1/1〜1/11のSANFRECCE Diary


<14.1.11> 「AFC U-22選手権オマーン2013」に出場するため遠征中のU-21日本代表は木曜日に地元のオマーン・アーミークラブと練習試合を行い、3-0で勝ちました。メンバーは、GK:櫛引(→杉本HT)、DF:川口(→松原HT)、西野(→吉野HT)、山中(→亀川HT)、植田(→西野70分)、MF:原川(→為田HT)、金森(→中島HT)、矢島(→石毛HT)、喜田(→川口66分)、FW:鈴木(→荒野HT)、浅野(→幸野HT)。先制点は前半27分で、右サイドからの川口のクロスに走り込んだ浅野がGKの逆を突いて流し込みました。また追加点はいずれも後半で、荒野が2点をゲットしました。相手クラブはA代表経験者5人を擁する相手だったそうですが、U-22代表が内容的に圧倒した、とのこと。明日の午後8時(現地時間)から行われるグループステージ初戦のイラン戦(BS朝日で午前1時から生中継の予定)に向けて、良い準備ができている様子です。
<14.1.11> プレスリリースによると、Jリーグチャンピオンとして天皇杯王者と戦う恒例の「FUJI XEROX SUPER CUP 2014」のクラブ取り扱いチケットが、今日から先行販売されることになりました。この大会は2/22(土)の13時35分キックオフで、会場は国立競技場。料金はメインスタンドのSS指定席が5,000円、S指定席が4,000円、バックスタンドのSA指定席が3,500円、SB指定席が3,000円、自由席が大人2,000円、小中高生1,000円となっています。販売期間は店頭販売が今日から試合前日までで、V-POINTとサンフレッチェ広島事務所で行います。またクラブ特設ページからのオンライン販売とチケットぴあの特別電話予約も行われますが、こちらは試合当日まで購入可能です。
 一方Jリーグチケットでは特別企画として「SAYONARA国立シート」を販売します。これはバックスタンド2Fのパノラマサイド指定席のチケットですが、12時10分から50分までの間にピッチ脇に入って自由に記念撮影ができる、と言う特典付き。またピッチ脇で両クラブのマスコットたちとの触れ合いもできる、と言うものです。このチケット価格は2,500円で、インターネット抽選で当選した方のみが購入可能です。お申し込みはJリーグチケットからとなっています。抽選受付は既に始まっていて1/14(火)の11時までとなっていますので、購入したい方はお早めにお申し込み下さい。
<14.1.11> プレスリリースによると、今年のファン感謝デーは「キックオフイベント」として行うことになりました。日時は2/9(日)の午後2時半からで、場所は中区白島北町の上野学園ホール。選手のトークに映像を交えて、今季のシーズン開幕を告げる内容となるそうです。参加希望の方はオフィシャルホームページの応募フォームに必要事項を記載してお申し込み下さい。入場は無料ですが定員1,700名(全席指定)の事前応募制となっています。〆切は1/21(火)となっていますので、参加を希望される方はお早めにどうぞ。
<14.1.11> サンフレッチェは昨日、大崎淳矢選手が徳島へ完全移籍する、と発表しました。昨年から徳島に期限付き移籍していた大崎は、開幕からレギュラーをつかんで出場停止の1試合を除く全試合に出場し、8ゴールを挙げて徳島初のJ1昇格に貢献。Jリーグアウォーズでは「J1 Exciting22」にも選出されています。大崎はU-15の時代から各年代の代表に選ばれるなどポテンシャルの高さは知られていましたが、広島ではなかなかチャンスをつかめずリーグ戦22試合3ゴールにとどまっていたことを考えれば大きな飛躍を遂げた、と言えます。当然広島からもレンタルバック、あるいは契約更新した上での期限付き移籍期間延長等のオファーはあったものと思われますが、徳島からのオファーや本人の希望によって完全移籍となったものと思われます。今季の徳島はJ1で厳しい戦いを強いられることになると思われますが、大崎にはぜひ更に大きく成長して欲しいと思います。
