12/20〜12/26のSANFRECCE Diary


<15.12.26> 中国新聞によると、今月7試合目となる過密日程に考慮して皆川、ドウグラス、茶島を前線に並べる可能性が高い、とのこと。いつものように途中交代の選手も含めた総力戦で、FC東京を打ち破って欲しいと思います。
 今日の試合会場は長崎県立総合運動公園陸上競技場で、午後3時キックオフ。SS席メインと自由席ベンチ右側(広島側)以外は当日券も販売される予定です。テレビは生放送はなく録画のみで、NHK-BS1は今日の午後8時から、スカパー!は明日の朝10時からch581とCS801での放送が予定されています。従ってブログでの速報はありませんので、スタジアムに行けない方はモバイルサイトの速報などをどうぞ。
<15.12.26> サンフレッチェは昨日、来季のシーズン開幕前スケジュールを発表しました。それによるとトレーニング開始は今年よりも1週間早い1/19。それに先立って前日に「サンフレッチェ広島を励ます会」を、また当日午前中に清神社での必勝祈願を行います。また霧島市国分運動公園での一次キャンプは1/25〜2/7、宮崎シーガイアで行う二次キャンプは2/10〜2/18で例年よりも数日早い日程となっています。いつもよりも前倒しされたJリーグ開幕に向けて、急ピッチでチーム作りを進めることになりそうです。
<15.12.25> 明日は天皇杯準々決勝。サンフレッチェは長崎でFC東京と対戦します。
 1st stageは2位でフィニッシュしたFC東京は、2nd stageも上位をキープして年間順位3位で最終節を迎えました。しかし「勝てばチャンピオンシップ進出」と言う試合に引き分け、4位に終わっています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
13A ○ 1-0 広島  【東】河野
14H ● 1-2 湘南  【東】東、【湘】古林、菊池
15H ● 3-4 浦和  【東】東、高橋2、【浦】柏木、武藤、関根、槙野
16A ○ 1-0 柏   【東】森重
天4 ○ 2-0 水戸  【東】前田、橋本
17H △ 0-0 鳥栖
 堅守をベースに結果を優先したサッカーを構築してきたフィッカデンティ監督でしたが、最も重要な「結果」が残せなかったと言うことで退任が決まり、城福監督の復帰が内定。また駒野(磐田)や阿部(甲府)の獲得が確実視されるなど来季に向けて着実にチーム作りを進めているFC東京。チャンピオンシップに出場できなかった無念を取り返すため、明日は残された唯一のタイトルを狙って十分な「広島対策」を練って長崎に乗り込むに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、昨日から練習を再開して充実した練習を見せたとのこと。チャンピオンシップからクラブワールドカップを戦ってきた疲れの蓄積が気になるところですが、怪我や体調不良がなければ現状のベストメンバーで戦うものと思われます。と言うことで、先発予想は次の通り。

