5/31〜6/6のSANFRECCE Diary


<15.6.6> J1リーグ1st stageは残り3節。サンフレッチェは明日アウェイで柏レイソルと対戦します。
 2年ぶりに臨んだACLでは見事にベスト8に進出した柏ですが、リーグ戦はなかなか勝ちに恵まれず13試合で取った勝ち点は14。暫定ながら順位は降格圏ぎりぎりの15位に低迷しています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
ACLP ○3-2 チョンブリ 【柏】武富、レアンドロ2、【チ】アサンブカン、タウィーカーン
ACL1 △0-0 全北
ACL2 ○5-1 ビン・ズオン【柏】工藤2、OG、キム・チャンス、大谷、【ビ】オセニ
1A ○1-0 神戸    【柏】工藤
2H △1-1 仙台    【柏】鈴木、【仙】鈴木
ACL3 ○2-1 山東魯能  【柏】武富、輪湖、【魯】モンティージョ
3A ●2-3 新潟    【柏】クリスティアーノ、輪湖、【新】レオ・シルバ、山本、ラファエル・シルバ
4H ●1-2 横浜FM   【柏】レアンドロ、【横】伊藤、下平
ACL4 △4-4 山東魯能  【柏】レアンドロ、工藤、クリスティアーノ2、
             【魯】ワン、ジュニール・ウルソ、モンティージョ、ヤン
5A ○3-1 松本    【柏】大谷、太田、工藤、【松】阿部
6H ●1-3 鹿島    【柏】エドゥアルド、【鹿】植田、カイオ、中村
ACL5 ○3-2 全北    【柏】エドゥアルド、武富2、【全】イ・ドングッ2
7A △1-1 鳥栖    【柏】レアンドロ、【鳥】豊田
8A ○4-1 川崎F   【柏】武富、工藤2、クリスティアーノ、【川】谷口
9H △0-0 清水
ACL6 ●0-1 ビン・ズオン【ビ】レ・コン・ピン
11A ●0-3 山形    【形】ロメロ・フランク、ディエゴ2
12H △0-0 湘南
AR16 ○3-2 水原    【柏】茨田、レアンドロ2、【水】ヨム・ギフン、チョン・テセ
AR16 ●1-2 水原    【柏】小林、【水】チョン・テセ、ク・ジャリョン
14A ●1-2 FC東京   【柏】レアンドロ、【東】三田、武藤
10H △3-3 浦和    【柏】工藤、レアンドロ2、【浦】梅崎、槙野、武藤
 水曜日に行われた第10節浦和戦では開始早々に右サイドを破られて先制点を許したものの、すぐに西川のパスミスとキャッチミスから逆転。その後一度は追いつかれたものの後半33分に勝ち越してそのまま逃げ切るかに見えましたが、後半アディショナルタイムに追いつかれてまたもや勝ちを逃しています。リーグ戦ではACLのような勝負強さを発揮できずに5試合勝ち無しと苦しんでいる柏ですが、ACLの戦いが一段落してJリーグに集中できるようになったのは確か。明日は前節出場停止だったエドゥアルドも戻ってくるので、広島対策を十分に練って迎え撃とうとしているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節途中退場した塩谷の状態が悪くなければ湘南戦と同じメンバーが先発のピッチに立つのではないでしょうか。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏

   ドウグラス   柴崎

       佐藤

SUB:増田、佐々木、丸谷、清水、工藤、野津田、浅野
 水曜日に浦和が引き分けたため首位との勝ち点差は7。従って柏戦で勝てなければ、浦和の勝敗如何に関わらずステージ優勝の可能性が消滅します。明日は優勝の可能性を残すためにも、またシーズン最多勝ち点を目指すためにも何とか勝ち点3を取って首位に食らいついて行って欲しいと思います。
<15.6.5> 6/27に予定されているJリーグ第17節鳥栖戦のバス応援ツアーの参加者を募集しています。日程は6/27(土)の11時15分に広島駅新幹線口、11時45分に広島ヘリポートに集合し、玖珂PAと下松PAを経て4時半頃スタジアムに到着し、試合終了後に帰途について深夜1時頃広島に戻ってくる、と言うスケジュールです。料金はアウェイサポーター席の入場券付きで大人15,800円、小中高生13,800円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員は1,000円引き、チケットをお持ちの方は大人2,000円、小中高生1,000円引きとなります。募集人員は80名で〆切は6/17(水)となっています。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国旅行(営業部082-543-2102、福山営業所084-923-2228)へ。お申し込みはホームページからどうぞ。
 なお、サポーターグループのURUSUSもバス応援ツアーの参加者を募集しています。こちらは10時に広島駅新幹線口、10時半にみなと公園を出発し、深夜1時に広島駅新幹線口に戻ってくる日程で、料金はチケット別で7,500円(学生は7,000円)。お申し込みは担当者(白川さん)にメールに、件名を「鳥栖戦ツアー」として参加区分(一般/学生)と人数、代表者氏名を明記の上お送り下さい。〆切は6/20(土)となっていますが満席の場合はお断りすることもありますので、参加希望の方はお早めにどうぞ。
<15.6.4> 昨日エディオンスタジアム広島で行われたナビスコカップ予選リーグ第7節は、浅野と清水のゴールで2-0で勝ったものの新潟も勝ったため決勝トーナメント進出を逃しました。
 先発メンバーは前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       増田

    宮原 吉野 佐々木
       (→千葉75分)
     茶島  丸谷

清水            高橋

   野津田    工藤
   (→森崎浩75分)
       浅野(→皆川87分)

SUB:廣永、青山、柴崎、山岸
 対する甲府は、GK:荻、DF:渡邉、畑尾、松橋(→下田75分)、MF:松本、保坂、新井、野田(→橋爪80分)、FW:堀米、若杉(→伊東71分)、盛田、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。丸谷を起点に攻めを構築し、野津田が遠目からでもどんどんシュートを打ちます。2分には野津田が遠目から狙いましたがGKが何とか弾き、8分には宮原のミドルが枠外。14分には野津田のFKが枠内に飛びましたがGKが横っ飛びで弾きます。続いて22分には浅野のドリブルから野津田が打ちましたがサイドネット。32分にも茶島のパスを浅野がポストで落とし、野津田が狙いましたがGKのファインセーブに防がれます。そして36分、野津田のパスを受けた高橋が素晴らしいトラップで抜け出してクロス。ここに飛び込んだ浅野が右足で流し込んで、ようやく先制点を奪います。その後も野津田のシュートや浅野のシュートなどで甲府ゴールを脅かし、逆に甲府の前半のシュートを0本に抑えてハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりはサンフレッチェのペース。4分には工藤がコントロールシュートしましたが惜しくも枠外。5分には高橋のクロスに野津田が飛び込みましたがわずかに合いません。しかしその後は甲府も反撃し、6分のは保坂のパスをぎりぎりでクリア。16分には松本がドリブルで突破し、ペナルティエリアのやや外から狙ってきましたが右に外れます。また22分にも松本がペナルティエリアの中から狙ってきましたがぎりぎりで宮原がクリアし、23分にはCKのこぼれを保坂に狙われましたがこれもシュートが枠を外れて助かります。フレッシュな選手を入れて攻撃のテンポを上げようとする甲府。広島も森崎浩と千葉を投入して流れを押し戻します。そして後半37分、左サイドからの浅野のパスを工藤が右に流すと、フリーになっていた清水が鋭いシュートを決めて点差を2点に広げます。そしてその後も皆川のポストプレーを生かして3点目を狙いつつ、勝利のホイッスルを聞きました。
 グループリーグ6試合を戦ったサンフレッチェの勝ち点は9。1位のFC東京が12、2位の新潟が11だったので、鳥栖戦の敗戦とFC東京戦の引き分けが予選グループ敗退と言う結果に繋がった、と言うことになります。試合内容で上回りながら、めったに入らないようなファインゴール一発に沈んだ鳥栖戦。日本代表クラスが並ぶFC東京相手に91分までリードしながら一瞬の隙を突かれたFC東京戦。「勝負の神様は細部に宿る」とは岡田武史氏が常日ごろ口にする言葉だそうですが、若手中心のチームが良いサッカーをしながら「勝ち抜き」と言う結果を残せなかったのは、おそらくそう言うちょっとした違いを突き詰めるかどうか、と言うことなのかも知れません。この敗退はとても苦い結果ではありますが、悔しい思いを抱えてピッチを去ることになった選手たちにはとても良い「レッスン」になったに違いありません。
 ただそうは言ってもこの試合の11人がピッチ上に描き出したサッカーは、本当に素晴らしいものでした。相手もリーグ戦から全員を入れ替えていたとは言え、盛田や松橋、保坂、荻、新井ら一度はレギュラーを張ったことのある選手が並んでいました。にも関わらず、前半は広島のシュートは10本を数えたのに対して甲府は0本と圧倒。後半は押し込まれる時間帯があったもののしっかりと耐えて、森崎浩と千葉の投入により流れを引き戻しつつ突き放しました。試合内容的にはほぼ盤石、とも言って良い戦いで、「2チーム分の戦力がある」と言う森保監督の言葉を結果で証明したと言えるでしょう。今後当面はリーグ戦だけの戦いとなりますが、今度はその豊富な戦力を高いレベルでのポジション争いに繋げて、そしてチーム全体の力を上げて行って欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
広島公式サイト 甲府公式サイト
ゲキサカ 戦評
日刊スポーツ スコア速報
Jリーグ公式サイト試合データ

