6/19〜6/25のSANFRECCE Diary


<16.6.25> 中国新聞によると今日は佐藤寿人選手の第3節以来の先発出場が濃厚だとのこと。ウタカとのツートップで前線をかき回して、チームを勝利に導いて欲しいと思います。一方の甲府はベテラン土屋が全体練習に合流し、3試合ぶりに先発出場する可能性が高そう。また柏への完全移籍が決まったクリスティアーノのラストゲームだとのことなので、いつも以上に厳しい戦いを覚悟しておいた方が良さそうです。
 今日の試合会場は山梨中銀スタジアムで、午後7時キックオフ。当日券は4時から全席種販売されます。テレビはスカパー!ch585とBS241で生放送が予定されています。今日もブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをご覧下さい。
<16.6.24> 明日はJ1リーグ1st stage最終節。サンフレッチェはアウェイでヴァンフォーレ甲府と戦います。
 クラブとしては最長となる4シーズン連続でJ1を戦う甲府は、今季も阿部や伊東ら主力を抜かれながらも昨年からの継続を重視したチーム作りでスタートしました。しかしやはり戦力的な上積みが事実上クリスティアーノと田中だけ、と言う状況は厳しく、早くも残留争いを戦うと言う感じになっています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○2-0 神戸  【甲】クリスティアーノ2
2H ●0-1 G大阪 【G】長沢
3A △1-1 鳥栖  【甲】クリスティアーノ、【鳥】金民友
4H ●0-4 川崎F 【川】中村2、森谷、田坂
N1A ○2-1 鹿島  【甲】セレスキー、ニウソン、【鹿】山本
N2H △0-0 大宮
5A ●1-2 浦和  【甲】稲垣、【浦】興梠、森脇
N3A ●0-1 磐田  【磐】松井
6H ○3-1 湘南  【甲】津田、クリスティアーノ2、【湘】高山
7A △1-1 大宮  【甲】チュカ、【宮】家長
N4A △0-0 名古屋
8H △1-1 FC東京 【甲】稲垣、【東】平山
9A △2-2 新潟  【甲】田中佑、クリスティアーノ、【新】田中達、OG
10H ●0-2 柏   【柏】ディエゴ・オリヴェイラ2
11A △2-2 横浜FM 【甲】熊谷、津田、【横】中町、齋藤
12H △2-2 名古屋 【甲】田中佑、松橋、【名】シモビッチ、古林
N5H ●0-2 神戸  【神】田中雄、小林成
13A ●3-1 磐田  【甲】稲垣、【磐】太田、小林祐、松浦
N6H ○1-0 湘南  【甲】河本
14A ●0-4 鹿島  【鹿】土居2、柴崎、金崎
15H ○1-0 福岡  【甲】セレスキー
16A ●1-2 仙台  【甲】クリスティアーノ、【仙】ハモン・ロペス、野沢
 前節は開始早々に先制点を奪い、その後はクリスティアーノを前線に残して守りを固める、と言う割り切った戦いを進めました。しかし後半14分に同点に追いつかれると、34分に勝ち越しを許して勝点を1つも取れずに終わっています。明日はホームゲームではありますが、勝点1でもOKと言うような割り切った戦いを挑んでくる可能性もありそうです。
 対するサンフレッチェですが、累積警告で宮原が出場停止。また青山も全治4週間と言うことで、先発メンバーの入れ替えが必要です。中国新聞によると今週は森崎和をDFラインに下げて丸谷のワンボランチとして、寿人とウタカのツートップで練習していたとのこと。これまで試合途中のオプションとしてのみ使っていた布陣を試合の最初から使ってくる可能性が高そうです。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 森崎和

