12/18〜12/24のSANFRECCE Diary


<16.12.24> 中国新聞によると森崎和幸選手は体調不良で欠場するとのことで、丸谷がボランチで先発することになりそうです。またウタカは背中の張りを訴えて昨日は別メニュー調整となっていたそうで、今日は欠場することになります。一方、昨日から千葉が練習に復帰して、練習の雰囲気が一気に明るくなったとのこと。千葉も「さすがに明日試合をするのは無理だけど、チームが勝ち続ける限りやれることをやっていきたい」と言っているので、決勝まで進んで千葉の出場機会を作って欲しい、と思います。
 今日の試合会場はカシマスタジアムで、午後1時キックオフ。テレビ放送はNHK-BS1で生放送が予定されています。今日は生観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトの速報などをどうぞ。
<16.12.24> 中国新聞によると、ウタカの今季限りでの退団が濃厚になった、とのことです。来季の保有権が清水にあることに加え、得点王の獲得により年俸が高騰していることや、守備での貢献度が低いことなどから来季の構想から外れたとのこと。寿人に続く「頼れるエース」の退団で、来季のチーム作りはより一層難しくなりそうです。
<16.12.23> 明日は天皇杯準々決勝。サンフレッチェはアウェイで鹿島アントラーズと戦います。
 1st stageに優勝し、リーグ戦を3位でフィニッシュした鹿島は、チャンピオンシップを準決勝から勝ち抜いて7年ぶりのリーグ王者に輝きました。そして開催国枠で出場したクラブワールドカップではオークランド・シティ、マメロディ・サンダウンズ、アトレティコ・ナシオナルを次々と撃破。決勝ではレアルマドリードと対等以上に戦ったものの、延長戦の末惜しくも敗れています。リーグ戦終了後の公式戦の戦績は次の通り。
天4 ○2-1 神戸  【鹿】ファブリシオ2、【神】渡邉
CSSF ○1-0 川崎F 【鹿】金崎
CSFH ●0-1 浦和  【浦】阿部
CSFA ○2-1 浦和  【鹿】金崎2、【浦】興梠
CWC1 ○2-1 オークランド 【鹿】赤崎、金崎、【オ】 キム・デウク
CWC3 ○2-0 サンダウンズ 【鹿】遠藤、金崎
CWC5 ○3-0 ナシオナル  【鹿】土居、遠藤、鈴木
CWC8 ●2-4 マドリード  【鹿】柴崎2、【マ】ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド3
 11/23のチャンピオンシップ準決勝から25日間に7試合戦ってきた鹿島が疲れていることは間違いなく、しかも緊張度の高い試合を続けていた精神的な疲労も大きいものと思われますが、しかしそれが逆にチームの勢いとなっているのは間違いないところ。特にクラブワールドカップでは目の前でタイトルを逃したことで、次のタイトルである天皇杯を勝ち取りたいと言う気持ちもより強くなっているとのことです。昨年の広島もクラブワールドカップ直後の天皇杯準々決勝でFC東京に競り勝っているだけに、明日はその再現を狙っているのは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、主力は3週間の休養を取ったあと12/5から練習を開始して、トレーニングマッチを2試合行って調整してきました。これによって1年間身体に溜まっていた疲労は取れたとは思いますが、しかし心配なのは試合勘。実際、同志社大学戦でも湘南戦でも内容は良くなかったそうで、むしろオーストラリア遠征をしてきた若手の方が調子が良いぐらいだ、と言う情報もあります。中国新聞によると「1トップに皆川を起用する可能性が高まってきた」とのことなので、以下のような布陣で戦うと予想します。
        林

