10/19〜10/25のSANFRECCE Diary


<14.10.25> 今週のサンフはアウェイ2連戦。明日はJリーグ第30節を清水エスパルスと戦います。
 第17節終了後に3年半監督を務めていたアフシン・ゴドビ監督を解任した清水は大榎新監督の元で再スタート。そして天皇杯では準決勝まで進んでいますが、リーグ戦はなかなか残留争いから抜け出すことができず、降格圏から勝ち点1差の15位に低迷しています。中断明け以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○5-0 びわこ成蹊スポーツ大 【清】杉山、大前、ノヴァコヴィッチ、高木俊、高木善
15H ●0-2 川崎F 【川】小林、大久保
16A ●0-4 G大阪 【G】阿部、大森、パトリック、リンス
17H ○3-0 柏   【清】ノヴァコヴィッチ、OG、平岡
18A ●0-4 FC東京 【東】エドゥー、武藤2、太田
19H ○1-0 徳島  【清】村田
20A ●2-3 仙台  【清】ノヴァコヴィッチ、大前、【仙】武藤2、鎌田
天3 ○2-1 札幌  【清】大前、ノヴァコヴィッチ、【札】都倉
21H ●1-3 鹿島  【清】大前、【鹿】小笠原2、ダヴィ
22A △2-2 鳥栖  【清】ノヴァコヴィッチ、大前、【鳥】水沼、早坂
天4 ○2-1 FC東京 【清】大前、【東】河野
23H ●1-4 浦和  【清】平岡、【浦】森脇、李、槙野、OG
24A ●1-3 神戸  【清】ノヴァコヴィッチ、【神】ペドロ・ジュニオール2、マルキーニョス
25H ●0-3 G大阪 【G】宇佐美、丹羽、リンス
26A ●1-2 大宮  【清】本田、【宮】ズラタン、家長
27H ○3-0 C大阪 【清】石毛、平岡、村田
天QF ○2-2(PK5-3) 名古屋 【清】高木善、高木俊、【名】小川、永井
28A ●0-1 横浜FM 【横】藤本
29H ○2-1 新潟  【清】石毛、ノヴァコヴィッチ、【新】大井
 前節は先制しながらも追いつかれ、その後も新潟に攻め込まれたものの耐えて後半終了間際のノヴァコヴィッチの一発で勝ち越して降格圏を抜け出しています。勝ち点4差の中に5チームがひしめく(しかもそのうち2チームが降格する)残留争いを勝ち抜くためには、ホームで確実に勝ち点3を取らなければなりません。清水は連戦をホームに居座って戦える利を生かして、3日間にわたる完全非公開の練習で広島対策を十分に練って明日の試合に臨もうとしています。
 対するサンフレッチェは高萩が累積警告で出場停止となるため、多少メンバーを入れ替えなければなりません。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  柴崎

柏             山岸

   石原     森崎浩

       佐藤

SUB:増田、ファン、茶島、清水、野津田、浅野、皆川
 前節は敗れはしたものの内容は良く、調子が上がっていることは間違いないサンフレッチェ。明日は清水の「広島対策」を打ち破って、勝利を持ち帰って欲しいと思います。
<14.10.24> サンフレッチェは昨日、川崎裕大選手の来季からの加入を発表しました。川崎は神奈川県出身の22歳で、横浜FCの下部組織から成立学園高校を経て流通経済大に所属するDFで、プレスリリースによると「身体能力が高く、対人に強さを見せるDF。足下の技術も優れており、最終ラインから攻撃の起点にもなれる」選手なのだそうです。これまで年代別やユニバ等の代表歴はなく今年関東大学選抜に選ばれただけ、と言う「無名」の選手ですが、ある意味広島らしい補強だと言えるでしょう。身長175cm、体重69kgと言えば宮原和也選手とほとんど変わらないサイズなので、戦術を理解すればきっとチームに貢献できるようになるのではないでしょうか。
<14.10.23> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第29節FC東京戦は、終始攻め続けたものの数少ないチャンスを決められて1-2で敗れました。
 右サイドは清水が先発。また柏が左サイドで出場して、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  柴崎