<14.1.10> 中国新聞によると主力選手との契約更改は着々と進んでいるようで、1/8,9の2日間で主力8人が合意しました。まず千葉は400万円増となる年俸3,400万円で2年契約を締結。織田強化部長は「中心選手として欠かせない」と評価していたそうです。また5年契約の2年目となる青山は現状維持の4,000万円、高萩は2年契約の2年目を400万円増の3,700万円で更改。ミキッチも現状維持の4,000万円で1年契約を結びました。一方水本は交渉で2年契約を提示されたそうですが「長く広島でやりたい」と長期契約を希望したとのこと。織田強化部長も「守りの中心として長くプレーしてもらいたい」と400万円増の4,400万円で3年契約を結びました。また塩谷も1,000万円増の2,500万円で2年契約を結びましたが、石原と山岸はそれぞれ3,600万円と3,100万円で単年契約となったそうです。
<14.1.10> サンフレッチェと鳥取は昨日、横竹翔選手が鳥取へ完全移籍する、と発表しました。昨年から鳥取に期限付き移籍していた横竹は主将として開幕から20試合に先発。チームの不調もあって一時はベンチから外れることもありましたが、終盤には再びレギュラーの座を確保してチームで4番目にお追い32試合2,703分間出場しています。今季J3で戦う鳥取にとってはJ2昇格が至上命題。横竹にはチームの中心として頑張って欲しいものです。
<14.1.9> サンフレッチェは昨日、韓国・建国大のDFビョン・ジュンボン選手が新たに加入する、と発表しました。ビョンは長身で空中戦に強いストッパータイプのDFで、相手にプレッシャーをかけられても落ち着いてパスを繋ぐことのできる選手だとのこと。昨年はDFのバックアップを探したものの広島の戦術に合う選手が見つからなかった、と言われていたので、そう言う意味では待望の選手だと言って良いのではないでしょうか。
<14.1.9> サンフレッチェは昨日、今季のチームスローガンを「全力」とする、と発表しました。これは一昨年の「団結」と昨年の「一丸」に続く漢字2文字シリーズの第3弾で、今回は書家の紫舟さんとの「紫コラボレーション」となっています。この紫舟さんは様々な賞を受賞するなど活躍中の女性の書道家だそうで、Jリーグとのコラボは初めて。昨年の「一丸」の文字も味のある書体でしたが、今年はそれを越えた芸術的なものとなっています。これまで通り団結し一丸となって戦うのはもちろんのこと、チームを挙げて全力で戦うことが3連覇と他のタイトルの獲得に向けて必要である、と高らかに宣言したと言って良いのではないでしょうか。
<14.1.9> 天皇杯決勝ではハーフタイムで交代したファン・ソッコ選手ですが、プレスリリースによると1/6に広島市内の病院で検査を受けた結果「左ハムストリングス筋損傷」(たぶん肉離れ)で全治6週間と診断されました。これによりブラジルとアメリカに遠征する韓国代表を辞退することになりました。
<14.1.8> 中国新聞によると、昨日佐藤寿人選手と年俸6,000万円で新たな2年契約を結んだ、とのことです。佐藤選手は「自分の結果を求めつつ、若い選手の成長を手助けできれば」と語っていて、早くも今日から1週間の予定でグアムで自主トレを行う予定だとのこと。あまり無理をしないよう、長く頑張って欲しいと思います。
<14.1.8> サンフレッチェは昨日、徳島から柴崎晃誠選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると年俸は2,500万円で2年契約とのこと。織田強化部長は「攻撃の展開力があって技術が高く、視野も広い。定位置争いに割って入れる選手として期待している」と話しているそうです。
 国見高から国士舘大を経て2007年に東京V入りした柴崎は、翌年の夏ごろからレギュラーポジションを確保して主力として活躍。2011年にはその活躍が認められて川崎Fに移籍しました。そして川崎Fでのプレーが認められて日本代表にも選出されましたが、2012年の風間監督の就任とともにポジションを失い東京Vに移籍。そのシーズン終了後には川崎F、東京Vとも契約満了となり徳島に移籍しました。そして徳島では42試合中38試合に出場して主力としてJ1昇格に貢献し、まだまだやれる選手であることを示しています。
