8/2〜8/9のSANFRECCE Diary


<15.8.8> Jリーグは一昨日、7月度の月間MVP候補選手を発表し、サンフレッチェの佐藤寿人選手とドウグラス選手、及び名古屋の川又選手がノミネートされました。なおJ1リーグの7月度最優秀ゴール賞でも、仙台戦の佐藤寿人選手の前半アディショナルタイムのゴール松本戦の柏選手のゴール、及び浦和戦の青山選手のゴールがノミネートされています。これらの受賞者は11日に決定されるとのことです。
<15.8.6> 昨日日本代表は東アジアカップ2試合目の韓国戦を戦い、1-1で引き分けました。先発は北朝鮮戦から5人入れ替えて、GK:西川、DF:遠藤、森重、槙野、太田、MF:山口、柴崎、藤田、FW:永井(→浅野70分)、倉田(→川又88分)、興梠(→宇佐美79分)。日本は立ち上がりからラインが上がらず、またミスも多く韓国に押し込まれる時間帯が続きます。4分にはイ・ヨンジェ(長崎)の突破からクロス。15分には金民友(鳥栖)がドリブルからミドルで日本ゴールを脅かします。そして25分、右からのクロスの競り合いでこぼれたボールが森重の手に当たって反則を取られ、PKをチャン・ヒョンスに決められて先制点を許してしまいました。そしてその後も韓国にボールを支配される時間が続きましたが、前半の終わり頃にようやくパスが繋がるようになります。そして前半39分、倉田のパスを山口がミドルで叩き込んで、同点でハーフタイムを迎えました。
 後半は日本がやや盛り返したものの、最初にビッグチャンスを作ったのは韓国。後半23分に、イ・ジェソンにヘディングシュートを打たれてこれがバー直撃。こぼれをイ・ヨンジェに打たれましたが枠を外れて助かります。また28分のイ・ジェソンのシュートは枠外。35分には金民友の強烈なシュートがサイドネットに行って助かります。浅野に続いて宇佐美、そして川又と前線にフレッシュな選手を投入するハリルホジッチ監督。しかしセカンドボールをことごとく韓国に拾われ、良い形で前線にボールを渡すことができません。韓国は後半アディショナルタイムにも無回転FKで日本ゴールを脅かしましたが西川が弾き出して、何とか引き分けで試合を終えることができました。
 試合後にハリルホジッチ監督はこの結果を「満足すべきじゃないか」と語っていたとのこと。確かに結果だけ見れば失点を不運なPKだけに抑え、しかも流れの中から追いついて勝点1を確保したのですから悪い結果ではなかった、と思います。特に北朝鮮戦では「ナイーブさ」を見せて逆転負けを食らっているだけに、リアリズムに徹した戦い方で最低限の結果を残したことは評価して良いでしょう。選手たちも過密日程と暑さの中で戦って、ボールを支配されチャンスを作られながらも集中を切らせなかったのは良かったと思います。せっかく浅野と宇佐美を投入して点を取りに行ったのにほとんど有効な攻撃ができなかったこと、そこに川又を入れてますますわけが分からなくなったこと、そしてそもそもどうやってDFラインから中盤を経て前線にボールを繋いで行くのか、と言うチームのコンセプトが見えないことなど不安はあるのですが、そこはこれから詰めて行くはず。とにかく中国にはしっかりと勝って、収穫を手にして帰ってきて欲しいと思います。
<15.8.6> 昨日吉田サッカー公園で広島国体成人男子チームとの練習試合を行い、5-0で勝ちました。得点は前半16分に野津田、27分に寿人、37分と41分に茶島、後半35分に塩谷でした。
<15.8.5> 日本サッカー協会は一昨日「Balcom BMW 平和祈念 広島国際ユースサッカー2015」に参加するU-16日本代表を発表し、サンフレッチェユースから大迫が選ばれました。
【GK】大迫(広島ユース)、若原(京都U-18)
【DF】田中(京都U-18)、石原(湘南ユース)、青山(名古屋U18)、宮本(柏U-18)、
