8/31〜9/6のSANFRECCE Diary


<14.9.6> 明日はナビスコカップ準々決勝2nd leg。サンフレッチェは埼玉スタジアムで浦和レッズと戦います。
 初戦が0-0の引き分けだったため、勝った方が準決勝に進出。また点を取りあっての引き分けであれば、アウェイゴールの差で広島が勝ち抜き、と言うことになります。どちらのチームにとっても重要なのは先制点。とすると、明日は運動量を確保するために「動ける選手」を起用するような気がします。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 宮原

     柴崎  青山

清水            山岸

   野津田     高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、森崎和、茶島、ミキッチ、柏、森崎浩
 会場となる埼玉スタジアムは、リーグ戦で10試合戦って1勝1分け8敗と勝率1割しかない「鬼門」。唯一の勝利は2010年7月24日で、ペトロヴィッチ監督就任以来は一度も勝っていませんが、それだけ負ければそろそろ勝つ頃、と言う考え方もできるでしょう。1st legでつかみかけた自信を確信に変えるには、勝ち抜きと言う結果を残すこと。明日はアグレッシブなプレーで点を取って、勝利を勝ち取って欲しいと思います。
<14.9.6> 昨日札幌ドームで「アギーレ・ジャパン」初戦のウルグアイ戦を行い、0-2で敗れました。
 日本代表のメンバーは、GK:川島、DF:長友、森重(→森岡89分)、坂井、酒井宏(→酒井高87分)、吉田、MF:田中(→柿谷76分)、細貝、FW:本田、岡崎、皆川(→皆川58分)。対するウルグアイは、GK:ムスレラ、DF:ヒメネス、ゴディン、マキシミリアノ・ペレイラ(→アギーレガライ76分)、コルホ(→ゴンザレス69分)、カセレス(→マジェダ84分)、MF:ロドリゲス(→アルバロ・ペレイラ)、ロデイロ、リオス、FW:ロラン(→エルナンデス65分)、カバーニ(→ストゥアニ58分)。日本代表は中盤の底にDF登録の森重を入れた4-3-3の布陣で、立ち上がりから積極的に攻め込みます。5分には岡崎が左から切れ込んでシュート。17分には左からの岡崎のクロスに皆川が頭で合わせましたが、惜しくも上に外れます。また27分には田中が遠目から狙いましたがDFが頭でクリアします。しかし前半34分、酒井宏のバックパスを受けた坂井のトラップが大きくなり、これをカバーニに奪われて先制点を許してしまいました。その後日本代表はクロスから、あるいはセットプレーからウルグアイゴールに迫ったものの守備を崩すことができず、1点リードを許して前半を折り返しました。
 後半も前半と同じメンバーでスタートしたアギーレ監督でしたが、13分に皆川を武藤に代えると岡崎を最前線に入れ、次に岡崎と武藤の2トップにして4-4-2の布陣にするなど次々と形を変えます。しかし後半25分にはウルグアイの右からのクロスをクリアミスし、シュートはいったんはクリアするものの最後に押し込まれて2点目を失います。その後日本代表は武藤のアグレッシブなプレーなどでチャンスは作ったものの得点は奪えず、そのまま試合終了となりました。
 代表選考で「サプライズ」を見せたアギーレ監督でしたが、この試合でも坂井と皆川を先発起用し、また武藤を早い時間帯から投入するなど「サプライズの続き」を見せてくれました。そしてその結果、坂井のミスから失点して敗れることになりましたが、しかし皆川や武藤が惜しいシュートを放つなど可能性は見せることができたと思います。敗戦は残念な結果でしたが、今後に期待を持たせる内容だった、と言えるのではないでしょうか。
<14.9.5> 日曜日に高円宮杯プレミアリーグウエストの第11節を行い、サンフレッチェユースはC大阪に逆転で勝ちました。広島のメンバーは、GK:白岡、DF:伊藤、荒木、MF:柄脇、岡村(→田中80分)、渡辺(→椿本59分)、横山、長沼(→阿部90+2分)、佐藤、津留、FW:加藤。先制点はC大阪で、後半6分に直接FKからヘディングシュートを決められました。サンフレッチェユースは後半14分、長沼がドリブルで右サイドから切れ込んで決めて同点に追いつきます。そして後半43分、相手のミスから加藤が奪って、ドリブルから右足で決めて勝ち越し、そのまま逃げ切りました。第11節の全結果と順位表は次の通り。
【第11節】
富山第一高 1-3 神戸U-18
東福岡高  4-0 京都橘高
広島ユース 2-1 C大阪U-18
東山高   1-6 G大阪ユース
名古屋U18  0-5 京都U-18