 一方昨日は大分にレンタル移籍していた丸谷拓也選手の復帰も発表しました。2012年シーズン途中に大分に移籍した丸谷はレギュラーとしてJ1昇格に貢献しましたが、昨年は途中から出場機会を失い16試合936分間のプレーにとどまっています。
 昨シーズン限りで中島が引退し岡本も抜けてボランチの層が薄くなったサンフレッチェとしては、森崎和と青山に替わりうる選手は一人でも多く必要です。この2人には川辺、宮原、茶島とも競い合って、レギュラーを脅かす存在になって欲しいと思います。
<14.1.8> プレスリリースによると、昨年途中から鳥取に期限付き移籍していた鮫島晃太選手が長野パルセイロへレンタルされることになりました。鮫島は鳥取入りした当初はレギュラーとして出場していましたが、小村監督の退任後は出場機会が激減し17試合918分間の出場にとどまっています。長野は今季はJ3で戦うことになりますが、昨年のJFLで優勝しただけでなく天皇杯でも名古屋と北九州を下し横浜FM戦でも延長まで持ち込むなど、高い戦闘力を持つチームです。まずはここで出場機会をつかんで、大きく成長して戻ってきて欲しいと思います。
 一方昨日はキム・ジョンソク選手の熊本への期限付き移籍も発表されています。
<14.1.7> サンフレッチェは昨日、甲府のMF柏好文選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。山梨県出身の柏は韮崎高から国士舘大を経て2010年に故郷の甲府に加入。初年度からコンスタントに出場して甲府の中心選手として活躍してきました。特に2012年シーズンには42試合中41試合に出場してJ2優勝に貢献し、シーズン終了後に清水や名古屋からオファーがあったものの地元でのプレーを優先して残留しています。そして昨シーズンは主に右WBとして、またキャプテンとしてチームを引っ張り、J1残留に貢献しています。サッカー選手としては脂が乗りきる26歳。運動量もスピードもある上に昨年限りで契約も切れると言うことで甲府の他にも川崎F、横浜、新潟、C大阪も含めて争奪戦となっていたそうですが、その中で広島を選んだと言うことになります。一方広島としては中堅クラスのサイドプレーヤーが最大の補強ポイントだった(中国新聞)とのことなので、まさに願ったり叶ったり。1,500万円で3年契約を結んだとのことなので、これ以上ない良い補強ができた、と言えるのではないでしょうか。来季はミキッチと山岸に加えて清水、ファン、パクもいるところに柏も加わって、サイドのポジション争いは史上最大の激戦、と言うことになりそうです。
 なおサンフレッチェは、片野坂コーチのG大阪への転出と中村伸コーチの仙台からの加入も発表しました。
<14.1.6> プレスリリースによると、仙台にレンタル中の石川大徳選手の移籍期間を1年間延長することになりました。石川は一昨年は20試合に出場して初優勝に貢献したものの、昨年は怪我もあって第20節までに3試合の出場にとどまり、仙台にレンタル移籍。仙台では完全なレギュラー獲得までは行かなかったものの、14試合中5試合に先発出場して存在感を見せています。仙台は今年からアーノルド監督が就任しますが、まずはキャンプからしっかりとアピールして、レギュラー選手として活躍して欲しいと思います。
<14.1.6> サンフレッチェは昨日、西川周作選手が浦和へ完全移籍する、と発表しました。西川は「サッカーを愛する一人の人間として、お金より、地位より、名誉より、選手として挑戦する道を選びました」とのコメントを残していますが、報道によれば浦和での年俸は推定1億円。一方広島での昨年の年俸は5,000万円ですから、「サンフレッチェ広島からは多大な評価と誠意をいただいた」とは言え金額の高い方を選んだのは明らかでしょう。また監督も戦術も良く知っているチームでポジションを取れないリスクも無いわけで、ここで浦和移籍を選んだことを責めることはできません。むしろ4年前にJ2降格と経営危機のダブルパンチに見舞われた大分からの移籍先に広島を選んでくれたことと、広島在籍中の多大な貢献に感謝すべきなのではないか、と思います。今後個人的に「浦和の西川」を応援することはありませんが、一人のサッカー選手としての、あるいは日本代表のGKとしての西川周作選手には頑張って欲しいし、また応援して行きたいと思います。
