5/11〜5/17のSANFRECCE Diary


<14.5.17> 今週末は中断前の最後のリーグ戦。サンフレッチェは第14節をアウェイでベガルタ仙台と戦います。
 手倉森監督の退任によりアーノルド監督を招聘した仙台でしたが戦術がフィットせず、また怪我人の続出もあって8試合勝ちなしが続きました。そして4月上旬についにたまりかねて解任し、渡邉コーチを監督に昇格させました。そして4月中こそ結果が出なかったものの徐々に調子を上げてきてここのところ3連勝。降格圏を脱出して14位まで上がってきています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●1-2 新潟  【仙】富田、【新】レオ・シルバ、ホージェル・ガウーショ
2A ●0-2 鹿島  【鹿】遠藤2
3H △0-0 G大阪
N1A ●0-4 清水  【清】長沢、大前、ノヴァコヴィッチ
4A ●0-4 大宮  【宮】渡邉、今井、家長2
5H △1-1 甲府  【仙】角田、【甲】青山
N2H △1-1 FC東京 【仙】鎌田、【東】エドゥー
6A ●0-4 浦和  【浦】李2、宇賀神、鈴木
7A ○2-0 横浜FM 【仙】赤嶺2
N3H ●1-2 鹿島  【仙】武藤、【鹿】野沢、赤崎
8H ●0-3 鳥栖  【鳥】丹羽、OG、早坂
9A ●0-1 清水  【清】河井
10H △0-0 川崎F
11A ○1-0 徳島  【仙】赤嶺
12H ○4-3 神戸  【仙】ウイルソン2、太田、武藤、【神】マルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、小川
13A ○1-0 C大阪 【仙】梁
 前節はC大阪の攻撃にさらされながらも守備のバランスを崩さず、C大阪の疲れが出るのを待って終盤に梁が今季初ゴールを決めて逃げ切りました。明日はディフェンスリーダーの鎌田が出場停止ですが、角田が出場停止から戻ってくるため戦力的な低下はないはず。1週間十分に休んで広島対策を練っているはずなので、連勝を4に伸ばして中断期間を迎えようと考えているに違いありません。
 対するサンフレッチェはシドニー遠征の後に1日かけて帰国して、広島には戻らずに仙台に直行して明日の試合に備えています。遠征に参加しなかった森崎兄弟と寿人、ミキッチは問題ないと思いますが、その他の選手のフィジカル・メンタル両面のコンディションが気になるところ。もしかすると体力面を重視して、がらりとメンバーを入れ替えてくるかも知れません。
        林

    宮原 千葉 水本

     丸谷 森崎和

ミキッチ          清水

    森崎浩   川辺

       佐藤

SUB:増田、塩谷、柴崎、青山、柏、石原、浅野
 4/12から始まった「地獄の11連戦」も明日が最後の試合。その間の戦績は4勝4分け2敗と立派なものだと思いますが、ただやはりACL敗退が決まった直後の試合と言うことでメンタル面で厳しい状態にあるのは間違いありません。明日はアウェイではありますがサポーター席を紫で埋めて、ボロボロになりながらも戦ってきた選手たちを力いっぱいサポートしたいものです。
<14.5.16> 日本サッカー協会は昨日U-19日本代表候補を発表し、サンフレッチェからは川辺と宮原が、また元ユースの諸岡と越智も選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】中村(柏)、田口(横浜FMユース)
【DF】三浦(清水)、内山(札幌)、広瀬(水戸)、宮原(広島)、
    三竿(東京Vユース)、山口(神戸U-18)、石田(磐田U-18)、
    茂木(浦和ユース)
【MF】松本(大分)、関根(浦和)、金子(清水)、大山(大宮)、
    安東(福島)、小川(G大阪)、川辺(広島)、奥川(京都U-18)
【FW】田村(京都)、諸岡(福岡大)、越智(産業能率大)、宮市(湘南)、
    表原(愛媛)
 先月のミャンマー遠征のメンバーから高木和(清水)、吉丸(神戸)、内田(G大阪)、中谷(柏)、磐瀬(京都)、中野(東京Vユース)、北川(筑波大)が外れ、中村、田口、石田、松本、関根、安東、奥川、表原が選ばれています。因みに、ミャンマー遠征の試合結果とメンバーは以下の通りでした。
U-19日本代表 4-0 KBZ FC 【日】川辺、汰木、諸岡、田村
 [GK]吉丸、[DF]広瀬、内山、三浦、内田、
 [MF]小川、大山、川辺、金子、[FW]越智、宮市