清水             柏
(→山岸63分)
   石原      高萩
   (→野津田81分)
       佐藤(→皆川71分)

SUB:増田、ファン、森崎浩、浅野
 対するFC東京は、GK:権田、DF:徳永、森重、カニーニ、太田、MF:高橋、米本、羽生(→河野74分)、FW:渡邉、エドゥー(→三田67分)、武藤(→東90+4分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島がボールを支配して、2分には高萩の強烈なミドルが相手ゴールを襲います。しかしホームの東京は武藤の突破を軸に逆襲して、4分には武藤のドリブルから渡邉の決定的なシュートを水本がクリア。6分には武藤の中央突破は何とか止めたものの、こぼれをエドゥーに打たれて冷や汗をかきます。その後広島も反撃して、8分には清水のクロスから石原が反転してシュートしましたが枠外。12分には青山の強烈なミドルを権田が横っ飛びでキャッチし、17分には清水のクロスがDFに当たって舞い上がり、これを寿人がヘッドで逆サイドを狙ったもののぎりぎりでカニーニにクリアされます。しかし前半24分、清水の裏を取られて米本に抜け出されてクロス。これを中央で渡邉に決められて、先制点を許してしまいました。
 これに対して広島は28分、清水のパスを受けた塩谷がペナルティエリア内で粘ると森重が後ろから倒してPKをゲットします。ボールをセットしたのは寿人。今季9点目を狙って左足で蹴ったものの、ぎりぎりまで動かず反応した権田が弾き出して得点ならず。その後広島は何度かCKから攻め込んだものの弾き返され、逆にアディショナルタイムに武藤のシュートが広島ゴールを襲ったものの枠外に外れて、1点のリードを許して前半を折り返しました。
 後半も立ち上がりから広島が攻勢に出て、1分には柏がミドルシュートを放ちましたが権田が右手一本でセーブ。その後も攻め込んで何本もCKを入れます。そして後半9分、左からの高萩のCKを権田がキャッチできず、こぼれを寿人が蹴り込んで広島が同点に追いつきました。
 その後もペースは広島で、14分には柏のミドルがDFに当たり、19分には山岸のクロスを寿人がスルーして石原がダイレクトで蹴りましたが権田のスーパセーブに防がれます。更に24分には青山のクロスに石原が合わせましたが、決定的なシュートは枠を捉えることができません。逆に28分、左サイドからの太田のFKをニアで武藤が逸らし、これが皆川の足に当たってゴール。東京はワンチャンスを生かして勝ち越し点を奪いました。
 この後は全員が自陣に引いて守るFC東京を広島があの手この手で攻める、と言う展開が続きます。33分には上がって行った塩谷が左足でシュートしましたがボールはバーをかすめて上へ。また39分の塩谷のミドルも上に外れて行きます。山岸、皆川に続いて野津田も投入する森保監督。野津田は44分に得意のミドルで狙いましたが、シュートは力なくGKの胸に収まります。広島は何度も東京守備陣を崩そうとしたもののその後はシュートも打てず、最後はロングボールを蹴り込むしかなく敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後に監督も選手たちも言っていましたが、サンフレッチェの試合内容はこのところのベストとも言って良いようなものだったと思います。FC東京が前からプレスをかけずに後ろにブロックを作っていたこともありますが、サンフレッチェの運動量も球際での戦いもパス回しも、とても中3日での試合だとは思えない素晴らしいもののでした。ただ、フィッカデンティ監督にしてみればこれも予定通り、と言うことだったのかも。一瞬の隙を突いて得点を挙げると、あとは低い位置にブロックを作って耐えて1点差で逃げ切る、と言うパターンはまるで一昔前のイタリアのイメージ通りで、広島はそのリアリズムに負けた、と言わざるを得ないでしょう。寿人がPKを外さなかったら、あるいは武藤のヘッドが皆川の足に当たらなかったら、など「たられば」を言う余地もあるのですが、これがサッカー、としか言いようがなく、サポーターとしては苦虫をかみつぶしながら受け入れるしかありません。
 この結果サンフレッチェと首位・浦和との勝ち点差は15。残り5試合に全勝し、浦和が全敗してようやく勝ち点で並ぶ差になってしまって3連覇は絶望的になりました。また3位川崎Fとの勝ち点差も9となってACL圏も遠くなった一方で、降格ラインの16位甲府との勝ち点差は12となってこちらももうすぐJ1残留が確定する、と言う状況です。と言うことでやや目標を失いつつあるサンフレッチェではありますが、ただ2009年から5年連続賞金圏の7位以上、と言う記録だけは続けて欲しいもの。「あと1ゴール」に迫った寿人の11年連続2桁ゴールやナビスコカップ優勝も含めて、残りシーズンをしっかり戦って欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
ゲキサカ 戦評 武藤 渡邉 太田 寿人 塩谷 権田
日刊スポーツ スコア速報 戦評 塩谷 太田&武藤
Yahooスポーツテキスト速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイト試合総括

