4/20〜4/26のSANFRECCE Diary


<14.4.26> 「ホットニュース」と携帯サイトによると森保監督は、昨日の練習で選手は「フレッシュな表情を見せてくれたし、紅白戦でもフレッシュな動きを見せてくれた」と語っています。監督会議で「絶対に負けない」と言っていたと言うトニーニョ・セレーゾ監督のチームと戦うためには、相当な覚悟が必要。若い選手のアグレッシブな動きに負けないよう、チーム全体で助け合いながら戦い抜いて欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしてはサンフレッチェカップのU-9とU-11が午後2時から、「フォリアチャレンジ」が5時20分ごろから行われます。また試合開始前には青山選手のJ1通算200試合出場と、塩谷選手の月間MVP受賞のセレモニーが行われます。場内のファンクラブサロン前で行われる「キックターゲット&スピード」は午後5時から。おまつり広場ではこの試合のスポンサーの日本HPの「スポンサーブース」の他、松江フォーゲルパーク、ナイキがブースを出します。また「フェイスペイント」は4時から、「バルーンアート」は5時から行います。
 先着プレゼントは日本HP提供の「オリジナル応援うちわ」を10,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは石原選手のプレミアムカードです。試合会場限定グルメは、茨城県名産のアンコウの身を唐揚げにして500円で限定500食提供します。また4,5月の選手コラボメニューは千葉選手の「韓流雑炊」650円と石原選手の「デミカツ丼」700円です。今日は青山選手の200試合出場記念ペナントとTシャツ、オリジナルコンフィットTシャツ、選手下敷き、缶バッジ等の新商品を販売開始しますのでぜひご購入下さい。
 テレビ放送はNHK BS-1とスカパー!のch180(SD画質)、ch580(HD画質)、CS800で生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをご覧下さい。
<14.4.25> ACLが終わってほっとする間もなく、明日はJ1リーグ第9節。サンフレッチェはホームで鹿島アントラーズと戦います。
 昨年8年ぶりにトニーニョ・セレーゾ監督が就任した鹿島は、シーズンオフに大迫を失ったものの土居、昌子、豊川、伊東ら若手を大胆に起用して、開幕から3連勝するなど好調な立ち上がりで第6節まで首位に立っていました。しかし同じく好調の新潟、神戸に競り負けて、このところ2連敗となっています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○4-0 甲府  【鹿】ダヴィ2、遠藤、昌子
2H ○2-0 仙台  【鹿】遠藤2
3A ○3-0 鳥栖  【鹿】青木、土居、豊川
N1A ●1-3 FC東京 【鹿】本山、【東】河野、太田、三田
4H ●0-2 C大阪 【C】長谷川、フォルラン
5A ○3-1 横浜FM 【鹿】土居、野沢、柴崎、【横】栗原
N2H ○3-1 鳥栖  【鹿】ダヴィ、梅鉢、ルイス・アルベルト、【鳥】早坂
6A ○2-0 G大阪 【鹿】ダヴィ、カイオ
7H ●2-1 新潟  【鹿】土居、【新】川又、OG
N3A ○2-1 仙台  【鹿】野沢、赤崎、【仙】武藤
8H ●3-2 神戸  【鹿】遠藤、ダヴィ、【神】チョン・ウヨン、マルキーニョス、小川
 前節は開始早々に先制点を奪い、同点に追いつかれた後に相手GKのミスでラッキーな追加点をもらいながら、たった2分間であっという間に逆転されて敗れています。長年スタジアムDJを務めたダニー石尾さんの追悼の試合を落とし、順位も3位に転落したと言うことで次節に賭ける思いはいつも以上に強いはず。明日は青木が出場停止ですが、ミッドウイークに試合がなかった利点を生かして十分な広島対策を練って乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、腰を痛めているミキッチの状態は分からないものの、マリナース戦で温存した森崎和、寿人、千葉、柏、清水は万全の状態で臨めるはず。と言うことで、おそらく前節と同様のメンバーで戦うのではないでしょうか。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