U-19日本代表 0-1 U-19ミャンマー代表
 [GK]高木和、[DF]広瀬、内山、三浦、宮原、
 [MF]汰木、大山、三竿、金子、[FW]越智、宮市(→田村HT)

<14.5.15> 昨日アウェイで行われたACLラウンド16の2nd legで、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)に0-2で敗れたサンフレッチェは2戦合計で並んだもののアウェイゴールの差で下回り、今季の「アジアの旅」は終わりを告げました。
 清水戦のメンバーから6人を入れ替え。また1st legからは千葉をファンに代えた以外は同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
        林

   ファン 塩谷 水本

     青山  柴崎

柏             山岸(→千葉82分)

    高萩    野津田(→川辺88分)
    (→浅野78分)
       石原

SUB:増田、清水、丸谷、皆川
 対するWSWは1st legから6人入れ替えて、GK:コビッチ、DF:ビューチャン、ポレンツ、スピラノビッチ、ゴレッチ(→コール52分)、MF:ヘルシ、ラロッカ、小野、トリフィロ、FW:ハリティ(→ユリッチ63分)、サンタラブ、と言うメンバーでした。立ち上がりからプレッシャーをかけてきたWSWは5分にはポレンツがファーストシュートを放ちます。これに対して広島も12分、塩谷からのロングパスで抜け出した石原がDFを背負いながらペナルティエリア内でシュートしましたがGKにセーブされます。続いて16分にも高萩のスルーパスで抜け出した柏のクロスに野津田が飛び込みましたが、惜しくも決定機を逃します。逆に17分には小野がペナルティエリアの外から強烈なミドルを放ちましたが、枠を外れて助かります。前半の後半は押し込まれるシーンが多かったものの、守備がしっかり集中してはね返してスコアレスで前半を折り返しました。
 後半に入るとWSWは攻勢を強めて広島陣内でボールが動く展開が続きます。そして後半5分には小野のクロスからハーシーとラロッカがペナルティエリア内からのシュートを打ちましたが、3本ともDFが身体を張って防ぎます。しかし後半10分、小野がペナルティエリア内を縦に抜けるとゴールライン際からクロス。これはDFが頭に当てたもののクリアが小さく、拾ったコールが強烈なシュート。これがゴール左上に決まって先制点を許してしまいました。
 この後広島もやや押し返して、26分にはファンがミドルシュートを放ちましたが上に外れます。また29分には高萩のFKに水本が頭で合わせましたがこれもバーの上。広島は低い位置から押し返そうとするものの、パスが合わないシーンが多くなかなかペースをつかめません。そして後半40分、左サイド中央付近から小野がロビングでパスを送るとユリッチに落とされ、クリアも及ばずサンタラブが至近距離でシュート。これがゴールネットに突き刺さって、決定的な2点目を奪われてしまいました。
 勝ち抜きのためには1点が必要になった広島は、川辺を投入して最後の攻撃に出ます。そしてロスタイムには川辺のクロスに塩谷が飛び込んだもののタイミングが合わず、その直後には塩谷がミドルを放ちましたがわずかに枠の外。その後も何度もペナルティエリア内に放り込んだものの崩すことができません。結局最後まで得点を奪えず終了のホイッスル。パラマッタスタジアムにはWSWサポーターの歓喜の声が響きました。
 引いて守って90分間を終わらせられるとは思っていない、との言葉の通り、立ち上がりはサンフレッチェも攻めの姿勢を見せていました。しかし連戦と長距離移動の疲れは如何ともしがたく、試合のほとんどの時間帯を押し込まれる展開となりました。逆にWSWは万全の体調で、しかも1st legでは短い時間の出場に留まった小野が絶好調。その気の利いたパスと時折見せるドリブルが、WSWの攻撃にアクセントを与えました。それでも後半40分までは失点を1点に抑えて勝ち抜きまであと5分のところまで行ったのですから、良く頑張ったと言って良いと思います。今回の敗退で「Jリーグ勢のACLが云々」と言う議論がまたぞろ出てくるかも知れませんが、そんなことを気にする必要はありません。ボロボロの身体に鞭打って、過密日程を最後まで戦い抜いたサンフレッチェの選手とスタッフを心の底から誇りに思います。このオーストラリア遠征からまたもや中3日でアウェイゲームを戦わなければならないわけですが、とにかく怪我をしないように気をつけて、頑張って欲しいものです。