         勝点 勝 分 負 得失差
1 名古屋U18    25    8   1   2   +10
2 C大阪U-18   24    8   0   3   +11
3 G大阪ユース  22    7   1   3   +18
4 神戸U-18    20    6   2   3    +6
5 広島ユース   19    6   1   4    +6
6 京都U-18    19    6   1   4    +4
7 東福岡高    18    6   0   5    +8
8 富山第一高    5    1   2   8   -18
9 東山高      6    1   1   7   -23
10 京都橘高     1    0   1  10   -22

<14.9.4>  昨日ホームで行われたナビスコカップ準々決勝1st legは、両者ともチャンスを作ったものの決めきれず、スコアレスドローに終わりました。
 サンフレッチェは水本と皆川に代えて宮原と寿人を起用。またトップ下は野津田が先発して、以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 宮原

     柴崎 森崎和
     (→青山75分)
ミキッチ           柏

   野津田     高萩
   (→森崎浩62分)
       佐藤(→茶島69分)

SUB:増田、パク、清水、山岸
 対する浦和も大宮戦から4人入れ替えて、GK:加藤、DF:森脇、永田、槙野、MF:関口、阿部(→鈴木59分)、青木、宇賀神(→関根83分)、柏木、梅崎(→李58分)、興梠、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから両者とも激しくプレスをかけあって、速い展開が続きます。2分にはミキッチのクロスに高萩が頭で合わせましたが枠外。10分には柏が続けて突破してクロスを入れましたが、寿人に合わず。13分にはカウンターから柏のクロスに寿人が合わせましたが、枠を捉えることができません。10分過ぎからは広島がペースをつかみ、速い攻守の切り替えで相手にボールを繋がせません。17分には高萩のFKに寿人が頭で合わせましたが枠外。19分には柏がドリブルで上がってスペースへのパスに野津田が走りましたが惜しくもオフサイド。27分には速攻から野津田が抜け出しましたが、寿人へのパスはクリアされます。広島はその後も攻勢を続け、41分には高萩のパスでフリーになった寿人のシュートが槙野に当たり、GKを越えてポストに弾かれネットを揺らすことができません。更に43分には高萩のFKに寿人が頭で合わせましたが、これも枠を捉えることができません。前半は内容的に広島が圧倒したもののゴールは割れず、スコアレスで折り返しました。
 後半も立ち上がりは広島がペースを握り、5分には柴崎がドリブルで持ち上がってシュートしましたが加藤が反応します。浦和は流れを変えるため李と鈴木を投入し、15分には槙野のオーバーヘッドが広島ゴールを襲いましたが林がキャッチします。ボールを支配して波状攻撃を仕掛けてくる浦和。22分には森脇のスルーパスで抜け出した興梠が林を引きつけ、パスを受けた李が反転シュートしましたがポストに当たって塩谷がクリアします。広島は茶島を投入して中盤の運動量を上げ、26分には塩谷がするすると攻め上がってシュートしましたがGK正面を突きます。34分には森崎和がミドルを打ちましたがDFがブロック。37分には宇賀神に際どいシュートを打たれましたが林が好セーブを見せます。両チームとも最後まで攻め合ったもののゴールネットが揺れることはなく、0-0のまま2nd legに突入することになりました。
 リーグの浦和戦では引いた守備から入った広島でしたが、この日は立ち上がりから積極的でした。攻から守、守から攻の切り替えが速く、浦和のパス回しを寸断して主導権を握りました。また後半は運動量の低下もあって押し込まれる時間が長かったものの、守りの集中力が途切れることなく無失点に抑えました。浦和のDFラインの寄せが速かったこともあってシュートが枠を捉えることが少なく、得点できなかったのは残念でしたが、しっかりした守備を基盤にアクティブに戦うと言うことはできていたと思います。ホームゲームで勝てなかったのは残念ですが、しかし相手にアウェイゴールを与えなかったのはポジティブな結果だったと言えます。まだ完璧とは言えないものの、「強い広島」が戻ってきたと言う手応えを得ることはできたのではないでしょうか。次は中3日でのアウェイゲームとなりますが、ぜひともアグレッシブなプレーを忘れずに、勝利を勝ち取って欲しいと思います。
ブログ速報 前半 後半
ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報 戦評
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイト試合総括