 昨日サンフレッチェは同時に仙台から林卓人選手を獲得した、と発表しました。林は金光大阪高から2001年に広島入りして翌年には残留か降格かがかかった最終節に途中交代で出場し、直後の天皇杯では準決勝進出に貢献。またアテネ五輪の最終予選では全試合に出場するなど、広島の「GK王国」の系譜を継ぐ選手として大きく期待されていました。しかし当時チームで正GKだった下田崇の壁は高く、結局4年間在籍してリーグ戦の出場は2試合だけ。またアテネ五輪でもオーバーエイジ枠で曽ヶ端が選ばれたこともあって選外となるなど恵まれず、2005年には出場機会を求めて札幌に移籍。2007年からは仙台に移籍して正GKとしてチームの躍進を支え、一昨年には初めて日本代表メンバーにも選ばれています。林は「サンフレッチェを離れる時も『いつか戻りたい』と思っていました。その願いがかなってうれしい」とコメントしていますが、その思いは広島側から見ても同じ。もともと下田の後継者として期待していた選手が10年間武者修行をして大きく成長して戻ってくるわけで、「西川の後釜」と言う以上の意味のある復帰だと思います。今後は増田や原と切磋琢磨して、広島の新しい守護神として活躍して欲しいと思います。
<14.1.4> プレスリリースによると、岡本知剛選手のサガン鳥栖への期限付き移籍が決まりました。岡本は昨年レンタルバックで広島に戻ってきたものの、青山、森崎和のポジションを脅かすまでには至らずリーグ戦の出場はわずかに6試合184分間だけ。本人としては満たされない思いでいたであろうことは想像に難くなく、他のクラブで出場機会をつかみたい、と言う気持ちが移籍を決断させたのだろう、と思います。前回のレンタルは戻ってくることが前提でしたが、今回のコメント(「サガン鳥栖へ移籍することになりました。ここまで育ててくれたサンフレッチェ広島には感謝しています。チームは変わりますが、これからも応援をよろしくお願いします。」)を見る限りでは戻ってくる気は無さそう。こうなった以上は、鳥栖から移籍金を払ってでも獲得したい、と思われるほどまで成長して欲しいと思います。
 昨日はその他にも井波靖奈選手とイ・デホン選手のV・ファーレン長崎への期限付き移籍も発表されました。2011年にユースから昇格した井波は2012年にプロ初出場を果たしたものの、FWとしては芽が出ずサイドにポジションを移しました。そして一昨年は1試合、昨年は4試合に出場したものの大きなインパクトは残せないままに終わっています。一方、U-13時代から各年代の韓国代表に選ばれてきたイ・デホンは2012年に広島入り。ACLのブニョドコル戦と北京国安戦に出場したもののリーグ戦、カップ戦ともに出場機会は無く、ベンチ入りも無いままに終わりました。昨年J2昇格したばかりの長崎は、最後までJ1昇格争いに絡むなど高木琢也監督の元で素晴らしい成績を収めています。彼ら2人にはぜひ長崎で出場機会をつかんで、大きく成長して戻ってきて欲しいと思います。
<14.1.3> 韓国サッカー協会は昨日ブラジルとアメリカに遠征する韓国代表メンバーを発表し、サンフレッチェからファン・ソッコ選手が選ばれました。韓国代表は1/25にコスタリカ、1/29にメキシコ、2/1にアメリカとの親善試合を予定しているとのこと。ブラジルW杯に向けての大事な遠征となると思われるので、ここでしっかりアピールして出場メンバー入りに向けて前進して欲しい、と思います。
<14.1.2> 昨日国立競技場で行われた天皇杯決勝で、サンフレッチェは0-2で横浜FMに敗れ「二冠」を逃しました。