ゲキサカ 戦評 小野
Goal.com 戦評
日刊スポーツ 詳細 記事
Jリーグ公式サイトゲームサマリー

<14.5.14> 「ホットニュース」によるとサンフレッチェのメンバーは一昨日シドニーに到着し、清水戦に出場した選手はリカバリーを、その他の選手は練習場を借りて練習を行ったそうで、コンディションは回復しているとのことです。今日は引き分けでも勝ち抜きが決まるため失点しないことが第一条件ですが、森保監督は「引いて守って90分間を終わらせられるとは思っていない。守りだけを考えると、おそらくパワーで押し切られて試合を引っくり返されると思う」と語っています。WSW戦は攻撃の姿勢を見せつつしっかり守ると言う「大人の戦い」をすることが、勝利の条件になりそうです。
 今日の試合会場はシドニー郊外のパラマッタスタジアムで午後6時半(現地時間午後7時半)キックオフ。開場は午後6時で、当日券販売もあるそうです。またテレビ放送はスカパー!ch181(SD画質)とch581(HD画質)、及びCS801で生中継が予定されています。今日はたぶん速報はできないと思いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<14.5.14> 日本サッカー協会は昨日、W杯の日本代表予備登録メンバーを発表し、広島からは林と水本が選ばれました。選ばれたのは以下の7人。
【GK】林(広島)
【DF】駒野(磐田)、水本(広島)
【MF】中村(川崎F)、細貝(ヘルタ・ベルリン)
【FW】豊田(鳥栖)、南野(C大阪)
 W杯の最終登録メンバーは6/2までにFIFAに申請されますが、もしその日までに負傷者が出た場合にはこの予備登録メンバーの中から補充されることになります。またそれ以降に怪我人が出た場合は、初戦の24時間前までにリストによらずに交代できます。
 因みにFIFAのレギュレーションによると、予備登録メンバーを含む30名は5/19〜25は休養が義務づけられているそうで、駒野はJ2第15節、豊田はナビスコカップ第4節、第5節には出場できないとのこと。一方「ACL組」は試合はありませんが、いつ招集されても良いようにコンディション調整しなければなりません。
<14.5.13> 明日はACLのラウンド16の2nd leg。サンフレッチェはシドニー郊外のパラマッタでウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)と戦います。
 5/4にグランドファイナルを戦ってAリーグの全日程を終了したWSWは、広島からの帰国後は1週間かけて試合の準備をしています。WSWの公式サイトによると出場できないのはDFのトポル・スタンレーだけだそうで、1st legとは全く違う「ベストメンバー」を組むことができそうです。小野伸二のラストゲームを勝利で飾って、クラブの新しい歴史を作ろうと万全の準備をしているに違いありません。
 対するサンフレッチェは日曜日にオーストラリアに移動して、明日の試合に向けての準備をしています。携帯サイトによると森保監督は「18人プラスアルファを連れていきたい」と語っているので、前日までの練習の様子を見てメンバーを決めることになりそう。と言うことでメンバーがどうなるかは良く分からないのですが、私は以下のように予想しておきます。
        林

