6/26〜7/2のSANFRECCE Diary


<16.7.2> サッカーダイジェストの記事によると宮原と大谷も負傷したとのことで、今日も前節同様森崎和がストッパーに入る可能性が高そうです。一方攻撃陣はウタカと寿人のツートップ+浅野、柴崎のトップ下が練習でも良い動きをしていたとのこと。前節と同じ布陣で磐田の「広島対策」を打ち破って欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-8&U-9とU-11が2時から。「フォリアチャレンジ」が5時15分ごろから行われます。ファンクラブサロン前では「子育て応援!カルビーパーク」が5時から。おまつり広場では「安芸高田市ブース」「てぶらで帰宅サービス」「サンチェふわふわドーム」「メディアジョンブース」「にぎわいステージ」がそれぞれ3時からスタートします。
 先着プレゼントは「スタジアム限定仮面ライダーポストカード」を小学生以下先着3,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、浅野選手のプレミアムカードです。試合会場限定グルメは、「つめた〜い静岡茶漬け」を500円で提供。選手コラボメニューは、佐藤寿人選手の「ミルフィーユ勝つレツ」800円と清水選手の「明太高菜チャーハン」700円です。また行列のできる生ビール専門店「ビールスタンド重富」の出張販売(生ビール1杯600円)や、3種類のお酒を提供する「清酒呑み比べセット」(西条鶴辛口純米酒、瑞冠純米吟醸、開運特別純米酒の3種セット900円)もありますのでお楽しみください。
 テレビはスカパー!ch582とCS802で生放送が予定されています。今日は現地観戦予定なのでブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はモバイルサイトの速報などをどうぞ。
<16.7.2> 日本サッカー協会は昨日リオデジャネイロ五輪のサッカー男子代表を発表し、広島から塩谷と浅野が選ばれました。また新潟にレンタル中の野津田はバックアップメンバーに選ばれました。今回選出されたのは次の18人。
【GK】櫛引(鹿島)、中村(柏)
【DF】藤春(G大阪)、塩谷(広島)、亀川(福岡)、室屋(FC東京)、
    岩波(神戸)、植田(鹿島)
【MF】大島、原川(川崎F)、遠藤(浦和)、矢島(岡山)、
    中島(FC東京)、南野(ザルツブルグ)、井手口(G大阪)
【FW】興梠(浦和)、久保(ヤングボーイズ)、浅野(広島)
 南アフリカ戦のU-23代表からは松原、野津田、鈴木(新潟)、橋本(FC東京)、三浦(清水)、中谷、伊東(柏)、豊川(岡山)、オナイウ(千葉)が「落選」し、オーバーエイジの藤春、塩谷、興梠と「海外組」の南野と久保、及び怪我で離脱中の岩波が入りました。また、杉本(徳島)、中谷(柏)、野津田、鈴木(新潟)がバックアップメンバーに入りました。代表メンバーはJ1リーグ2nd stage第4節終了後の7/19に集合してトレーニングをスタートし、7/30にU-23ブラジル代表と親善試合を戦います。そして8/4〜8/10にグループリーグのナイジェリア戦、コロンビア戦、スウェーデン戦を戦い、勝ち上がれば最長で8/20の決勝・3位決定戦まで滞在することになります。またバックアップメンバーは8/1〜13の間チームに帯同する予定です。
 メンバーを見た印象ですが、まだ試合に復帰していない岩波が入ったのが意外といえば意外ですが、それ以外はほぼ予想通り、と言う感じではないでしょうか。手倉森監督はバックアップメンバーについて「23人なら確実に入ってくる」と述べていたそうですが、それは本当のところなのだと思います。野津田は「まだ気持ちの整理がつききらない部分がある」と悔しさを滲ませていたそうですが、怪我人などで入れ替わる可能性はあるのでチャンスが来ることを信じて待つしかないでしょう。これをサッカー選手としてより一層成長するための試練だと思って、今後は今まで以上に精進して欲しいと思います。
<16.7.1> 明日は2nd stage第1節。サンフレッチェはホームにジュビロ磐田を迎えます。
 3年ぶりにJ1で戦う磐田は、ジェイやカミンスキー、八田ら怪我人続出で苦しい時期があったものの、若手の活躍などもあって1st stageは勝ち点23を取って8位と健闘しています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
9H ○1-0 広島  【磐】中村太
10A ●1-4 神戸  【磐】アダイウトン、【神】レアンドロ2、ペドロ・ジュニオール、渡邉
11H △1-1 鹿島  【磐】小林、【鹿】金崎
12A ●1-2 G大阪 【磐】小林、【G】アデミウソン、遠藤
N5A ●0-1 大宮  【宮】大山
13H ○3-1 甲府  【磐】太田、小林、松浦、【甲】稲垣
N6A △1-1 鹿島  【磐】藤田、【鹿】杉本
14A ●0-1 川崎F 【川】OG
N7H ●1-3 名古屋 【磐】ジェイ、【名】小屋松、竹内、川又
15H △0-0 FC東京
16A ●0-1 湘南  【湘】端戸
17H ○3-0 仙台  【磐】アダイウトン2、太田
 前節は好調・仙台が相手ということで序盤から苦しい戦いを強いられましたが、前半24分にパパドプーロスの守備からカウンターで先制点を奪い、その後は仙台の猛攻を受けながらも耐えながら着々と加点して1ヶ月ぶりの勝利を収めています。エース・ジェイがチームの和を乱したとしてメンバーから外される中で、チーム一丸となって戦って勝利したと言うことでチーム内部は大いに盛り上がっているはず。名波監督のもと前回と同様に広島対策を十分に練って、アウェイに乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節出場停止だった宮原が戻ってきます。前節は3-1-4-2でスタートして試合途中で3-2-4-1にシフトチェンジした森保監督がどちらの布陣を選択するかが注目されますが、前回の磐田戦ではミラーゲームを仕掛けられて苦しんだことを考えると新布陣でスタートしそうな気がします。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 森崎和