<14.10.22> 「ホットニュース」によると森保監督はFC東京について「堅守速攻で、堅い守備からスピードのある攻撃、迫力のある攻撃、迫力のあるプレスという印象がある」と警戒感を露にしています。そして勝利のポイントとして「運動量の部分と、相手のプレスは厳しいと思うが、そこでひるむのではなく、勇気を持ってボールに関わること」を挙げています。FC東京とのこのところの試合は常に1点差以内のクロスゲームになっているので、今日も1点を争うぎりぎりの攻防になるのは間違いありません。
 今日の試合会場は味の素スタジアムで午後7時キックオフ。当日券は全席種4時半から販売されます。また前半終了後から半額で購入できる「アフター8チケット」も販売されますので、仕事等で遅れそうな方もぜひどうぞ。
 テレビ放送はスカパー!のch606とBS244で生中継が予定されています。また横川シネマでは「スカパー!PRESENTS パブリックビューイングin横川」を開催しますので、ぜひご来場下さい。ブログの速報は今日もする予定ですので、スタジアム・PVに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<14.10.21> 今週のJ1リーグは週2試合。サンフレッチェは明日アウェイでFC東京と戦います。
 シーズン当初はやや低迷していたFC東京でしたが、夏場から調子を上げて第13節から実に14試合負けなしで勝ち点を積み上げ、現在広島の1つ上の6位にいます。中断明け以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○8-0 秋田  【東】三田、河野、森重、エドゥー2、太田、平山、渡邉
15H △1-1 鹿島  【東】三田、【鹿】豊川
16A ○1-0 新潟  【東】武藤
17H ○3-0 仙台  【東】平山、河野、高橋
18H ○4-0 清水  【東】エドゥー、武藤2、太田
19A △0-0 C大阪
20A ○2-0 鳥栖  【東】米本、渡邉
天3 ○2-0 松本  【東】河野、平山
21H △4-4 浦和  【東】高橋、武藤2、河野、【浦】梅崎、興梠、平川、李
22A △2-2 鹿島  【東】エドゥー、武藤、【鹿】土居、ダヴィ
天4 ●1-2 清水  【東】河野、【清】大前、イ・キジェ
23H △1-1 神戸  【東】エドゥー、【神】マルキーニョス
24A △0-0 川崎F
25H ○4-0 徳島  【東】河野、エドゥー、武藤、渡邉
26H ○4-0 柏   【東】武藤2、エドゥー2
27A ●0-1 仙台  【仙】赤嶺
28A ●0-1 大宮  【宮】高橋
 前節は大宮相手にシュート数13対5と圧倒したもののここぞと言うところで決めきれず、逆に大宮にワンチャンスを生かされて敗れています。4ヶ月以上続いた勢いもさすがに減速しているか、と言う感じではあるのですが、ただ前節はエドゥーが出場停止だったことも影響していたはず。明日は第14節以降8試合負けなしのホームゲームだと言うこともあって、連敗ストップに燃えているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、森崎和が復帰しない場合は前節と同じメンバーで臨む可能性が高そうです。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  柴崎