<15.6.4> プレスリリースによると、サンフレッチェは四日市中央工高のMF森島司選手を特別指定選手とする、と発表しました。森島は一昨年の高校選手権優秀選手に選ばれ今年に入ってU-18日本代表にも招集された逸材で、先月末に行われた全国高校総体の三重県予選決勝では決勝ゴールを決めてチームを全国大会出場に導いています。「豊富なアイディアと高い技術を備えたMF。局面を打開する正確なパスも魅力」だとのことで、広島のレベルの高いトップ下のポジション争いに割って入るようなことがあれば凄いことなのではないでしょうか?中国新聞によると、6/9-11に予定されている韓国遠征にも帯同させる予定だとのことです。
<15.6.3> 中国新聞によると今日の攻撃陣は浅野、野津田、工藤の組み合わせで戦うことになりそう。またボランチも茶島と丸谷が並ぶなど、FC東京戦と同じメンバーに試合を託すことになるようです。決勝トーナメント進出のためには新潟と湘南が引き分け以下に終わる必要がありますが、その前提となるのは広島の勝利。甲府の堅い守備を崩して、勝ち抜きの可能性を残して欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「フォリアチャレンジ」が5時18分ごろから、また広島県知事と広島市長によるキックインセレモニーや花束贈呈が行われます。ファンクラブサロン前では「ナビスコキッズイレブン クラブといっしょにファイナルを目指そう!!」が4時半から。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは佐々木選手のプレミアムカードです。選手コラボメニューは野津田選手の「ネギ塩豚カルビ丼」と浅野選手の「四日市とんてきプレート」をそれぞれ800円で提供します。また平日限定企画として、キックオフ30分以降に当日券が全席種半額となる「駆けつけ割!」と、お勤め先の名刺を持参された方がサポーターズシート(当日2,600円)に特典)付1,500円で優待入場できる「名刺交換deご優待」を行いますので、お仕事の帰りなどにぜひご来場下さい。
 テレビはスカパー!ch587とch606及びBS244で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はぜひご覧下さい。
<15.6.2> 明日はナビスコカップ予選リーグ最終節。サンフレッチェはホームで甲府と戦います。
 第3節から9試合で1勝しかできずに最下位に沈んでいた甲府でしたが、監督交代とバレーの補強が功を奏してこのところ3連勝。順位も14位まで上げて降格圏を脱出しています。開幕戦からの戦績は次の通り。
1A ●0-2 広島  【広】佐藤、ドウグラス
2H ○1-0 名古屋 【甲】阿部翔
N1A ●0-1 湘南  【湘】坪井
3H ●0-2 G大阪 【G】阿部浩、宇佐美
4A ●0-1 FC東京 【東】石川
N3H ●1-3 松本  【甲】阿部拓、【松】坂井2、前田
5A ●1-4 神戸  【甲】アドリアーノ、【神】石津2、三原、小川
6H ●0-3 鳥栖  【鳥】豊田2、水沼
N4H △2-2 新潟  【甲】盛田、堀米、【新】山本、川口
7A ●0-3 川崎F 【川】大久保、レナト2
8H ●0-2 浦和  【浦】梅崎、ズラタン
9A ○1-0 鹿島  【甲】伊東
10A ●0-2 松本  【松】喜山、オビナ
11H ●0-1 湘南  【湘】大槻
12H ○2-0 山形  【甲】阿部拓、バレー
N5A ●1-2 FC東京 【甲】松本、【東】武藤2
13A ○1-0 仙台  【甲】バレー
N6H △0-0 鳥栖
14A ○2-0 新潟  【甲】伊東、下田
 前節は頼みのバレーが前半8分に怪我のため交代する、と言うアクシデントがありましたが、代わりに出場した伊東が先制ゴールを挙げると、後半26分に下田の見事なボレーシュートが決まってリードを広げてそのまま逃げ切っています。ナビスコカップはこれまで勝ち点2しか取れていないため敗退が決まっていますが、今後のリーグ戦のために戦力の充実を狙ってメンバーを組む可能性が高そう。明日はフレッシュなメンバーで、広島に乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、現在の勝ち点は6。2位新潟、3位湘南がともに勝ち点8なので、この両チームが引き分け以下に終わって広島が勝てば2位に浮上することができます。従って勝利優先でレギュラー選手を投入するかも知れないのですが、やはりこれまでの流れを考えて「控え組」に運命を託す可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       増田