<14.9.3> 「ホットニュース」によると森保監督は前回の浦和戦について「うちの戦い方として守備は全然悪くなかった。攻撃に関しても...後半はギアを入れて縦パスを入れる、そして周りが絡むと言うことがやれていた」と述べています。昨年のナビスコカップでも今年のACLでも1勝1敗でアウェイゴールの差で敗れただけに、今日は無駄な失点を避けることが最も重要だ、と言えるかも知れません。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、ファンクラブサロン前で「ナビスコキッズイレブン クラブといっしょにファイナルを目指そう」として、シュートゲームやドリブルゲームが行われます。またメイン・バックの各総合案内所では「広島土砂災害義援金募金」や「天皇杯4回戦チケット販売」などが行われます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、青山選手のプレミアムカード。試合会場限定グルメは、埼玉県秩父市のご当地グルメの「わらじカツ丼」700円を限定300食提供します。また選手コラボメニューは、高萩選手の「韓国風たまごごはん」500円と、ファン・ソッコ選手の「ナッチポックムピビンバ」700円です。
 テレビ放送はスカパー!のch581とCS801で生中継が予定されています。今日もブログで速報の予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<14.9.2> 明日はナビスコカップの準々決勝1st leg。サンフレッチェはホームで浦和と対戦します。
 第17節から3試合連続勝ちなしとやや調子を落としていた浦和でしたが、広島戦の勝利以降攻撃が爆発する試合が続き首位をキープしています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
20H ○1-0 広島  【浦】阿部
天3 ●1-2 群馬  【浦】李、【群】青木孝、ダニエル・ロビーニョ
21A △4-4 FC東京 【浦】梅崎、興梠、平川、李、【東】高橋、武藤2、河野
22H ○4-0 大宮  【浦】梅崎、興梠、森脇、宇賀神
 前節は大宮が柏木にマンマークを付けると言う「浦和対策」を立てて臨んだものの、あまり機能せず浦和が圧倒。埼玉ダービーには珍しく一方的な展開で勝利して、大熊監督を解任に追い込んでいます。明日は西川が不在ですが代表招集は1人だけなので戦力的な低下はないはず。天皇杯で敗退したこともあって、ナビスコカップは何としても取る、と言う強い気持ちで広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェは、代表に選ばれた皆川と水本が不在ですが、その一方で青山とファンが昨日の練習試合でプレーするなど、怪我人が徐々に戻ってきています。今週、来週と週2試合の過密日程が続くことも考えて、ある程度選手を入れ替える可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 宮原

