことによって首位に立つことができたことを考えると、厳しい状況の中で頑張った甲斐があった、と言って良いようにも思います。8月はこれから中3日でアウェイの甲府戦、続いて中2日でホームのFC東京戦と試合が続きますが、その中でいかに粘り強く戦うか、が重要なのだと思います。夏場の連戦で苦しいのはどのチームも同じ。むしろその中でいかに頑張って勝点を積み上げて行くかが、最後に栄冠に輝くかどうかを決めることになるのです。

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