    宮原 吉野 佐々木

     茶島  丸谷

清水            高橋

   野津田    工藤

       浅野

SUB:廣永、千葉、ビョン、柴崎、山岸、森崎浩、皆川
 ここまで3試合を「控え組」で臨んだサンフレッチェは、内容的には十分に「主力組」に匹敵する戦いができています。ただ結果は1勝1分け1敗で、結果が追いついていないのが現状。明日はこれまで以上に良いサッカーで、決勝トーナメント進出と言う結果を出して欲しいと思います。
<15.6.2> 日本サッカー協会は昨日、W杯2次予選とアジアカップ予選に臨む日本代表を発表しましたが、広島からは誰も選ばれませんでした。今回選出されたのは次の25人。
【GK】川島(Sリエージュ)、東口(G大阪)、西川(浦和)、権田(FC東京)
【DF】丹羽(G大阪)、長友(インテル)、槙野(浦和)、吉田(サウサンプトン)、
    森重、太田(FC東京)、酒井宏(ハノーファー96)、酒井高(シュツットガルト)
【MF】長谷部(フランクフルト)、香川(ドルトムント)、清武(ハノーファー96)、
    谷口(川崎F)、山口(C大阪)、柴崎(鹿島)
【FW】岡崎(マインツ05)、本田(ACミラン)、川又(名古屋)、大迫(1FCケルン)、
    原口(ヘルタ)、宇佐美(G大阪)、武藤(FC東京)
 3月の親善試合のメンバーから水本、青山(広島)、内田(シャルケ04)、昌子(鹿島)、藤春、今野(G大阪)、興梠(浦和)、乾(フランクフルト)、永井(名古屋)、小林(川崎F)が外れ、丹羽、谷口、原口が新たに招集されています。このメンバーは6/11にイラクとの親善試合を行って、6/16に埼玉スタジアムで行われるシンガポール戦に臨みます。
<15.6.1> ちょっと古いニュースなのですが、U-18日本代表は5/18〜21にかけて韓国遠征を行って、練習試合を2試合行いました。メンバーはサンフレッチェユースの長沼ら24人。
【GK】小島(早大)、廣末(青森山田高)、若原(京都U-18)
【DF】浦田(千葉)、中山(柏)、野田(大津高)、柳(FC東京U-18)、
    町田(鹿島ユース)、岡野(千葉U-18)、舩木(C大阪U-18)、
    森下(磐田U-18)
【MF】久保田(鹿島)、坂井(大分)、高木、堂安(G大阪ユース)、
    黒川(大宮ユース)、長沼(広島ユース)、佐々木(仙台ユース)、
    永藤(市船橋高)
【FW】杉森(名古屋U18)、小川(桐光学園高)、邦本(福岡)、
    一美(大津高)、岩崎(京都橘高)

