3/9〜3/15のSANFRECCE Diary


<14.3.15> 「ホットニュース」によると森保監督は「浦和戦はいろんな意味合いがあって、いろんな注目を浴びる試合。我々はプロなので、たくさんの観客の前で、たくさんの注目を浴びる中で、プレッシャーを感じながら試合ができる喜びを感じながら明日の準備をしている」と述べています。元広島の監督が率いて選手も沢山がいる因縁の相手と言うことで、いつも注目の集まる浦和とのゲーム。それに加えて今回はJリーグからの処分が発表されて初めての試合と言うことで、いつも以上に注目を集める試合となります。そんな時だからこそ、両チームとも気持ちのこもったプレーで面白い試合にしてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で午後2時キックオフ。試合前イベントとしては、9時からU-8, U-10, U-12の「サンフレッチェカップ」が、12時20分ごろから「フォリアチャレンジカップ」が行われます。また今日も「恋するフォーチューンクッキー サンフレッチェ広島バージョン」を公開します。場内のファンクラブサロン前では「子育て応援!カルビーパークキックターゲット&スピード」が12時から。場外のおまつり広場では「日本郵便ブース」(二連覇記念のオリジナルフレーム切手を販売)、「スカパー!ブース」「J1優勝シャーレ展示」「NIKEブース」「サッカースタジアム建設署名ブース」が10時から、「フェイスペイント」が11時から、「バルーンアート」が12時から行われます。また先着プレゼントは、「応援パネル」を先着25,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは今年の選手集合写真です。
 試合会場限定グルメは、埼玉県草加市の草加せんべいを砕いて衣にまぶした「そうからあげ」を400円で限定800食提供。3月の選手コラボメニューは、青山選手の「カツ丼」700円と柴崎選手の「三色丼」650円です。おまつり広場での飲食店は10時に開店しますので、売りきれないうちにお早めにどうぞ。
 テレビ中継はスカパー!のch181(SD画質)とch581(HD画質)及びCS801で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<14.3.14> 明日はJリーグ第3節。サンフレッチェはホームに浦和レッズを迎えます。
 昨年はずっと上位を争っていたにも関わらず終盤に大失速して6位に終わった浦和は、今季も西川、青木、李忠成らを補強しました。その上弱点だった守備にもテコ入れして、タイトル獲得を至上命題としてシーズンに臨んでいます。その結果開幕戦では最後まで落ち着いた試合運びで無失点勝利を収めました。ただ、第2節では鳥栖に先制点を許すとその後は分厚い守備を崩すことができずに敗れています。今季のこれまでの戦績は次の通り。
1A ○1-0 G大阪 【浦】槙野
2H ●0-1 鳥栖  【鳥】豊田
 「差別横断幕問題」で揺れる浦和は、当事者を含むグループを無期限の活動停止にしただけでなく、ホーム・アウェイに関わらず横断幕や旗の持ち込みは行わないことに決めたとのこと。また横断幕の掲示だけでなく自チームの選手に対する差別的な行為もあったらしいので、チーム内にも動揺が走っている可能性はあります。ただ、逆にチームとしては試合で結果を出さなければならない、と言う思いも強いはず。明日は昨年までと同様に十分な「広島対策」を練って乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、火曜日のACLセントラルコースト・マリナーズ戦から中3日での試合となります。遠征組の疲れが心配ではありますが、30歳以上の選手は広島で調整してきたため彼らを中心にメンバーを選ぶのは間違いなさそうです。と言うことで予想メンバーは次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、丸谷、柴崎、パク、柏、野津田、浅野
