5/17〜5/23のSANFRECCE Diary


<15.5.23> 「ホットニュース」によると森保監督は新潟が「レオ・シルバがいないと言う部分で...ダイレクトに相手ゴールに迫って行くことが増えている」と警戒しています。ナビスコカップの第2節で対戦したときには、ほぼベストメンバーだったにも関わらず相手のハイプレスに苦しみようやく勝点1をゲットした、と言うゲームだったことを考えると、今日の試合も簡単な試合にはならないのは間違いないところ。降格圏脱出を目指して必死で戦ってくる相手よりも球際と運動量で上回ることが、勝利のカギとなるに違いありません。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、U-11による「サンフレッチェカップ」が午後2時から、「フォリアチャレンジ」が5時18分ごろから行われます。場外のファンクラブサロン前では「キックターゲット&スピード」が5時から、おまつり広場では「日本HPブース」「自衛隊広報ブース」が3時から、「にぎわいステージ」が3時15分から、「フェイスペイント」が4時から、「バルーンアート」が5時から行われます。
 先着プレゼントは日本HP提供の「オリジナル応援うちわ」を17,000名様に、千葉選手をデザインした特製の「FROGMAN氏デザイン"天才チバヴォン"ポストカード」を10,000様に配布。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントも千葉選手のプレミアムカードです。選手コラボメニューは、野津田選手の「ネギ塩豚カルビ丼」と浅野選手の「四日市とんてきプレート」をそれぞれ800円で提供します。また試合ごとに3種類のお酒が楽しめる「利き酒セット」は呉市の「雨後の月 特別純米酒」と東広島市の「西条鶴 大地の風純米酒」及び新潟市の「越の関 特別純米酒」となっています。
 テレビ放送はスカパー!ch581とCS801で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はJリーグ公式サイトやモバイルサイトの速報をどうぞ。
<15.5.22> 明日はJ1リーグ戦1st stage第13節。サンフレッチェはホームに新潟を迎えます。
 開幕から調子の上がらない新潟は、ここまでリーグ戦で勝ったのは2試合だけ。第11節の敗戦でついに17位まで順位を落としています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
N2H △0-0 広島
4A ●1-4 川崎F 【新】ラファエル・シルバ、【川】杉本、レナト、大久保2
N3H ○1-0 鳥栖  【新】山崎
5A △1-1 鹿島  【新】ラファエル・シルバ、【鹿】土居
6H △2-2 神戸  【新】ラファエル・シルバ、山本、【神】OG、高橋
N4A △2-2 甲府  【新】山本、川口、【甲】盛田、堀米
7A ●1-2 G大阪 【新】レオ・シルバ、【G】宇佐美、パトリック
8H ●0-1 FC東京 【東】森重
9A ○2-1 松本  【新】レオ・シルバ、山本、【松】前田
10H △1-1 山形  【新】成岡、【山】林
11A ●0-1 横浜FM 【横】三門
12H ●0-3 仙台  【仙】奥埜2、キム・ミンテ
 前節はレオ・シルバの欠場の影響か攻守に噛み合わず、仙台に次々と加点されて大敗しています。緊急帰国したレオ・シルバの復帰は未定でチームの再構築が課題となっていますが、ただ今週はナビスコカップの試合がお休みだったため1週間かけて準備できているのは好材料。また攻撃の核であるラファエル・シルバが練習に復帰している、との情報もあります。明日は広島対策を十分に練って、何が何でも勝点を持って帰るつもりで広島に乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、累積警告で青山が出場停止となります。代役としてボランチに入る可能性があるのは柴崎、丸谷、茶島ですが、前線のコンビネーションが合ってきたことを考えると柴崎はトップ下での起用の可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     丸谷 森崎和

ミキッチ           柏

   ドウグラス   柴崎

       佐藤

SUB:増田、佐々木、宮原、茶島、清水、野津田、浅野
 2012年の第9節に敗れて以来4勝2分けと「相性が良い」相手である新潟。しかし最後に敗れたその試合でも新潟は17位に低迷していて、しかも広島のボランチの一人(森崎和)が出場停止だったと言う状況も似ています。新潟はこの時と同じように守備を固めて一発に賭ける、と言う戦い方を選択する可能性が高いだけに、十分な注意が必要。明日はリスク管理を徹底しつつ、早めに点を取って優位に試合を進めて欲しいものです。
<15.5.21> 昨日アウェイで行われたナビスコカップ予選リーグ第5節鳥栖戦は、吉田のミドルシュートに泣き0-1で敗れました。
 メンバーは第4節松本戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       増田