 メンバーは控えも含めて準決勝と同じで、次の布陣で戦いました。
       西川

   塩谷  千葉  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          ファン(→清水HT)

    石原    高萩(→浅野78分)

       佐藤(→野津田78分)

SUB:増田、パク、中島、岡本
 対する横浜は出場停止の小林が右SBに復帰して、GK:榎本、DF:小林(→小椋90+2分)、栗原、中澤、ドゥトラ、MF:那珂町、富澤、兵藤、中村、齋藤(→奈良輪84分)、FW:端戸(→佐藤88分)、と言うメンバーでした。立ち上がりはDFラインからゆっくりとボールを回して出方をうかがう広島に対して、横浜はボールを奪うと積極的に攻めてきます。4分には端戸がミドルシュートを打ったものの森崎和がブロックし、7分には中村が右足でミドルを放ちましたが枠外。9分には小林がワンツーで突破してペナルティエリア内に侵入します。そして前半17分、小林に右サイドから突破され、端戸、兵藤と繋いで最後は齋藤がシュート。これが西川の横を破ってゴールネットを揺らされてしまいました。
 この直後に広島も逆襲し、右から石原が思い切って狙いましたがGKが触ってポストに弾かれます。逆に21分には右サイドから攻め込まれ、CKに逃げたものの中村のボールを中町がヘディングシュート。これは西川が好反応で弾きましたが中澤の正面に飛んでしまい、そのまま押し込まれて横浜のリードは2点に広がりました。
 追いつきたい広島はその後圧力をかけて攻め込みます。25分にはミキッチのクロスに寿人が飛び込み、クリアボールを高萩がシュート。32分には相手ゴール前で細かく繋いで決定的なシーンを作りましたが、横浜の集中した守備は崩れません。37分には青山がミドルを放ったものの中澤に防がれ、39分には青山がドリブルで突っかけたものの潰されます。逆に40分には中町のスルーパスで抜け出した兵藤に決定的なシュートを打たれ、ロスタイムにも小林のクロスに齋藤が頭で合わせましたがいずれも枠を外れて助かります。前半は横浜のペースを崩せないままに2点のリードを許して折り返しました。
 後半に入ると森保監督は、劣勢だった左サイドをテコ入れすべくファンに代えて清水を投入します。そして早速清水は2分にドリブルからCKをゲットし、その流れから高萩が意表を突いて低いクロスを入れましたが千葉には合わず。6分には寿人のポストプレーから石原が決定的なシュートを放ちましたが惜しくも右に外れます。横浜は8分に中村のFKを西川が弾き、これを齋藤が狙いましたがヒットせず。12分には中盤でボールを奪われ富澤に狙われましたが西川がセーブします。後半18分には塩谷がボールを奪ってカウンターから石原が、寿人が打ちましたがいずれもDFにブロックされます。後半35分にはミキッチが切れ込んで左足で狙いましたが榎本の正面。その後も途中交代で入った野津田と浅野が相手ゴールを狙いましたが、横浜の集中した守備を崩すことができません。そして後半ロスタイムには清水の突破で得たCKから浅野がバックヘッドで狙いましたが、ゴール前に転がったボールはまたもやゴールラインを割る前にクリアされてしまいます。結局最後までゴールを決めることができず、サンフレッチェになってから5回目の天皇杯はまたもや無得点での敗戦となってしまいました。
 試合後に森保監督は「試合は入りが全てだったと思います」と語っていますがまさにその通り。こちらが慎重な入りをしたのに対して横浜が序盤から積極的に来た、と言うのはある意味予想通りだったかも知れませんが、そこで耐えきれずに2点も失ってしまったのは誤算でした。その後広島も積極的に攻めてチャンスは作ったものの横浜の落ち着いた守りを崩すまでには至らず、最後は体力も尽きて横浜を慌てさせることもできませんでした。試合全体の流れから言えばこれまでの横浜戦と同様に「力負け」と言う感じ。両チームとも自分たちのサッカーをぶつけ合い、その結果としてより上に行ったチームが勝ったと言う試合で、横浜の優勝と言う結果はスコアも含めて正当だった、と言えるでしょう。