柏             山岸

   石原      高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、清水、野津田、森崎浩、浅野、皆川
 現在7位のサンフレッチェですが、同勝ち点にはFC東京と柏が並んでいてすぐ下には神戸と横浜FMが並んでいます。今後上位に進出するためには近い勝ち点のチームに勝って行くことが重要。明日もいつも通りにチーム全員が心を合わせて、勝利を勝ち取って欲しいと思います。
<14.10.20> 11/8(土)に行われるナビスコカップ決勝戦の応援飛行機利用ツアーの〆切が近づいています。日程は、11/8(土)の7時50分発のJAL便に乗って羽田まで行ってそこから各自で埼玉スタジアムに移動。試合と表彰式を観たあとに池袋ホテルグランドシティに宿泊して、翌日の午後5時25分羽田発のJAL便で戻ってくる、と言う予定です。料金は航空券とホテル代、SA指定席入場券込みで1名1室39,800円。チケットをお持ちの場合でも返金は致しませんのでご了承下さい。募集人数は先着20名様で、申し込み〆切は10/23(木)となっています。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行(セールスセンター082-512-1010、福山営業所084-923-2228)へどうぞ。
 一方、11/22(土)に行われる甲府戦のアウェイ応援バスツアーの募集も始まっています。日程は11/21(金)の午後10時に広島ヘリポート、10時半に広島駅新幹線口に集合し、小谷SAと福山SAを経由して翌朝甲府に到着。2時からの試合を観戦後に帰途について、日曜日の早朝に戻ってくる予定になっています。料金はビジター自由席の入場券付きで大人24,800円、小中高生22,400円。サンフレッチェクラブ会員のちゅーピークラブ会員は1,000円引きとなります。募集人数は先着限定40名。募集〆切は11/11となっています。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行(セールスセンター082-512-1010、福山営業所084-923-2228)へどうぞ。
<14.10.20> 金曜日にAFC U-19選手権ミャンマー2014の準々決勝を戦ったU-19日本代表はPK戦の末北朝鮮に敗れ、4大会連続でU-20W杯進出を逃しました。この日のU-19代表のメンバーは、GK:中村、DF:石田、中谷、内山、宮原、MF:関根(→坂井69分)、川辺(→望月118分)、井手口、金子、FW:南野、オナイウ(→北川HT)。日本サッカー協会の公式サイトによると、前半は日本がボールを支配して井手口、オナイウ、関根、南野らがシュートまでの形を作りながらも決めることができなかったとのこと。逆に前半36分にセットプレーの流れからクロスを押し込まれて先制点を許してしまいました。その後U-19代表は守りを固める北朝鮮に対して攻め込みつつなかなか追いつけませんでしたが。後半38分に金子がペナルティエリアで倒されPKを獲得。これを南野が決めて、同点のまま延長にもつれ込みました。しかしその後は北朝鮮の時間稼ぎとも見えるプレーになかなかリズムを作れず、延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。北朝鮮が5人とも決めたのに対して日本は5人目の南野がGKにセーブされて、悔しい敗退となりました。

ゲキサカ 戦評 南野1 南野2 遠のく世界

<14.10.19> 昨日ホームに16,304人を集めて行われたJ1リーグ第28節名古屋戦は、PK2つを含む4得点で快勝して7位に浮上しました。
 代表から戻った塩谷と水本は元気に先発。またミキッチと森崎和は欠場しましたが柏も先発出場して、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本
       (→ファン82分)
     青山  柴崎

柏             山岸

   石原      高萩(→森崎浩72分)

       佐藤(→皆川67分)

