9/21〜9/27のSANFRECCE Diary


<14.9.27> 中国新聞によると昨日のミニゲームではワントップに寿人、トップ下に浅野と森崎浩の布陣で練習していたとのこと。森保監督は「(高さのある)神戸の守備陣と選手の疲労を考えた」そうで、フレッシュなメンバーで神戸の堅守を打ち破って欲しい、と思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後3時半キックオフ。試合前イベントとしてはU-9とU-12による「サンフレッチェカップ」が9時から、「フォリアチャレンジ」が1時5分ごろから、中島浩司さんのトークショーが2時半頃から行われます。ファンクラブサロン前では「カルビーパーク2014〜Calbeeひとくち劇場で新ジャガをつかみ取ろう!〜」と題して、Calbeeひとくち劇場PR、キックターゲット等を行います。場外のおまつり広場では「JICAブース」「ゲーフラコンテスト」「サッカースタジアム建設署名ブース」とジャグリングパフォーマンス等が行われる「特設ステージ」が11時半から、「フェイスペイント」が12時半から、「バルーンアート」が1時半から行われます。
 先着プレゼントはコカ・コーラウエスト株式会社提供の「オリジナルナップザック」を5,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは清水選手のプレミアムカードです。試合会場限定グルメは神戸のB級グルメである「そばめし」を600円で限定300食提供。選手コラボメニューは森崎和幸選手の「カニツナマヨ丼」と森崎浩司選手の「豚スキ丼」を各700円で11時半から販売します。また今日も「安芸の秋まつり」を開催しますので、松茸ごはん、カキフライ、安芸津のタコ天などの広島の味をお楽しみ下さい。
 テレビ放送はNHK-BS1とスカパー!ch581とCS801で生中継が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<14.9.26> 明日はJ1リーグ第26節。サンフレッチェはホームで神戸と対戦します。
 第8節では首位に立つなど序盤戦の「主役」の一つだった神戸でしたが、ゴールデンウィークあたりから失速し、順位もじりじりと後退して現在7位にいます。中断明け以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ●1-2 関西大 【神】森岡、【関】池田、森
15H ●0-1 鳥栖  【鳥】金民友
16A △1-1 横浜FM 【神】ペドロ・ジュニオール、兵藤
17H ●1-5 G大阪 【神】マルキーニョス、【G】宇佐美2、パトリック2、阿部
18A △2-2 浦和  【神】河本、高橋、【浦】興梠、那須
19H ○1-0 新潟  【神】河本
20A ●0-2 柏   【柏】レアンドロ、エドゥアルド
21H ○2-1 仙台  【神】ペドロ・ジュニオール、岩波、【仙】鎌田
22A ○2-1 C大阪 【神】シンプリシオ、森岡、【C】南野
NQF1 △1-1 G大阪 【神】マルキーニョス、【G】宇佐美
NQF2 ●0-3 G大阪 【G】阿部、宇佐美、倉田
23A △1-1 FC東京 【神】マルキーニョス、【東】エドゥー
24H ○3-1 清水  【神】ペドロ・ジュニオール2、マルキーニョス、【清】ノヴァコヴィッチ
25A ●0-2 甲府  【神】クリスティアーノ、ジウシーニョ
 シンプリシオ、マルキーニョス、ペドロ・ジュニオールと言う能力の高い外国人3人を軸としたサッカーで勝ち点を積み重ねてきた神戸でしたが、前節は甲府のアグレッシブなプレーに押し込まれて痛い敗戦を喫しています。ベテラン選手の多い神戸が明日どのようなメンバーを組んでくるか分かりませんが、上位争いに踏みとどまるために負けられない試合だと言うことで、広島対策を十分に練って来るのは間違いないところ。明日は順位の近いチーム同士の厳しく激しい試合になるものと思われます。
 対するサンフレッチェですが、前節のチームの様子を見る限りでは中2日で酷使したレギュラー陣をそのまま起用するかどうか、がポイントとなりそう。森保監督は選手のコンディションを見ながら選手を選ぶので予想は難しいのですが、私は希望を込めて次のようにメンバー予想します。
        林

