9/28〜10/4のSANFRECCE Diary


<14.10.4> J1リーグ第27節は全試合日曜日開催。サンフレッチェはアウェイで柏レイソルと戦います。
 リーグ戦のタイトル獲得を第一目標にして今期に臨んだ柏でしたが、レアンドロ・ドミンゲスが5試合出場しただけで退団。また中断期間中に田中順也がポルトガルに移籍し、ハン・グギョンも8月からカタールに移籍するなど戦力低下もあってなかなか波に乗れません。更に2009年以来チームに数々のタイトルをもたらしてきたネルシーニョ監督の退団も発表されて、やや目標を失った形になっています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
16A ●2-5 広島  【柏】工藤、狩野、【広】佐藤、高萩、柏、皆川、森崎浩
17A ●0-3 清水  【清】ノヴァコヴィッチ、OG、平岡
18H ○4-1 川崎F 【柏】高山2、藤田、レアンドロ、【川】中村
スルガ ○2-1 ラヌス 【柏】高山、レアンドロ、【ラ】レアンドロ・ソモサ
19A △2-2 横浜FM 【柏】鈴木、増嶋、【横】ラフィーニャ、齋藤
20H ○2-0 神戸  【柏】レアンドロ、エドゥアルド
天3 ●1-1(PK11-12) 千葉【柏】橋本、【千】オナイウ
21A △1-1 名古屋 【柏】太田、【名】闘莉王
22H ○3-0 甲府  【柏】工藤、レアンドロ、高山
NQF1 ○2-1 横浜FM 【柏】レアンドロ、工藤、【横】中町
NQF2 ○3-1 横浜FM 【柏】工藤、レアンドロ、エドゥアルド、【横】中澤
23A ●0-2 C大阪 【C】杉本、永井
24A ●1-3 浦和  【柏】高山、【浦】那須、柏木、興梠
25H ○2-0 鳥栖  【柏】工藤2
26A ●0-4 FC東京 【東】武藤2、エドゥー2
 前節は前半4分に武藤に先制点を許すと、その後は攻めながらも得点を奪えず前半アディショナルタイムに失点。そして後半開始直後にも突き放されて良いところ無く敗れています。ただ、ホーム日立台では無類の強さを誇っていて現在リーグ戦11戦無敗の上に4連勝中。明日は勝ち点で並ぶ広島が相手と言うことで、当然勝つつもりで迎え撃つに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、U-19代表の宮原と川辺は不在ですがアジア大会に参加していた野津田と吉野が戻ってきています。メンバーですが、神戸戦でそっくり入れ替えた前線の3人の組み合わせがどうなるか、がポイントとなりそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏

   石原      高萩

       佐藤

SUB:増田、ファン、柴崎、清水、森崎浩、野津田、皆川
 守備の安定感を取り戻し、追い込まれてからの反発力も出てきたサンフレッチェですが、あと必要なのはチャンスに畳みかける得点力。先制され、逆転後に追いつかれながら突き放して勝った前回の対戦のように、すっきり勝ってナビスコカップの準決勝に繋げて欲しいと思います。
<14.10.3> プレスリリースによると、月曜日にクラブライセンス交付第一審機関(FIB)によって、サンフレッチェに来シーズンのJ1クラブライセンス交付が決定しました。
 Jリーグクラブライセンス制度は昨年から実施しているプロクラブの資格制度で、FIFAが2008年から導入したことを受けてAFCがACL参加資格の一つとして導入を義務づけたもの。JリーグではAFCの制度に基づき、「競技」「施設」「組織運営・人事体制」「財務」「法務」の5分野において一定の基準により審査を行ってライセンス交付を行う、と言うものです。そしてそれぞれの基準には「A基準」「B基準」「C基準」が定められており、3期連続の赤字や債務超過などによりA基準を満たさない場合にはライセンスが交付されずJFLや地域リーグに降格することになります。
 今回の審査ではサンフレッチェがA基準を満たしていることが確認されたわけですが、ただその一方で昨年に引き続いてB基準の中の「観客数1,000名あたり洋式トイレ5台以上、男性用小便器8台以上を備えていること」「スタジアムに観客席の3分の1以上を覆う屋根を備えること」を満たしていないことにより「B等級基準未不充足(制裁対象)」の通知があったとのこと。この点で来年の審査までに進捗がなければ「戒告」になるそうで、ある意味イエローカードが突きつけられることになります。広島市主導で行われている「サッカースタジアム検討協議会」では来週水曜日に第17回目の会合を行うそうですが、スタジアムができなければサンフレッチェが無くなるかも知れない、ぐらいの危機感を持って、議論を進めて欲しいと思います。
<14.10.2> 日本サッカー協会は昨日ジャマイカ戦、ブラジル戦を戦う日本代表を発表し、広島からは水本と塩谷が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】川島(Sリエージュ)、西川(浦和)、権田(FC東京)
【DF】水本、塩谷(広島)、太田(FC東京)、長友(インテル)、
    西、昌子(鹿島)、吉田(サウサンプトン)、
    酒井高(シュトゥットガルト)
【MF】細貝(ヘルタ)、森重(FC東京)、田中(スポルティング)、
    香川(ドルトムント)、森岡(神戸)、柴崎(鹿島)
【FW】岡崎(マインツ)、本田(ミラン)、ハーフナー(コルドバ)、
    小林(川崎F)、柿谷(バーゼル)、武藤(FC東京)
 先月の代表メンバーから林(鳥栖)、酒井宏(ハノーファー96)、坂井(鳥栖)、松原(新潟)、長谷部(フランクフルト)、扇原(C大阪)、大迫(1FCケルン)、皆川(広島)が外れ、権田、太田、西、香川、ハーフナーが復帰。また塩谷、昌子、小林が新たに選ばれています。アギーレ監督は新たに選ばれた選手について「Jリーグの視察を続けているが、その中で非常にいい貢献をし、チームの結果に関わらず、パフォーマンスを維持できる選手達」とコメントするとともに、「今回メンバーに入っていない選手を絶対に呼ばないということはない。門は開いている」と述べています。前回に引き続いて選ばれた水本も4月の代表合宿以来の選出の塩谷も、持ち味を発揮して頑張ってきて欲しいと思います。
 ところでモバイルサイトによると森保監督は2人の選出について「本当に喜ばしい」と語りながらもナビスコカップのメンバーについては頭を痛めている様子。U-19代表の宮原とともにDFラインから3人が不在で丸谷も負傷離脱中と言うことで、DFの絶対数が少ない状況で戦わなければなりません。森保監督は「彼らの代表入りのニュースを聞いて10分間システムも含めて考えた」とのことですが、今のままのシステムで戦うのか、それとも4バックに変更するのか、柏の出方も見ながらぎりぎりまで考えることになりそうです。
<14.10.1> 先々週から先週末にかけて高円宮杯プレミアリーグウエストの第14節、第15節が行われ、サンフレッチェユースは富山第一高に勝ったものの神戸U-18に敗れ、優勝の可能性が消滅しました。
 まず吉田サッカー公園で行われた第14節の富山第一高戦のメンバーは、GK:白岡、DF:伊藤、荒木、石津、MF:田中、岡村(→佐藤71分)、渡辺、横山、阿部(→加藤陸56分)、津留、FW:椿本。先制点は前半21分で、横山のFKを椿本が繋ぎ、最後は阿部が押し込みました。追加点は後半17分で、CKから荒木がヘディングシュート。続いて29分には石津のシュートのこぼれを拾った渡辺が決め、38分には渡辺のシュートのこぼれを椿本が押し込みました。そして最後は後半45分に横山のクロスを加藤陸が頭でダメ押ししました。
 続いてアウェイで行われた神戸U-18との試合のメンバーは、GK:白岡、DF:伊藤、荒木、石津(→前田75分)、MF:岡村(→力安80分)、渡辺、横山、阿部(→佐藤HT)、津留、FW:椿本、加藤陸。前半18分にパスを奪われてそのまま決められ、28分に2点目、後半22分に3点目を奪われ、攻撃ではシュート5本に抑えられて敗れました。この結果、3試合を残して首位・G大阪ユースとの勝ち点差が11に広がり、優勝の可能性が無くなりました。
【第14節】
東山高    1-2 名古屋U18
広島ユース  5-0 富山第一高
京都橘高   0-1 C大阪U-18
東福岡高   1-2 神戸U-18
G大阪ユース 2-1 京都U-18