    宮原 ビョン 佐々木
    (→塩谷81分)
     茶島  丸谷
     (→青山61分)
清水            高橋

   野津田    工藤
   (→皆川80分)
       浅野

SUB:廣永、千葉、柏、柴崎
 対する鳥栖は、GK:藤嶋、DF:吉田、小林、キム・ミンヒョク、磯崎、MF:白星東、岡本、鎌田、田村(→水沼54分)、FW:早坂(→谷口68分)、山崎(→豊田57分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島のパス回しが冴え、また球際の戦いでも勝利して鳥栖を押し込みます。0分には野津田のFK。2分には工藤のFKからビョンがヘディングシュートを放ちましたが枠外に外れ、5分には清水のヘディングシュートはGKにキャッチされます。しかし鳥栖も徐々に押し返すと、19分には高い位置で奪われ白のシュートは枠外に外れて助かります。また36分には田村、40分には鎌田のシュートはいずれも増田の正面を突きます。結局公式記録によると、前半の鳥栖のシュートは4本だったのに対して広島は2。攻めるものの鳥栖の守備を崩せない、と言う展開で前半を折り返しました。
 後半に入ると5分には野津田と工藤、6分には野津田が打ちましたが枠を捉えることができず。11分には浅野のシュートも枠外に外れます。また26分にはクロスのこぼれを丸谷が打ちましたがDFにクリアされます。逆に鳥栖は豊田を投入し、ロングボールからチャンスを作ろうとします。そして31分、左サイドからボールを繋がれ右サイドで吉田がフリーでボールを持つと思い切ったシュート。これが強烈な弾道となってネットに突き刺さって、ついに鳥栖に先制点を許してしまいました。
 この後森保監督は皆川と塩谷を投入して追いつこうとします。そして37分には清水のクロスに浅野が飛び込み、続いて青山がミドルを打ちましたが枠外に外れます。その後も鳥栖のカウンターをケアしながら攻め続けたものの最後まで崩せず、無得点のまま試合終了となりました。
 両チームともリーグ戦から大きくメンバーを入れ替えて戦ったこの試合、立ち上がりに主導権を握ったのは広島でした。そして何度も鳥栖陣内に攻め込んでチャンスを作り続けました。しかし鳥栖にしてみればそのような流れは想定内だったのかも。広島のペースが落ちるまで我慢して、その後は鳥栖らしい粘り強いサッカーで広島に良い形でのシュートを打たせませんでした。特に「現在売り出し中」の浅野に対してはタイトなマークで自由を奪い、スピードを上げるチャンスを作らせませんでした。広島の若手選手たちはポテンシャルの高さは見せたものの、ゴールを奪うためのプラスアルファを示すことはできなかった、と言うことだと思います。森保監督は試合後に「いい試合をしていただけに悔しい」と言いつつ「結果が全ての世界。ここで勝てなかったことは反省しないといけない」と語っていますがまさにその通り。攻撃、特にフィニッシュの部分でのクオリティを上げることを、練習からもっともっとやって行かなければならないのだと思います。この敗戦でAグループ4位となり、2位の湘南との勝点差も3となってグループリーグ突破に黄信号が灯りましたが、しかしここから2連勝すればまだまだ分からない。次はリーグ戦を挟んでホームゲーム2試合となるので、この教訓を生かして次こそ勝利して欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
広島公式サイト 鳥栖公式サイト
ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報 戦評
Jリーグ公式サイト試合データ