 ペトロヴィッチ監督の浦和には、2年前の開幕戦で勝利した後は一度も勝てていないサンフレッチェ。「ミラーゲーム」を仕掛けてくる相手にはいつも苦戦していますが、特にこちらの弱点を知りつくしている相手と言うことで難しい試合を強いられます。ただ、それを上回ることができればチームとしてもう一つステップアップできた、と実感できるはず。明日は今年のスローガン通り「全力」で、浦和の壁を乗り越えて欲しいと思います。
<14.3.14> 日本サッカー協会は先日サニックス杯に出場するU-17日本代表を発表し、サンフレッチェユースから伊藤が選ばれました。今回選ばれたのは次の20人。
【GK】小島(名古屋U18)、阿部(新潟ユース)
【DF】坂井(大分U-18)、中山(柏U-18)、伊藤(広島ユース)、佐久間(新潟ユース)、
    吹ヶ(名古屋U18)、町田(鹿島ユース)、庄司(C大阪U-18)、大桃(帝京長岡高)
【MF】浦田(市原千葉U-18)、鈴木(新潟ユース)、岩本、市丸(G大阪ユース)
    杉山(札幌U-18)、縄(仙台ユース)
【FW】杉森(名古屋)、岸本(C大阪U-18)、高木(G大阪ユース)、邦本(浦和ユース)
 この代表は3/20にU-17タイ代表とディナモ・バルナウルユース、3/21に杭州緑城ユースと対戦します。
<14.3.13> プレスリリースによるとACLのFCソウル戦の観戦ツアーの申し込み〆切は3/11となっていますが、広島発着コースは今日まで受付するそうです。このツアーのスケジュールは、4/1(火)の朝に広島空港を出発し、試合観戦後に1泊して翌日の夜に戻ってくる予定になっています。ソウル到着後には中島浩司さんが試合観戦の見どころを解説する、と言う特典付きで、旅行代金はシングル78,000円、ツイン70,000円となっていますので、火水で休みを取れる方はぜひご参加下さい。
 なお、オフィシャルツアーの成田発は既に受付を終了していますが、現地に2泊以上するつもりであれば旅行会社のツアーを利用する手もあります。例えば全日空の「旅作」であれば、3/31の午後8時5分に羽田からソウルに飛んで、4/2の朝の便で戻ってくると言うスケジュールの1人旅で37,900円から。航空会社を問わなければ2名で合計5万円ぐらいからありますので、関東から応援に行きたいがオフィシャルツアーに申し込めなかったと言う方はぜひこちらをどうぞ。
<14.3.13> プレスリリースによると、明後日の第3節浦和戦のSS指定席が「セブンイレブンフィールドシート」に続いて完売し、当日券が出ないことになりました。一方SA指定席とバックスタンド自由席、及びサポーターズシートは今のところ当日券販売が予定されていますが、チケット売り場の混雑が予想されます。また年間指定席ユーティリティープランやサンフレッチェクラブ等のチケット引換券も今のところ制限はありませんが、数に限りがあるため引き換えを終了する可能性もあるとのこと。観戦予定の方はぜひ前もってチケット購入や引き換えをお願いします。
<14.3.12> 昨日アウェイで行われたACLグループリーグ第2節のセントラルコースト・マリナーズ戦は、セットプレーから先制したものの逆転されて痛い一敗を喫しました。
 メンバーは柏が移籍後初先発。また高萩、パク、浅野も今季初めて先発して、次のメンバーで戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  柴崎(→皆川87分)