   ファン 塩谷 水本

     青山 森崎和

柏             山岸

   高萩      石原

       佐藤

SUB:増田、千葉、柴崎、清水、森崎浩、茶島、皆川
 前節終了後に「現実問題、優勝という部分では遠ざかっているかもしれない」と弱音とも取れる言葉を吐いている森保監督ですが、優勝の可能性があろうと無かろうとチームの方向性に揺らぎは無いはず。明日もチーム一丸となって、勝利を目指して戦い抜いて欲しいと思います。
<14.9.26> 昨日行われたアジア大会の決勝トーナメント1回戦で、U-21日本代表はパレスチナを4-0で下して準々決勝に進みました。この日のU-21代表のメンバーは、GK:牲川、DF:室屋、遠藤、岩波、植田、MF:大島(→矢島63分)、原川、中島、秋野、FW:鈴木(→荒野73分)、野津田(→吉野86分)。立ち上がりからボールを支配した日本が先制点を奪ったのは前半17分。相手ゴール前でのリズミカルなパス回しから遠藤がDFの間をすり抜けるシュートを決めました。追加点は前半27分で、原川の右からのクロスに鈴木が頭で合わせました。後半はパレスチナに押し込まれる時間帯もありましたがそこを凌ぐと、後半30分には途中交代直後の荒野が左サイドを抜け出すとそのまま流し込んで3点目。後半37分には中島のスルーパスで抜け出した野津田のシュートはGKに引っかかったものの、こぼれ球を原川が詰めてリードを4点に広げてそのまま試合を終えました。日本の準々決勝の相手は開催国の韓国。キックオフは日曜日の午後5時です。
<14.9.25> 日本サッカー協会は昨日AFC U-19選手権ミャンマー2014に参加するU-19日本代表を発表し、広島からは川辺と宮原が選ばれました。今回のメンバーは次の23人。
【GK】中村(柏)、高木和(清水)、吉丸(神戸)
【DF】三浦(清水)、内山(札幌)、広瀬(水戸)、宮原(広島)、
    中谷(柏)、石田(磐田U-18)、茂木(浦和ユース)、
    坂井(大分U-18)
【MF】望月(名古屋)、松本昌(大分)、関根(浦和)、金子(清水)、
    川辺(広島)、高木(東京V)、奥川(京都U-18)、
    井手口(G大阪)
【FW】南野(C大阪)、越智(産業能率大)、オナイウ(千葉)、
    北川(清水ユース)
 SBSカップのメンバーから内田(G大阪)、大山(大宮)、青木(名古屋)、渡辺、鈴木(前橋育英高)、表原(愛媛)が外れ、高木和、茂木、望月、松本昌、関根、高木、奥川、井手口、南野、オナイウ、北川が選ばれています。8月に行われたSBSカップでは攻撃の形が作れず、1勝2敗で3位に終わったU-19代表。来週月曜日から始まる合宿でコンビネーションを合わせて、10/9から始まる本大会を勝ち抜いて欲しいと思います。
<14.9.24> 昨日日産スタジアムで行われたJ1リーグ第25節横浜FM戦は終了間際にPKで失点して0-1で敗れ、9位に後退しました。
 サンフレッチェのメンバーは控えも含めて前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水68分)
   高萩      石原
   (→森崎浩57分)
       皆川(→佐藤寿83分)