SUB:増田、清水、野津田、浅野
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:矢野、牟田、闘莉王、本多、MF:松田(→グスタボ72分)、田口、ダニルソン、矢田(→磯村82分)、FW:川又、永井、と言う布陣でした。キックオフ直後には広島が攻め込み、6分と9分には石原のパスに柏が抜け出す、と言うチャンスを作りましたがその後は名古屋のペース。18分にはFKのボールに闘莉王が頭で合わせましたが林がキャッチし、24分には松田がヘディングシュートしましたが枠外。34分には青山が低い位置でボールを奪われ矢田のパスで永井がフリーになりましたが、シュートを外してくれて助かります。前半の名古屋のシュートは7本を数えたのに対して、広島は42分にCKのボールに石原が合わせたものの1本だけ。スコアは動かなかったものの名古屋が圧倒して、前半を折り返しました。
 後半も立ち上がりはどちらかと言えば名古屋のペースで、2分にはペナルティエリア内の川又にパスが通ってあわやのシーンを作られ、3分には左からのクロスに川又がヘッド。10分には塩谷のファウルで与えたFKから波状攻撃を受けましたが何とか凌ぎます。そして12分、山岸のクロスに飛び込んだ青山のシュートはGKに弾かれ、これを拾った高萩のシュートもポストに当たったもののこぼれを石原が蹴り込んで広島が先制点を奪います。続いて14分には柏の仕掛けから石原のパスを高萩がワンタッチで裏へ。ここにタイミング良く飛び込んだ寿人が頭で押し込んで、あっという間にリードを2点に広げました。
 これで流れをつかんだ広島は、ボールを回しながら相手の隙を窺います。そして21分にはCKのボールを水本が折り返し、こぼれを競りあった石原の頭をダニルソンが蹴ってイエローカード。これが2枚目と言うことでダニルソンは退場となり、PKを水本が決めて3-0。更に35分には突破を狙った石原を闘莉王が倒して再びPKをゲットし、これを石原が自ら決めてダメを押します。そしてアディショナルタイムには森崎浩が2度ほど決定的なシュートを放ちましたが枠を捉えることができず、そのまま試合終了となりました。
 森保監督は試合後に「前半は苦しい戦いでした。ただ、そこを全員で耐えてしのいで、流れを自分たちで持ってこれたことで勝利に結びつけることができた。そこで耐えたことが4−0という結果につながった」と語っていますが、全くその通りだと思います。前半の両チームのシュート数からも分かるように、前半は川又と永井のコンビが良く機能して、何度か決定的なシーンを作りました。特に前半34分の永井のシュートは決定的で、もしそこで失点していたらスコアが逆になっていたとしても不思議ではなかったと思います。ここでシュートまで行けなくても粘り強く戦えたことが、勝因の一つであったことは間違いありません。
 そして後半は3得点に絡んだ石原の働きが素晴らしかったのも確かですが、それ以上に素晴らしかったのは多くの選手が関わって取った1点目と2点目だったと思います。まず1点目は青山の高い位置でのボール奪取から始まって、左に展開して山岸がクロス。ここにそのまま上がっていた青山が頭で合わせたシュートは弾かれましたが、高萩が詰めて最後は石原が蹴り込んでゴールを奪いました。この時は寿人も柏もゴール前にいたので広島の選手は5人。逆に名古屋はGKを入れても4人しかゴール前に戻っておらず、数的有利の中での必然のゴールとも言うべきものでした。また2点目のシーンでも高萩がパスを出した時に寿人と青山が走り込んでいたのに対してDFで戻っていたのは1人だけ。高萩のアイディアとパスの正確性に加えて寿人のシュートの上手さがあったのは確かですが、それ以上にここぞと言うところで多くの選手が絡んで行くサンフレッチェらしい攻撃ができたことが、勝利の要因だったと言えるでしょう。
 この試合の結果サンフレッチェの勝ち点は42となってJ1残留の目安となる40を越えるとともに、順位は7位となりました。昨日は前節まで3位だった鹿島が敗れたものの鳥栖が勝って勝ち点を50に伸ばしたためまだ8差がありますが、昨年は同時期に勝ち点45だった川崎Fが51だった浦和との勝ち点差をひっくり返して2差をつけて3位に入ったことを考えれば、まだ不可能ではない数字です。エース寿人の3ヶ月ぶりのゴールで再加速して、再び上位に食い込んで行って欲しいと思います。

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