     柴崎 森崎和

清水            山岸

   野津田     高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、青山、ミキッチ、柏、川辺、森崎浩
 前回の対戦の時は崩壊していた守備を再構築しつつあるところだったこともあって、一方的にボールを支配されたサンフレッチェ。しかしその後の数試合で、徐々に攻撃的な姿勢が出てきています。そう言う意味では浦和は、チームの復調の度合いを見るにはちょうど良い相手かも知れません。ホーム&アウェイのカップ戦を勝ち抜くためにはホームで勝つことが重要ですが、それ以上に今必要なのは、「サンフレッチェのサッカー」を思い出すことでしょう。明日は誰が出ることになっても戦う気持ちと運動量で上回って、良い内容と結果を出して欲しいともいます。
<14.9.2> 昨日吉田サッカー公園で広島修道大と30分×2の練習試合を行い、10-で勝ちました。得点は1本目の20分に山岸、21分と25分に寿人、23分に野津田、27分に川辺。2本目の8分にファン、17分に茶島、19分と27分に清水、25分に川辺。失点は後半23分でした。
<14.9.1> 昨日J3リーグの第23節を戦ったJリーグU-22選抜は、サンフレッチェの吉野、高橋、大谷が先発出場したものの、藤枝MYFCに1-2で逆転負けしました。メンバーは、GK:高木和(→牲川HT)、DF:石井、大谷、内山、高橋、MF:前田(→和田76分)、吉野(→井手口66分)、小川、中川、FW:大津(→横山68分)、三根(→杉森76分)。U-22選抜は11分にサイドの崩しから前田(神戸)がゴールを決めて先制点を奪いましたが、前半アディショナルタイムにFKから同点に追いつかれたそうです。そして後半開始早々に藤枝に追加点を奪われると、その後は主導権を握られてそのまま敗れました。
 なお、8/24に行われたJ3リーグ第22節でも高橋と吉野がメンバーに選ばれ、高橋はフル出場しましたが吉野はハーフタイムに交代しています。この試合は全体的にYSCC横浜に主導権を握られたそうで、三根(京都)が得点したものの1-2で敗れました。
<14.9.1> U-17日本代表は先月チェコで行われた「第21回バツラフ・イェジェク国際ユーストーナメント」に参加して、6位に終わりました。この大会に参加したU-17代表のメンバーは次の通り。
【GK】小島(名古屋U18)、阿部(新潟ユース)
【DF】浦田(千葉U-18)、村松(清水ユース)、町田(鹿島ユース)、
    山川(神戸U-18)、井上(東京Vユース)
【MF】久保田(大阪桐蔭高)、坂井(大分U-18)、鈴木(前橋育英高)、
    長沼(広島ユース)、野田(大津高)、高木(G大阪ユース)
【FW】サイ(トッテナム)、杉森(名古屋U18)、岸本(C大阪U-18)、
    加藤(広島ユース)、小林(四日市中央工高)
 まずグループリーグの初戦はU-17スロバキア代表との対戦で、メンバーは、GK:小島、DF:村松(→坂井HT)、野田、町田、浦田、MF:高木、鈴木、久保田、長沼(→サイ84分)、FW:加藤(→岸本55分)、小林(→杉森55分)。日本サッカー協会公式サイトによると、前半25分にFKから失点。後半は長沼がGKと1対1になるなどチャンスを作ったものの決めることができず、逆に後半13分に勝ち越し点を奪われました。その後日本は反撃して、後半33分に杉森が決めて1点差に迫りましたが、その後のチャンスを生かせず1-2で敗れました。
 続くグループリーグ第2戦はU-17ウクライナ代表との対戦で、メンバーは、GK:阿部、DF:坂井、村松(→野田55分)、山川、浦田、MF:小林(→高木50分)、鈴木(→久保田60分)、井上、サイ(→長沼70分)、FW:岸本、杉森。日本サッカー協会公式サイトによると、前半14分にクロスから失点すると、23分にも同じような形から失点。更に45分にパスミスからゴールを許して、0-3で前半を折り返しました。後半は持ち直したものの26分に4点目を奪われ、33分に高木のゴールで反撃したもののそのまま敗れてグループ3位に終わりました。
 最後の順位決定戦の相手はU-17ハンガリー代表で、メンバーは、GK:小島、DF:野田、山川、町田、浦田(→井上78分)、MF:高木(→サイ82分)、鈴木、坂井、杉森(→長沼64分)、FW:岸本、加藤(→小林59分)。日本サッカー協会公式サイトによると、この日は動きが良かったようで立ち上がりからチャンスを作り、前半27分に野田のクロスから杉森が決めて先制点。後半はやや押し込まれたものの、21分にPKを得て浦田が決めて2点目を奪い、39分には岸本が追加点を奪って大会初勝利を挙げました。
 U-17日本代表の活動は今年はこの遠征が最後となり、来年から次のAFC U-19選手権2016予選に向けての活動が本格化する、とのことです。
<14.8.31> 昨日鳴門で行われたJ1リーグ第22節徳島戦は、皆川のPKで得た1点を守りきって1-0で勝ちました。
 4試合ぶりに塩谷が先発に復帰した以外は前節と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     柴崎 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水71分)
   森崎浩     高萩(→野津田89分)