        林

    塩谷 千葉 佐々木

     青山 森崎和

ミキッチ          清水

  ドウグラス    茶島

       佐藤

SUB:増田、水本、丸谷、宮原、柏、浅野、皆川

 11/22から1ヶ月以上試合がなかったFC東京に対して12月は7試合目の広島、と言うことでコンディションには大きな差がありますが、試合勘や勢いの点ではこちらが有利なはず。明日もこれまでと同様にチーム一丸となって、次のタイトル獲得に向けて戦い抜いて欲しいと思います。
<15.12.25> 中国新聞によると昨日佐藤寿人選手が契約更改交渉を行い、現状維持の推定5,800万円プラス出来高で1年契約を結びました。
<15.12.24> 昨日、サンフレッチェの優勝パレードと報告会が行われました。サンフレッチェの選手とスタッフはまず平和記念公園を訪れて献花。その後オープンカーとオープンバスに分乗して、平和大通を30分かけてパレードしました。そして旧広島市民球場跡地に移動して報告会を行い、森保監督は「ここで喜びを分かち合えて嬉しい」と挨拶しました。また千葉選手会長は「きょうは、雨の中、この市民球場跡地、いや、新スタジアム建設予定地にお越しいただき誠にありがとうございます!」と宣言し、会場はおおいに盛り上がったそうです。パレードには約5万人が、また優勝報告会には約15,000人が集まったとのこと。2013年のパレードでは82,000人が参加したらしいのでそれよりは少なかったことになりますが、雨の中で行われたことを考えればまずまずの集まり具合だったのではないでしょうか?
<15.12.24> 中国新聞によると、サンフレッチェの契約更改交渉が一昨日から始まったそうです。例年だと12月の第2週ぐらいから行われるそうですが、今季はチャンピオンシップとクラブワールドカップがあったため約2週間遅れ。一昨日は足立強化部長が皆川、柴崎と面談したそうですが、今週末から天皇杯があることもあって「交渉日程をいつ取れるか分からない」(足立強化部長)なのだそうです。代理人交渉が主流のJリーグですが、サンフレッチェの場合は選手本人と強化部長が一度は顔を合わせるのが原則なので、契約更改が終了するのは年明けになる可能性もあるとのこと。ドウグラスの契約延長交渉も含めて、来季の戦力が固まるのは1月に入ってからになりそうです。
<15.12.23> Jリーグは昨日、来季のチャンピオンシップの大会方式と試合方式の一部変更を発表しました。それによると全体的に年間勝点の多いチームを優位にすると言うもので、例えば1回戦と準決勝では90分で引き分けの場合は年間勝点上位チームが勝者に、決勝では2試合通算で勝敗・得失点差・アウェイゴール数が同じ場合に年間勝点1位チームを勝者になります。またステージ優勝によるチャンピオンシップのシード順も低くなり、年間勝点2位と3位が上位になる、と言うことになりました。もしこのルールが今年適用されていれば準決勝は浦和の勝ち抜きになっていたわけで、多少の改善にはなります。ただ、年間でいくら勝点を稼いでも決勝で負ければ何のタイトルも無い、と言うのは今年と同じ。また2位か3位になれば、年間首位またはステージ優勝の争いに絡まなくてもチャンピオンになれる、と言うルールも一緒なので、今年広島が感じたような不合理感は残ることになります。今年チャンピオンシップを行ったためにポストシーズンが盛り上がったこと、特に11年ぶりにゴールデンタイムに地上波で放送され、関東では1st legは7.6%、2nd legは10.4%(広島では30%超!)を取ったことは評価すべきですし、チャンピオンシップの観客が満員だったことなどによる経営への効果も大きかったと思いますが、しかし年間を通して34試合も戦った結果がチャンピオンシップのシード権だけ、と言うのはいささか寂しいところ。やはり勝点が一番多かったチームをチャンピオンと認めた上で、別の大会として「チャンピオンシップ」を開催する、等の仕掛けにすべきなのではないでしょうか?
<15.12.22> 昨日「2015Jリーグアウォーズ」が行われ、最優秀選手賞に青山敏弘選手が選ばれました。また最優秀ゴール賞にも2nd stage第3節浦和戦の青山選手のダイレクトボレーが選ばれました。その他のサンフレッチェ関係の受賞者は次の通り。
【ベストイレブン】
[GK]西川周作(浦和)
[DF]森重真人、太田宏介(FC東京)、槙野智章(浦和)、塩谷司(広島)
[MF]金崎夢生(鹿島)、遠藤保仁(G大阪)、青山敏弘(広島)
[FW]大久保嘉人(川崎F)、宇佐美貴史(G大阪)、ドウグラス(広島)

【ベストヤングプレーヤー賞】
浅野拓磨(広島)

【フェアプレー賞高円宮杯】
サンフレッチェ広島(4年連続5回目)

【最優秀監督賞】
森保一(広島)

【功労選手賞】
藤本主税(福岡→広島→名古屋→神戸→大宮→熊本)

<15.12.22> プレスリリースによると、ユースの長沼洋一選手の来季のトップ昇格が決まりました。甲府市からサンフレッチェユース入りした長沼は2年生の時からレギュラーを取って、ユースの主力として戦ってきました。また年代別代表にはU-17代表から選ばれて、11月に行われたイングランド遠征にも参加するなどこの年代を代表する選手の一人だと言えます。同期でU-18代表のチームメイトでもある森島と切磋琢磨して、一日も早く戦力になって欲しいと思います。
<15.12.21> 昨日横浜で行われた「FIFAクラブワールドカップジャパン2015」で、サンフレッチェは逆転で広州恒大を下してJリーグ勢としては過去最高に並ぶ3位でフィニッシュしました。
 寿人、ミキッチ、浅野、丸谷、水本が先発に復帰。また宮原が今大会初先発して、次の布陣で戦いました。

        林

    宮原 塩谷 水本

     青山  丸谷

ミキッチ          清水(→佐々木87分)
(→柏67分)
   浅野      茶島

       佐藤(→ドウグラス58分)