柏             パク
(→野津田54分)
    高萩    浅野
    (→川辺80分)
       石原

SUB:増田、宮原、丸谷、茶島
 対するマリナーズは、GK:レディ、DF:ローズ、アンダーソン、ルー、ボスナー、MF:ハッチンソン、モンゴメリー、フィッツジェラルド(→イビニセイ68分)、キム・ソンヨン、FW:シモン(→デューク60分)、ステチョフスキー(→シム85分)、と言うメンバーでした。立ち上がりからボールを支配したのは広島で、パスワークで相手陣内に押し込みチャンスを作ります。2分には塩谷を起点にワンタッチでパスを回し、最後は柴崎がミドルシュートを打ちましたがGK正面。12分には相手のパスカットから石原のクロスに浅野が合わせたもののクリアされ、20分には高萩のスルーパスで浅野が抜け出しましたがシュートは打てずに終わります。またその直後には高萩がセンターサークル付近からロングシュートを放ちましたがGKがぎりぎりでクリアします。そしてその後のパクのCKを塩谷がヘディングシュート。これがゴール前でワンバウンドしてDFの頭を越えて、良い形で広島が先制点を奪いました。
 ところがそのすぐ後に簡単なプレーから失点してしまいます。前半23分、DFラインからのロングボールに千葉と塩谷が重なってしまい、こぼれを拾ったキムがスルーパス。これをステチョフスキーが右足で振り抜いて同点に追いつかれます。続いて32分には千葉のパスミスを拾われてステチョフスキーがシュート。これがDFに当たってコースが変わりゴールネットを揺らされ、あっという間にひっくり返されてしまいました。
 これで守りを固めてカウンターに徹するマリナーズ。これに対して広島は、早めにフレッシュな選手を投入してゴールをこじ開けようとします。後半8分には浅野がドリブルからシュートしたもののブロックされ、14分には浅野のクロスから高萩がミドルを打ちましたが枠外。26分には高萩のCKから千葉が頭で狙いましたがこれも枠を捉えることができません。広島は野津田につづいて川辺、皆川と若手を投入すると、彼らを起点に攻め込みます。35分にはクロスのこぼれを胸トラップした浅野が決定的なシュートしたもののGKが好セーブ。41分にはワンタッチパスで中央を破って浅野が抜け出しましたがシュートできず、42分にも浅野がフリーになりましたが決めきれません。44分には皆川が決定的な場面を迎えましたが力んでしまい、アディショナルタイムにも浅野、皆川、野津田のコンビネーションでシュートまで行きましたがブロックされます。結局広島は最後までマリナーズの堅い壁を突き破ることができず、勝ち点3を献上してしまいました。
 過密日程の中での長距離移動後と言うことで、この試合は事前の予想通り厳しいものとなりました。走る、蹴る、と言うところで目に見えて動きが悪かった、と言うことはなかったものの、ぎりぎりのところでの動き出しや判断の速さ等の部分でいつものサンフレッチェではありませんでした。いつもと違うメンバーが出ていたと言うことも多少の原因にはなっていたかも知れませんが、しかし失点に絡んだのはDFラインのレギュラー陣。特にポジショニングのミスやパスミスなど最近ではめったに見られないレベルのミスが続いたわけで、「いつもの広島」ではなかったことは明らかだったと言えるでしょう。やはり2/22のゼロックススーパーカップから18日間で5試合目だったと言うことを含めて、全体的なコンディションの悪さはどうしようもないレベルに来ていたのだろうと思います。むしろこのようなタフな試合で怪我人が出なかったのがラッキーだった、と思うべきなのかも知れません。
 この結果サンフレッチェは2試合を終えて勝点1で、3度目のACL挑戦はまたもや難しい局面に追い込まれました。ただ、第2節を終えて首位は勝点4のFCソウルで、2位のマリナーズ、3位の北京国安の勝点はそれぞれ3と2。次の試合に勝てばFCソウルに勝点で並び、他の試合の結果次第では首位に立つ可能性もあります。この試合は落としたものの、柏が初めて出場し、また浅野や川辺、皆川が経験を積むことができたのはチームにとって大きな意味があるはず。雑音には惑わされずにしっかりと前を向いて、次の戦いに向かって欲しいと思います。