【第15節】
東山高    1-5 東福岡高
名古屋U18   2-3 京都橘高
神戸U-18   3-0 広島ユース
C大阪U-18  1-3 G大阪ユース
京都U-18   5-0 富山第一高

         勝点 勝 分 負 得失差
1 G大阪ユース  34   11   1   3   +25
2 神戸U-18    32   10   2   3   +15
3 C大阪U-18   31   10   1   4   +11
4 名古屋U18    28    9   1   5    +5
5 京都U-18    26    8   2   5   +10
5 広島ユース   23    7   2   6    +5
7 東福岡高    22    7   1   6   +10
8 富山第一高    9    2   3  10   -27
9 東山高      6    1   3  11   -30
10 京都橘高     5    1   2  12   -24

<14.9.30> またまた遅くなりましたが、「紫熊倶楽部」10月号(Vol. 200)を紹介します。トップニュースは日本代表に選出された皆川、水本両選手を、続いてアジア大会の代表に選ばれた野津田、吉野両選手を取り上げています。
 その後のドキュメンタリーで登場しているのは水本選手。2011年5月7日の甲府戦で頭蓋骨骨折と言う生命の危機に直結するような大怪我を負った彼が、8月20日の鹿島戦で復帰してから3年間で達成した「100試合連続フル出場」の記録を記念してのドキュメンタリー記事となっています。2004年にプロとしてのキャリアをスタートした時に千葉を率いていた名将・オシム監督のもとで才能が花開き、日本代表にも招集された水本でしたが、その後移籍したG大阪では出場機会に恵まれず京都に移籍。そこで加藤、秋田、森岡ら日本サッカー史上に残る名DFからの薫陶を受け、DFとしての能力を高めました。そして広島に移籍してからのストイックにサッカーに打ち込む日々。京セラの稲森名誉会長からの「満足したらダメだよ。常に謙虚に精進しなさい」と言う言葉を胸に、向上し続ける彼の言葉をぜひお読み下さい。
 続いてインタビューを受けているのは川辺選手。「最高の中盤だった」と言うジュニアユース時代からユースでの経験、高校3年でのプロ契約、ウズベキスタンで戦ったACL、同期の宮原選手について、そしてU-19日本代表について、などいろいろと語っています。またこれに続いて川端暁彦氏が川辺と宮原について書いています。
 「READER'S AREA」を挟んで最初の記事は、8月の危機を乗り切った森保監督の決断とそれを支えた若手選手の躍動について。「マッチレポート」は、リーグの鳥栖戦、浦和戦、C大阪戦、徳島戦、天皇杯の水戸戦、ナビスコカップの浦和戦です。中島浩司氏の連載記事「蹴始一貫」は第5回で、コートジボアール編の後編です。また高萩理奈さんの「心とからだに笑顔のレシピ」の第4回は「楽しいホームパーティーメニュー」です。そして「SIGMA CALENDER」「SIGMA SHORT NEWS」「負傷者たちの現状」が続いています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。V-POINTとホームゲーム会場、広島県内の大手書店のほか、e-VPOINTなどでご購入下さい。
<14.9.29> 昨日吉田サッカー公園で徳島との練習試合を行い、0-2で敗れました。得点は後半11分にキム・ジョンミン、14分に廣瀬でした。