<15.5.20> 「ホットニュース」によると森保監督は鳥栖について「残り2試合なので、必ず勝ちに来ると思っている。そういう意味では、厳しい試合になると覚悟して臨まないといけない」と語っています。また「グループリーグ突破のために、ベストメンバーで臨んでくることも考えられる」と語っていますが、ただ誰が出るにしろ鳥栖は「シンプルに、アグレッシブに、そしてハードに戦ってくる」のは間違いないところ。今日出場する選手たちには相手に負けないようにアグレッシブに戦って、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
 今日の試合会場は鳥栖のベストアメニティスタジアムで、午後7時キックオフ。テレビはスカパー!ch582とCS802で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はぜひご覧下さい。
<15.5.19> 明日はナビスコカップの予選リーグ第5節。サンフレッチェはアウェイでサガン鳥栖と戦います。
 今季から森下監督が就任した鳥栖は、昨年のメンバーから安田が移籍したものの吉田を補強。これによってチームの骨格は変わることなく、これまで通りの堅守速攻をベースにした戦い方で安定した成績でリーグは6位に付けています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ○2-1 新潟  【鳥】豊田、池田、【新】ラファエル・シルバ
2H ○1-0 G大阪 【鳥】白星東
N1H ○2-1 松本  【鳥】水沼、キム・ミンヒョク、【松】塩沢
3A ●0-1 横浜FM 【横】兵藤
N2H △0-0 湘南
4A ●1-3 鹿島  【鳥】谷口、【鹿】金崎、柴崎、遠藤
N3A ●0-1 新潟  【新】山崎
5H ○1-0 山形  【鳥】豊田
6A ○3-0 甲府  【鳥】豊田2、水沼
N4A ●0-2 FC東京 【東】三田2
7H △1-1 柏   【鳥】豊田、【柏】レアンドロ
8A ●2-4 湘南  【鳥】谷口、豊田、【湘】大槻、高山、島村2
9H △1-1 神戸  【鳥】豊田、【神】小川
10A △2-2 清水  【鳥】豊田、水沼、【清】大前
11H △1-1 松本  【鳥】鎌田、【松】大久保
12A ○1-0 名古屋 【鳥】豊田
 前節名古屋戦は一方的に攻め込まれ、何度も決定機を作られながら赤星のビッグセーブやシュートミスに助けられ、逆に後半ロスタイムにワンチャンスを生かして勝っています。ナビスコカップのトーナメント進出のためには勝点10以上は必要なので、現在勝点4の鳥栖としては残り2試合の連勝が必要。明日はホームの利を生かして、勝利を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、連戦を考えると松本戦と同様にメンバーを大きく入れ替えてくる可能性が高そう。ただ累積警告で次節出場停止になる青山が「全部の試合に出たい。ナビスコカップ2試合、いつでも出れるようにしています」と語っているので明日も出場するのではないでしょうか。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       増田

    宮原 ビョン 佐々木

     青山  丸谷

清水            高橋

   野津田    工藤

       浅野

SUB:廣永、千葉、塩谷、柏、茶島、ドウグラス、皆川
 4/22の松本戦では「控え組」が躍動して見事な逆転勝利を飾っているだけに、明日はその再現と行きたいところ。球際と運動量で負けないよう戦って、予選リーグ突破に「王手」をかけて欲しいものです。
<15.5.18> 土曜日に「高円宮杯U-15サッカーリーグ2015プログレスリーグ」が行われ、サンフレッチェJrユースは4-1でハジャスに勝ちました。ここまで6試合を消化した時点での順位表は次の通り。
           勝点 勝 分 負 得失点
1 サンフレッチェ広島   18    6   0   0    +30
2 クレフィオ        12    4   0   1    +10
3 ハジャス         10    3   1   2     +2
4 ファジアーノ岡山      9    3   0   1    +10
5 シーガル          9    3   0   2     +6
6 ローザスセレソン      9    3   0   3     -8
7 ガイナーレ鳥取       7    2   1   2     +2
8 アヴァンサール       3    1   0   5    -24
9 サンフレッチェびんご    0    0   0   4    -14
10 鴻南中           0    0   0   5    -14

<15.5.17> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第12節鹿島戦は、後半に2点ずつ取り合って2-2の引き分け。サンフレッチェの暫定順位は3位に上がったものの、首位との勝ち点差は4に広がりました。
 先発メンバーにミキッチとドウグラスが戻って、サンフレッチェの布陣は以下の通り。G大阪戦後に事故で亡くなったURSUSの船山敏夫さんへの弔意を示して、喪章を巻いてのプレーとなりました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏
(→清水78分)
   ドウグラス  柴崎晃

       佐藤(→浅野53分)