※三好(川崎F)はチーム事情で辞退
 前回(4月)のメンバーから阿部(新潟U-18)、中村(甲府U-18)、渡辺(中央大)、岩田(大分U-18)、藤谷(神戸U-18)、増山(神戸)が外れ、小島、廣末、若原、柳、岡野、森下、黒川、永藤、一美が新たに選ばれています。
 最初の練習試合は5/19で、FC SOLに2-1で勝ちました。前半のメンバーは、GK:小島、DF:森下、岡野、中山、浦田、MF:永藤、坂井、堂安、久保田、FW:杉森、岩崎。後半のメンバーは、GK:小島、DF:柳、野田、町田、舩木、MF:高木、長沼、佐々木、黒川、FW:一美、邦本。得点は後半5分に邦本、22分に一美。失点は後半18分でした。
 2試合目は5/20にソウルデジタル大との対戦で、5-2で勝ちました。前半のメンバーは、GK:廣末、DF:柳、野田、中山、浦田、MF:高木、坂井、堂安、久保田、FW:小川、邦本。後半のメンバーは、GK:廣末(→若原68分)、DF:森下、岡野、町田、舩木、MF:永藤、長沼、佐々木、黒川、FW:一美、杉森。得点は前半10分と27分に高木、45分に小川、後半23分に黒川、37分に永藤。失点は後半8分と28分(PK)でした。
 因みにこのU-18代表は次のFIFA U-20W杯2017出場を目指すチームで、4月以降月一ペースで招集されて遠征や大会に参加し、9/29開幕のAFC U-19選手権2016予選に向けて強化します。
<15.5.31> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第14節湘南戦は両者譲らずスコアレスドロー。暫定2位はキープしたものの、首位との勝点差は6に広がりました。
 出場停止明けの青山が2試合ぶりに先発に復帰して、次の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本
    (→佐々木56分)
     青山 森崎和

ミキッチ           柏

   ドウグラス   柴崎

       佐藤(→浅野62分)

