10/4〜10/10のSANFRECCE Diary


<15.10.10> Jリーグは一昨日「月間MVP」の9月度の候補選手を発表し、西川(浦和)、大久保(川崎F)とともに浅野がノミネートされました。西川と大久保はいずれも受賞経験がありますが、浅野が受賞すればもちろん初めて。決定は14日に発表されます。
 一方スカパーが選出する9月度の「月間ベストゴール」には9ゴールがノミネートされていますが、その中に浅野のゴールが2つ入っています。1つ目は第10節山形戦の後半34分の得点で、70mを独走して決めたゴール。もう一つは第12節清水戦の後半30分の得点で、林からのパス1本でDFラインの裏に抜け出してGKとDF2人をかわして決めたゴールです。浅野は4月度の月間ベストゴールにもノミネートされたものの選ばれなかっただけに、初選出に期待したいと思います。
<15.10.9> 昨日行われたW杯アジア2次予選のシリア戦は、本田、岡崎、宇佐美のゴールで3-0で勝ってグループ首位に立ちました。日本代表のメンバーは、GK:西川、DF:酒井高、吉田、槙野、長友、MF:山口、長谷部、香川(→清武79分)、FW:本田、原口(→宇佐美66分)、岡崎(→武藤85分)。立ち上がりはシリアの速い寄せを警戒してか引き気味の布陣で、ロングボールで相手を押し下げようとします。ただセカンドボールを拾われることが多く、また前線でのパスが合わずになかなかリズムをつかめません。前半27分には原口のシュートのこぼれを本田が打ちましたが枠外。逆に35分には原口のパスミスを奪われ、カウンターからシュートを打たれますが枠外に外れて助かります。40分にはCKから吉田が頭で狙いましたがしっかり当たらずにこれも枠外。41分には右サイドからのクロスの折り返しから決定的なシーンを作られますが、これも枠を外れます。前半は日本がボールを支配する時間が長かったものの、内容的には一進一退でハーフタイムを迎えました。
 後半は5分に意表を突くミドルシュートを打たれましたが、しかしペースは日本。7分には香川のCKに本田が頭で合わせるなど相手ゴールに迫ります。そして後半9分、長谷部のロングパスで抜け出した岡崎が倒されて得たPKを本田が慎重に沈めて先制点を奪いました。その後はシリアの足が止まったこともあって日本が中盤を支配し、何度も良い形を作ります。そして後半25分には左サイドを突破した香川のラストパスを岡崎が決めて追加点。更に後半43分にはDFラインの裏に抜け出した本田のマイナスのパスを、宇佐美が落ち着いて決めてダメを押しました。
 2次予選突破のためには最も重要な試合になると言うことで、前半の日本代表は慎重過ぎるぐらい慎重だったように思います。その結果チャンスはあまり作れませんでしたが、逆に相手にも良い形を作らせず後半勝負に持ち込みました。そして後半は思惑通り完全な日本のペース。足が止まったシリアの隙を突いて、着々と得点を重ねました。試合全体で相手を圧倒できた、と言うわけではなかったものの、まずは予選突破に必要な勝利を挙げたということが何よりの結果だったと言えるでしょう。これでハリルホジッチ監督と日本代表のプレッシャーも軽減されたはず。次のイラン戦では新戦力の発掘や、あるいはもっと良い内容に期待できるのではないでしょうか。
<15.10.8> オフィシャルサイトによると、11/7(土)に予定されている第16節G大阪戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。ツアーは「新幹線利用」と「バス利用」の2種類。「新幹線利用」は試合当日の7時52分広島発、8時16分福山発ののぞみ118号で大阪に向かい、6時25分新大阪発ののぞみ117号で戻ってくる、と言うスケジュールとなっています。料金は広島発が大人19,900円、中学生18,300円、小学生11,100円、福山発が大人17,900円、中学生16,300円、小学生10,100円。いずれもAアウェイ席の入場券付です。またサンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員はそれぞれ500円引きとなります。一方「バス利用」は当日朝の6時15分に広島ヘリポート、6時45分に広島駅新幹線口に集合し、小谷SAと福山SAを経由して万博記念競技場へ。広島に戻ってくるのは8時半過ぎになる予定です。こちらの料金は入場券付きで大人16,800円、小中学生14,700円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員はそれぞれ1,000円引きです。いずれも申し込みは10/28(水)までで、定員になり次第〆切となりますので希望される方はお早めにどうぞ。