 ただ、だからと言って広島がファイナリストになった、と言う事実は間違いないわけで、我々サポーターとしては誇りに思って良いとも思うのです。12月以降の1ヶ月、広島がホームで戦えたのは準々決勝の甲府戦だけ。準決勝と決勝はいずれも国立競技場で、広島に戻らずにホテル暮らしをしながら調整せざるを得ませんでした。また準々決勝と準決勝はいずれも120分間に加えてPK戦まで戦い、その後中2日で決勝に臨まざるを得ませんでした。その間横浜は準々決勝で大分まで遠征しただけで、その他はすべて通勤圏内での試合。選手の身体のキレを見ても、広島の方が重かったのは明らかだったと思います。中澤、栗原を中心とした横浜の守備が堅かったのは確かですが、それを打ち破れなかったのはここぞと言うところでのほんのちょっとの精度やスピードが足りなかったから。また中村に自由なゲーム作りを許してしまったのも、もう一歩の身体の寄せができなかったから。そんな条件下でも勝てるサッカーを目指さなければならないとも言えるのですが、そこは止むを得ないところだと思います。
 その一方で、そのような厳しい条件の中でも勝てるチーム作りをしなければならない、と言う課題が残ったとも言えます。今季は左WB以外はほぼ固定で戦いましたが、その10人以外の選手が出た時の勝率が低い、と言う問題がありました。若手も野津田やパクら何人かが可能性を示しましたが、チームを変えるほどの存在になったかと言えばまだまだ。この試合でも、疲れが溜まったレギュラーから若手に交代しても流れを変えることはできませんでした。今季レギュラーで戦った選手のうちミキッチ、森崎和幸、佐藤寿人、山岸智の4人が30歳以上でしたが、来季は石原も30歳。水本と千葉も29歳になるので、そろそろ世代交代は待ったなしの状況になります。W杯開催年となるため昨年以上に過密日程を強いられる2014シーズン。そこで三つ目の星を手に入れるためには、若手のより一層に成長が必要です。

ゲキサカ 記事1 記事2 記事3 記事4 記事5 記事6
日刊スポーツ テキスト速報
J's GOALゲームサマリー
公式記録

<14.1.1> 明けましておめでとうございます。今年もサンフレッチェ広島とSANFRECCE Diaryをよろしくお願いします。
 さて、今日は天皇杯決勝戦。「ホットニュース」によると森保監督は「我々にとっては今シーズンで最後の試合。その舞台でサッカーができることにまずは喜びを持って、幸せに思って、元日の決勝戦を楽しみたい」と語っています。チーム間の実力差が少ないJリーグではありますが、リーグ戦の1位と2位が決勝で相まみえる、と言うことはこの2チームの実力の証明でもある、と思います。リーグ戦で勝点では横浜FMを上回ったものの直接対決では敗れているだけに、今回こそ何としても勝ちたいところ。今日もこれまで通りチーム一丸となって勝利して、ロイヤルボックスで天皇杯を掲げて欲しいと思います。
 今日の試合会場は国立霞ケ丘競技場で午後2時キックオフ。チケットは前売りで売り切れているので、当日券販売はありません。当日キャンペーン、イベントとしては、「JFAチャレンジゲーム」として"ファンタジスタステージ20"と"めざせファンタジスタ!プレ検定会"を行います。(参加希望の方は開門の11時から入場ゲートにお越し下さい。)またメインスタンド側コンコース中央では天皇杯を展示。マッチデープログラムに掲載されているお年玉抽選では、マッチボールを10名様にプレゼントします。その他にも「記念撮影コーナー」や「SURUGA I DREAM Award」「警察庁音楽隊パレード」等のイベントが予定されています。試合放送はNHK総合テレビとNHKラジオ第一放送で生中継が、スカパー!のch580とCS800で録画中継があります。今日も現地観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。
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