1/10〜1/16のSANFRECCE Diary


<16.1.16> サンフレッチェと大分は昨日、山岸智選手の大分への移籍を発表しました。山岸はサンフレッチェの公式サイトでは「サンフレッチェ広島での6年間の経験を大分へ行っても生かせるように頑張ります」とコメント。一方大分では「大分トリニータというチームはJ3にいるクラブではないと思っています。まずは1年でJ2へ昇格できるように精一杯頑張ります」と語っています。
 昨年はJ2でまさかの21位に終わり、入れ替え戦でも町田に2連敗でJ3降格の憂き目に遭った大分。1年でのJ2復帰が至上命題となっていますが、武田、若狭、西、為田、兵働ら主力の流出を止めることができずチームの再構築が必要となっています。片野坂新監督の元で求められる役割は、おそらくはチームのリーダーシップを取ること。山岸にはこれまで3チームを渡り歩いてきた経験を生かして、J2昇格のために頑張って欲しいと思います。
<16.1.16> 中国新聞によると、昨日は水本、野津田、宮原の3人が契約更改を行いました。水本は200万円増の推定4,800万円で3年契約の2年目を更改。一方野津田は1,200万円(5年契約の4年目)、宮原は750万円(3年契約の1年目)といずれも現状維持で合意しました。契約更改が残っているのは残り10人で、チームが始動する21日までに契約を済ませる予定だ、とのことです。
<16.1.15> サンフレッチェは昨日、今季のスタッフと選手及び背番号を発表しました。選手の数は昨年の発表時より1人多い30人となっています。
1 林卓人       12 【サポーター】  23 吉野恭平    35▽大谷尚輝
2           13 増田卓也     24◎長沼洋一    37 宮原和也
3           14 ミキッチ     25 茶島雄介
4 水本裕貴      15          26 川崎裕大
5 千葉和彦      16 清水航平     27○キム・ボギョン
6 青山敏弘      17 野津田岳人    28 丸谷拓也
7 森崎浩司      18 柏好文      29◎森島司
8 森崎和幸      19 佐々木翔     30 柴崎晃誠
9△ウタカ       20          31○宮吉拓実
10 浅野拓磨      21 廣永遼太郎    33 塩谷司
11 佐藤寿人      22 皆川佑介     34 高橋壮也

◎は新加入、○は完全移籍、△はレンタル、▽はレンタルバック

 昨年から変更があったのは浅野、清水、野津田、吉野の4人で、それぞれ10、16、17、23を付けることになりました。中国新聞によると浅野は「僕の中で広島のエースは11番。いつか引き継げるようにプレーしたい」と語っていたそうですが、足立強化部長は「チームの顔となる番号。自覚と責任を持って欲しい。五輪イヤーの今が着け時だ」と説得した模様です。なお、こちらに97年以来の背番号の変遷をまとめてありますのでご覧下さい。
<16.1.14> Jリーグは昨日Jリーグ各クラブのホーム開幕戦の対戦相手を発表し、サンフレッチェは第1節をホームで川崎Fと、また第2節はアウェイで名古屋と対戦することになりました。また2nd stageとチャンピオンシップの日程も発表し、7/2に開幕する2nd stageは11/3(木)に最終節を行い、その3日後の11/6(日)にチャンピオンシップの1回戦が開催されます。そして準決勝は2週間ちょっと空けて11/23(水)。決勝は1st legが11/29(水)、2nd legが12/3(土)となりました。昨年はリーグ戦最終節から2週間で1回戦〜決勝を行う、と言う過密日程が問題視されていたわけで、それが緩和されるのは良いことだとは思います。しかしながらほとんどのチームの公式戦が11/3で終わってしまうのはいかにも早過ぎると思いますし、また決勝にシードされる年間首位のチームも3週間以上試合が無い、と言うのも問題だと思います。日本代表やACLとの関係でこのようにせざるを得ないのだろうとは思いますが、やはり「チャンピオンシップ」のあり方自体を考え直す時が来るのではないか、と言う気がします。  一方ナビスコカップの準々決勝は8/31(水)と9/4(日)、準決勝は10/5(水)と10/9(日)、そして決勝は10/15(土)になりました。
<16.1.14> 中国新聞によると、昨日は浅野と増田が契約更改交渉(浅野は代理人交渉)を行い、浅野は750万円増の推定1,500万円で3年契約の2年目の契約を更新しました。一方、増田は現状維持の1,200万円で合意しました。
