1/1〜1/10のSANFRECCE Diary


<15.1.10> サンフレッチェは昨日、京都のMF工藤浩平選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。ジェフ市原のジュニアユースとユースを経て2003年にトップ昇格した工藤は、オシム監督の指導を受けながらプロとしてのキャリアを積み重ねて3年目ぐらいからコンスタントに出場するようになり、2009年には日本代表にも選出されました。そして2011年には京都に移籍。怪我のため出遅れたものの翌年からは主にトップ下でプレーして、中心選手としてチームを引っ張ってきました。中国新聞によると織田強化部長は「足もとの技術は高く、広島のスタイルに合う。創造性のある選手でチャンスメークできる力がある。運動量も豊富」と評価。高萩と石原が抜けたポジションを、森崎浩や野津田、ドウグラスらと争うことになりそうです。
<15.1.10> サンフレッチェは昨日、パク・ヒョンジン選手の栃木SCへの期限付き移籍を発表しました。2013年に高麗大からサンフレッチェ入りしたパクは、正確な左足のキックを武器に1年目から17試合に出場し、7/6のFC東京戦では後半終了間際に直接FKを決めてチームを勝利に導くなど活躍しました。しかし昨年はACLこそ4試合に先発出場したもののリーグ戦での先発はわずか1試合。8月以降はベンチ入りもできず、天皇杯に出場しただけに終わりました。キックの正確さはあるものの、守備や戦術理解などで壁に当たった感のあるパク。栃木ではぜひその壁を乗り越えて、大きく成長して戻ってきて欲しいと思います。
<15.1.10> 中国新聞によると、昨日は柏と契約更改交渉行って500万円増の年俸3,000万円で3年契約の2年目に合意しました。またビョン・ジュンボンは年俸480万円で1年契約を結びました。これでサンフレッチェは退団が濃厚な高萩を除きレンタル中の5人(石川、パク、鮫島、キム、大谷。因みに岡本はレンタル移籍だったはずがいつの間にか完全移籍になっています)を含めた29人との契約を終えた、とのことです。
<15.1.9> 新聞報道によると、サンフレッチェの今季の開幕戦は甲府とのホームゲームで、第2節は松本とのアウェイゲームになるそうです。松本のホームは「長野県松本平広域公園総合球技場」(愛称はアルウィン)で、収容人員は公称20,000人。昨年の平均観客動員数は12,733人ですが、ホーム最終戦ではチケットが前売りで売り切れて18,500人近くを動員しています。広島戦は待望のJ1開幕戦と言うことで、満員になるのは間違いないところ。応援に行きたい方は、早めにチケットを抑えておいた方が良さそうです。
<15.1.9> サンフレッチェは昨日、石川大徳選手が大分トリニータに期限付き移籍する、と発表しました。石川は2013年のシーズン途中に仙台に期限付き移籍すると、リーグ戦5試合に先発出場するなどポジションをつかみかけました。そして昨シーズンも開幕からベンチ入りして第5節には先発出場しましたが、その試合中に左アキレス腱断裂で全治6ヶ月の大怪我を負ってしまいます。その後リハビリを頑張ったお陰で最終節の広島戦では久々のベンチ入りを果たしたものの出場機会はなく、そのまま仙台を退団することになりました。
<15.1.9> プレスリリースによると、今季のユースの監督にジュニアユースの沢田謙太郎監督が、コーチに岩成智和コーチが昇格することになりました。沢田監督は2003年の引退後にサンフレッチェのユースのコーチに就任し、森山監督とともに「2.5冠」を達成した史上最強のユースチームを育成。2006年からはトップチームのコーチを務め、2009年にジュニアユースの監督に就任しました。そして2010年にはクラセンU-15で3位、2013年にはJFAプレミアカップで3位、そして昨年はついにJFAプレミアカップ優勝を成し遂げ、クラセンU-15と高円宮杯U-15でも3位に入りました。昨年はクラセンもJユースカップも地域予選で敗退し、高円宮杯プレミアリーグも6位に終わるなど史上最悪の成績に終わったユースの立て直しにはうってつけの指導者だ、と言えるでしょう。なお後任のジュニアユースの監督には、FC東京や横浜FC、山形等でプレーし、2011年から広島でコーチを務めている迫井深也氏が就任することになりました。
<15.1.8> サンフレッチェは昨日、徳島からFWドウグラスをレンタルで獲得したと発表しました。中国新聞によると年俸は推定で3,000万円。2010年のシーズン途中に徳島入りしたドウグラスは、3年連続で4得点に終わっていましたが、その後小林監督の元で居残り練習を繰り返したことで成長し、一昨年は初めて2桁得点を挙げてJ1昇格に貢献しました。しかし初のJ1でのプレーとなった昨年は4試合の先発に留まり無得点。そしてシーズン途中から京都に移籍して、17試合に出場して5得点を挙げました。中国新聞によると織田強化部長は「チームのためにハードワークができ、ヘディングで得点を奪える」と期待を寄せていたとのこと。石原が務めていた1.5列目か、あるいはワントップのポジションを争うことになりそうです。