柏             清水

    石原    高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、丸谷、山岸、野津田、森崎浩、浅野
 ACLのラウンド16進出が決まって「11連戦」となった週2試合ずつの戦いですが、明日はその5試合目となります。1週間休んだ相手に対して体力的な不利は否めませんが、強い気持ちで乗り越えて欲しいと思います。
<14.4.24> 昨日ホームで行われたACLグループリーグ第6節のセントラルコースト・マリナース戦は、セットプレーからの得点で1-0で勝ち、クラブ史上初めてノックアウトステージに進出しました。
 前節同様に寿人と森崎和は温存。また千葉、柏、清水もベンチスタートで、以下の布陣で戦いました。
        林

   ファン 塩谷 水本

     青山  柴崎

山岸            パク

    高萩    野津田(→森崎浩56分)
    (→浅野86分)
       石原

SUB:増田、千葉、丸谷、清水、柏
 対するマリナースは、GK:レディ、DF:アンダーソン、ルー(→ローズ53分)、ボスナー(→グリフィス68分退場70分)、シム、MF:ハッチソン、カセレス、キム・スンヨン、サーナック(→デューク83分)、トリフィロ、FW:ステチョフスキー、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。1分には柴崎のロングボールで抜け出した石原がシュートし、こぼれをパクが狙いましたがこれもブロックされます。続いて6分には青山がボールを奪い、石原からのリターンを受けてシュートしたものの枠外。12分にもパクのクロスに石原が頭で合わせましたが上に外れます。マリナースは守備ブロックを作って広島の攻撃を抑え、パスを繋いで攻め込もうとするもののミスが多く、ほとんどの時間帯を広島が支配します。42分には塩谷が強烈なFKを打ちましたがGKが横っ飛びで防ぐ、と言うシーンがあったものの、前半は全体的に静かな流れでハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても広島ペースが続き、1分には野津田の抜け出しから高萩がシュートしたものの枠外。5分には山岸のクロスに野津田が合わせ、10分にはパクのクロスに石原が飛び込みましたがこれも枠を外します。マリナースは11分にカウンターからキム・スンヨンがシュートしましたが枠外に外れて助かります。18分には高萩のFKがマリナースゴールを脅かしましたがGKが横っ飛びでクリア。21分には山岸のクロスを森崎浩がシュートしましたがこれも僅かに外れます。チャンスを作りながらもなかなか決めきれない展開が続きましたが、後半24分、石原の抜け出しを後ろから倒してグリフィスは一発退場、そしてペナルティエリアのすぐ外からのFKを得ます。そして塩谷が蹴ったボールを壁に入っていた山岸がコースを変えてゲット。サンフレッチェのメンバーは全員でゆりかごパフォーマンスを見せました。
 その後も追加点を狙って攻める広島。39分には石原が飛び出してシュートしたもののGKにセーブされ、直後には森崎浩が決定的なシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。更に42分にはパクのクロスに浅野が合わせましたがDFに当たって枠を外れていきます。攻め手を見出せないマリナースはロスタイムにデュークがミドルシュートを打ちましたが枠外。最後のセットプレーではGKが高い位置まで上がって放り込んできましたが、林がしっかりとキャッチして無失点で試合を締めました。
 新潟遠征から中2日。寿人、森崎和、千葉、柏、清水を温存したものの半分以上のメンバーはそのままで臨みました。新潟戦のパフォーマンスを見る限りではとてもトップフォームで戦えるようには思えなかったのですが、しかし選手たちの頑張りは見事なものでした。マリナースも連戦と長旅で相当疲れていたのは確かですが、技術もフィジカルもある選手たちが固める守りを崩すのはそう簡単ではありません。序盤から決定機を何度も迎えながら決めることができなかったのは、やはりマリナース守備陣の最後の寄せが厳しかったからだと思います。また前回の対戦で経験したように前からのプレスによってボールを奪って得点を奪う、と言う形も持っているわけで、リスクマネージメントも重要なポイントでした。試合終了後の会見で森保監督は最初に「選手は本当に高い集中を保っていたし、ハードワークもしてくれた」と語っていますが、まさに選手たちの頑張りが勝因だったと言って良いでしょう。サンフレッチェの3回目のACL挑戦は、チームと選手たちの成長を感じられるものとなりました。
 グループFのもう一つの試合はソウルが北京を振り切って首位でグループリーグ突破を決めて、サンフレッチェは2位となりました。その結果、ラウンド16の相手はグループH首位のウエスタン・シドニー・ワンダラーズ。5/7(水)にホームゲームを広島広域公園で、5/14(水)にアウェイゲームをシドニー郊外のパラマタで戦うことになります。ウエスタン・シドニーは今週末にファイナルシリーズの準決勝をセントラルコースト・マリナースと戦い、勝てば5/4(日)に行われる決勝戦に進出します。従って今週末の結果次第では、ラウンド16はどちらにとっても厳しいゲームになるわけです。これから鹿島、鳥栖、神戸と気の抜けないリーグ戦3試合を戦った後にどのようにウエスタン・シドニーを迎えるか。今まで以上にチームとしての総合力が問われることになりそうです。