   ファン 塩谷 水本

     青山  柴崎

柏             山岸

    高萩   野津田

       石原

SUB:増田、千葉、丸谷、パク、清水、川辺、浅野
 1st legを3-1で勝ったサンフレッチェは、勝ちか引き分けで勝ち抜き決定。負けでも1点差であれば勝ち抜くことができます。また2点差の場合は0-2であれば敗退になりますが、1-3ならば延長PK、2-4以上であれば広島が勝ち抜きます。従ってまずはしっかり守ってできれば先に1点取って、相手にプレッシャーをかけたいところ。明日はいつも以上にチーム一丸となって、厳しい戦いを勝ち抜いて欲しいものです。
<14.5.13> 日本サッカー協会は昨日、FIFAワールドカップブラジル大会に参加する日本代表を発表し、サンフレッチェから青山敏弘選手が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】川島(スタンダール・リエージュ)、西川(浦和)、権田(FC東京)
【DF】今野(G大阪)、伊野波(磐田)、長友(インテル)、森重(FC東京)、
    内田(シャルケ04)、吉田(サウサンプトン)、酒井宏(ハノーファー96)、
    酒井高(シュツットガルト)
【MF】遠藤(G大阪)、長谷部(ニュルンベルク)、青山(広島)、
    山口(C大阪)
【FW】大久保(川崎F)、岡崎(マインツ05)、本田(ACミラン)、
    香川(マンチェスターU)、清武(ニュルンベルク)、柿谷(C大阪)、
    齋藤(横浜FM)、大迫(1860ミュンヘン)
 3月のニュージーランド戦の代表から駒野、細貝、工藤が外れて内田、長谷部、大久保が復帰。また4月の代表候補合宿のメンバーの中では青山と齋藤のみが選ばれています。一方W杯南アフリカ大会と2大会連続での出場となるのは、川島、今野、長友、内田、遠藤、長谷部、本田、大久保、岡崎の9人となります。ザッケローニ監督によるとメンバーの23人についてはほぼ決まっていたそうですが、最後の一人をボランチにするかDFかFWか、で悩んでいたとのこと。先週2度も広島に観戦に来ていたのは、青山の動きをチェックしてもう一人ボランチ(おそらく細貝)を選ぶ必要があるかどうかを考えていたのではないかと思われます。結果的に大久保を「サプライズ選出」したと言うことは、いざと言う時は青山だけでも大丈夫だと判断したのではないでしょうか。
 携帯サイトによると青山選手は同室の丸谷と一緒にインターネットで発表を見ていたとのこと。名前を呼ばれた瞬間は丸谷が大喜びしていた横でじっと喜びを噛みしめていたそうです。そして発表後は森保監督と20秒ほど抱き合い、また自宅にも電話して奥さんとともに喜びの涙を流したそうです。プロ入り後の青山は度重なる怪我に見舞われ、また北京五輪では予選で活躍しながらも本大会ではメンバー外になるなど何度も逆境を経験してきましたが、それを乗り越えての代表入りに「ここまで投げ出さなくて良かった。無意味な時間なんてなかった」と晴れやかな表情だった(中国新聞による)とのこと。W杯での活躍に期待したい、と思います。
<14.5.12> 5/6に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第4節で、サンフレッチェユースはG大阪ユースとアウェイで戦って1-1で引き分けました。メンバーは、GK:白岡、DF:伊藤、石津、MF:柄脇、岡村、渡辺、横山、阿部(→荒木59分)、佐藤(→津留90+5分)、FW:椿本、加藤。先制点は後半13分にG大阪の市丸(PK)。広島の得点は後半31分で、岡村の右からのクロスを加藤が左足ボレーで決めました。
 また昨日は第5節が行われ、サンフレッチェユースはアウェイで富山第一高に勝ちました。メンバーはGK:白岡、DF:伊藤、荒木、石津、MF:柄脇、渡辺、横山、津留、FW:椿本、加藤。(交代無し。)得点は前半20分に横山がPKを決め、40分にCKを石津が繋いで荒木が右足シュートを決めました。第4節、第5節の全結果と順位表は次の通り。
【第4節】
東山高    1-1 神戸U-18
C大阪U-18  1-2 名古屋U18
東福岡高   4-0 富山第一高
京都橘高   0-4 京都U-18
G大阪ユース 1-1 広島ユース

【第5節】
名古屋U18   3-0 東山高
富山第一高  0-2 広島ユース
神戸U-18   0-3 東福岡高
京都U-18   1-4 G大阪ユース
C大阪U-18  2-1 京都橘高

         勝点 勝 分 負 得失差
1 名古屋U18    13    4   1   0    +9
2 C大阪U-18   12    4   0   1    +5
3 G大阪ユース  10    3   1   1    +8
4 広島ユース   10    3   1   1    +4
5 東福岡高     9    3   0   2    +5
6 神戸U-18     8    2   2   1    +3
7 東山高      5    1   2   2    -7
8 京都U-18     3    1   0   4    -7
9 富山第一高    1    0   1   4   -11
10 京都橘高     0    0   0   5    -9

<14.5.11> 昨日エディオンスタジアム広島で行われたJ1リーグ第13節清水戦は、先制したものの後半追いつかれて2試合連続のドローに終わりました。
 ミキッチが1ヶ月ぶりに先発復帰。またWSW戦の先発から5人を入れ替えて、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和
     (→柴崎83分)
ミキッチ          清水(→柏76分)