<16.1.14> 昨日U-23日本代表はリオデジャネイロ五輪の予選を兼ねた「AFC U-23選手権」のグループリーグ初戦を戦い、北朝鮮に1-0で勝って好スタートを切りました。U-23代表のメンバーは、GK:櫛引、DF:室屋、岩波、植田、山中、MF:遠藤、大島(→原川77分)、中島、南野(→矢島62分)、FW:鈴木、久保(→豊川89分)。立ち上がりから激しい攻め合いとなった試合で主導権を握ったのは日本。5分に室屋の仕掛けからCKを獲得すると、山中の左足のクロスをファーで植田が押し込んで先制点を奪いました。
 この後は北朝鮮は遠目からでもどんどんシュートを打ってきましたが、DFとGKがしっかりと対応。逆に17分には山中の強烈なシュートが枠を捉えたもののGKに弾かれ、44分には鈴木が、45分には久保が決定的なシュートを放ちます。また後半10分には山中の折り返しに久保が合わせましたが惜しくもポスト。34分には山中のクロスに岩波が頭で合わせてゴールネットを揺らしましたが、オフサイドの判定に泣きます。同点に追いつきたい北朝鮮は遠目からでもどんどんシュートを打ってきましたが守備陣は集中を切らさず、最後は危ういFKを打たれたもののボールはわずかに右にそれて、1点差のまま逃げ切りました。
 試合を見たのは前半だけでしたが、全体的に落ち着いて試合を進めることができていた、と言えるのでは無いでしょうか。北朝鮮の激しいプレーにラインが下がる時間帯もありましたが、球際でしっかりと競って隙を作らず、ボールを保持したときにはきっちりとボールを回してフィニッシュまで行く、と言う形はできていましたし、苦しいながらも内容的にも良い試合ができた、と言えると思います。浅野が起用されなかったのは残念ではありますが、しかしチームとしては「切り札」を温存できたのも確か。五輪の出場権獲得に向けて、まずは第一歩目を踏み出しました。
<16.1.14> ゲキサカ等の記事によると、1995年〜1996年に広島に在籍したピーター・ハウストラ氏がいわきFCの監督に就任することが分かりました。いわきFCは福島県社会人2部リーグ所属で、アンダーアーマーを日本で展開するドームが運営権を取得して「サッカーを通じて、いわき市を東北一の都市にする」とのビジョンを掲げてスタートするそうです。いわき市内で建設中の物流センター内にグラウンドとクラブハウスを建設して、将来的なJリーグ入りを目指すとのこと。広島では鋭いドリブルと左足からのクロスで元オランダ代表らしいプレーを見せたハウストラ氏が指導者としてどのような手腕を見せるか。注目したいと思います。
<16.1.13> サンフレッチェは昨日、清水からピーター・ウタカを期限付き移籍で獲得した、と発表しました。ウタカはナイジェリア出身で、ベルギーのロイヤル・アントワープやデンマークのオーデンセ等でプレーし、2009-2010シーズンには得点王に輝きナイジェリア代表にも選出されました。そして2012年に中国の大連阿爾浜に移籍するとそこでもゴールを量産し、翌年北京国安に移籍金4億7000万円で引き抜かれました。続く2013年にはACLのサンフレッチェ戦でもプレーするなどシーズン当初は起用されていたもののその後出場機会を失い、上海シンキンへのレンタルを経て昨年2月に清水に完全移籍していました。フィジカルが強い、と言う感じではないものの、キープ力と展開力があり突破もできる、と言う攻撃での万能プレーヤーで、足立強化部長も「連係ができて突破もできる。国際経験もあり申し分ない」と語っています。年俸は推定で50万ドルだとのこと(中国新聞による)ですが、その金額に見合う活躍が期待できるのではないでしょうか。
 なお昨日はドウグラスの契約期間満了も発表しました。中国新聞によると足立強化部長は「徳島から正式な回答はない」と語っていますが、ドウグラスはメディカルチェックのためUAE入りしたとの情報もあり諦めざるを得なかった様子。噂されているアル・アインは今季のACLに出場するので、決勝まで勝ち進めば相まみえる可能性もありそうです。
<16.1.13> 中国新聞によると昨日林卓人選手との契約更改交渉を行い、300万円増の推定3,500万円で3年契約の3年目を更新しました。また茶島は100万円増の800万円で新たに2年契約を締結。皆川と川崎は現状維持のそれぞれ1,100万円と480万円でサインしたとのことです。
<16.1.12> サンフレッチェは昨日新加入選手4人の記者会見を行いました。席上ではまず足立強化部長が4人を紹介。キムについては「J屈指のサイドがいる中で、さらに競争することで戦力アップ」、宮吉については「ポテンシャルの高い宮吉選手が入ることで、さらなる強化、飛躍になれば」、森島については「ストロングポイントは稀に見る技術の高さ...高体連の選手では一番いい選手」、長沼については「チームにアクセントをつけられる」とそれぞれ期待を語りました。続いてキム選手は「身を投げ出して、自分を犠牲にした守備をすることで貢献したい」、宮吉選手は「ゴールやアシストと言う形で結果を出したいが、目に見えないところでも泥臭くチームに貢献したい」、森島選手は「ゴール前のプレーの精度にこだわりたい」、長沼選手は「ゴール前でのアイディアや味方と連携したプレーができる選手になりたい」とそれぞれ抱負を語りました。