       丸谷

柏             清水

   浅野      柴崎

     ウタカ 佐藤

SUB:増田、吉野、キム、高橋、茶島、宮吉、皆川
 昨年の1st stageは勝点を34取ったのに対して今年はまだ26なので、明日は是非とも勝って少しでも上位に近づいておきたいところ。昨年は勝ったものの甲府とのアウェイゲームは苦しい試合になることが多いので、明日も90分間集中して戦って、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<16.6.23> 中国新聞によると、浅野に対して海外の複数クラブから獲得の打診があったそうです。正式オファーはまだですが、ドイツ、スイス、オーストリア等のクラブから打診があったとのこと。足立強化部長によると「どの時期での移籍を考えているかやお金など、お互いが探り合いをしている」状態だそうです。広島は浅野との契約を2018年まで延長していて移籍金も300万ユーロ前後に設定しているそうですがそこは交渉ごと。浅野本人がどれだけ行きたいか、相手側がどれだけ必要としているか、等も加味しながら、お互いのクラブでのすり合わせを行うのだろうと思います。織田社長はこの件について「広島に残ってもらいたいが、浅野自身が希望し、彼の成長が見込めることとともに広島にもメリットがあるオファーなら考える」とのことなので、少なくともオリンピックが終わるまではじっくり考えることになるのではないでしょうか。
<16.6.23> 日本サッカー協会は昨日アメリカに遠征するU-19代表を発表し、広島から長沼が選ばれました。今回選出されたのは次の21人。
【GK】小島亨(早稲田大)、山口(ロリアン)
【DF】浦田(千葉)、柳(FC東京)、野田(G大阪)、町田(鹿島)、
    小島雅(仙台)、大南(磐田)、冨安(福岡)
【MF】坂井(大分)、三好(川崎F)、杉森(名古屋)、長沼(広島)、
    神谷(湘南)、市丸、堂安(G大阪)、遠藤(横浜FM)
【FW】垣田(鹿島)、岸本(C大阪)、小川(磐田)、岩崎(京都橘高)
 中国遠征のメンバーから大迫(広島ユース)、中山(柏)、久保田(鹿島)、高木(G大阪)が外れ、山口、野田、三好、神谷、遠藤が選ばれています。このメンバーは今月末にアメリカに渡ってNTC招待大会に参加して、パナマ、コスタリカ、アメリカと対戦します。
<16.6.22> プレスリリースによると浦和戦で途中交代した青山選手は一昨日広島市内の病院で検査を受けて、右ハムストリングス筋損傷(肉離れ)で全治4週間と診断されました。これにより、7月半ばまでのリーグ戦5〜6試合は欠場することになりそうです。
<16.6.22> 先週中国で行われていたPanda Cup 2016に参加していたU-19日本代表は2勝1分けで2年連続の優勝を飾りました。今回選出されていたメンバーは次の20人。広島からは長沼とユースの大迫(追加招集)が選出されています。
【GK】小島亨(早稲田大)、大迫(広島ユース)
【DF】浦田(千葉)、中山(柏)、柳(FC東京)、町田(鹿島)、
    小島雅(仙台)、大南(磐田)、冨安(福岡)
【MF】久保田(鹿島)、坂井(大分)、杉森(名古屋)、長沼(広島)、
    市丸、高木、堂安(G大阪)
【FW】垣田(鹿島)、岸本(C大阪)、小川(磐田)、岩崎(京都橘高)
 3試合戦った試合の結果は次の通り。
日本 5-0 クロアチア 【日】小川、堂安、杉森、岸本2
 [GK]小島亨、[DF]柳、中山、浦田(→市丸74分)、大南、
 [MF]冨安(→久保田75分)、坂井、堂安、杉森(→長沼86分)、
 [FW]小川、岸本

日本 2-1 チェコ 【日】岩崎、浦田
 [GK]小島亨、[DF]町田、浦田(→中山69分)、小島雅、大南(→冨安57分)、
 [MF]長沼(→杉森90+3分)、久保田、高木(→堂安69分)、市丸、
 [FW]垣田(→岸本69分)、岩崎