<15.1.7> 中国新聞によると、サンフレッチェは甲府のDF佐々木と京都のMF工藤の獲得に乗り出しているそうです。佐々木は神奈川大から2012年にプロ入りしてJ2で35試合、J1で67試合に出場。SBだけでなくボランチやストッパーもこなせる守備のマルチロールプレーヤーで、昨年は副キャプテンを務めました。一方工藤は千葉に在籍していた2009年に一度オファーしたものの断られていますが、その後2011年に京都に移籍。膝の怪我のため出遅れたものの、復帰後は攻撃の核としてチームを牽引してきました。2人とも実績は十分でプレースタイルも広島に合いそうなので、獲得できれば十分にファンと高萩の代わりが務まるのではないでしょうか。
<15.1.7> 中国新聞によると昨日佐藤寿人選手が契約更改交渉を行い、2年契約の2年目を200万円減の5,800万円でサインしました。複数年契約としては異例のダウン更改ですが、ゴール数に応じて増額する出来高付きということなので、例年並にゴールを決めればトータルで増額になる契約なのではないかと思われます。佐藤選手は石原、高萩と作ってきたコンビネーションを「特別」と語っていますが、ただ彼らの退団を「僕はピンチをチャンスだと思う」と悲観はしていないとのこと。新たな組み合わせで新しいコンビネーションが作れれば相手もすぐには対応できないはずで、昨年苦しめられた「広島対策」を打ち破ることもできるでしょう。「僕が若い選手から学ぶことも多い」という33歳のエースが新たな境地を確立できれば、チームの勝利も付いてくるに違いありません。
 なお昨日はミキッチも契約交渉を行い、現状維持の4,000万円で1年契約を結びました。
<15.1.6> サンフレッチェは昨日、ファン・ソッコ選手の鹿島への完全移籍を発表しました。韓国・大邱大から2012年に広島入りしたファンは、第3節の鹿島戦の途中出場でJリーグデビューを果たすとナビスコカップ川崎F戦で初めて先発出場。また続くリーグのG大阪戦でも先発フル出場するなど着実にプロとしてのステップを上がりました。またU-23韓国代表としてロンドン五輪に出場して銅メダル獲得に貢献。続いてフル代表にも選出されるなど、期待通りの活躍を見せました。しかし初めての代表合宿で怪我をしたのがケチのつき始めでその後は怪我が続き、翌年も代表合宿中に怪我をしてシーズン序盤を棒に振って森脇の移籍に伴うポジション獲得のチャンスを逃します。その後はサイドやストッパーなど空いたポジションで起用されることが多く、3年間でリーグ戦56試合、ナビスコカップ7試合、天皇杯3試合、ACL9試合、クラブW杯3試合に出場しましたが、ここぞと言うところでの怪我が響いてポジション獲得には至らず、今シーズンオフに移籍を志願していました。鹿島ではストッパーかSBのポジションを植田、昌子、西らと争うことになると思いますが、今年はACLもあるので試合出場の機会は多いはず。今度こそ怪我に気をつけてチャンスを逃さないようにして欲しいものです。
<15.1.6> ロシア遠征中のU-18代表は1/3に「第27回バレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメント」の一次リーグ初戦を戦い、アゼルバイジャンに0-1で敗れました。JFAのサイトによるとU-18代表のメンバーは、GK:小島、DF:藤谷(→野田76分)、庄司、中山、浦田、MF:三好(→小林69分)、坂井、佐々木、長沼(→久保田73分)、FW:杉森(→小川57分)、岸本。前半7分にミスからボールを奪われカウンターから失点。その後は攻め続けたもののなかなかゴールを割れず、そのまま敗れました。
<15.1.5> 今朝の中国新聞に、森保監督のインタビューが出ていますのでその概要を紹介します。まず2ステージ制となる今季の戦い方については、ステージ優勝を狙うのではなく「年間勝ち点1位を目指す」としています。また若手の起用については、「これまで十分に試し、チャンスもかなり与えた...今年は(試合で活躍できなければ)力を持っていないという評価をする」を述べています。そして世代交代が必要では、という問いに対しては「昨年は若手がもっといけると思ったが、主力のプレッシャーに萎縮した。でもそれがプロの世界。低いレベルで争ってもチーム力は上がらない。結局は自分でつかみ取らないといけない」と厳しく語っています。ポジションは与えられるものではなく奪うもの。厳しいポジション争いによって、選手とチーム全体の力を上げて行く。そしてそれによって1試合1試合を大事に戦って勝ち点を積み上げて、最後に頂点に立つ、というのが今年のテーマになりそうです。