SUB:増田、佐々木、宮原、丸谷、野津田
 対する鹿島は、GK:曽ヶ端、DF:西、ファン、昌子、山本(→伊東49分)、MF:柴崎岳、小笠原、遠藤、カイオ、土居(→本山78分)、FW:赤崎(→ジネイ58分)、と言うメンバーでした。前半は鹿島の高い位置からのプレスをかわせず、うまくボールを運べない広島。鹿島も押し込むものの広島の守備の集中は高く膠着状態が続きます。21分には昌子のロングパスを遠藤がダイレクトで打ちましたがヒットせず、39分にはカイオの強烈なミドルが襲いましたが林が反応。42分にはCKから昌子にヘディングを許しましたがぎりぎりで青山がクリアし、こぼれを打ってきた赤崎のシュートも林がキャッチします。広島は37分のドウグラスのシュートや45分の塩谷のシュートなど多少はチャンスを作ったものの散発で、鹿島ペースのままで前半を折り返しました。
 後半に入ると鹿島の山本がアクシデントで伊東に代わり、西が左サイドに回ります。そして後半6分、ボールをフィードしようとした曽ヶ端に寿人が忍び寄ると一瞬の隙を突いて奪い取り、そのままゴールに流し込んで幸運な形で先制点を取りました。
 このプレーの際に曽ヶ端に足を蹴られた寿人に代えて浅野を投入する広島。鹿島も新外国人のジネイを入れて攻勢をかけます。そして後半17分、遠藤のスルーパスで抜け出した土居がペナルティエリア内で切り返した時に、マークしていた千葉に当たって倒れます。千葉はボールを奪いに行ったわけではなかったのですが主審は引っかけたと見なしてPKを宣告。これを監督の指示でキッカーになった小笠原が決めて、同点に追いつかれてしまいます。更に後半23分、鹿島の高い位置からのプレスを受けてパスが乱れ、青山が奪われて柴崎岳から土居へ。そして中央への横パスをジネイに決められ逆転されてしまいました。
 しかし広島もすぐに反撃します。後半24分、森崎和の縦パスを浅野がDFを引きつけフリックすると柴崎晃が抜け出しシュート。これがゴール右隅に見事に決まって同点に追いつきます。その後は鹿島はジネイやカイオが危ういシュートを放ったものの枠外に外れ、広島も42分に清水のシュートがポストを叩きましたが外に弾かれゴールならず。結局両者とも最後までゴールを割れず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 水本選手の連続フルタイム出場(127試合)とJ1通算300試合出場に加えて、曽ヶ端選手のJ1通算450試合出場や小笠原選手の17年連続得点など記録ずくめだったこの試合は、記念の試合に相応しい激しいものとなりました。とりわけ鹿島の連動した前線からのプレスは前半から厳しく、なかなか思うようなサッカーをさせてもらえませんでした。特に失点シーンは、いずれも高い位置でのボールカットからハーフカウンターを仕掛けられてのもの。千葉がPKを与えたシーン自体は微妙なジャッジでしたが、その前に遠藤にフリーで持たれて土居へのパスを出させてしまったことが失敗だったと言えるでしょう。若さが裏目に出たか今年は内容が結果に結びついていない鹿島ですが、やはり選手たちの能力の高さとチームとしての戦闘力の高さは間違いない、と言うことを再認識させられた試合でした。
 それに対して広島は、前半からなかなか思うようにパスを繋げられずに苦しい展開となりました。これはやはり前節から1週間空いたと言ってもそれまでの連戦の疲れを取りきれていない、と言うのが原因ではないかと思われますが、今後に向けての課題として残りました。ただ、そうは言っても相手の隙を突いて奪った先制点と、勝ち越されてから1分後に追いついた同点弾はいずれも見事なものでした。特に柴崎のゴールに繋がった流れは、浅野が囮になってDFを引きつけ、抜け出した柴崎が難しいシュートを決めたもの。今年に入ってなかなか見られなかった、前線の選手の連動性による得点は今後につながるものになる、と思います。これまで先制すれば勝ち、と言う「方程式」が崩れてしまったのは残念でしたが、逆転されても追いついて更に同点を狙いに行ったのはチームとしての強さの証明だと言って良いでしょう。
 この試合の結果サンフレッチェは同勝点のFC東京を得失点差で上回って暫定3位に浮上しました。しかし上位2チームは1試合消化が少ない上に、首位・浦和との勝点差が4に広がって1st stageの優勝争いと言う点では厳しい状況となっています。ただ思い返してみれば、連覇を達成した2013年シーズンには残り2節で首位・横浜FMとの勝点差5をひっくり返したわけですから、それを考えればまだまだ射程圏内だと言えます。今週から3週間はまた週2試合の連戦が続きますが、若手選手も含めてチーム一丸となって乗り越えて行って欲しいと思います。

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