日本 0-0 中国
 [GK]大迫、[DF]柳(→浦田HT)、中山、冨安、小島雅
 [MF]坂井、堂安、市丸(→久保田79分)、杉森(→長沼HT)
 [FW]岸本(→垣田63分)、岩崎(→高木63分)
 どの試合も暑い中での厳しい試合だったそうですが、その中で集中を切らさず戦い3試合で1失点に抑えたことが「継続して活動している成果」(内山監督)だった、と言えるでしょう。10月に行われるAFC U-19選手権2016に向けて、順調にチーム作りが進んでいると言えそうです。
<16.6.21> 日本サッカー協会は昨日南アフリカとの親善試合を戦うU-23日本代表を発表し、広島からは浅野と新潟にレンタル中の野津田が選ばれました。今回招集されたのは次の21人。
【GK】櫛引(鹿島)、中村(柏)
【DF】松原(新潟)、亀川、(福岡)、橋本、室屋(FC東京)、
    植田(鹿島)、三浦(清水)、中谷(柏)
【MF】大島、原川(川崎F)、遠藤(浦和)、伊東(柏)、
    矢島、豊川(岡山)、野津田(新潟)、井手口(G大阪)
【FW】鈴木(新潟)、中島(FC東京)、浅野(広島)、オナイウ(千葉)
 トゥーロン国際大会のメンバーから三丸(鳥栖)、奈良(川崎F)、ファン・ウェルメスケルケン(ドルトレヒト)、喜田、前田、富樫(横浜FM)、南野(ザルツブルグ)、久保(ヤングボーイズ)、鎌田(鳥栖)が外れ、松原、橋本、室屋、中谷、遠藤、伊東、鈴木、中島が復帰しています。手倉森監督の言葉を借りずとも「最終テスト」であるのは間違いないところで、オーバーエイジの2人(または3人)と久保、南野を除いた13〜14人のフィールドプレーヤーの枠を、GKを除いた19人で争うことになります。特にこれまで主力として活躍してきながら怪我で離脱していた松原、室屋、鈴木がどこまで戻ってきているかを見極めることが重要になるはず。特に五輪代表選出のボーダーライン上にいる野津田には、悔いの無いプレーをして欲しいと思います。
<16.6.20> スポニチの記事によると、ドイツ・ブンデスリーガ1部のアウグスブルグが、浅野の獲得のために300万ユーロ(約3.5億円)を用意していることが分かったそうです。報道によると浅野の移籍金は「5億円前後」に設定してあるらしいのですが、足立強化部長は先日「海外への移籍交渉を考えるときに来ている」と語っているため交渉次第では満額でなくても認める可能性もありそう。正式オファー次第では、この夏の移籍も現実味を帯びてきました。
<16.6.20> 昨日福岡との練習試合を行い、2-2で引き分けました。後半6分に失点しましたが34分に宮吉が同点ゴール。その後39分に勝ち越されましたが、後半アディショナルタイムに皆川の得点で追いつきました。
<16.6.19> 昨日ホームに今季最多の24,656人を集めて行われたJ1リーグ1st stage第16節浦和戦は、塩谷の2ゴールなどで逆転で勝って4位に浮上しました。
 浅野が3ヶ月ぶりに先発。また3試合ぶりに茶島がベンチ入りして、以下のメンバーで戦いました。
        林

    塩谷 千葉 宮原

     青山 森崎和(→佐藤61分)
     (→丸谷41分)
柏             清水

   浅野      柴崎

       ウタカ(→皆川86分)