ゲキサカ 総評 ゴールパフォーマンス
日刊スポーツ 記事 詳細
Jリーグ公式サイト

<14.3.11> 中国新聞によると甲府から移籍した柏の移籍後初出場が濃厚だ、とのこと。また携帯サイトによると高萩も「自分のコンディションは問題ない」と語っているので、今季初先発の可能性が高そうです。セントラル・コーストはアーノルド監督からモス監督に交代して調子が出ていないようですが、そう言う時こそ割り切って勝つための戦いを仕掛けてくる可能性があります。コンディションが厳しくても球際でしっかりと戦って、勝点を取って戻ってきて欲しいものです。
 今日の試合会場はセントラルコーストスタジアムで、現地時間午後7時半(日本時間午後5時半)キックオフ。テレビは前節同様に日テレG+で生放送が予定されています。今日もブログでの速報はできませんので、テレビを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<14.3.10> 明日はAFCチャンピオンズリーグ第2節。サンフレッチェはアウェイでセントラルコースト・マリナーズと対戦します。
 シドニー近郊のゴスフォードにホームタウンを持つマリナーズはAリーグのスタートと同時に設立され、2005-2006シーズンから参戦して2007-2008及び2011-2012シーズンはレギュラーシーズンで優勝。また2012-2013シーズンにはファイナルシリーズを制しています。またACLには2009年に初参戦。その年は未勝利のまま敗退したものの2012年にはグループリーグ3位でフィニッシュし、昨年はグループHを2勝1分け3敗の成績で終えて柏とともにラウンド16に進出しています。今季はエディ・ボスナーとキム・スンヨンと言う2人の元Jリーガーを補強して4度目のACL参戦となっていますが、初戦はFCソウルに0-2で敗れているため次節は勝利が必須。Aリーグの試合を3/7に消化して、万全の準備をして広島を迎えようとしているはずです。
 対するサンフレッチェですが、川崎F戦をJリーグとしては異例の12時半キックオフにして試合を早めに終えて、すぐにチャーター便で成田に移動して昨日の朝オーストラリアに到着したとのこと。早速夕方から現地でトレーニングを行っているそうです。今回は連戦の疲労を考慮して30歳以上の4人(森崎和、ミキッチ、山岸、寿人)は遠征に参加せず、代わりに川辺、宮原、皆川、茶島が帯同しているとのこと。となると、メンバーは次のようになるものと思われます。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  柴崎

柏             パク

    高萩   野津田

       石原

SUB:増田、宮原、丸谷、茶島、川辺、浅野、皆川
 これまで2回のACLは序盤の連敗が響いてグループリーグ敗退となっているだけに、この試合は是非とも勝点3が欲しいところ。ただ、重要なのは6試合トータルで考えることで、場合によっては勝点1で良いと言う割り切りも必要になるものと思われます。明日は長距離移動の後の中2日の戦いと言うことで厳しい試合になるのは明らかですが、これまで通り冷静にタフに戦って、良い結果を持ち帰って欲しいと思います。
<14.3.9> ホーム・エディオンスタジアム広島に16,176人を集めて行われた第2節川崎F戦は終了間際の塩谷のゴールで勝ち、20年ぶりの開幕連勝で4位に浮上しました。
 森崎和が今季初めて公式戦のピッチに立ち、またミキッチも復帰して以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和(→柴崎63分)

ミキッチ          山岸

    石原   野津田(→高萩72分)

       佐藤(→浅野78分)