    森崎浩   石原
    (→高萩72分)
       佐藤

SUB:増田、ファン、川辺、浅野
 対する清水は、GK:櫛引、DF:ヤコヴィッチ、平岡、ヨンアピン、吉田、MF:杉山、六平、竹内(→石毛88分)、FW:河井(→高木俊HT)、大前(→村田90+2分)、ノヴァコヴィッチ、と言うメンバーでした。立ち上がりからペースを握ったのは広島。6分には清水航平が相手パスをカットしてチャンスを作り、11分には寿人のポストから清水航平がファーストシュートを放ちます。そして13分、ミキッチのクロスのクリアから得たCKで、森崎浩のボールがノヴァコヴィッチの頭に当たって逆サイドに流れます。これを塩谷が身体を倒しながらボレーシュートしてゲット。広島は良い流れから先制点を奪うことができました。
 その後は清水がボールを支配する時間帯もありましたが、広島はブロックを作って中に入れさせずシュートをさせません。そして20分にはカウンターから森崎浩のパスを石原が打ちましたがGK。29分にはミキッチのクロスを寿人がフリーで受けたものの打たずに落としてクリアされ、41分には森崎浩がFKを狙いましたが枠外に外れます。前半は清水のシュートを1本に抑え、広島優勢のままハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりは広島ペースで、4分には清水航平のクロスを石原が頭に当てましたが打ち切れず枠外に外れます。逆に後半6分、森崎浩がボールを奪われすぐに繋がれてノヴァコヴィッチがシュート。林が反応したものの届かず、同点に追いつかれてしまいました。
 これで勢いが出た清水は出足も良くなり、セカンドボールを拾って次々に攻めてきます。17分には大前の横パスを竹内に打たれましたが、シュートは枠外に外れます。広島も追加点を取りに行き、21分には清水航平のクロスに浩司が飛び込みましたがDFにクリアされ、24分には塩谷が強烈なミドルを放ちましたがブロックされます。24分には広島のCKからのカウンターを受けて、ノヴァコヴィッチヘディングシュートはポストが弾き高木俊のシュートは林が弾きます。また27分には平岡のクロスに大前が飛び込みましたがこれも林がセーブします。更に31分にはヤコヴィッチのヘディングをカズがクリアし、32分にはCKのこぼれを竹内が打ちましたが大きく上に外れ、41分の大前のシュートも49分の石毛のシュートも何とかクリアします。広島は終盤に森崎和が、塩谷が遠目から狙ったものの枠を捉えることができず、そのまま勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 この試合は前半は広島、後半は清水とペースを握っていたチームが明確に分かれました。前半はサンフレッチェの両サイドがその能力を存分に発揮して、何度もドリブルから仕掛けてチャンスを作りました。決定的なシーンはそれほど多くはなかったのですが、しかし守備の組織が機能して清水にチャンスらしいチャンスを与えませんでした。今週は清水の方が1日休みが多かった、とは言え両チームとも連戦でコンディションの差が少なかったからか、ホームの利を生かした広島がリードして前半を折り返しました。
 しかし後半に入ると気温が上昇したこともあってサンフレッチェの選手の足が止まり、苦しい展開となりました。失点シーンは中盤でボールを奪われたのが直接の原因ではありましたが、カバーが間に合わずにノヴァコヴィッチにフリーでシュートされたことも痛かったと思います。またその後も攻撃時のボールロストから逆襲を受けて、たびたびピンチを招きました。林が何度も決定的なシュートを止めたお陰で負けずに済みましたが、相手のシュートが不正確だったことも幸いして勝点1を確保できた試合だった、と言えます。どんなに苦しい状況になっても決して諦めないメンタリティがこの結果を導いたと言って良いかも知れません。
 4月半ばから始まった週2試合ずつの「11連戦」も昨日が9試合目。その間に17人のフィールドプレーヤーを交代で先発出場させながら戦って、4勝4分け1敗と言う成績で来ています。昨日の試合の結果リーグの暫定順位は5位に後退しましたが、下を向く必要は全くなくむしろ胸を張って良いでしょう。今週はシドニーと仙台でのアウェイ連戦となりますが、チーム全員の力で切り抜けて欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報 戦評 塩谷
Yahooスポーツテキスト速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイト試合総括

SANFRECCE Diaryトップページに戻る