       丸谷

柏             清水

   浅野      柴崎

     佐藤  ウタカ

SUB:増田、キム、宮原、高橋、茶島、宮吉、皆川
 1st stageはACLと並行して戦う過密日程を強いられたこともあって一時は16位まで順位を落としたサンフレッチェですが、このところ4試合負けなしと調子が上がって来ています。首位との勝ち点差は10と昨年同時期の7よりも大きいのですが、2年前にはG大阪が勝ち点差12をひっくり返して優勝していることを考えれば十分射程距離内と言えます。まずはステージ開幕戦に勝利して、スタートダッシュして欲しいと思います。
<16.6.30> 中国新聞によるとサンフレッチェの関係者は昨日、浅野にアーセナルからの正式オファーが来ていることを認めた、とのことです。浅野には既にアウグスブルグやザルツブルグからの正式オファーが来ていたそうですが、アーセナルからのオファーはこれらよりも良いものらしく「近く正式契約を結ぶ」とのことで、五輪前にも完全移籍することになりそうです。ただプレミアリーグでのプレーに必要なビザ取得のためには「自国のフル代表として過去2年間の公式戦での出場率が75%以上」と言う規定があるため、すぐにアーセナルでプレーするのは無理。2010年にアーセナルと契約した宮市亮のように、まずはどこかにレンタルされるのは間違いなく、そこで結果を残して特例でのビザ取得を目指すか、あるいは日本代表の主力になれるよう頑張るしかありません。いずれにせよ浅野にとっては厳しい未来が待っているわけですが、彼の成長度を考えればきっと軽々とその壁を越えてくれるはず。広島での残り試合での活躍と、今後のプレーに期待したいと思います。
<16.6.30> 昨日U-23日本代表は南アフリカとの親善試合を戦い、4-1で勝ちました。メンバーは、GK:櫛引、Df:室屋、植田、亀川(→松原67分)、中谷、MF:大島(→橋本51分)、矢島(→鈴木79分)、野津田(→伊東HT)、井手口(→原川HT)、FW:中島、浅野(→伊東59分)。試合は前半30分に競り合いから亀川がハンドを取られてPKから先制点を許しましたが、37分に矢島のスルーパスで抜け出した大島のパスを中島が決めて同点。続いて前半44分には室屋のクロスに矢島が合わせてリードを広げ、前半アディショナルタイムには高い位置でボールを奪った浅野のクロスを中島が頭で押し込んで、リードを2点に広げてハーフタイムを迎えました。そして後半はいきなり3分にGKからのフィードのこぼれを拾った浅野がドリブルから見事なシュートを決めて4点目。その後は押し込まれる時間帯もあったものの落ち着いて跳ね返して、そのまま勝利のホイッスルを聞きました。南アフリカは長旅の疲れから身体のキレが無く勝って当然、と言う試合だったような気もしますが、その点を差し引いても全体的に良い戦いができていたと思います。今後このチームはメンバーを絞り込むとともにオーバーエイジを入れて改めてチーム作りをすることになりますが、五輪本番に向けて良い準備ができている、と言って良さそうです。
 ところでサンフレッチェ関係では浅野と野津田が先発し、いずれも途中交代となりました。浅野は1アシスト1得点と言う結果に見られるように自信に溢れたプレーでチームを牽引。これまでのような途中出場からのプレーだけでなく、先発で出ても十分に機能するところを見せました。一方の野津田も最初の方は積極的なプレーでボールに関わり、20分には惜しいシュートも放ちました。しかしチームが中島や矢島を中心に回り始めるとポジションが下がり気味になり、あまり攻撃に関われなくなったのは残念。ハーフタイムで替えられたのは決して出来が悪かったから、ということでは無いと思いますが、本人にとっては不完全燃焼の試合だったのではないでしょうか。手倉森監督はこの試合の結果だけからメンバーを選ぶのではないと思いますし、セットプレーと左足のミドルに特徴のある野津田の有用性が下がることはないと思いますが、選ばれる可能性を上げることはできなかった、と言うのは残念。明日のメンバー発表までは落ち着かないとは思いますが、選ばれるか選ばれないかに関わらずここはいったん心と身体をリセットして、新潟でのポジション奪取に向けて頑張るしかないと思います。