    塩谷 野上 水本

     青山  丸谷

柏             清水

  A・ロペス    柴崎

       皆川

SUB:増田、佐々木、森崎和、ミキッチ、宮吉、佐藤、ウタカ
 鹿島の頑張りで盛り上がった今年のクラブワールドカップでしたが、昨年は広島がリーベル相手に大健闘し、アジア王者の広州恒大を下して3位でフィニッシュすると言う結果を出しています。広島の選手たちにしてももう一度あの舞台に立ちたい、と言う気持ちは強いはずで、来季はそのためにはACLでの優勝が必要。となるとACL出場権獲得のためには天皇杯で優勝しなければなりません。鹿島は2013年に目の前でリーグ優勝を遂げた後は一度も勝てていない「天敵」ですが、明日はチーム一丸で戦って、天皇杯制覇に向けての一歩を踏み出して欲しいと思います。
<16.12.23> プレスリリースによると、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は20日、ドーピング検査の検体から禁止物質「メチルへキサンアミン」が検出されて暫定的資格停止措置を受けていた千葉選手の制裁内容が決定し、「資格停止を伴わない譴責処分」となりました。これにより千葉選手は全ての禁止処分を解除され、試合出場や練習、クラブのイベント等に参加することが可能になりました。中国新聞によると暫定的資格停止処分が下された10/21以降クラブは千葉選手とともに原因究明に取り組んできたそうで、メチルヘキサンアミンの混入を疑われる物質の検証を1つ1つ検査期間に依頼。その中でクラブが使用を認めていた(製造元に成分を確認して安全だとしていたらしい)サプリメントから取り込んだことが判明し、15日の聴聞会で潔白が証明されたそうです。織田社長は「千葉選手には大変申し訳ない。遺憾の極みであるとともに多くの関係者にご迷惑をおかけした」と謝罪していたそうで、「今後は...社内体制の抜本的見直しとともに、より一層の厳しい管理と指導をおこなってまいります」とプレスリリースしています。
 中国新聞には「千葉が受けた心理的、金銭的ダメージは計り知れない」と書かれていますがまさにその通り。この2ヶ月間試合に出れなかったばかりか、森崎浩司選手の引退セレモニーなど様々な行事にも参加できませんでした。その上もし2年間の出場停止ともなれば、31歳の千葉としては引退も考えざるをえなくなる可能性もあり、その心労は第三者の想像を超えるものだったに違いありません。出場停止が解けたとは言え練習もできなかった千葉が天皇杯に出場できるとは思えないのですが、一日でも早く心と身体を調整して、サポーターの前に姿を現して欲しいと思います。
<16.12.22> 先週末から始まった高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)に中国第一代表としたサンフレッチェJrユースは、1回戦を名古屋U15と戦い0-1で敗れました。メンバーは、GK:小野、DF:松崎、長澤、岡本、城水、MF:吉原(→坂口73分)、有光(→牛原60分)、西川、山根(→藤岡78分)、FW:棚田、久保。失点は41分でした。なお中国第二代表の岡山U-15は1回戦で京都U-15に4-0で勝ちましたが2回戦では東京VJrユースに0-4で敗れて敗退。中国第三代表のバイエルンツネイシは清水Jrユースに0-3で敗れ、こちらも1回戦敗退でした。
<16.12.22> 先週チリに遠征して「COPA UC 2016」に参加したU-16日本代表は、結局7位に終わりました。グループリーグ第2戦以降の結果は次の通り。
【グループリーグ】
U-16日本代表 0-2 U-16メキシコ代表
 [GK]大内、[DF]松井、山口(→小林64分)、瀬古、菅原、[MF]椿(→東60分)、
 喜田、福岡、上月(→平川HT)、[FW]中村、原(→山田43分)

U-16日本代表 4-1 U-16ペルー代表 【日】菅原、中村、平川、瀬古
 [GK]谷、[DF]瀬古、菅原、小林、東、[MF]平川、福岡(→桂58分)、
 喜田(→松井48分)、井川、[FW]山田、中村(→椿55分)

【順位決定戦】
U-16日本代表 1-1 U-16チリ代表 【日】平川
      PK3-4
 [GK]大内、[DF]松井、菅原、小林、山口(→上月38分→桂68分)、
 [MF]平川、喜田、瀬古、東、椿(→中村38分)、[FW]山田

U-16日本代表 3-0 U-16ペルー代表 【日】平川、福岡、瀬古
 [GK]谷、[DF]瀬古、菅原、小林、喜田、[MF]平川、福岡、
 東(→椿55分)、井川、[FW]山田(→桂68分)、原(→中村HT)