       皆川

SUB:増田、宮原、茶島、山岸、佐藤
 対する徳島は、GK:長谷川、DF:藤原、福元、村松、アレックス、MF:濱田、エステバン(→津田57分)、衛藤、大崎、FW:高崎(→那須川80分)、アドリアーノ(→キム・ジョンミン71分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは徳島が激しく攻めてきて、いきなりアドリアーノが強烈なシュートを浴びせます。その後も広島のパス回しを寸断して攻め込みますが、しかし広島は落ち着いて切り返すと7分にはミキッチのクロスを皆川が落とし、森崎浩が右足でシュートしたものの惜しくも枠外。16分にはワンタッチパスの連続からミキッチに渡り、右足のクロスに森崎浩が頭で合わせましたが枠を捉えず。続いて22分には柏のパスを皆川が戻し、森崎浩がフリーで打ちましたがこれも枠を外してしまいます。更に26分には高萩のパスを受けた皆川が左から仕掛けてまた抜きのシュートを狙ったものの抜ききれず、27分には右からのクロスに千葉がダイレクトで合わせましたがこれも枠を捉えることができません。決定機を次々と作りながらなかなか点が取れなかった広島でしたが前半29分、素晴らしいパスの連続からペナルティエリアまで攻め込むと、柴崎が浮かしたボールが福本の手に当たってPKを得ます。ここで日本代表に選ばれたばかりの皆川がGKの動きを見て冷静に蹴り込んで、広島が先制点を奪いました。そしてその後は徳島が押し返すシーンもあったものの、危ないシーンは前半43分の衛藤のシュートだけ。後は全体的に広島ペースで試合を進めて、1点リードで前半を折り返すことになりました。
 後半に入ると徳島も活発に前に出てくるようになって、ともにボールを奪って速く攻める、と言う展開になります。そして5分には大崎のシュートをブロックしたところから始まったターンで波状攻撃を仕掛け、最後は森崎浩のパスに柏が飛び出しましたがGKがキャッチ。15分には森崎浩が強烈なミドルを放ちましたが惜しくも上に外れます。後半の後半は前線を入れ替えてきた徳島に攻め込まれるシーンも増えて、33分には低い位置でのパス回しを狙われて津田が飛び出してシュートしましたが危うくサイドネット。40分には那須川のクロスにキム・ジョンミンがフリーで頭で合わせましたが林が横っ飛びで抑えます。更に44分には那須川のFKに狙われましたがこれも枠を外れて助かります。広島は攻め込まれつつも守備と攻撃のバランスを崩すことなく落ち着いて戦って、1点リードを保ったままで終了のホイッスルを聞くことになりました。
 鹿島戦以降守備の整備は進んだものの、攻撃面では不完全燃焼が続いていた広島でしたが、この日の戦いぶりは素晴らしかったと思います。立ち上がりに徳島に攻勢を浴びせられたもののそれを落ち着いて凌ぐと、その後は軽快なパス回しでプレスをかわして何度もチャンスを作りました。前線は3人とも良かったと思うのですが、特に素晴らしかったのは森崎浩の運動量の多さと積極性。決定的なシーンで決められなかった、と言う課題は残ったものの、これまでの数試合ではシュートのシーンすら作れなかったことを考えれば素晴らしい出来だったと思います。また決勝ゴールを決めた皆川も、90分に渡って前線の起点として機能し続けました。またPKのシーンでは自ら蹴りに行ったそうですが、それも責任感の現れ、と言うことでしょう。リーグ戦先発がわずか2試合のルーキーが、早くも「風格」を身に付けつつあると言ったら言い過ぎでしょうか。更にここ数試合調子を崩して先発を外れていた塩谷が、ようやく彼らしいプレーを見せることができたのも大きかったと思います。リーグ戦再開以降トンネルの中に入っていたサンフレッチェでしたが、若手の成長、それも皆川や宮原だけでなくそれ以外の選手(特に天皇杯に出場した選手)の躍動が、流れを大きく変えつつあるのかも知れません。昨日は浦和も勝ったため首位との勝ち点差は10のままで厳しい状況には変わりないのですが、少なくとも「何か」を起こせるのではないかと思えるような勝利だった、とい得るのではないでしょうか。

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