    菅(磐田U-18)、伊従(川崎FU-18)、藤松(鳥栖U-18)
【MF】齊藤(湘南ユース)、井澤(浦和ユース)、小林(FC東京U-18)、
    渡井(静岡学園高)、酒井(大分U-18)、杉浦(名古屋U18)
【FW】高木(香川西高)、鈴木(清水ユース)、藤原(徳島Jrユース)
 今回のこの大会に参加するのはU-16日本代表の他にはU-17ウズベキスタン代表、U-17ポーランド代表とU-17広島県選抜の3チーム。U-17広島県選抜は、広島県高校選抜とサンフレッチェユースの合同チームとして初めて編成されます。日程は次の通り。
8/9 (日)16:00 U-17広島選抜×U-16日本代表
     18:00 U-17ウズベキスタン代表×U-17ポーランド代表
8/11(火)16:00 U-16日本代表×U-17ウズベキスタン代表
     18:00 U-17広島選抜×U-17ポーランド代表
8/12(水)13:30 U-17広島選抜×U-17ウズベキスタン代表
     15:30 U-16日本代表×U-17ポーランド代表
 試合会場はいずれも広島広域公園第1球技場です。
<15.8.4> 天皇杯徳島県予選を兼ねた「第20回徳島県サッカー選手権大会」の決勝が一昨日行われ、徳島大学ヒポクラテス(徳島大学医学部サッカー部)が県リーグ1部のイエローモンキーズに2-0で勝って本戦出場を決めました。一方7/12に行われた「全広島サッカー選手権大会」決勝は広島経済大が延長の末福山大を破り、4年ぶり4度目の優勝を果たしています。この両者が対戦する天皇杯1回戦は、8/30(日)に広島広域公園第1球技場で午後4時キックオフ。この試合の勝者が2回戦でサンフレッチェと対戦します。
<15.8.3> 日本代表は昨日東アジアカップの初戦を北朝鮮と戦い、武藤のゴールで先制したものの後半逆転されて敗れました。日本代表のメンバーは、GK:西川、DF:遠藤、槙野、森重、藤春、MF:谷口、山口、永井(→浅野84分)、宇佐美(→柴崎56分)、武藤、FW:川又(→興梠72分)。日本は立ち上がりから積極的に攻めて、3分に早々と先制します。右サイドでボールを持った遠藤のクロスを中央で武藤がDFと競り合いながらも決めました。その後も日本は12分の宇佐美のシュートや24分の川又のシュートなどビッグチャンスを作ったものの、なかなか決め切れず。38分には宇佐美、39分には永井、44分には永井と遠藤と続けざまに決定的なシュートを放ったものの、GKの好守もあって追加点が奪えません。そして後半は運動量の低下からかパスが繋がらなくなり、攻め込まれるシーンが増えます。また北朝鮮の徹底したロングボール攻撃を跳ね返せず二次攻撃、三次攻撃を受けます。そして後半33分、最終ラインからのロングボールをパク・ヒョンイルが頭で落とすとリ・ヒョクチョルのボレーシュートで同点に追いつかれます。更に後半43分、スローインからのクロスをパク・ヒョイルに頭で決められて、逆転負けを食らってしまいました。
 この試合の問題点はいろいろあると思いますが、端的に言って経験不足から来るナイーブさが出てしまった、と言うことではないかと思われます。立ち上がりの素晴らしい展開は評価して良いと思いますし、またその後もビッグチャンスを作り続けたのは確かですが、しかしそれだけでは勝てないのが国際試合、と言うもの。北朝鮮は我慢すれば必ずチャンスが来る、と信じて戦い続けたはずで、まさにその通りの結果になったと言えます。ハリルホジッチ監督が言うように「フィジカルに問題があった」のは確かかも知れませんが、それだけが敗因ではないでしょう。今後の韓国戦と中国戦に向けて、早急な立て直しが必要です。
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