<16.6.29> 月が変わらないうちに、紫熊倶楽部7月号(Vol. 221)を紹介します。
 表紙は先日のG大阪戦でJ1通算400試合出場を達成した森崎和幸選手。そして最初の記事は、選手とスタッフによる証言集「仲間達が語る 偉大なる森崎和幸」です。またこれに続くのは森崎和幸選手のインタビュー。「球際が強くなった理由」「サンパイオが教えてくれたこと」「サッカー選手であることの幸せ」「記憶に残る試合」そして昨年の「チャンピオンシップ」など、彼のサッカー人生を振り返っています。更にボランチの先輩である桑原裕義さんと中島浩司さんが、それぞれの立場から森崎和幸選手について語っています。
 試合をデータで振り返る「PICK UP MATCH」は福岡戦。なぜ4-0と言う結果になったのか、その理由を広島と福岡のパスレンジの違いに置いて分析しています。続く「SIGMACLUB NEWS」では、6/3に出た「HIROSHIMA PEACE MEMORIAL STADIUM」に関するプレスリリースについて詳述しています。
 「READERS AREA」を挟んで編集長による「アウェイ見聞録」は、若者たちが躍動した大邱遠征について。強行日程での韓国旅行を、食事や現地の人たちの暖かさを含めてレポートしています。続いて後半のインタビュー記事は宮原選手。「8番を受け継ぎたい」と言う思いを秘めながら、ボランチで勝負したいと言う気持ちを語っています。
 MATCH REPORTは柏戦、G大阪戦、福岡戦、大邱戦。「僕の好きな○○を話しましょう」には皆川選手が登場して家族について語っています。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内の大手書店で発売中です。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<16.6.28> 日本サッカー協会は昨日、第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の概要と3回戦までの組み合わせを発表しました。これによると1回戦は8/27と8/28、2回戦は9/3と9/7、3回戦は9/22、4回戦は11/12で、準々決勝以降は例年通り12/24, 12/29, 1/1と1週間のうちに3試合を戦うことになります。またJ1クラブは磐田と福岡は1回戦から、広島、G大阪、浦和、FC東京は4回戦からの登場で、その他のクラブは2回戦からとなっています。今年のJ1リーグ戦は11/3に最終節が行われてチャンピオンシップの1回戦が11/6、準決勝が11/23となるため4回戦だけは余裕のある日程になっていますが、チャンピオンシップで勝ち上がるクラブ(特に優勝クラブ)は過密日程、その他のクラブにとっては間の抜けた日程になります。これはひとえに「元日決勝」の伝統を守るためですが、本気で見直す時期が来ているように思えてなりません。
 なお広島県代表を決める「全広島サッカー選手権大会」の決勝トーナメントは6/26に1回戦を行い、広島経済大学、SRC、富士ゼロックス広島、福山大学の4チームが準決勝に進出しています。準決勝は7/3、決勝は7/10に行います。そして本選の1回戦は広島広域公園第一球技場で、J2の愛媛FCと対戦します。
<16.6.28> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第6節で、サンフレッチェユースはG大阪ユースを3-1で下して4位をキープしました。広島のメンバーは、GK:大迫、DF:東野、イヨハ、里岡、川井、MF:力安、満田、川村、仙波(→宮本90+1分)、FW:村山、明比(→山根78分)。先制点は前半39分で、仙波のドリブルからのパスを明比が右足で決めました。2点目は前半アディショナルタイムでCKからイヨハがヘディングでゲット。続いて後半6分には明比のパスを満田が決めてリードを3点に広げ、G大阪の反撃を後半26分の1点に抑えて逃げ切りました。第6節の全結果と順位表は次の通り。
【第6節】
広島ユース 3-1 G大阪ユース
神戸U-18  1-0 大分U-18
名古屋U18  3-4 大津高
京都U-18  0-1 東福岡高
C大阪U-18 4-0 神戸弘陵高

