6/15〜6/21のSANFRECCE Diary


<14.6.21> 日本代表は昨日グループリーグ第2戦をギリシアと戦い、スコアレスドローに終わりました。ザッケローニ監督はコートジボアール戦からメンバーを2人入れ替え、GK:川島、DF:内田、今野、吉田、長友、MF:山口、長谷部(→遠藤HT)、FW:本田、岡崎、大久保、大迫(→香川57分)。対するギリシアは、GK:カルネジス、DF:マノラス、トロシディス、パパスタソプーロス、ホレバス、MF:マニアティス、コネ(→サルピンギディス81分)、カツラニス(退場38分)、FW:サマラス、ミトログル(→ゲカス35分)、フェトファツィディス(→カラグーニス86分)、と言うメンバーでした。この日の日本代表は序盤からボールを支配し、前半19分と21分には大迫が際どいシュート。33分には長友のクロスに大久保が頭で合わせましたが枠を外れます。ギリシアは35分にミトログルが怪我でゲカスに交代したのに続いて38分にはカツラニスが2枚目のイエローで退場となって、ますます日本がボール支配率を高めます。ただギリシアもここぞと言うところでは見せ場を作り、前半40分にはトロシディスが強烈なシュートを放ちましたが川島がナイスセーブ。後半14分にはゲカスが頭で狙いましたが川島がセーブします。日本代表は後半から遠藤を投入し、サイドから何度も仕掛けてペナルティエリア内にボールを送ります。しかし相手DFを崩したのは後半23分に内田のクロスに大久保が逆サイドで合わせたシーンと、26分に長友のクロスのこぼれを内田がシュートしたシーンぐらい。日本代表はゴール前にブロックを作るギリシアの壁を崩すことができずに時間ばかりが過ぎます。最後は吉田を前線に上げてパワープレーを仕掛けたもののほとんど役に立たず、後半終了間際の遠藤のFKもGKに横っ飛びで弾かれてゴールネットは揺らせず。終盤は主審の笛にも恵まれず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 コートジボアール戦ではパスが回らず自分たちのサッカーができなかった日本代表でしたが、この日はボール支配率はほぼ70%。相手が早い時間帯に数的不利になっていたこともあって、パスサッカーはできていました。ただ、パスが回っていたのは低い位置だけのことで、アタッキングサードではほとんど有効なパスがなかったように思います。特に終盤はギリシアの足が止まっていたにも関わらず揺さぶるようなパスやドリブルがなく、両サイドからの放り込み中心の単調な攻撃に終始しました。よってこの日は攻撃サッカーができていたか、と言えば見せかけに過ぎず、コートジボアール戦と同様に出来が悪かった、と言わざるを得ないと思います。ザッケローニ監督は交代枠を1つ残した理由について「相手守備の間隙を縫うスルーパスを出せる青山を入れるつもりだったが、戦況を見て考え直した」と語っていたそうですが、なぜあのような手詰まり状態で「考え直す」必要があったのか。W杯を勇気を持って戦えていないのは、監督自身のような気がしてなりません。
<14.6.20> サンフレッチェの監督、選手たちは昨日の午前中に広島市を発って、キャンプ地の室蘭市に到着しました。そして午後3時半からはキャンプ初日ながら約1時間半のトレーニング。最後にはハーフコートの紅白戦も行うなど、充実した練習ができたようです。携帯サイトによるとW杯組の青山、ファンに加えて浅野の姿はなかったそうですが、森崎和と柴崎は別メニューながら姿を見せていたとのこと。森崎浩も「身体に張りがある」とのことで別メニューだったそうですが、ランニングのペースは速かったようですぐに復帰できそう。また紅白戦はメンバーをシャッフルして行い、素晴らしいコンビネーションから何度も良い形を作っていたとのことです。
<14.6.19> 公式サイトによると、浅野選手が下腹部の痛みを訴えたため昨日広島市内の病院で検査を受けて、左恥骨の疲労骨折と診断されたそうです。しばらく経過観察するとのことなので、練習には参加するものの別メニュー、と言うことになるのかも知れません。一方携帯サイトによると、松江シティ戦で負傷した柴崎選手は長期離脱にはならない見込みだとのこと。また森崎和幸選手は、軟骨による足首の痛みが続いているため別メニュー調整が続いているそうです。昨年からずっと麻酔を打ちながらプレーしていたらしく、今は無理をせず回復を待ってるところのようです。
<14.6.18> サンフレッチェは昨日レノファ山口と練習試合を行い、1-2で敗れました。得点は前半42分に川辺、失点は前半17分と後半11分でした。
<14.6.18> ひろスポ!によると天皇杯広島県予選を兼ねた「全広島サッカー選手権大会」は準々決勝まで終わり、SRC広島、広島大A、廿日市FC、広島経済大がベスト4に進出しました。
【準々決勝】
SRC広島 4-2 福山大
広島大A  0-3 NEXT.FC
廿日市FC 4-2 広島修道大
広島経済大 0-0 富士ゼロックス広島SC
    [PK]6-5
 この大会の決勝は6/29(日)に予定されているので、今週末(たぶん6/22)に準決勝が行われるものと思われます。