 なおこの試合はG大阪がACL決勝に進出した場合には第16節は10/28(水)に変更されるとのことなので、ツアーは中止になるとのこと。ACLの準決勝2nd legは10/21(水)です。
<15.10.7> 来週水曜日に行われる天皇杯3回戦熊本戦の詳細が発表になっています。広島県サッカー協会のサイトによると、会場はエディオンスタジアム広島で午後7時キックオフ。指定席はメインスタンド中央のS席(前売3,600円、当日4,600円)とゾーン指定のSA席(前売2,600円、当日3,600円)で、他は自由席(前売一般1,600円、当日2,100円など)となっています。自由席は「ベンチ左側」と「ベンチ右側」に分かれていますが、バックスタンドは広島側ゴール裏と同じ「ベンチ左側」となっていますのでご注意下さい。前売り券の販売は、広島県サッカー協会、V-POINT、サッカーショップKAMO広島パルコ店とコンビニで。またインターネットでもチケットJFAなどで購入できます。また車いす観戦や団体観戦をご希望の方は、専用申し込み用紙をFAXで送って下さい。
<15.10.6> 日刊スポーツの記事によると、来シーズンのJ3にG大阪、C大阪、FC東京、鳥栖のセカンドチームが参戦することが分かったそうです。J2に参入するための年間予算は最低でも5,000万円だそうですが、若手に試合経験を積ませるために、4クラブは赤字覚悟で参加することになります。
 因みにサンフレッチェがJ3に参加する可能性については、今年1/17に行われた「第13回サポータズ・カンファレンス」で小谷野社長(当時)が「現状考えていません」と述べています。「真面目にセカンドチームを作る」ことになると5,000万円では済まず1億円ぐらいコストがかかるそうで、サンフレッチェとしてはトップチームと育成組織の充実に資源投入したい、とのこと。とにかく今年はまずは来季のACL出場権を獲得して、今年育てた「2チーム分作れるぐらい」の戦力でリーグ戦とともに勝ち抜きたいものです。
<15.10.5> 昨日大阪学院大学との練習試合を行い、3-0で勝ちました。得点は前半1分に野津田、後半12分に皆川、28分に佐々木でした。
<15.10.4> 昨日ホームに18,810人を迎えて行われた2nd stage第13節FC東京戦は、不運な失点&ジャッジに泣いて0-1で敗れました。
 怪我の柏に代わって左サイドには清水が入り、また久しぶりに山岸と宮原がベンチ入りして以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ          清水
(→山岸71分)
   ドウグラス   柴崎(→野津田83分)

       佐藤(→浅野62分)

SUB:増田、佐々木、宮原、丸谷
 対する東京は、GK:アブラモフ、DF:徳永、森重、丸山、太田、MF:高橋、米本、橋本(→吉本90分)、FW:河野(→羽生78分)、前田、東(→中島83分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは東京でしたが、その後は自陣にブロックを作る相手に対して広島が攻撃の主導権を握ります。2分には青山のロングパスから寿人が打ちましたが枠外。9分には柴崎が低く蹴ったCKに走り込んだ清水がダイレクトで打ちましたが惜しくもDFに当たります。13分にはミキッチのクロスに柴崎が合わせましたが、これも枠を捉えることができません。逆に東京も遠目からでも積極的に打ってきて、17分には河野のシュートを林が横っ飛びでキャッチ。24分には左サイドのパス交換から橋本に危ないシュートを打たれましたが、枠を外れて助かります。また30分にも東がミドルで狙ってきましたが林ががっちりと胸でキャッチします。コンパクトなブロックを作って隙を見せない東京に対して広島はパスを回してゴール前に入り込み、34分には青山のクサビのパスを受けた寿人が反転シュートしましたがヒットせずGK。36分にはミキッチのパスを柴崎がダイレクトで狙いましたがこれも枠外に外れます。前半は全体的に広島がボールを支配して何度もチャンスを作ったものの、シュートが枠を外れたり弱かったりで東京ゴールを脅かすことができず、逆に東京は数は少ないながら決定的なシュートを放つ、と言う感じでハーフタイムを迎えました。