SUB:増田、丸谷、パク、柏
 対する川崎Fは前節からボランチを入れ替えて、GK:西部、DF:田中、ジェシ(退場90+2分)、井川、登里、MF:稲本(→パウリーニョ64分)、山本(→森島90+6分)、中村、FW:小林、レナト(→中澤90+4分)、大久保、と言うメンバーでした。「攻撃の川崎vs守備の広島」と言う事前予想とは違って立ち上がりから攻勢に出たのは広島。川崎の守備ブロックをものともせずに、縦パスやミキッチのドリブル等で攻め込みます。そして4分には水本の素晴らしいスルーパスで抜け出した山岸のクロスのこぼれを野津田が叩きましたがGK正面。直後のショートコーナーからのクロスを塩谷が流し、これを千葉がボレーで叩き込みましたが惜しくもオフサイドを取られます。この後川崎も反撃し、9分には小林に危ういシュートを打たれ、18分にはジェシにヘディングシュートを許しましたが枠を外れて助かります。また20分にはFKからのボールを大久保に押し込まれましたが、これもぎりぎりオフサイド。その後広島は野津田を起点にチャンスを作り、27分には野津田のミドルは枠外。39分には森崎和のボール奪取からミキッチがドリブルでカットインして左足でシュート性のクロスを入れましたが、寿人には合わず枠も捉えることができません。両チームともチャンスは作るものの決定的なシーンは少なくそのままスコアレスで折り返すかと思われた前半のアディショナルタイム、レナトの突破からのクロスはクリアしたもののこぼれを拾った中村が絶妙なループパス。これが右からペナルティエリアに侵入した小林にピタリと合って、悔しい失点で1点ビハインドで前半を折り返すことになりました。
 後半はリードした川崎Fの守備ブロックを広島が攻める、と言う構図。5分には塩谷が、野津田がシュートを放ちますがDFに阻まれます。また7分には石原のクロスのこぼれを青山が叩きましたが、ジェシがゴールライン上でクリアします。10分には川崎Fのゴールまで混戦になりながらも押し込めない、などなかなかゴールを割れなかった広島でしたが、後半12分にスーパーゴールが飛び出します。右サイドからボールを繋いで青山が縦パス。これを後ろ向きに受けた寿人が身体を回転させながらループ状のシュートを放つと、美しい放物線を描いた軌跡にGKも見とれたのか一歩も動けずそのままファーサイドのネットへ。ある意味昨年の鳥栖戦のスーパーゴールを上回る、寿人の「年間ベストゴール賞級」のゴールで早い時間帯に追いつくことができました。
 その後柴崎を投入して前への推進力を強める広島。川崎も中盤にパウリーニョを投入して対抗します。23分にはミキッチが切れ込んでミドルを打ちましたが枠外。26分には野津田が強烈なミドルを放ち、横っ飛びでGKが弾いたところに詰めましたがクリアされます。30分にはミキッチのパスを高萩が流し、寿人のシュートのこぼれを山岸がフリーで打ちましたが力んでしまったか上に大きく外してしまいます。勝ち越しを狙って浅野を投入する森保監督。ぞの浅野は41分にループ気味に狙いましたがGKにキャッチされ、42分には塩谷が、高萩がミドルレンジから狙いましたがゴールは割れません。また44f分にもミキッチのクロスを高萩がダイレクトで叩きましたがGKにキャッチされます。そしてアディショナルタイムにカウンターで攻め上がった千葉から中央の高萩にボールが繋がると、ジェシが両足タックルで高萩をなぎ倒します。危険なプレーと言うことで村上主審はレッドカードを提示し、広島にはFKが与えられます。そこでFKを右足で振り抜いた塩谷のシュートは弾丸となって壁の隙間を抜けてゴールネットに突き刺さり、土壇場の勝ち越しでエディオンスタジアム広島は沸きに沸きました。
 前節はメンバーの疲れもあって守備重視でゲームに臨み、最少得点で勝った広島でしたが、この日は立ち上がりから積極的でした。序盤は低い位置でのパス回しに川崎が食いついてこなかったと言うこともあって、中央への縦パスとサイドへの展開、そしてドリブル突破等から何度も川崎陣内に攻め込みました。川崎は中村がさすがのプレーを見せていたものの、ゴール前での厳しい寄せで大久保やレナトに仕事をさせませんでした。広島の得点は2点とも年に1度あるかないかと言うスーパーゴールでしたが、それ以外の時間帯でもボールを握ってペースをつかんでいたのは広島。ボール支配率54対46、シュート数17対5と言うスタッツに近い内容と、そして結果だったと言えるのではないでしょうか。
 試合後に森保監督は「前半アディショナルタイムで失点したことは痛かった」と語っていますが、昨年までの広島だったらそこから反発するのは難しかったかも知れません。しかしV2の経験と、そして今季の激しいポジション争いはチームを成長させているのだろうと思います。「選手が焦れずに...同点・逆転に繋がると信じて...冷静にハードワークした」(森保監督)のがこの試合の勝因でしたが、今後もそのようなサッカーを貫くはず。今後はオーストラリアでのアウェイ戦、週末の浦和戦、そして来週水曜日のFCソウル戦と厳しい日程が続きますが、どんなに難しい状況になってもチーム全員の力で「冷静にハードワーク」できるなら、きっと乗り越えて行くことができるのではないでしょうか。

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