SUB:増田、ファン、柴崎、山岸
 対する横浜FMは、GK:榎本、DF:奈良輪、栗原、中澤、下平、MF:三門、小椋、兵藤、中村(→佐藤優HT)、齋藤(→藤田64分)、FW:伊藤(→富澤88分)、と言うメンバーでした。試合の序盤は広島ペースで、7分にはゴール正面から高萩がFKで狙いましたがGKが好セーブ。13分には低い位置でのボール回しから塩谷がロングパスを繰り出しましたが皆川には合いません。その後は横浜がペースを握り返し、15分には三門がダイレクトでシュートし、20分には中村がFKで狙います。また33分には齋藤のスルーパスで抜け出した兵藤が決定的なシュートを放ちましたが、林が素晴らしい反応でクリアします。逆に広島は、27分には流れるようなパス回しから柏が切れ込んでシュートしましたがオフサイドを取られ、40分にも右サイドでボールを奪い返した高萩が逆サイドにクロスを送り、千葉が押し込みましたがこれもオフサイドの判定に泣きます。更に前半アディショナルタイムには高萩のボール奪取からチャンスを作り、石原がシュートしましたがDFにブロックされます。前半は両チームともそれなりにチャンスを作ったもののお互いに堅い守備を崩せず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 動きが悪かった、と言う中村を下げて後半開始から佐藤優を投入する樋口監督。しかし最初にビッグチャンスを作ったのは広島で、後半6分にはショートカウンターから柏のパスを青山が流し込もうとしましたが、ボールはポストに弾かれてしまいます。続いて13分には投入されたばかりの森崎浩がミドルで狙いましたが枠外に外れ、20分にも森崎浩が遠目から狙いましたがブロックされます。25分には奈良輪がミドル。27分には小椋がミドルを打ちましたがいずれも枠を外します。逆に38分には森崎浩が、39分には青山がミドルを放つなど広島がチャンスを作り続けるものの、どうしてもゴールを割れません。そして後半42分、林からのフィードを中盤で奪われ佐藤優の縦パスで伊藤が抜け出します。飛び出した林。倒れる伊藤。ビデオで見る限りでは林が触ったとしてもほんのわずかで、ダイビングとしか思えないプレーでしたが主審のジャッジはPK。ここで伊藤に決められて横浜に先制点を許し、その後サイドからの攻撃などで横浜ゴールに迫ったものの追いつくことはできずに敗れました。
 「Winning Team Never Change」の法則に従ったか、森保監督は3日前の新潟戦と全く同じメンバーでこの試合に臨みました。守備の崩壊や得点力不足、そして怪我人の続出など様々な困難を乗り越えながら、新潟戦ではようやく良い内容で勝利することができたということで、サンフレッチェの本来の姿を取り戻しつつある。森保監督がそう言う考えで、前節と同じメンバーで臨んだのは理解できます。しかし実際にこの試合でどうだったかと言えば、中2日でアウェイゲームを戦ったことによって、むしろマイナスの影響が大きかったような気がします。選手たちの戦う気持ちやチャレンジに問題はなかったと思うのですが、しかしやはり疲労の影響がなかったはずはなく、それがシュートの精度やちょっとした判断ミスにつながっていたのではないでしょうか。90分を通して見れば試合を支配していたのは広島だったと思いますし、実際に決定的チャンスも広島の方が多かったとは思いますが、それでも勝ち点を1つも取れなかったのはほんのちょっとのところで足りなかったから。PKのジャッジは不運だったし、本当のところはミスジャッジだったのではないかと思えてならないのですが、それ以上に点を取れなかったのが敗因に違いなく、その点は厳しく見る必要があるのではないか、と思います。
 ペトロヴィッチ監督が基礎を作り、森保監督が構築することによって確立したサンフレッチェのサッカー。それによって2年連続チャンピオンになることができたわけですが、しかしその栄光は既に過去のものとなっています。どんなに強いチームにも訪れる「世代交代」と言う課題をクリアしなければ、この先サンフレッチェが再び栄冠を手にすることはできないでしょう。まだリーグ戦の優勝の可能性が無くなったわけではないし、ナビスコカップ優勝の可能性も残っているので毎試合毎試合全力で勝ちに行くのは当然なのですが、しかしだからと言って世代交代を待つわけにはいきません。今後シーズンの残りは監督にとっても選手にとっても、そしてサポーターにとってもストレスのたまる試合が続くのではないかと思いますが、ここで闇雲に選手起用や采配、そして選手のプレーを批判するのではなく、チームを信じて応援し続けるべきなのではないか、と思います。

ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報 戦評 皆川 寿人
Yahooスポーツテキスト速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイト試合総括