         試合 勝点 勝 分 負 得失差
1 C大阪U-18    6    15    5   0   1   +10
2 東福岡高     6    13    4   1   1    +2
3 G大阪ユース    6    12    4   0   2    +6
4 広島ユース    5    12    4   0   1    +6
5 神戸U-18     6    10    3   1   2    +1
6 名古屋U18     6     6    2   0   4    -2
7 神戸弘陵高    5     5    1   1   3    -7
8 大津高      3     3    1   0   2    -2
9 京都U-18     5     1    0   1   4    -8
10 大分U-18     4     0    0   0   4    -6

<16.6.27> 昨日麻生グラウンドでサテライトリーグの川崎F戦が行われ、0-4で敗れました。サンフレッチェのメンバーは、GK:廣永、DF:大谷、吉野、キム、MF:長沼、森島、力安(→イヨハ62分)、高橋、茶島(→仙波87分)、宮吉、FW:皆川。対する川崎Fのメンバーは今のところ不明。失点は前半12分と後半7分、10分、36分でした。
<16.6.26> 昨日アウェイで行われた1st stage第17節甲府戦は、柴崎、塩谷、ウタカのゴールで3-0で快勝し、ステージ4位でフィニッシュしました。
 寿人が3ヶ月ぶりに先発。また森崎和がストッパーに入って、森保体制下では初めて試合の最初から3-5-2で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 森崎和

       丸谷

柏             清水

   浅野      柴崎
   (→茶島86分)
     佐藤  ウタカ(→皆川88分)
     (→キム64分)

