10/25〜10/31のSANFRECCE Diary


<15.10.30> U-22代表候補は昨日キャンプの打ち上げとなる鳥栖との練習試合を行い、7-0で快勝しました。先発メンバーは、GK:櫛引(→中村HT)、DF:室屋(→中野62分)、岩波、奈良、亀川(→山中34分→秋野65分)、MF:関根(→前田34分→野津田62分)、大島(→喜田HT→中谷77分)、原川(→川辺HT→三竿77分)、矢島(→中島34分→為田70分)、FW:荒野(→鎌田56分)、金森(→浅野34分)。ゲキサカの記事によると先制点は前半15分で、CKから奈良がヘディングでゴール。24分にもCKから奈良が決めてリードを広げました。そして前半45分には中島がPKを決めると、アディショナルタイムには浅野が相手からボールを奪い、独走から鮮やかなゴールを決めて4点リードで前半を折り返しました。後半もU-22代表がペースを握るものの追加点を奪えないまま進んだそうですが、後半21分に野津田が振り向きざまに無回転ミドルシュートを突き刺して5点目を奪うと、後半40分には相手バックパスをカットした浅野がGKまでかわしてゲット。更に後半45分にはこぼれ球を鎌田が決めてダメを押しました。
 ゲキサカの別の記事によると野津田のゴールは「度肝抜くスーパーゴール」だったそうで、ゴールまで35mの地点で左足を振り抜いてGKの頭上を越えて急激に落下してネットに突き刺さった、とのこと。手倉森監督が「大砲」と評した強烈なシュートは、リオ五輪アジア最終予選でも不可欠な武器になるに違いありません。またこちらの記事によると磐田にレンタル中の川辺は約30分間の出場ながら、テンポの良いボール回しで持ち味を見せたそうです。この年代では2度目の代表招集ですが、本番に向けて良いアピールになったのではないでしょうか。そして2日前の福岡大との練習試合を回避した浅野(ゲキサカの記事)は、相手のボールを奪って独走からのゴール、と言うパターンで2点をゲットしこちらも持ち味を見せています。この年代では昨年12月のバングラデシュ戦以来のゴールだったそうで、これで気持ちも楽になったはず。五輪最終予選では、切り札として活躍してくれそうです。
<15.10.29> サンフレッチェは昨日、チャンピオンシップのホームゲームチケットの席種と価格を発表しました。それによると価格は前売り・当日ともに同じで、SS指定席は8,000円、SA指定席は6,000円、バックスタンド自由シートは大人4,000円、小中高生2,000円、ゴール裏はホーム・アウェイとも大人が3,000円、小中高生が1,000円、セブンイレブンフィールドシートが7,000円、車椅子が大人3,000円、小中高生1,000円と、それぞれリーグ戦よりも高めの設定になっています。またこの試合はJ1リーグ戦とは異なる大会として開催されるため、チケットの会員割引は無くシーズンパス、ユーティリティプラン引換券、サンフレッチェクラブ入場引換券等はお使いになれませんのでご注意下さい。
 ホームゲームチケットの販売は、シーズンパス購入者とサンフレッチェクラブ会員は11/11(水)〜11/16(月)に先行受付(抽選)を行いますが、一般販売は1回戦と準決勝は試合の2日前から、決勝は11/29(日)からとなっています。席種によっては先行受付で完売して一般販売には回らない可能性もありますので、応援に行きたい方はぜひ(サンフレッチェクラブに入会して)先行受付にお申し込み下さい。
<15.10.28> 11/22(日)開催の2nd stage第17節湘南戦の入場引換券の事前引き換えの申し込みが増えているそうで、券種によっては予定枚数を超えたものも出ているようです。10/22のプレスリリースによると、SA指定席への引き換えに関してはホーム側は既に品切れで、アウェイ側しか残っていないとのこと。他の券種については試合会場での引き換えも実施予定だとのことですが、3年前の優勝が懸かったホーム最終戦では数日前には指定席は全て無くなり、バックスタンド自由シートも残りわずかになっていたので同じことになるかも知れません。3年前はサンフレッチェ事務所だけで引き換え可能でしたが今回は郵送でも受け付けるとのことなので、遠くにお住まいの方は早めに(〆切は11/17)手続きをした方が良さそうです。
 なお湘南戦は前売り券の売れ行きも好調で、車いす席と「セブンイレブンフィールドシート」及びSS指定席は完売したとのこと。またSA指定席のホーム側も残席はなく、指定席で残っているのはSA指定席アウェイ側だけとなっています。他の席も売り切れる可能性がありますので、前売り券の購入もお早めにどうぞ。
<15.10.27> Jリーグの「公認ファンサイト」として運営され、今年の1月31日に惜しまれつつ閉鎖されたJ's GOALが昨日からリニューアルして再開しました。「サポーター目線」「スピード」「豊富なコンテンツ」の3カ条を掲げ、サポーター目線の幅広い情報集積力を誇っていたJ's GOALは、スタジアムグルメやクラブマスコットを取り上げて人気を博すなどJリーグを側面から支える役割を果たしてきました。それが今年からJリーグのサイトと統合された理由は「公式サイトとファンサイトとでコンテンツが寄ってきた結果として、ユーザーの重複がかなり顕著になってきた」からだそうですが、しかし結局は統合されたjleague.jpで同じようなコンテンツが用意されるわけではなく、むしろJ's GOALの廃止によってJリーグ全体の情報量が減ったような気さえしていました。今回のJ's GOALの「Re:Start」は来年からの正式再開に向けてのβ版だそうですが、早速「担当ライターが10月時点で選ぶ『今年の漢字』」が始まるなどJ's GOALらしいところを見せています。個人的には各クラブ担当ライターによる試合のプレビュー&レビューが無くなったのが一番残念だったので、ぜひそれも復活させて欲しいものです。
<15.10.26> 土曜日に行われたJユースカップ3回戦で、サンフレッチェユースは名古屋U18に0-2で敗れてベスト8進出を逃しました。
<15.10.25> 昨日アウェイで行われた2nd stage第15節甲府戦は清水の2得点に絡む活躍で快勝し、年間2位以上が確定しチャンピオンシップの出場権を確保しました。
 先発は前節までと同じで皆川を控えに入れて、以下のメンバーで戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水
(→佐々木80分)
   ドウグラス   柴崎
   (→皆川86分)
       佐藤(→浅野64分)