ブログ速報 前半 後半
ゲキサカ 戦評 塩谷
Goal.com 戦評 森保監督 高萩
日刊スポーツ 詳細 青山 山岸
Jリーグ公式サイトゲームサマリー

<14.4.23> 「ホットニュース」によると森保監督は「今日のトレーニングで疲労がすべて回復しているとは思わない。今日の練習では、明日に向けて連係の確認を目的としてトレーニングした。選手の動きは疲労が残っている気がしたが、明日までの時間で少しでも回復させて、ベストな状態で戦ってくれればと思っている」と語っています。対するマリナースは日曜日に出発して21日に広島入り。昨日は午前中に原爆慰霊碑に献花した後で前日練習を行うなどきつい日程をこなしながら、モイーズ監督は「タフなスケジュールはどのチームも同じ」と平然と答えていたそうです。今日はお互いに体力的にぎりぎりのところでの戦いとなりますが、そう言う時こそ重要なのはボールを走らせることと戦う気持ちで負けないこと。誰が出ることになってもサンフレッチェらしいサッカーを展開して、グループリーグ突破を勝ち取って欲しいと思います。
 今日の試合会場は広島広域公園陸上競技場で、午後7時半キックオフ。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、千葉選手のプレミアム選手カードを先着3,000名様に差し上げます。ACL限定グルメは「ACL弁当」を800円で、日替わりスープは「オーストラリア産牛スジ肉の煮込みスープ」を300円で提供します。また今日はグループステージ突破に向けた緊急応援企画として「スーパー駆けつけ割!」を実施します。キックオフ15分後以降に当日券が全席種半額となるだけでなく、バックスタンド自由シートは大人・小中高生ともに「ワンコイン500円」で販売します。平日夜に広域公園まで行くのは大変ですが、ACLでグループリーグ突破を賭けて戦うのはクラブ史上初めてのこと。ぜひ多くの方にご来場頂きたいと思います。
 テレビ放送はスカパー!のch180(SD画質)とch580(HD画質)及びCS800で生中継が、また広島テレビで深夜1時59分から録画中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<14.4.23> 昨日Jリーグは3月度の月間MVPを発表し、J1は塩谷選手が選ばれました。また同時に月間ベストゴールも発表され、佐藤寿人選手の川崎F戦の後半12分のゴールが選ばれました。
<14.4.23> 昨日ACLのグループGとグループHの最終節が行われ、グループGは広州恒大と全北現代が、グループHはウエスタン・シドニー・ワンダラーズと川崎Fがラウンド16進出を決めました。この結果サンフレッチェがグループFを突破した場合には、1位ならば川崎Fと、2位の場合はウエスタン・シドニーとラウンド16を戦うことになります。ACLのサイトによるとグループFとグループHの勝ち上がりチーム同士が対戦するのは5/7(水)と5/14(水)。5/7は2位チームのホームで、5/14は1位チームのホームで試合が予定されているので、2位で突破した場合には5/10の清水戦と5/18の仙台戦の間にオーストラリア遠征が挟まることになります。
 一方、昨日の試合で横浜FMのグループステージでの敗退が決まったので、サンフレッチェも勝ち抜きできなかった場合には5/6(火)のJ1リーグ第12節は予定通り開催されることになります。4/12のFC東京戦から始まった週2試合ずつの連戦が9試合になるか11試合になるか、またその間にオーストラリア遠征が入るかどうかが、今日の試合の結果次第で決まります。
<14.4.22> 明日はACLグループステージ第6節。サンフレッチェはホームにセントラルコースト・マリナースを迎えます。
 今月半ばにレギュラーシーズンを終了したAリーグで、マリナースはブリスベーン・ロアー、ウエスタン・シドニー・ワンダラーズに続いて3位でフィニッシュしました。そして上位チームが変形トーナメントで戦う「ファイナルシリーズ」に進出。先週土曜日にはその1回戦(Elimination Final)を戦って、アデレード・ユナイテッドに1-0で勝っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
3/11 ACL 2H ○2-1 広島
3/15 AL  23H ○3-1 ニューカッスル・ジェッツ
3/19 ACL 3A ●1-2 北京
3/23 AL  24A ○2-1 メルボルン・ハート
3/29 AL  25H ○2-1 ウエスタン・シドニー
4/1  ACL 4H ○1-0 北京
4/5  AL  26A ●2-1 パース・グローリー
4/12 AL  27A ○2-0 ブリスベーン・ロアー
4/16 ACL 5H ●0-1 ソウル
4/19 AL  EFH ○1-0 アデレード・ユナイテッド
 前節ホームでFCソウルと戦ったマリナースは、勝てばラウンド16進出が決まると言うことでリーグ戦で温存していた主力を先発させて臨みました。しかしソウルの堅守をなかなか崩せず迎えた後半ロスタイムに、クロスボールをクリアしようとしてまさかのオウンゴール。悔しい敗戦を喫しています。明日はサイモンとモンゴメリーが出場停止ですが、土曜日の試合でキム・スンヨンとステチョフスキーを温存していることを考えると戦力的な低下はそれほどないはず。明日の試合は引き分けでも勝ち抜きがほぼ決まることを考えながら、したたかに試合を進めようとするのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、3試合ぶりのホームゲームに初のグループステージ突破を賭けます。出場停止や怪我人はありませんが、明らかに疲れがたまっている選手が複数いるのが気になるところ。森保監督によるとこのところの練習では「控え組」の調子が上がっているそうなので、思い切って選手を大きく入れ替える可能性もありそうです。と言うことでメンバー予想は難しいのですが、私の予想は次の通り。
        林