<14.9.23> 「ホットニュース」とモバイルサイトによると森保監督は、相性の悪い横浜FMについて「内容はまったく問題ない。あとは最後に勝つことだけ」と述べています。またいつもやられている齋藤学について「注意しないといけない。相性だけでやられて終わることがないように、しっかりと止めるところは止めないといけない」と語っています。前節鹿島相手にほとんど攻撃の形を作れなかった横浜FMですが、むしろ切り替えて「広島対策」を割り切ってやってくる可能性もあります。相手がどうであろうと落ち着いて自分たちのサッカーをすること、特に切り替えの速さと運動量、そしてチャレンジの部分でしっかりやることが勝利のポイントになるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は日産スタジアムで午後3時キックオフ。当日券は全席種12時15分から販売されます。テレビ放送はスカパー!ch580とCS800で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はモバイルサイトの速報をどうぞ。
<14.9.22> 明日はJ1リーグ戦第25節。サンフレッチェはアウェイで横浜Fマリノスと戦います。
 リーグ再開後の初戦で広島に大逆転で勝って幸先良いスタートを切った横浜FMでしたが、その後は勝ちきれない試合が続き10位前後に低迷。また天皇杯もナビスコカップも敗退しています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
12A ○2-1 広島  【横】齋藤、伊藤、【広】石原
15A △2-2 C大阪 【横】OG、齋藤、【C】平野、杉本
16H △1-1 神戸  【横】兵藤、【神】ペドロ・ジュニオール
17A △1-1 名古屋 【横】中村、【名】永井
18A ●0-2 G大阪 【G】パトリック、遠藤
19H △2-2 柏   【横】ラフィーニャ、齋藤、【柏】鈴木、増嶋
20A ○3-0 徳島  【横】中村、ラフィーニャ3
天3 ●2-3 北九州 【横】藤本2、【北】渡邉、内藤、渡
21H ○2-0 川崎F 【横】ラフィーニャ、兵藤
22A ○2-1 仙台  【横】栗原、下平、【仙】菅井
NQF1 ●1-2 柏   【横】中町、【柏】レアンドロ、工藤
NQF2 ●1-3 柏   【横】中澤、【柏】工藤、レアンドロ、エドゥアルド
23H ●0-2 名古屋 【名】川又、永井
24A ●0-1 鹿島  【鹿】遠藤
 前節は樋口監督が「90分に渡って我々が主導権を握る時間がほとんどないという状況」と振り返るほど一方的に試合を支配され、シュートは終了間際の1本(しかも中村のFKが壁に当たっただけ)に終わると言う完敗を喫しています。ナビスコカップも含めて公式戦4連敗と言う苦しい状況にある横浜FMですが、しかしだからこそ明日は勝ちたい、と言う気持ちが強いはず。広島相手の試合はゼロックススーパーカップを除けば2011年10月の対戦以来負けていないだけに、相性の良さを生かしたいと思っているに違いありません。
 対するサンフレッチェは、ようやく怪我人が復帰して前節はベストメンバーを組むことができました。ただ明日は中2日と言うことを考えて、多少メンバーを入れ替える可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

清水             柏

   高萩      石原

       皆川

SUB:増田、ファン、柴崎、山岸、ミキッチ、森崎浩、佐藤
 首位との勝ち点差は13あるサンフレッチェですが、2位との勝ち点差は7なのでまだまだ上位進出は可能です。明日はサンフレッチェらしいサッカーで、関東サポーターにリーグ戦初勝利を見せて欲しいと思います。
<14.9.22> 昨日行われたアジア大会のグループDの第3戦で、U-21日本代表はネパールに4-0で勝って決勝トーナメント進出を決めました。日本のメンバーは、GK:ポープ、DF:室屋、遠藤、岩波(→野澤78分)、山中(→秋野43分)、植田、MF:大島(→原川65分)、中島、矢島、FW:鈴木、野津田。序盤から日本が圧倒的にボールを支配したものの、ゴール前を固めるネパールの壁を崩せない時間が続きました。しかし前半33分、中央でボールを受けた野津田が左足を一閃すると無回転のボールはGKを越えてポストを叩いてゴール。野津田らしい一発で日本が先制点を奪いました。追加点は後半9分で、矢島の横パスを鈴木がスルーし、飛び出した中島が冷静に流し込みました。続いて後半17分には矢島のパスを野津田がスルーし鈴木がゲット。更に24分には野津田のクロスを鈴木がスライディングしながら押し込んで4点目を奪い、そのまま試合を終えました。グループDのもう1試合はイラクが3-0でクウェートを下して首位で決勝トーナメント進出。2位となった日本はグループC首位(2勝1敗)のパレスチナと決勝トーナメント1回戦を戦います。
<14.9.21> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第24節新潟戦は、青山、石原のゴールで鳥栖戦以来1ヶ月ぶりにホームでのリーグ戦勝利を挙げました。
 石原が先発復帰。また柏もナビスコカップ準々決勝1st leg以来の先発で、以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水78分)
   高萩      石原(→佐藤87分)
   (→森崎浩61分)
       皆川