<16.12.21> 今朝の中国新聞によると、新潟に期限付き移籍していた野津田選手が、来季は清水にレンタルされることが確実になったそうです。今季は飛躍が期待されていた野津田ですが、チームでなかなか出場機会をつかめない中で4月に新潟に移籍。18試合に出場して2得点を挙げたものの、監督の途中交代の影響もあってレギュラー確保までは行かずに終わりました。また目標としていた五輪代表もバックアップメンバーに終わり、出場することは叶いませんでした。広島は浅野と寿人の移籍や森崎浩の引退など攻撃陣の駒が少なくなっているため野津田への期待は大きかったのですが、こうなったからにはもう1年レンタルで鍛えて、押しも押されぬレギュラー級の選手として戻ってきて欲しいと思います。
<16.12.21> 昨日Jリーグアウォーズが行われ、サンフレッチェからは塩谷選手が3年連続3回目のベストイレブンに選ばれました。今回ベストイレブンに選ばれたのは次の選手たち。
【GK】西川(浦和)
【DF】昌子(鹿島)、槙野(浦和)、森重(FC東京)、塩谷(広島)
【MF】阿部、柏木(浦和)、中村(川崎F)
【FW】齋藤(横浜FM)、小林(川崎F)、レアンドロ(神戸)
 最優秀選手賞は川崎Fの中村憲剛選手が初めての受賞。またベストヤングプレーヤー賞はG大阪の出口選手。最優秀ゴール賞は名古屋の田口選手でした。更にレアンドロ選手と並んでピーター・ウタカ選手が得点王に輝きました。(なぜウタカがベストイレブンに選ばれなかったか、など疑問は多々あるのですが...まあ選出方法に問題があるということで。)
 そして、サンフレッチェとして何よりも誇りに思うのは、またもやフェアプレー賞高円宮杯を受賞したこと。森保監督就任以来5年連続で、通算6回目と言うのはもちろん歴代最多受賞となります。先日のクラブワールドカップで鹿島がフェアプレー賞を受賞したことに象徴されるように日本のチームは国際的にもフェアプレーで評価されることが多いのですが、その中でも特に広島がその流れを引っ張っていると言って良いのではないでしょうか。
<16.12.20> 先日発売された紫熊倶楽部の1月号(Vol. 227)を紹介します。トップ記事は佐藤寿人選手の移籍会見と囲み取材の全文。広島を離れることになって感じる思いとともに、プレーヤーとしてもう一花咲かせたい、と言う決意を4ページにわたって述べています。またこれに続くコラムでは、17試合連続負けなしの記録をストップすることになった、2009年8月1日の鹿島戦の寿人のゴールを取り上げています。
 今月号のもう一つの特集は、若手選手にスポットを当てた記事。その中でまず取り上げられているのは宮吉選手で、「I AM A STRIKER」と題して、高木琢也、久保竜彦、佐藤寿人に続く「第4代エース」への期待を綴っています。また後ろのカラーページで登場しているのは長沼選手。サッカーを始めたきっかけから広島ユースでの経験、トップ契約、U-19代表でのプレー、U-20W杯への思い、そしてチームでのポジション争いなどについて語っています。続く記事はオーストリアキャンプのレポート。更にそこで久々に出会った、広島ユース出身にして森保監督の次男でもある森保圭悟選手の現在を紹介しています。
 先月号から続く森崎浩司選手の引退に寄せたメッセージ集として、チームメイトたちがそれぞれの言葉を贈っています。またユースのレポートとして、準優勝に終わったJユースカップの戦いをまとめています。そして最終ページは、11/12に行われた天皇杯4回戦の鳥栖戦のマッチレポートです。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。V-POINTと広島県内の大手書店で発売中です。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<16.12.19> 先週末に高円宮杯プレミアリーグ参入戦が広島県内で行われ、米子北高(中国1位)、浦和ユース(関東1位)、阪南大高(関西)、福岡U-18(九州2位)が来季のプレミアリーグ参入を決めました。参入戦の全結果は次の通り。
【Aブロック】
米子北高   3-1 東京Vユース
札幌U-18   3-1 明徳義塾高
米子北高   1-0 札幌U-18