   ファン 丸谷 水本

     柴崎 森崎和

ミキッチ          山岸

    野津田   高萩

       佐藤

SUB:増田、塩谷、柏、青山、森崎浩、浅野、皆川
 グループFはFCソウルが勝点8で他の3チームが勝点6で並んでいますが、同勝点の場合はお互いの対戦成績で決まるためサンフレッチェは勝たなければ勝ち抜きはありません。まさに"Dead or Alive"のこの試合。出場する選手だけでなく、控え、スタッフ、そしてサポーターも含めた全広島の力を結集して勝ち抜きたいものです。
<14.4.21> 昨日ビッグスワンで行われたJ1リーグ第8節新潟戦は、厳しい試合になったものの何とか耐えて0-0で勝点1ずつを分け合いました。
 北京戦に出場しなかった佐藤、森崎和、水本の3人が先発。また清水が今季リーグ戦初出場して以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本
    (→ファン80分)
     青山 森崎和
     (→柴崎62分)
柏             清水

    石原    高萩(→野津田HT)

       佐藤

SUB:増田、山岸、森崎浩、浅野
 対する新潟は、GK:守田、DF:松原、舞行龍、大井、金珍洙、MF:成岡(→加藤84分)、レオ・シルバ、田中亜(→小泉62分)、岡本、FW:鈴木(→田中達65分)、川又、と言うメンバーでした。序盤からハイプレスを仕掛けてきた新潟に対して、広島はパスワークで対抗します。そして塩谷や青山のロングパスから、あるいは柏や清水の突破からチャンスを作ろうとしますが、新潟の守備は堅くなかなかシュートまで持ち込めません。逆に新潟は11分にレオ・シルバのパスを田中亜が打ちましたが枠外。17分には金珍洙のクロスに岡本が頭で合わせ、33分には金珍洙のシュート性のクロスを林が弾きます。更に44分には岡本が抜け出して決定的なシュートを打ちましたが枠外。前半は広島らしいパスワークを見せたもののシュートまでは持ち込めず、逆に新潟の攻撃は受けたものの単発的なものに抑えてハーフタイムを迎えました。
 後半から高萩に代えて野津田を投入した森保監督。そして1分にはその野津田を起点に清水が突破し、クロスに石原と寿人が飛び込みます。また4分には野津田のCKに千葉が飛びましたが、ファウルを取られてシュートまで持ち込めません。逆に3分にはFKを青山が短く蹴ったところ味方と意図が合わず、奪われて攻め込まれたもののパスミスに助けられ、6分にも青山のミスから川又にシュートを打たれましたが枠外に外れます。広島はこのあたりから疲れが目立つようになり、球際での競り合いで負けたりパスミスを奪われる、と言うシーンが続きます。後半21分にはCKから決定的なシュートを2本打たれましたが何とかクリア。23分には田中達に突破されたもののぎりぎりでクリアし、25分には松原に、26分には成岡にシュートを打たれましたが枠外に外れます。広島は時折サイドから突破を仕掛けるもののサポートが無くシュートまで行けず、新潟の波状攻撃を耐え忍ぶ時間帯が続きます。42分には岡本のシュートが枠外に外れ、44分には加藤のシュートも枠外。新潟は最後まで攻め続けたものの広島の守備の集中は最後まで切れずに、全員の力で勝点1を確保しました。
 この試合、序盤はある程度広島らしいサッカーができていたと思います。新潟は前からのプレスを仕掛けてきましたが北京ほどの迫力はなく、パスワークでいなして前まで持っていく、と言うことができていました。また守備面でも相手の攻撃を読んで高い位置でボールを奪うことができていて、危ないシーンは数えるほどしかありませんでした。普通ならば後半には新潟のプレスも弱まり、広島がペースをつかむこともできる、と思える展開だったと思います。