SUB:増田、吉野恭、高橋、宮吉
 対する甲府は、GK:河田、DF:新里、畑尾、津田(→田中64分)、MF:橋爪、黒木、セレスキー、松橋、FW:稲垣(→吉野峻78分)、チュカ(→熊谷79分)、クリスティアーノ、と言うメンバーでした。立ち上がりから自陣に全員が入って守りを固めてカウンターを狙う甲府に対して、広島はDFラインでボールを回して何とか崩そうとします。そしてようやく最初のシュートを打てたのは前半13分で、清水が直接FKで狙いましたがGKに弾かれます。そして15分、右から繋いでウタカがヒールで繋ぐと柴崎が左足で決めて先制点を奪いました。
 その後も22分には柏のクロスにウタカがダイレクトで合わせましたがGKに弾かれる、と言うシーンを作り、23分にも波状攻撃から柴崎がミドルで狙いましたが惜しくも外れます。また34分には塩谷が高い位置で拾ってシュートしましたが枠外。36分には清水のパスで寿人が飛び出しましたが残念ながらオフサイドを取られます。甲府も徐々に反撃して、38分にはクリスティアーノがFKでゴールを狙い、39分にはクロスの折り返しをチュカに狙われましたが林が身体に当てて防ぎます。続いて43分にはCKに塩谷が合わせましたがこれも枠を外れて、広島の1点リードで前半を折り返しました。
 後半に入ると甲府は前から積極的に攻めてきて、5分にはクリスティアーノの突破を許して危ないシュートを打たれ、11分にはチュカにアーリークロスを押し込まれましたがオフサイドのジャッジに救われます。広島は7分にCKから森崎和が惜しいシュートを放ったものの、それ以外はなかなか押し返せない時間が続きます。そこで森保監督はキム・ボムヨンをストッパーに入れて、森崎和をボランチに上げていつもの布陣に戻します。そして後半28分、ウタカのパスを浅野がヒールで流すと、ここに走り込んでいた塩谷が強烈なミドルを叩き込んで、ようやく追加点を奪いました。
 1点でも取りたい甲府は、選手を入れ替えながら攻めの圧力を強めます。それに対して広島は31分には浅野の守備からウタカが飛び出してシュートしましたが枠外に外れます。そして34分、浅野のパスを受けたウタカが素晴らしい身のこなしでDFをかわすと、見事なシュートを決めてリードを3点に広げます。その後甲府は田中のシュートやクリスティアーノのFK等で広島ゴールを脅かしますが、広島は堅い守備で得点を許さずそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
 佐々木、森崎浩、水本、ミキッチに続いて青山までがリタイアし、更に宮原も出場停止と苦しいメンバー構成を余儀なくされた広島でしたが、しかしここまで積み上げてきたチーム力は微動だにしなかった、と言う試合だったと思います。前半は甲府が引いて守りを固めていたこともあってボランチを1枚にした悪影響は感じられず、むしろ寿人が前線で動き回ることでDFの体力と精神力を疲弊させることができていました。一方後半になると甲府が前に出てきたため守備が嵌まらなくなって押し込まれましたが、ここで森崎和をボランチに上げて中盤の守備を整理して流れを取り戻しました。甲府の佐久間監督は試合後に「昨年と同様に試合巧者ぶりを見せられた」と語っていますが、選手が替わっても同じサッカーができること、そして試合の流れを見ながらシフトチェンジできることなど、まさに「熟成の勝利」と言えるように思います。
 この1st stage最終節は結局鹿島が勝点39まで積み上げてステージ優勝を果たしました。それに対して広島の勝点は29で勝点差は10あるので、昨年(浦和の41に対して広島は34)に比べればより厳しい戦いになります。ただ、森保監督が常に言っているように大事なのは次の試合に勝つこと。広島としてはまずはJ1残留の目安である勝点40に到達して、その後少しでも積み上げてタイトル争いに絡んで行くことだと思います。怪我人続出に加えて塩谷と浅野が五輪に出場することになるなど今後も厳しい戦いが続きますが、これまで以上にチーム全体が一丸となって戦い抜いて欲しい、と思います。

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