 後半の立ち上がりはパスミスからピンチを招き、1分には前田のヘディングが広島ゴールを襲いましたがポストに救われます。広島は2分にカウンターからドウグラスがシュートしましたが枠外。8分にはCKから森崎和のクロスにドウグラスが合わせましたがこれも枠外に外れます。続いて13分には清水が右足で打ったが力んだか大きく外れてしまいます。16分には太田のCKに森重がフリーで合わせましたが枠外。18分には東が反転してシュートしましたが外れます。そして後半24分、東京の左からのクロスを前田が落とすと橋本がシュート。これが前にいた河野の膝に当たって林の逆を突いてファーサイドのネットに飛び込み、ついに先制点を許してしまいました。
 ミキッチが痛んで山岸が左サイド、清水が右サイドに入った広島は、その後もこれまで以上に攻め込みます。30分には柴崎のCKから波状攻撃を仕掛けましたがクリアされ、32分の青山のミドルはわずかに外。36分のドウグラスのFKは壁に弾かれます。そして後半38分、山岸のクロスをドウグラスがDFと競り合いながらヘディング。GKが弾いたところに清水が走り込んで押し込んだものの、ドウグラスのファウルを取られて得点は取り消されます。続いて41分には塩谷の強烈なミドルをGKが弾き、これを浅野がシュートしましたがサイドネット。45分の野津田のCKは誰にも合わずにゴールラインを割ります。広島は最後まで攻め続けたもののどうしても得点を奪えず、痛い星を落とすことになりました。
 この試合のポイントは、後半24分のFC東京の得点シーンと38分の広島のゴールを取り消されたシーンだった、と思います。後半24分は前田の落としから橋本のシュートを許したのはまずかった、とは思います。しかし橋本のシュートが河野の方向に飛び、これが膝に当たって林がいない方向に行ってしまったのはほぼ偶然。FC東京にとっては幸運の、広島にとっては悲運のゴールだったと言わざるを得ないでしょう。それに対して38分のシーンは運の一言では片づけられないように思います。ビデオで見ると確かにドウグラスと競り合った太田?は倒れていますが、しかし別にドウグラスが押したとか手を使ったとか言うわけではなく、むしろ山岸のクロスにタイミングを合わせられなかった太田が、踏ん張らずに倒れ込みながら足でクリアしようとした、と言うだけだったように見えます。ドウグラスにしてみれば相手の足が出てきているのにも関わらず頭で競りに行った勇気あるプレーだったわけで、あれでファウルを取られたのではたまらない、と言う感じだったのではないでしょうか。これまでほとんど出場機会がなかった山岸にしても、ベンチに控えながらチャンスを待っていた清水にしても、ここぞと言うところで見せたビッグプレーだったわけで本当に悔しいジャッジだったと言えます。サッカーにおいてジャッジの運・不運は平均すればどちらも同じようにやって来るものではありますが、このような大事な試合で2つも不運に見舞われて敗戦となってしまったのは、本当に言葉もありません。
 今節は浦和が引き分けて鹿島が勝ったものの、年間順位もステージ順位も前節のままとなりました。この結果がどのように今後に影響するかは神のみぞ知る、という感じなのですが、ただ優勝争いはまさにここから。2年前に勝点5差を最後の2試合で逆転して優勝したことを考えれば、これからの4試合がこれまで以上に重要だと言えるでしょう。優勝のためには過去は振り返らず、次の1試合に集中することだけ。次節まで2週間空きますが、次こそはしっかりとホームゲームをものにして欲しいと思います。

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