SUB:増田、廣永、高橋、山岸、森崎和、皆川

 対する広州恒大は、GK:李帥、DF:梅方、張琳梵、金英権、李学鵬、MF:パウリーニョ、 鄭智、黄博文(→于漢超86分)、FW:エウケソン(→鄭龍HT)、グラル(→劉健81分)、告林、と言うメンバーでした。大きくメンバーが替わったためやや戸惑い気味だった広島に対して、広州は立ち上がりから激しく攻め込みます。そして2分、CKからのエウケソンのシュートは林がフィスティングしたものの小さく、告林のシュートをパウリーニョが軌道を変えて先制点を奪われてしまいました。
 この後もしばらくは広州のペースで、4分にはカウンターから危ないシーンを作られ、7分には波状攻撃を受けましたが何とか凌ぎます。サンフはその後押し返して、9分にはミキッチが左足でシュートしましたが惜しくも枠外。10分にはミキッチのパスを青山が狙いましたがわずかに外れます。続いて12分にはミキッチのクロスを寿人が頭で狙いましたがキーパーの好反応に弾かれ、19分の寿人のシュートもGKにキャッチされます。また22分にも清水のクロスを寿人が頭で逸らせましたがGKの好反応に防がれ、23分には清水のクロスを寿人がボレーで狙いましたがこれも枠外。更に25分にはカウンターから浅野がシュートしましたがGKにセーブされます。広州も時折反撃し、20分にはエウケソンのシュートが水本に当たって危うくコースを外れ、26分にはエウケソンのシュートがDFに当たって軌道が変わったものの、ポストが弾いて助かります。その後も広州がボールを支配するもののしっかりと守り速攻からチャンスを作る広島。42分には青山のスルーパスを受けた丸谷がゴール前を縫ってGKも外してシュートしたものの、残念なことにDFに顔面クリアされてどうしてもゴールが割れません。結局前半は広島がチャンスを量産したものの広州の1点リードのままハーフタイムを迎えました。
 後半最初にチャンスを作ったのは広島で、2分に浅野がドリブルからシュートしましたがGKが何とか抑えます。逆に6分にはグラルのヘッド、7分にはパウリーニョのヘッドが広島ゴールを襲い、19分にもセットプレーからグラルが頭で狙いましたが枠外に外れます。ドウグラスに続いて柏を投入して攻めの姿勢を強める森保監督。そしてサイドの崩しから広州を押し込んで、22分からしばらくはCKの連続で守備陣を揺さぶります。そして後半24分、左からの茶島のCKに誰も触れずにゴール前を横切ると、中央に飛び込んできたドウグラスが頭で押し込んでついに同点に追いつきました。
 これで勢いがついた広島は、次々と相手ボールを奪って速攻を仕掛けます。これに対して広州は足が止まってクリアするのがやっと、と言う感じになります。32分には柏のハイクロスに対する緩慢な対応の隙を突いて茶島がシュートしましたがわずかに外。33分には清水のクロスにドウグラスが頭で合わせましたがクリアされます。そして後半37分、柏の突破からのクロスに合わせた浅野のヘッドはバーに阻まれましたが、詰めていたドウグラスが高い打点のヘディングシュートを決めて遂に広島が勝ち越し。その後広州はロングボール主体で攻め込んできたもののチーム全体で跳ね返して、試合終了のホイッスルとなりました。
 500億円もの年間予算を元に、アジア有数のビッグクラブとしてJリーグクラブの前に立ちはだかってきた広州恒大。4人のブラジル人選手とその回りを固める中国代表選手と言う陣容は、ある意味マゼンベよりも強力なチームだと言えます。そのような相手に対してサンフレッチェは警戒心が強過ぎたか、やや腰が引けた立ち上がりとなりました。従ってそこで与えた先制点は、ある意味必然だったと言えるかも知れません。
 ただ、そんな状況になっても下を向いたりしないのが今年のサンフレッチェ。押し込まれてもボールを支配されても耐えてそれ以上の失点を許さず、逆に鋭い速攻で相手ゴールを脅かしました。そして選手交代をするごとにパワーダウンしていく広州に対して、交代選手が前への推進力をアップさせる広島。中2日の広州に対して広島は中3日と言う日程上の有利はあったにせよ、19日間で6試合目と言う過密日程を戦ってきたサンフが運動量で上回ることができたのは、選手を入れ替えながらチーム全体の力で戦ってきたから。まさにここ1年、森保監督が作ってきたチーム力の集大成が「世界3位」と言う結果だったと言えるでしょう。
 今大会でJリーグを代表するチームとして恥ずかしくない結果を残したサンフレッチェでしたが、しかし青山選手は試合後に「この大会に関しては準決勝で負けてしまって、やっぱり悔しいし、それをなしにして語ることはできない」と語っています。今回の大会で得られた手応えを力にしていくためには、ここで足を止めずに更に上を目指さなければならないのでしょう。来季はリーグ連覇とともにACL優勝を目標に戦うサンフレッチェ。再びクラブワールドカップの舞台に立つことができれば、今回以上の成績を挙げることもできるのではないでしょうか。

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