SUB:増田、丸谷、清水、工藤、野津田
 対する湘南は、GK:秋元、DF:遠藤、アンドレ・バイア、三竿、MF:藤田、石川(→菊地俊61分)、永木、菊池大、FW:大槻(→アリソン88分)、大竹(→山田80分)、高山、と言うメンバーでした。立ち上がりから激しいプレスをかけてくる湘南に対して、広島はパスを回して対抗します。しかし序盤にシュートチャンスを作ったのは湘南で、6分には永木がミドルシュートを打ちましたが枠外。11分には石川が遠目からブレ球で狙い、12分には高山が素早い反転から狙いましたが林がキャッチします。続いて14分には大槻のシュートを林が横っ飛びで弾きます。広島もその後落ち着きを取り戻すと、29分にはCKからドウグラスが決定的なシュートを放ったもののボールはゴール前の寿人に当たってしまい、こぼれを塩谷が狙いましたが空振り。31分には高い位置でボールを奪ってドウグラスがドリブルからシュートしましたが、ゴールを射貫くことができません。40分には大竹が右から突破を狙って倒れましたが、誰にも当たっておらずシミュレーションのジャッジ。43分には右からのCKに水本が飛び込みましたが枠を捉えることができません。前半は緊迫感の高い競り合いで両チームともにチャンスを作ったものの決めきれず、無得点のままハーフタイムを迎えました。
 後半開始早々にビッグチャンスをつかんだのは広島で、水本のカットインからのパスをドウグラスが収めてGKと1対1になったものの飛び出した秋元がブロック。8分にはミキッチのクロスを寿人が頭で後ろのゴールに流し込みましたが、惜しくもオフサイドを取られます。湘南も丁寧にパスを繋いで何度も広島陣内に攻め込んで、11分には石川が決定的なシュートを放ちましたが枠外。13分にはパスミスを奪われ高山にシュートを打たれましたがヒットせずに助かります。続いて15分には寿人のパスで抜け出した柴崎のシュートがゴールネットを揺らしたものの、これも微妙なオフサイドを取られます。後半20分には小笠原を震源とする地震に襲われ6分間の中断がありましたが、その後も両チームとも緊張を切らすことなく激しく攻め、また守ります。25分にはミキッチの突破からのシュートに浅野が足を当てましたが、厚く当たり過ぎて枠を外れてしまいます。後ろから湧き上がるように次々とゴール前に攻め込む湘南。広島は足首を痛めた塩谷に代わった佐々木と右に回った水本が水際で止めます。40分には浅野が高い位置で奪って4人相手にドリブルで突進し、引きはがしてシュートしましたがDFの足に当たってしまいます。更に44分にはCKから佐々木がフリーになりましたが、力んでしまったか枠を大きく外してしまいます。両チームとも最後まで死力を尽くして攻め続けたもののゴールは遠く、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 試合後に両チームの監督・選手ともに語っていますが、2年前と同じ監督、同じスタイルでの戦いだったもののその内容は大きく違っていた、と思います。2年前は「J1の壁」に苦しんでいるように見えた湘南でしたが、この試合は堂々としたもの。パス回しの精度や運動量など局面で広島を上回る場面も多く、はっきり言ってどちらに転んでもおかしくない試合だった、と思います。チョウ監督は試合後に「今日ピッチに立った選手は...「うまいな」というようなプレーはあんまりできないかもしれないですけど、人の心を打つようなプレーは90分通してやってくれたんじゃないかと思います。その選手たちの監督であることを本当に誇りに思います」と語っていますがまさにその通り。広島にも点を取るチャンスはあったので勝てなかったのは残念ですが、しかし内容的に言って勝ち点1ずつをわけ合うと言う結果は妥当でしょう。お互いに気を緩めることなく戦い続けた90分間は、素晴らしいエンターティンメントだったと思います。
 ただその一方で1st stageの優勝争いと言う意味では、勝ち点3を積み上げることができなかったことは痛恨の結果でした。浦和は先制されながらも数的有利に恵まれたこともあって逆転勝利を収め、広島との勝点差は6。水曜日に行われる柏戦に勝てば、優勝に「王手」をかけることになります。ただステージ優勝はチャンピオンシップへの出場権が確定するだけで、タイトルを取るわけでもなければJ1残留が決まったわけでもありません。広島としては1st stage優勝争いの如何に関わらず、年間勝点1位を目指して勝点を積み重ねて行くだけです。そう言う意味では、ここで勝点1でも確保できたことはポジティブな結果だと言えます。水曜日にはトーナメント進出を賭けたナビスコカップもあるので、今後もチーム一丸となって戦い続けるしかありません。

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