SUB:増田、丸谷、山岸、野津田
 対する甲府は、GK:河田、DF:土屋(→伊東64分)、山本、津田(→橋爪71分)、MF:松橋、新井、マルキーニョス・パラナ、阿部翔、FW:稲垣(→下田HT)、阿部拓、バレー、と言うメンバーでした。引き分け以上でJ1残留が決まると言うことで、甲府は立ち上がりから守備に重心に置いてカウンターを狙います。対する広島は、落ち着いてパスを回しながら様子を窺います。そして前半15分、千葉からのロングパスが前線に送られると駆け上がった清水がダイレクトでクロス。これをドウグラスが中央やや遠目からボレーで叩き込んで、幸先良く先制点を奪いました。
 その後もペースは広島。23分にはミキッチからのパスを受けた塩谷がペナルティエリア内からシュートを放ちましたが枠を外れ、25分にはミキッチが寿人を狙ってクロスを送りましたがDFにクリアされます。そして30分、ミキッチのクロスを逆サイドで清水が拾って中央へクロス。これは弾かれたものの、こぼれを清水が右足で狙うとDFの間を縫ってゴールに飛び込み、リードを2点に広げました。
 守ってばかりいられなくなった甲府は、この後はバレーを使って反撃を試みます。前半32分にはバレーの強烈なミドル。後半1分には阿部翔のパスをバレーがバイシクルで狙いましたが、林が正面で処理します。2点をリードした広島は決して無理することなく、後ろにブロックを作って甲府の攻撃を跳ね返します。後半29分には右からの下田のパスを受けたバレーが決定的なシュートを放ちましたが枠を外れて助かります。広島も38分に浅野がカウンターからシュートを放ちましたが、枠を捉えることができません。終盤は甲府が攻めを試みたものの広島守備陣は落ち着いて対応して、そのまま逃げ切り年間勝点を68に伸ばしました。
 堅守を誇る甲府が相手、と言うことで厳しい戦いが予想されたこの試合。実際に90分を通してみればシュート数は広島:甲府=7:6で、決定機もそれほど多くはなくどちらかと言えば退屈な試合だったかも知れません。しかしそのような状況を一変させたのは、スーパープレーの連発でした。特に広島の先制点のシーンは鳥肌もので、千葉のロングフィード、清水のダイレクトの折り返し、そしてドウグラスのボレーシュートと、どれを取っても超一級品のプレーだったと思います。ただでさえ守備側にとってはダイレクトプレーは守りにくいものですが、これほど強烈なプレーが連続すれば守るのは不可能、とも言って良いでしょう。3人の技術の高さももちろんですが、3人が同じイメージを共有していたからこそ得点に結びついたわけで、チームとしての練習の賜物だったと言えるのではないでしょうか。また2点目も塩谷を起点にミキッチが突破したところがスタートで、クロスは寿人には合わなかったものの、逆サイドに詰めていた清水がクロスの跳ね返りにすぐに反応したからこそ得られた得点でした。2年前にはレギュラーとして優勝を経験しながらその後は控えに回ることが多かった清水がここに来てチームを勝利に導くことができたと言うことは、チームが全体として良い準備ができていたことの表れでもあります。前節の山岸に続く清水の活躍は、チームを優勝に向けて再加速させる効果があると思います。
 ところでこの試合の結果サンフレッチェは年間順位2位以上が確定し、チャンピオンシップの出場権を獲得しました。また来季のACLも、少なくともプレーオフからは出場できることが内定しました。従ってチームとしての目標の一つをクリアしたことになりますが、しかしモバイルサイトによると誰もそれで満足している選手はいないとのこと。まずは(実質的には)残り1勝となったセカンドステージ優勝を勝ち取ること。また年間首位を確保して、ホーム&アウェイで行われるチャンピオンシップ決勝の出場権を取ることも重要です。そしてもちろんその上で、チャンピオンシップで優勝してJ1王者のタイトルを取るとともに、クラブワールドカップの出場権も獲得しなければなりません。そのためには、まずは次節のG大阪戦、そして最終節の湘南戦に勝つことです。来週末はナビスコカップ決勝が予定されているためJ1リーグ戦はお休みとなりますが、その間に改めて戦力整備を行って、その後の戦いに備えて欲しいと思います。

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日刊スポーツ スコア速報 戦評 寿人
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