SUB:増田、キム、高橋、茶島
 対する浦和は、GK:西川、DF:森脇、遠藤、槙野、MF:関根(→ズラタン73分)、駒井、阿部、宇賀神、梅崎(→李73分)、武藤(→柏木73分)、FW:興梠、と言うメンバーでした。立ち上がりは浦和のプレスをかい潜ってパスを繋ぎ、良い形で攻め込みます。そして先に試合を動かしたのは広島。前半5分、ウタカの絶妙なスルーパスで抜け出した柴崎がニアサイドを打ち抜いて、ファーストシュートで先制点を奪いました。
 その後はやや広島のペースが落ちたのに対して、浦和の圧力が強まります。10分にはFKを槙野が直接狙い、13分には阿部のパスを受けた武藤が反転シュート。21分にはペナルティエリア内から駒井にシュートを打たれましたが林が素晴らしい反応で防ぎます。そして前半25分、右サイドに展開した浮き球のパスを清水が頭に当てたもののクリアし切れず、こぼれたところに走り込んだ関根に決められ同点に追いつかれてしまいました。
 この直後に広島も、青山のパスで抜け出した柴崎が決定的なシュートを放ちましたが西川がファインセーブ。28分には青山のパスから波状攻撃を仕掛けますが跳ね返されます。そしてその後は再び浦和にペースを握られ、33分には梅崎のミドルを林が好反応で凌ぐ、と言うシーンを作られます。そして前半39分、森脇のパスを受けた宇賀神がダイレクトで打ったボールがゴールネットに収まって、勝ち越しを許してしまいます。そしてその後は青山がピッチを去るアクシデントがありつつも44分にはCKからウタカ、45分には森崎和から浅野と相手ゴール前に攻め込みましたが得点は奪えず、浦和にリードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半は立ち上がりから広島が積極的に前から奪いに行きます。対する浦和は2分には西川の縦パスから興梠が右サイドに抜け出してシュート気味に狙いましたが枠外。5分にも興梠に危ういシュートを打たれましたが枠を外れて助かります。広島も後半12分、CKのボールを森崎和がニアで逸らせましたがバーに弾かれます。その後寿人を投入してツートップに変更し、ボランチを1枚にして攻撃の圧力を強めようとする森保監督。広島の選手たちはスタンドの大声援を受けて前へ、前へと出て行きます。そして後半18分、右からのCKを塩谷がダイレクトボレーで突き刺して、再び同点に追いつきました。
 この後は運動量が落ちた浦和に対して広島がペースを握ります。そして22分の清水のクロスにウタカが飛び込む、と言う決定機を作ります。そしてその1分後、塩谷の攻め上がりからウタカのパスを柴崎がシュートするとポストに嫌われたものの、攻め上がった勢いのままにゴール前まで詰めていた塩谷が頭で押し込んで、広島が再びリードを奪いました。
 流れを変えようと一気に3人を交代するペトロヴィッチ監督。しかし広島の攻勢は変わらず、31分には浅野がドリブルで攻め上がってシュートしましたが枠外に外れます。そして後半37分、柴崎のパスで抜け出したウタカのシュートは惜しくもポストを叩きましたが、その直後のプレーでゴールキックを受けた柏木の横パスを寿人が奪ってそのままシュートを決めて、リードを2点に広げました。
 その後41分にもカウンターから柏が攻め上がり、浅野が、柏がシュートしましたが止められます。逆に42分にはCKをズラタンに合わせられましたがポストに当たり、放り込まれたボールをズラタンがオーバーヘッドで狙いましたがこれもバーが弾きます。このピンチを脱するとその後は落ち着いて時間を進めて、終了のホイッスルとともにエディオンスタジアムには歓喜の声が響き渡りました。
 ここまで2試合、先制点を奪いながらすぐに追いつかれて引き分けに終わっている広島。この試合も5分に先制したもののその後の浦和のプレッシャーにたじたじとなり、前半のうちに逆転されて「またか」と思わせるような展開でした。またキャプテン青山が自らピッチを去って、ますます厳しい状況に追い込まれてハーフタイムを迎える、と言うことになっていました。そしてそんな悪い雰囲気の中、ハーフタイムのロッカールームで声を上げたのはウタカだったとのこと。試合後のインタビューでは「今回初めて、チームに対して檄を飛ばした」と語っていますが、その言葉によってチーム全体が戦う気持ちを取り戻し、アグレッシブなプレーで後半だけで3点取って逆転勝利を収めました。相手も連戦のためか調子が悪く、60分過ぎから運動量が落ちてプレスがかからなくなった、と言うことはありましたが、しかし勝利の要因はそれだけでは無いでしょう。やはりチーム全体が「勝つ」と言う思いで一つになってリスクをかけながら攻めること。また逆襲を受けても集中を切らさず守ること。それができていたからこその勝利だったと言えます。ACLと平行した連戦とその中で蓄積した疲労は広島にとっても厳しいものですし、特に怪我人続出と代表選出でなかなかメンバーが揃わないと言う難しさもありますが、そのような困難な状況を打ち破ってこそ「優勝」と言う結果が得られるもの。昨年と同様に浦和戦での逆転勝利をきっかけとして、今季の大きな目標に向かって再スタートを切ることができるのではないでしょうか。
 それにしてもこの試合の大きなポイントは、佐藤寿人選手のゴールだったと言えるでしょう。昨年まではエースとして君臨して来たにも関わらず、今季のここまでのリーグ戦の先発はわずかに3試合。5月以降はベンチ入りもできない試合もあるなど、本人にとっては非常に厳しい状況だったのは想像に難くありません。実際「長男には『移籍した方がいいんじゃない』と言われるぐらいの状況」で「それも選択肢の一つかな」と思ったこともあったそうですが、しかしそんな中でもチームの勝利のために、得点を取るために何をすべきか、何が必要かを考え続けてきた結果がここに繋がったのではないかと思います。昨年も川崎F戦での山岸の「涙の決勝ゴール」によって優勝に向かう流れを加速しましたが、今年もこの寿人のゴールが連覇への流れを作ることに期待したい、と思います。

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ゲキサカ  戦評  寿人涙の復活ゴール
日刊スポーツ  スコア詳細  試合経過  寿人  塩谷  柏木
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評 -->  塩谷が2ゴール  浦和惨敗  PHOTO  男泣きの背景とは?

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