<14.6.17> ワールドカップブラジル大会4日目の昨日は3試合が行われ、スイス、フランス、アルゼンチンが勝ちました。今回の大会は夜中から早朝にかけての試合がほとんどのため1試合を通して観戦できることは少なく、前半だけ、あるいは後半だけ見るパターンが多いのですが、昨日面白かったのはアルゼンチン×ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の後半でした。前回大会はメッシが機能せず準々決勝でドイツに大敗して大会を去ったアルゼンチンでしたが、今回は文字通りメッシのチーム、と言う感じ。マスチェラーノ、イグアイン、ディ・マリアらの献身的なプレーでペースを握ると、メッシのドリブル突破からの素晴らしいシュートで2点目を奪いました。しかし初出場のボスニア・ヘルツェゴビナも決して心を折ることなく、その後アルゼンチンのカウンターを受けながらも粘り強く戦い、後半40分にはイビシェビッチが抜け出してゴールを決めて1点差に迫りました。結局はこのままスコアは動かずアルゼンチンが2-1で勝利したものの、ボスニア・ヘルツェゴビナの攻撃的な姿勢と最後まで諦めない戦いぶりは見事なもの。グッドルーザーとはこのようなものではないか、と言う感想を持ちました。先制して受け身になり、逆転されても反撃できずに敗れてしまったコートジボアール戦の日本代表でしたが、我々が見たいのはこの日のボスニア・ヘルツェゴビナのような姿のはず。次のギリシア戦に期待したい、と思います。
<14.6.16> サンフレッチェは週末に練習試合を行い、島根には6-1で、松江シティには8-1で勝ちました。島根戦の得点は前半11分に高萩、前半40分、後半5分、後半41分に清水、前半43分と後半11分に皆川でした。また松江シティ戦は前半5分に寿人、41分と42分に石原、後半18分に清水、23分に皆川、31分にパク、42分と45分に川辺でした。なお携帯サイトには松江シティ戦のレポートが掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
<14.6.16> 昨日(現地時間一昨日)レシフェで行われたグループリーグ初戦のコートジボアール戦で、日本代表は本田のゴールで先制したものの2分間で逆転を食らい、黒星スタートとなりました。日本代表は長谷部が先発に復帰して、GK:川島、DF:内田、森重、吉田、長友、MF:山口、長谷部(→遠藤54分)、FW:本田、岡崎、香川(→柿谷86分)、大迫(→大久保67分)、と言うメンバー。対するコートジボアールは、GK:バリー、DF:ボカ(→ジャクパ75分)、ゾコラ、オーリエ、バンバ、MF:ディオテ、ヤヤ・トゥーレ、ディエ(→ドログバ62分)、FW:カルー、ジェルビーニョ、ボニー(→コナン78分)、と言うメンバーでした。大事な初戦、と言うことで両チームとも慎重な立ち上がりでしたが、前半16分にスローインから長友のパスを受けた本田が前を向くと、左足を振り抜いてゴールに突き刺し先制点を奪いました。
 その後コートジボアールにボールを支配されて何度も危ないシーンを作られましたが、シュートの雑さにも助けられて後半15分過ぎまではリードを保ちます。しかし17分に満を持してドログバが投入されると、19分と21分に続けざまに右からのクロスをヘッドで叩き込まれて逆転されてしまいました。その後日本は大久保、柿谷を投入して反撃を試みるも良い形を作ることができず、最後はパワープレーを仕掛けたもののうまく行くはずもなく、そのまま敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後はザッケローニ監督が「残念ながら通常のサッカーをできなかった」と語り、長谷部も「前半も後半も自分たちがやろうとしているサッカーが表現できなかった」と振り返っています。W杯初戦の緊張やコートジボアールのプレッシャー、本田や香川ら主力の不調、そしてザッケローニ采配の「迷走」など様々な要因があったとは思いますが、とにかく4年間作り上げてきたはずのパスサッカーがほとんどできなかったのが敗因だったのは間違いありません。香川の「攻撃においては自分たちの形、この4年間やってきたことをトライできなかった、しなかったことに対して、何をしに来たのかと」と言う思いは選手全員に共通なはず。まずは精神的に立て直して、次のギリシア戦では日本のサッカーを表現して欲しいもの。またザッケローニ監督には冷静さを取り戻して、ベストのメンバーで臨んで欲しいと思います。
<14.6.15> JリーグU-22選抜は昨日第15節ツエーゲン金沢戦を戦い、スコアレスドローに終わりました。U-22選抜のメンバーは、GK:吉丸、DF:伊東(→豊川26分)、西野、植田、佐藤、MF:前田、秋野、野津田、浅野(→石毛77分)、矢島(→松村70分)、FW:鈴木。J3公式サイトによると試合はU-22選抜がボールを支配したそうで、鈴木がドリブル突破から1対1になったシーンなどチャンスを作ったものの金沢GKの原田にことごとく止められた、とのこと。逆に後半には金沢に攻め込まれたものの守りきった、とのことです。試合後に高畠監督は2試合連続無失点だったことを評価するとともに、決めるべき時に決めれば「もう少し楽にゲームをコントロールできたのではないか」と語りました。また浅野は「最後を決めきれなかったことが今日の引き分けの結果になった」と反省の言葉を語り、「チームに帰ってレベルアップしていきたい」と決意を述べました。
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