 シーズン終了後に山岸が退団しビョンもレンタル。川辺もレンタル延長でシーズン当初から3人減ったのに対して、補強は今のところ4人。キムは山岸と同じポジションなので、彼の獲得の目処が立っていたからこそ山岸放出になった、ということなのではないかと思います。また、昨年はサイドアタッカーとして起用されることの多かった宮吉ですが、「DFの背後を抜け出してゴールにからんでいくプレー」が持ち味、と言うところから見ても寿人の後継者、と言う期待が大きいのではないでしょうか?一方高卒の2人は森島も長沼も主戦場は中盤で、それぞれ茶島と高萩を目標の選手に挙げています。スルーパスが持ち味の森島、ドリブルが得意の長沼、とストロングポイントは違いますが、それぞれの特徴を活かしつつ様々な面で成長することが層の厚い広島の中盤で出場機会をつかむために必要なことなのではないか、と思います。特殊な戦術ゆえ移籍してきた選手が馴染むのに時間がかかるサンフレッチェですが、スカウトが「できる」と思って獲得したからには必ずフィットするはず。彼ら4人には、しっかり戦術を理解してなるべく早く戦力になって欲しい、と思います。
<16.1.12> 昨日のスポニチによると、一昨日UAEのメディアが「ドウグラスがアルアインに移籍する可能性が高くなった」と報道したとのことです。ドウグラスについてはサンフレッチェは早くから完全移籍での獲得を目指し、また本人も残留を希望していましたが、高額の移籍金がネックになり難航。中国や中東のクラブとの交渉次第、と言う形になっていました。今朝の中国新聞によると清水のウタカの獲得に動いている、とのことなので、ドウグラスについては諦めるしかない、と言う考えなのかも知れません。
<16.1.11> サンフレッチェは昨日、今季のユニフォームを発表しました。サプライヤー6年連続ナイキで、胸スポンサーも5年連続でエディオン。背中はマツダ、袖はユメタウン、と言うのも昨年と同様ですが、パンツには福山市に本社を持つテラルが初めてスポンサーとして入っています。デザインは「王や皇帝を表すインペリアルパープル」であると言う紫紺を全面的に採用。これにクラブカラーの紫(バーシティパープル)を前面のピンストライプと襟、袖、サイドのアクセントカラーに使用し、合わせて蛍光イエローもアクセントに用いています。ナイキがユニフォームサプライヤーになって以降紫と紫紺のコンビネーションカラーを使ってきていますが、ここまで紫紺を大胆に使ったのは初めて。胸に輝く3つの金色の☆とともに、「強いサンフレッチェ」を表現するユニフォームデザインだと言えるかも知れません。
 なお新ユニフォームの予約販売は1/23よりe-VPOINT限定で行われます。販売されるのは「1stオーセンティック(選手着用モデル)」19,440円、「1stレプリカ」12,852円、「1stレプリカ(ボーイズ)」9,612円、「2ndレプリカ」12,852円の4種類。販売枚数は1stオーセンティックが650枚、1stレプリカが3,000枚、1stレプリカ(ボーイズ)が300枚、2ndレプリカが500枚。トータル4,450枚で昨年の7,050枚よりはかなり少なくなっているのですが、あっという間に売り切れた2013年の2,000枚、2014年の先行予約分3,050枚に比べれば多いので、欲しい人にはだいたい行き渡って、かつ売れ残りが出ない枚数を狙ったのではないかと思われます。また1stレプリカについては3/5(土)から一般販売を行いますが、1stオーセンティックと2ndレプリカについては追加はありませんので、欲しい方はお早めにどうぞ。
<16.1.10> サンフレッチェは昨日、磐田へ期限付き移籍中の川辺駿選手の移籍期間延長を発表しました。昨年2月に磐田にレンタル移籍した川辺はシーズン当初こそベンチスタートが多かったものの、その後徐々に出場機会を増やすと、8月半ばの福岡戦以降はシーズン終了まで全試合に先発してJ1昇格に貢献しました。広島としては過密日程の今季を戦うため必要な選手として復帰要請をしていましたが、磐田も残留を強く望んでいたとのこと。そして最終的には川辺自身の判断として「J1の舞台で公式戦に出場し、もっと成長して帰ってくることも大事だと思っています」と磐田に残ることを選択したようです。レンタル移籍は活躍すればするほど戻りにくくなる、と言うジレンマがありますが、広島生まれの川辺としてはいずれは地元で活躍したい、と言う思いも強いはず。このまま大きく成長して、サンフレッチェの将来を担うような選手となって戻ってきて欲しいと思います。
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