<15.1.4> 中国新聞によると、森崎兄弟は昨日母校の矢野小で「初蹴り」を行いました。2人とも「休み過ぎると体作りが大変」と言うことで、オフは2週間で終えてランニングや体幹トレーニングを行っていたとのこと。ミニゲームでは奪取するなど軽快な動きが目立っていたそうです。今年の5月には34歳を迎える2人ですが、プレーの質を高めれば年齢に関係なく活躍できることは昨年の遠藤保仁選手が証明済み。右足首痛が治った森崎和、トップ下のポジション奪取に燃える森崎浩がフルシーズン戦えれば、抜けた選手の穴は十分に埋まるのではないでしょうか。
<15.1.4> 昨日毎年恒例の池袋西武の「トークショー」が行われ、佐藤寿人、千葉和彦、野津田岳人の3選手がファンとの交流を楽しみました。(池袋西武のHPに出てなかったので、今年は無いのかと思ってました。)昨年のサンフレッチェはゼロックススーパーカップ以外は一度も関東で勝てませんでしたが、佐藤選手は「今年は関東でもたくさん勝ってみんなと一緒に喜びを分かち合えるよう、笑顔が見られるよう頑張ります!!」とブログで語っているので、昨年以上に応援したいと思います。
<15.1.4> 昨日行われた高校選手権3回戦で、立正大淞南は2-0で尚志を下しましたが、米子北は星稜に1-2で競り負け準々決勝進出を逃しました。サッカーキングの記事によると立正大淞南 の先制点を奪った右SBの平田選手は、中学時代は元サンフレッチェの柳本啓成氏が代表を務めるクラブでプレーしていたとのこと。ハードワークと手堅い位置取りで手堅く守るとともに、良いタイミングのオーバーラップで勝利に貢献しました。一方の米子北ですが、スポナビの記事によると昨夏のインターハイで大敗した相手に対してモティベーションが高かったそうで、先制点を奪われながらも粘り強く戦って一度は同点に追いつきました。そして最後はテクニカルなゴールで勝ち越し点を許したものの、星稜の選手たちは米子北の戦いぶりを絶賛していたとのことです。
<15.1.3> 年末に開幕した「第93回全国高校サッカー選手権大会」は昨日2回戦を行い、島根県代表の立正大淞南と鳥取県代表の米子北は3回戦に進出しました。一方山口県代表の高川学園は2回戦で、広島県代表の広島皆実と岡山県代表の作陽は1回戦で敗退しました。ここまでの中国地域の代表チームの戦績は次の通り。
【1回戦】
作陽    3-3 流通経済大柏(千葉)
     (PK7-8)
広島皆実  0-2 尚志(福島)
高川学園  2-1 都市大塩尻(長野)
米子北   1-0 昌平(埼玉)

【2回戦】
立正大淞南 2-1 丸岡(福井)
高川学園  2-3 日大藤沢(神奈川)
米子北   2-1 中京大中京(愛知)
 今日行われる3回戦で、立正大湘南は尚志(福島)と、米子北は星稜(石川)と対戦します。
<15.1.2> 年末に発表されたJ's GOALの「第3回 輝く!Jリーグマスコット大賞」で、サンチェくんが栄えある「マスコット大賞」に選ばれました。一昨年の「マスコット総選挙」では32位だったサンチェくんは昨年の頑張りが功を奏して2位に躍進。その後イベントやテレビ出演が激増したことが評価されて、今回の受賞となりました。「多忙な地元メディアの皆さんを呼びつけ、要望もないのに勝手に受賞会見を開いた」結果はここに掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
<15.1.1> 明けましておめでとうございます。今年もサンフレッチェ広島とSANFRECCE Diaryをよろしくお願いします。
 3連覇に挑んだ昨シーズンは、結局賞金圏を確保することもできずに8位に終わりました。またACLはラウンド16進出、ナビスコカップは決勝進出を果たしたものの、どちらももう少しのところで敗退。結果的には悔しさばかりが残るシーズンだったように思います。そしてシーズン終了後には石原の移籍に続いて高萩までが退団する、と言う報道があり、新シーズンに向けて不安に思っているファン・サポーターも多いのではないでしょうか。
 ただ、サンフレッチェのチームとしての流れを考えると、今がちょうど端境期。連覇を達成した主力の多くが30歳を越え、世代交代が緊急課題となっています。昨シーズンは川崎F戦のように「やはりまだまだ若手よりベテラン」と思わせるような試合もありましたが、その一方で皆川や宮原らの活躍によってチームが救われたこともありました。またリーグとACLの連戦の時には、多くの若手選手が経験を積むことができました。クラブは退団で空いたポジションを外国人選手で埋めることを考えているようですが、若手選手たちにはポジション争いで負けないで欲しい。皆川、野津田、浅野、宮原、川辺、増田、茶島、丸谷。またその他の選手も含めて2人でも3人でも若手が実力でポジションを奪い取って、サンフレッチェの新しい時代を作って欲しいと思います。
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