6/21〜6/27のSANFRECCE Diary


<15.6.27> 「ホットニュース」によると森保監督は鳥栖について「大敗した後で崩れるかと思って前節を見たが...内容は鳥栖の方が良かった」と語っています。丹羽が離脱した上にキム・ミンヒョクとチェ・ソングンが帰国中、と言うことでサイドバックの駒が足りないようですが、「走る」「ハードワークする」と言う点「らしさ」が戻ってきた鳥栖は、どんなチーム状態でも手強い相手。今日はいつも以上にしっかりと集中して、勝ち点3を取って帰ってきて欲しいものです。
 今日の試合会場はベストアメニティスタジアムで、午後7時キックオフ。テレビはスカパー!ch582とCS802で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<15.6.26> 明日は1st stage最終節。サンフレッチェはアウェイで鳥栖と対戦します。
 開幕連勝でスタートし、一時は3位まで順位を上げていた今シーズンの鳥栖ですが、第13節以降は4連敗。1試合平均4失点と守備が崩壊状態で、順位も11位まで下げています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
N5H ○1-0 広島  【鳥】吉田
13A ●2-3 川崎F 【鳥】豊田、OG、【川】杉本2、大久保
N6A △0-0 甲府
14H ●1-6 浦和  【鳥】水沼、【浦】武藤、柏木、興梠、ズラタン2、梅崎
15A ●0-5 仙台  【仙】梁、金園2、野沢、キム・ミンテ
16H ●1-2 FC東京 【鳥】金民友、【東】中島、森重
 前節は前半からペースをつかんでCKから先制点を奪いましたが、後半に選手交代で生じたズレを突かれて6分間で逆転を喫して敗れています。サポーターからは監督の采配に対する不安の声も出ているようで、勝利によってこの苦境を抜け出したい、と言う気持ちが強いのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、おそらく塩谷は今節も出場できないものと思われるので、2試合連続で宮原が先発する可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    宮原 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏

   ドウグラス   柴崎

       佐藤

SUB:増田、佐々木、丸谷、清水、森崎浩、野津田、浅野
 先月のナビスコカップでは若手中心で戦って、良いサッカーを展開したもののなかなか点を奪うことができず、吉田に強烈なミドルを決められて敗れています。その時の悔しさを晴らすためにも、ぜひとも明日は勝ちたいところ。明日はサポーターも含めたチーム全体の力で、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<15.6.25> 天皇杯の広島県予選を兼ねた「全広島サッカー選手権決勝大会」が今週末に開幕します。組み合わせは次の通り。
       6/28  7/5  7/12
SRC広島  ──┐
         ├──┐
福山大    ──┘  │
            ├──┐
富士ゼロックス──┐  │  │
         ├──┘  │
広島修道大  ──┘     │
               ├──
廿日市FC  ──┐     │
         ├──┐  │
広島経済大  ──┘  │  │
            ├──┘
佐川急便中国 ──┐  │
         ├──┘
広島大学   ──┘

<15.6.24> サンフレッチェは昨日、工藤浩平選手が松本山雅に完全移籍する、と発表しました。今季京都から広島に移籍した工藤は、ここまでカップ戦は5試合に出たものの、リーグ戦は1試合6分間の出場に留まっていました。高萩と石原の移籍によってトップ下のポジションを取ることを期待されていた工藤ですが、やはり広島の戦術に馴染むのは難しかったようで、現在の位置は3番手を野津田と争う、と言う感じ。ナビスコカップで敗退した上に森崎浩も復帰してきたと言うことで、今後も出場機会を掴むのは厳しい状況となっています。中国新聞によると移籍は本人の希望だそうで、クラブとしても本人の意思を尊重して移籍金なしで放出を決めたとのことです。
 松本はシーズンオフには京都から酒井隆介選手を獲得していますが、先週もC大阪から元京都の安藤淳選手が移籍。工藤は大木監督時代の京都から3人目の選手と言うことで、反町監督としては待ち望んでいた選手の一人だったのかも知れません。リーグ戦は現在15位の松本ですが最下位清水との勝ち点差は2しかなく、今後の厳しい残留争いを勝ち抜くためにはチームのレベルアップが必要です。工藤に対する期待は間違いなく高いはずなので、頑張って欲しいと思います。
<15.6.23> 日本サッカー協会は昨日U-22日本代表を発表し、広島から浅野、野津田、高橋が選ばれました。今回選ばれたのは次の21人。
【GK】櫛引政(清水)、牲川(磐田)、山田(京都)
【DF】櫛引一(札幌)、亀川(福岡)、伊東、植田(鹿島)、
    奈良(FC東京)、川口(新潟)、岩波(神戸)、高橋(広島)
【MF】遠藤(湘南)、矢島(岡山)、野津田(広島)、喜田(横浜FM)、
    中島(FC東京)、前田(松本)、井手口(G大阪)
【FW】金森(福岡)、豊川(鹿島)、浅野(広島)
 春に行われたU-23選手権予選のメンバーから中村航(福岡)、松原(新潟)、山中、秋野(柏)、大島(川崎F)、原川(京都)、吉野(広島)、荒野(札幌)、久保(ヤングボーイズ)、鈴木(新潟)、南野(ザルツブルグ)が外れ、山田、櫛引一、伊東、川口、高橋、喜田、前田、井手口、金森が選ばれました。このメンバーは6/28からキャンプを行い、7/1にU-22コスタリカ代表との親善試合を戦います。
<15.6.22> 昨日吉田サッカー公園で中国リーグ2位のデッツォーラ島根との練習試合を行い、4-0で勝ちました。メンバーは不明で、得点は前半21分に佐々木、24分と41分に浅野、44分に清水でした。
<15.6.21> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第16節山形戦は、佐藤寿人選手のハットトリック等で5-1で快勝し、2位をキープしました。
 塩谷の欠場で宮原が今季リーグ戦初先発して、次の布陣で戦いました。
       林卓