<14.9.29> 昨日行われたアジア大会準々決勝で、日本U-21代表は後半43分に与えたPKで韓国に敗れ連覇を逃しました。日本のメンバーはパレスチナ戦から1人入れ替え(原川→矢島)て、GK:牲川、DF:室屋、遠藤、岩波、植田、MF:大島、矢島(→原川79分)、中島、秋野、FW:鈴木(→金森90+2分)、野津田(→荒野64分)。対する韓国はオーバーエイジ3人を含むU-23代表で、GK:キム・スンギュ、DF:キム・ジンス(元新潟)、キム・ミンヒョク(鳥栖)、リム・チャンウ、チャン・ヒョンス(元FC東京)、MF:ソン・ジョンホ、パク・チュホ(元磐田など)、キム・スンデ、キム・ヨンウク、イ・ジェソン、FW:イ・ヨンジュ(長崎)、と言うメンバーでした。試合はワイドな展開と走力で圧倒しようとする韓国に対して、ショートパス中心の細かい繋ぎで崩そうとする日本、と言う感じで、球際の激しい競り合いが展開されます。日本は前半5分に野津田のスルーパスで矢島が抜け出したもののブロックされ、19分にはカウンターから鈴木が抜け出し大島に通しましたがシュートまで持ち込めません。33分には遠藤が強烈なミドルを放ったもののGKがキャッチ。43分には大島のパスをペナルティエリア内で受けた野津田がシュートしたものの、左足に持ち替えた分スペースがなくなりブロックされてしまいます。逆に韓国は12分にはキム・ヨンウクがヘディングシュートも枠外。20分にはキム・四浮くがダイビングヘッドで狙い、28分には植田が空振りしてイ・ヨンジュに決定的なシーンを作られましたが岩波がぎりぎりでクリアします。前半は韓国のサイド攻撃とクロスから何度も危ないシーンを作られながらもシュートの精度の悪さに助けられ、スコアレスでハーフタイムを迎えました。そして後半はその流れがますます強まり、押し込まれる展開が続きます。手倉森監督は野津田に代えて荒野を投入し、前線の起点を増やそうとします。しかしロングパスはことごとくカットされ、なかなかチャンスに結びつけることができません。そして41分、ペナルティエリア内での競り合いで大島がファウルをとられてPKを与え、チャン・ヒョンスに決められて先制点を許します。その後日本は植田を最前線に上げてパワープレーで攻めましたがゴール前に入り込むこともできず、そのまま敗戦となりました。
 2年後を目指してU-21代表でアジア大会に臨んだ日本に対して、オーバーエイジを含めたU-23代表で戦う韓国と言うことで、やはり力の差は明らかだったのではないかと思います。日本はパスとドリブルで振り回されても粘り強く対応し、それによってシュートミスを誘って終盤まで無失点で耐えたのは良かったのですが、攻撃面ではなかなか良さを出せませんでした。これはほとんどメンバーを替えずに連戦を戦ってきた疲労によって、チャンスに人数をかけることができなかった、と言う側面が大きかったと思うのですが、やはりアイディアとコンビネーションで相手を上回ることができなかった、と言うことではないかと思います。今回のU-21代表は良く戦ったと思いますが、その一方で明らかになった課題を解決して、次の戦いに臨んで欲しいものです。
<14.9.28> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第26節神戸戦は、後半26分に先制されたものの塩谷のゴールで追いついて、勝ち点1ずつを分け合いました。
 FWは寿人がリーグ戦では鹿島戦以来の先発。また5/14のセントラルコースト・マリナース戦以来の復帰となった浅野がトップ下で先発して、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水66分)
   浅野     森崎浩(→高萩74分)