SUB:増田、ファン、柴崎、山岸
 対する新潟は、GK:守田、DF:川口(→ラファエル・シルバ64分)、大井、舞行龍、大野、MF:レオ・シルバ、小林、山本(→松原78分)、小泉、FW:指宿、岡本(→田中達59分)、と言うメンバーでした。この日も広島は立ち上がりから積極的で、1分にはCKから水本がファーストシュート。6分にはCKのボールを戻して青山がミドルを打ちましたが惜しくも上に外れます。新潟は3-4-3の布陣でミラーゲームを仕掛けてきて、高い位置からのプレスでショートカウンターを狙います。そして8分には高い位置で奪われ指宿がシュートしましたが枠外に外れます。また20分にも新潟のプレスにボールを失いますが、守備陣は落ち着いて対応します。そして21分、左サイドでボールを受けた高萩が振り向きざまのスルーパス。これで完全にフリーになった柏がドリブルで仕掛けつつマイナスのパスを送ると、ここに走り込んできた青山が左足のシュートを突き刺して広島が先制点を奪いました。
 その後は広島がややペースが落ちたのに対して新潟の激しさが増して、やや押し込まれる時間帯が続きます。28分にはレオ・シルバが遠目から狙いましたが枠外。30分には指宿がペナルティエリア内で前を向きましたが塩谷がクレバーな守備で打たせません。また38分にもレオ・シルバのスルーパスを受けた指宿が突破しましたが、林が判断良く飛び出して防ぎます。更に42分には川口、44分には岡本、アディショナルタイムには小泉にシュートを打たれますが林が立ちはだかります。広島も塩谷のミドルや皆川と柏のコンビ等で新潟ゴールを脅かしつつ、1点リードで前半を折り返しました。
 後半の立ち上がりにペースをつかんだのは広島。2分と3分にはミキッチが突破してチャンスを作り、4分にはCKから千葉が打ちましたが枠外に外れます。しかしすぐに新潟も対抗して入れ替わりの激しい攻防となり、6分には指宿のスルーパスで飛び出した岡本のシュートは枠外。また9分にはレオ・シルバに強烈なシュートを打たれましたが林が弾きます。田中達を投入して流れを引き寄せようとする新潟。広島も森崎浩を投入してボールを落ち着かせようとします。そして後半17分、柏の突破からのパスを受けた森崎浩がシュートしようとしましたがDFが3人がかりでブロック。しかしこぼれ球を拾った石原が落ち着いて軽く浮かせてゴールに「パス」して、広島が貴重な追加点を挙げました。
 後半の後半は何とか点を取ろうと前に出てくる新潟に対して、広島は鋭いカウンターを繰り出すと言う展開となります。21分には石原が飛び出してフリーになりましたが、逆サイドを走っていた森崎浩には惜しくも繋がらず。21分には柏がフリーで飛び出しシュートを打ったもののポストに当たってGKにセーブされ、24分にもミキッチがフリーで抜け出しましたがクロスは味方に合いません。更に31分にはミキッチの突破から塩谷が繋ぎ、皆川がゴール前でフリーになりましたがシュートは枠を外してしまいます。最終盤は疲れからかミスが増え、新潟に攻め込まれることも多かったのですが守備の集中は最後まで途切れることはなく、無失点のままで試合をクローズすることができました。
 この試合のポイントとしては、やはり石原の復帰が大きかったと思います。ケガをして別メニュー調整を続けるうちに「さらにいいコンディションになってきた」(モバイルサイトによる)のだそうですが、まさにその言葉通り前線からDFラインまで走り回り、守備と攻撃に貢献し続けました。また青山を筆頭にピッチ上の全選手が、走ることと戦うことで新潟に負けませんでした。特に中盤の奪い合いで後手を踏まなかったことが、勝利の大きな要因になったのではないでしょうか。中断明け以降守備の崩壊や得点力不足など苦しんできたサンフレッチェでしたが、やはり走ることと局面の戦いで負けないことが広島サッカーの基本であると言うことを、結果と内容で示した試合だったと言えるでしょう。
 今節は勝ったことで順位が7位に浮上しましたが、しかし首位・浦和も勝ったため勝ち点差はそのままとなっています。ただ、森保監督がいつも言うように大事なのは目の前の試合に集中して勝つこと。そして少しずつでも勝ち点を積み上げて行けば、最後に笑って終わることができるのです。青山、石原ら主力が復帰して本来の姿に戻ってきたサンフレッチェですが、それによって控えに回ることになった選手も牙を研いでいるはずです。こう言う時こそいつも以上にチーム一丸となって、今週のリーグ戦2試合、そして2週間後から始まる柏との3連戦、と言う厳しい日程を勝ち抜いて、そしてナビスコカップのタイトルとともにリーグ3連覇も諦めずに戦って欲しいと思います。

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