    宮原 千葉 水本

     青山 森崎和(→丸谷77分)

ミキッチ           柏

   ドウグラス   柴崎(→野津田88分)

       佐藤(→浅野61分)

SUB:増田、佐々木、清水、工藤
 対する山形は、GK:山岸、DF:山田、當間、西河、石川、MF:松岡(→中島68分)、アルセウ、キム・ボムヨン、FW:山崎(→ロメロ・フランクHT)、ディエゴ、川西(→林陵HT)、と言うメンバーでした。立ち上がりは山形の前からの厳しいプレスでなかなかボールを運べず、逆に山形にチャンスを作られます。3分にはセットプレーから山崎がボレーで狙いましたが林卓人がファインセーブ。7分にはパスミスから松岡にシュートを打たれましたが林卓人が何とか弾きます。その後も山形の中盤のプレスをかい潜ることができず、山形の波状攻撃を受けます。しかしそんな中で先制点を奪ったのは広島。前半25分、青山の縦パスを受けた寿人がワンタッチで反転すると倒れ込みながらシュート。J1J2通算200ゴール目となる節目の得点は、山形に傾いていた流れを広島に引き戻す貴重な先制点となりました。
 追加点はその2分後。柏のクロスをドウグラスが折り返すとバーに弾かれ、詰めていた柴崎のシュートも防がれます。しかしこぼれを水本から受けた寿人が軽く浮かして反転シュートを決めます。更に34分には柏のパスで左サイドをえぐった柴崎のクロスを寿人が頭で決めて、9分間で2013年7月10日の川崎F戦以来6度目のハットトリックを達成しました。
 その後山形に反撃されて、前半35分にアルセウのミドルがバーに当たり、こぼれを川西にシュートされると言う危ないシーンを作られましたが林卓人が抑えます。逆に前半38分にはミキッチのクロスのこぼれを、柴崎がバックステップから鋭いシュートを決めて4点目。その後も広島が追加点を狙いつつ、4点リードでハーフタイムを迎えました。
 ハーフタイムで2人を交代させた山形は、立ち上がりから広島ゴールに迫ります。後半2分には林陵平とアルセウが続けざまにシュート。6分にはディエゴのシュートを林卓人が横っ飛びで止め、14分にはロメロ・フランクがシュートします。広島は流れを変えるために浅野を投入。そして浅野は18分にドウグラスのパスを受けて決定的なシュートを放ったものの山岸に止められ、23分にもDFラインの裏に抜け出しましたがGKに止められます。逆に途中交代で入った中島がディエゴとのワンツーで遠目からのシュート。これが広島のゴールネットを揺らして、点差は3点に縮まりました。
 その後も左右からのクロスから、あるいはセットプレーから広島ゴールに迫る山形。41分には高い位置で奪われ中島に危ないシュートを打たれます。広島はドウグラスの高さと浅野のスピードを生かして追加点を狙い、24分にはドウグラスが高い打点でシュートを打ちましたが山岸が好セーブ。38分には青山のループシュートがGKの頭を越えましたが惜しくもバーに弾かれ、44分には浅野が抜け出しましたがシュートはわずかに外れます。そして後半アディショナルタイムにドウグラスの横パスを受けた野津田が中央でダイレクトでシュート。これがダメ押しとなって、今季最多の5得点で勝ち点を33に伸ばしました。
 前節でステージ優勝が無くなったサンフレッチェ。不動のレギュラーだった塩谷が欠場だったと言うこともあって、試合の入りはやや緩かったように思います。山形のプレスをまともに受けて思うようにパスが回せず、ミスから逆襲を受けるシーンが頻発。何度かあった危ないシーンを林卓人のセーブで凌ぐことができなければ、試合の帰趨はまったく違ったものになっていたのではないでしょうか。しかしそんな流れを一変させたのは、広島が誇る青山と寿人のホットラインでした。DFから逃げる動きで青山のパスを引き出した寿人が、トラップで前を向くと倒れ込みながら下に叩きつけるようなシュート。青山のパスが良かったのは確かですが、パスを引き出すところからシュートを打つところまで一つの無駄もない流れは山形の厳しいプレスを無力化するもので、まさに「ゴール名人」佐藤寿人ならではのものでした。また混戦の中でも冷静にボールを浮かしてボレーで決めた2点目も、ゴール前でフリーになってヘディングで決めた3点目も、彼のストライカーとしての能力ならではものだと言えます。高萩、石原の移籍でなかなか他の選手とのコンビネーションが合わず、あまりシュートも打てなかった今季の寿人でしたが、ここからの爆発を確信できる試合となったと言えるのではないでしょうか。
 ところで今季リーグ戦初先発となった宮原ですが、90分間起用されたと言うところに監督の評価が現われているのではないかと思います。また5試合ぶりの出場となった野津田も、短い時間ながらしっかりと結果を出しました。何度もチャンスを作りながら決めきれなかった浅野は悔しさだけが残ったのではないかと思いますが、しかしスピードとキープ力と言う持ち味を見せることはできました。今後しばらくはリーグ戦だけが進んで行きますが、どんどん暑くなって週2試合組まれていることもあるので、選手を入れ替えながら戦わなければならないのは間違いないと思います。経験を積んだ若手がレギュラー陣を突き上げて激しいポジション争いを続けることが、2nd stageの優勝や年間勝ち点トップを目指すためには最も重要なのではないでしょうか。

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