【Bブロック】
浦和ユース  4-0 帝京長岡高
長崎総科大附 5-2 岡山学芸館高
浦和ユース  1-0 長崎総科大附

【Cブロック】
新潟明訓高  1-0 浜松開誠館高
阪南大高   2-0 桐光学園高
阪南大高   1-0 新潟明訓高

【Dブロック】
福岡U-18   3-1 JFAアカデミー福島
広島皆実高  1-0 仙台ユース
福岡U-18   3-0 広島皆実高

<16.12.18> 中国新聞によると、サンフレッチェは岡山のGK中林洋次選手の獲得に乗り出していることが分かったそうです。2008年シーズン途中に鳥栖から広島に加入した中林は、下田や佐藤昭の怪我などにより翌年は正GKとしてリーグ戦28試合に出場し、チーム初の4位躍進に貢献しました。しかし西川の加入でその後2年間はナビスコカップと天皇杯の出場に限られ、2012年から岡山に移籍してレギュラーとして活躍してきました。広島のGKはここ3年間林がレギュラーを務めて来ましたが来季は35歳。そろそろ「次」を考えなければならないのは確かだと思います。増田も廣永も能力の高い選手ですしユースからは大迫も育ってきているので長期的には問題ないと思うのですが、短期的なリスク管理を考えると強化部は経験豊富な選手がもう一人必要だ、と考えているのかも知れません。もともと反応の速さやシュートストップなどGKとしての基本性能には疑いの無い中林ですが、岡山での4年間でいろいろな意味で大きく成長しているはず。もし広島に来ることになれば、林との激しいポジション争いが展開されることになりそうです。
<16.12.18> 昨日湘南との練習試合を45分×3+30分×1で行い、4-1で勝ちました。メンバーは不明で、得点は2本目の2分に皆川、32分にアンデルソン・ロペス、3本目の15分に宮吉、4本目の29分に茶島。失点は4本目の22分でした。
<16.12.18> 昨日埼玉スタジアム2002で行われた「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016チャンピオンシップ」で、サンフレッチェユースはPK戦で敗れ4年ぶり3度目の優勝を逃しました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:大迫、DF:東野、イヨハ、里岡、MF:川井、力安、川村、藤原、満田、仙波、FW:山根。対する青森山田高は、GK:廣末、DF:小山、橋本、小山内、三国、MF:住永、郷家、高橋、嵯峨、檀崎、FW:鳴海、と言うメンバーでした。立ち上がりは青森山田のロングボールとパスワークを組み合わせた戦いに押し込まれ、17分には嵯峨のシュートを大迫が弾きこれを押し込まれたもののオフサイドのジャッジに救われます。対する広島もその後押し返し、19分には満田のクロスに仙波が走り込んで決定的なヘディングシュートを放ちましたが惜しくも枠外。22分にはCKからの藤原のシュートがポストに弾かれ、前半アディショナルタイムにも山根がシュートしたもののGK正面を突いてスコアレスでハーフタイムを迎えました。後半立ち上がりは青森山田の高い位置からのプレッシャーに押し込まれたもののそこを耐えるとその後は広島ペースで、素早いパスワークで相手陣内に攻め込むものの堅い守備は崩せません。結局延長の20分間も含めて110分間戦ったものの決着がつかず、勝敗はPK戦に持ち込まれることになりました。そしてPK戦は4人目まで全員が決めた青森山田に対して広島は1人目が止められ4人目が外し、悔し涙にくれることになりました。
 試合後に沢田監督は「非常に厳しい現実を突きつけられた...僕自身の力が足りなかった」と述べています。ジュニアユースで経験を積んだ沢田監督がユース監督に「昇格」して1年半。昨年は残留争いに巻き込まれながらも持ちこたえ、今季は1年生と2年生を主力に抜擢しつつチーム力を高めました。そして夏のクラブユース選手権では3年ぶりに準々決勝進出。またJユースカップでも3年ぶりに決勝に進出し、高円宮杯プレミアリーグウェストでは4年ぶり3回目の優勝を果たしました。森山監督の退任以降落ち込んでいたユースの成績を再びトップレベルまで引き上げた、と言う沢田監督の実績は讃えられるべきだと思いますが、しかし2度までも決勝で敗れたと言うことは「まだまだ足りないものがある」(沢田監督)と言うことなのでしょう。監督・スタッフと選手たちはこの悔しさを糧として、来季はもっと強い「サンフレッチェ広島ユース」を作ってくれるのではないでしょうか。

ゲキサカ  戦評  大迫  廣末  青森山田の4バック
サッカーダイジェストWeb  青森山田がチャンピオンシップ初制覇  廣末陸が激白
SANFRECCE Diaryトップページに戻る