 ところが後半に入ると新潟の一方的な試合になってしまい、広島はひたすら耐えるしかありませんでした。その原因は明らかにアウェイ連戦の疲れ。青山や塩谷があり得ないようなパスミスを連発し、リズムを崩してしまいました。またマイボールになった時の押し上げも遅くなり、両サイドが突破したり、あるいは前線にボールが入ってもサポートが少なくシュートまで行くこともできませんでした。先週は新潟も水曜日に試合をしているため条件は同じかと思えばさにあらず。飛行機を乗り継いで北京まで遠征し、強いプレッシャーの中でACLの試合を戦って、広島に戻って中1日で新潟まで移動したことによる身体的・精神的ダメージは、計り知れないものがありました。少なくとも、先週の2試合をホームで戦った新潟とのコンディションの差は明らかだったと思います。新潟の柳下監督は「最悪のゲームをしてしまった」と怒っていたようですが、客観的に見れば新潟が点を取れなかったことを責めるよりも、広島が最後まで守りきったことを讃えるべきでしょう。この試合の結果得失点差で2位に後退したわけですが、長いシーズンを考えるとむしろ貴重な勝点1を取った、と言って良いのではないでしょうか。
 JリーグとACLを並行して戦う厳しさは知っていたつもりですが、それにしても連戦4試合目にしてここまで難しいことになるとは思いませんでした。新潟の選手の動きが良かったのは確かですし、それは彼らの好調さの反映だとも思うのですが、それでもいつものサンフレッチェだったらここまで一方的なゲームになることはなかったと思います。今週は水曜日にグループリーグ突破を賭けたセントラルコースト戦を控え、それから中2日で鹿島と戦わなければなりません。そしてその翌週は鳥栖・神戸と続くアウェイ2連戦と、これでもかと言うほど強敵ばかりの試合が続きます。これらの試合をどのような選手起用で戦うかと言う森保監督の手綱さばきとともに、すべての選手とスタッフ、そしてサポーターも含めた全広島の力が必要なのだと思います。

ブログ速報 前半 後半
ゲキサカ 戦評 柳下監督 森保監督
日刊スポーツ スコア速報 記事1 記事2
Yahooスポーツテキスト速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイト試合総括

<14.4.20> 「ホットニュース」等によると昨日の練習では「さすがに北京へ行った選手たちは疲れていた」とのこと。その一方で残留組の選手たちの状態は良かったそうで、「試合に出たい」と言う気持ちを練習から表していたそうです。今日の相手の新潟は堅い守備とカウンターに加えてポゼッションでも得点を狙えると言う難敵ですが、いつものようにしっかりとボールを動かしつつ粘り強く戦って欲しいと思います。
 今日の試合会場はデンカビッグスワンスタジアムで、午後3時キックオフ。「広島グルメ」と言うことで、Eゲート前広場フードゾーンで「広島焼きそば」や「カルビ丼」「カキクリームコロッケ」「もみじまんじゅう」を販売するそうです。テレビ放送はスカパー!ch182(SD画質)とch582(HD画質)、及びCS802で生中継が予定されています。今日もブログで速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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