       佐藤(→皆川74分)

SUB:増田、ファン、柴崎、山岸
 対する神戸は、GK:山本、DF:北本、増川、チョン(→石津90分)、MF:シンプリシオ、森岡、ペドロ・ジュニオール(→枝村67分)、相馬、高橋、小川(→橋本84分)、FW:マルキーニョス、と言うメンバーでした。前半は全体的に広島ペースで、守備ではしっかりとブロックを作って自陣にボールを入れさせず、高い位置でボールを奪って攻め込みます。5分にはスローインからの青山のクロスを寿人がダイレクトで打ちましたが目の前のDFに当たり、11分には柏がドリブル突破したもののクロスは相手に引っかかり、14分にはCKを水本が折り返して寿人が狙いましたがGK。15分には塩谷が遠目から狙って跳ね返りを柏が拾ったものの突破できず、16分には柏のクロスに寿人が飛んだもののわずかに届かずボールはそのまま枠を外れます。17分には浅野が抜け出してGKと1対1になりながらマイナスのパスを出してシュートできず。19分にはCKに水本が頭で合わせましたが高橋にクリアされます。神戸は時折精度の高いロングパスでチャンスを作り、10分にはシンプリシオのパスを森岡が落としてマルキーニョスがシュートしましたがキックミス。28分にはペドロ・ジュニオールに危険なシーンを作られ、こぼれを高橋に打たれましたが林が抑えます。また37分にも森岡からマルキーニョスのシュートしたものの枠を外れ、43分には相馬が抜け出してフリーでシュートしましたが林がスーパーセーブを見せます。広島は主に左サイドからチャンスを作り、38分には柏の突破からのパスに浅野が合わせましたが上に外し、44分には高い位置でボールを奪った青山が、寿人と浅野を使って抜け出しシュートしましたがこれも枠を捉えることができません。前半はどちらもチャンスを作ったもののGKの好セーブもあって、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半は最初にチャンスを作ったのは広島で、1分に青山のパスを寿人が落とし浅野がシュートしましたが枠外に外れます。しかしその後は徐々に流れが神戸に移り、6分にはペドロ・ジュニオールがシュートしたものの枠外。14分には相馬のヘッドはバーに当たって外れ、直後にはCKに増川が頭で合わせましたが枠外。19分には森岡のスルーパスで小川がフリーになりましたが、塩谷が戻って何とか林が抑えます。広島は12分の柏の突破からの森崎浩のシュート以降はなかなかシュートレンジにも入り込めず、苦しい時間が続きます。そして後半25分、枝村のスルーパスで抜け出した小川は何とかカバーしたもののこぼれ球がマルキーニョスの前へ。これを難なくゴールに蹴り込まれて、ついに先制点を許すことになりました。
 その後2枚替えで攻撃のテンポを上げようとする森保監督。そして33分には塩谷のパスから浅野がシュートしましたがブロックされます。逆に神戸はカウンターからチャンスを作りますが、広島はピンチになっても全力で戻って追加点を許しません。そして後半41分、青山のパスを受けた塩谷が高萩へ預けてそのまま前へ。高萩の裏へのパスでフリーになった塩谷がそのままゲットして、広島が同点に追いつきました。
 その後は両チームとも勝ち越し点を狙って激しく攻め合い、44分には浅野がクロスに頭を合わせましたが枠外。46分にはCKのこぼれを橋本に打たれましたが枠を外れ、47分には森岡が、清水がそれぞれシュートしましたがいずれもGKが抑えます。48分には清水のクロスのこぼれを青山がミドルシュート。強烈なドライブがかかったシュートは枠を捉えていたものの、神戸GKの山本が素晴らしい反応で弾き出して、両者とも勝ちきれずに終わりました。
 前半は広島、後半は神戸と試合の主導権を握るチームがくっきりと分かれた試合となりましたが、森保監督も語っているように「試合全体を通してみれば、やろうとしたことは出せていた」試合だったと思います。神戸にボールを回されても締めるべきところは締め、マイボールになった時にはしっかりと押し上げて攻撃していましたし、相手のカウンターになっても全力で戻って対応していました。失点シーンは小川の素晴らしい飛び出しとマルキーニョスの冷静さにやられましたが、ボールがこぼれたところが不運だった、とも言えます。むしろリードを許してからストッパーの攻撃参加から同点に追いつき、その後も可能性のある攻撃を見せることができました。特に塩谷の攻守にわたる奮闘はシーズンの序盤を思わせるもので、ようやく日本代表候補に選ばれた頃の好調さが戻ってきたように思います。
 そしてもちろん前半は良い守備と良い攻撃でビッグチャンスを何度も作りました。特にしばらく先発から外れていた寿人が前線の危険な場所に何度も顔を出し、怪我からの復帰初戦だった浅野が「あとは決めるだけ」と言うシーンを次々と作り出したことはポジティブな結果だったと言えます。数々のビッグチャンスに決めることができなかったこと、勝ちきれなかったことは残念でしたが、少なくともチームが右肩上がりになってきていることは間違いないと思います。来週末からはリーグ戦とナビスコカップ準々決勝の対柏3連戦が始まりますが、そこを勝ち抜くためにはメンバーを入れ替えながら、ネルシーニョ監督の「広島対策」の裏をかいて行くことも必要でしょう。今週1週間は前線のいろいろな組み合わせを練習して、柏との決戦に備えて欲しいと思います。

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