6/5〜6/11のSANFRECCE Diary


<16.6.11> 中国新聞によるとトップ下に入るのは前節2ゴールを挙げた宮吉。また浅野について森保監督は「相当な緊張状態でやって来た疲労はあるだろうが大丈夫」とベンチ入りを明言したそうです。今季はまだ途中出場の選手のゴールがないだけに、浅野には昨年のような途中出場からの活躍に期待したいと思います。
 今日の試合会場はノエビアスタジアム神戸で午後4時キックオフ。当日券は1時半から全席種販売予定です。また神戸市営地下鉄などの帰りの乗車券を持って窓口に行くとバック自由席が2,200円になる割引があるそうです。テレビはスカパー!ch583とCS805で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<16.6.10> 代表ウィークのためお休みしていたJ1リーグ戦は明日再開。サンフレッチェはアウェイでヴィッセル神戸と戦います。
 ネルシーニョ体制2年目の神戸は森岡がポーランド、チョン・ウヨンが中国に移籍した一方で、韓国代表GKのキム・スンギュや鳥栖の藤田らを獲得するとともに伊野波が4年ぶりに復帰して今季を迎えました。そしてナビスコカップはグループステージを無敗で通過して3年連続でノックアウトステージ進出。またリーグ戦もここまで5勝4分け5敗の勝点19で9位に付けています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●0-2 甲府  【甲】クリスティアーノ2
2H ○6-3 新潟  【神】石津、相馬2、レアンドロ、ペドロ・ジュニオール2、【新】指宿、ラファエル・シルバ
3A ●0-1 FC東京 【東】阿部
4H ○2-1 G大阪 【神】小川、レアンドロ、【G】金正也
N1A ○2-1 磐田  【神】ペドロ・ジュニオール、レアンドロ、【磐】齊藤
N2H ○4-1 鹿島  【神】ペドロ・ジュニオール2、渡邉、相馬、【鹿】山本
5A ○2-1 湘南  【神】渡邉、レアンドロ、【湘】菊池
6H △0-0 福岡
N4H △1-1 大宮  【神】渡邉、【宮】江坂
8H △2-2 仙台  【神】渡邉2、【仙】野沢、奥埜
9A ●0-2 柏   【柏】山中、伊東
10H ○4-1 磐田  【神】レアンドロ2、ペドロ・ジュニオール、渡邉、【磐】アダイウトン
11A ○1-0 名古屋 【神】レアンドロ
12A ●1-3 川崎F 【神】渡邉、【川】大久保2、エウシーニョ
N5A ○2-0 甲府  【神】田中雄、小林成
13H ●0-1 横浜FM 【横】栗原
N6H ○4-0 名古屋 【神】中坂、渡邉、石津、高橋峻
14A △2-2 大宮  【神】小林成、レアンドロ、【宮】奥井、江坂
7A △0-0 鳥栖
N7A ○2-0 湘南  【神】中坂、藤田
 熊本地震の影響で6/2に延期されていた鳥栖戦は両チームとも決定機は作ったものの、鳥栖の林、神戸のキム・スンギュの好セーブもあってスコアレスドローに終わり、リーグ戦は4試合勝ち無しとなってしまいました。ただその一方でナビスコカップは若手をバランス良く起用して、「消化試合」となった最終節も落ち着いた内容で勝利しました。明日はこの勢いをリーグ戦に繋げるべく、十分な「広島対策」を練って久々のホームゲームを戦おうとしているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、韓国遠征はあったものの主力は2週間空けての久々の試合となります。浅野が練習に戻ってきているのでいきなり先発の可能性もありますが、前節は良いサッカーで勝っているだけに前線はそのままのメンバーで戦う可能性が高そう。また怪我のミキッチは欠場なので、サイドは柏と清水が先発することになるものと思われます。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

柏             清水

   宮吉      柴崎

       ウタカ

SUB:増田、丸谷、宮原、高橋、茶島、浅野、皆川
 1st stageは残り少なくなりましたが、年間を通して考えればむしろここからがチームの底力が試されるところ。特に暑い季節に入ってくれば、チームの層の厚さも問われることになります。来週は水曜日のFC東京戦、土曜日の浦和戦と強敵相手の試合が続くので、まずは明日の試合にしっかりと勝ってその後に続けて欲しいと思います。
<16.6.9> 中国新聞によると浅野選手は昨日約4週間ぶりにチームに合流し、海外挑戦への思いを口にしたそうです。代表合宿や強化試合でかなり刺激を受けたそうで「やっぱり行くべきだと感じた。よりレベルの高い環境に身を置くことも大切と再確認した」とのこと。既にトゥーロン国際大会では欧州のスカウトからの注目を受けていたそうで、シュツットガルトなどが関心を示しているとの噂もあります。足立強化部長も「海外への移籍交渉を考えるときに来ている」と、移籍金が得られる場合には海外移籍を容認する構えだそうです。浅野自身は「広島でまず成長していかないといけない。それから何を感じるか。海外どうこうと言う前に自分はやるべきことがたくさんある」と語っているようですが、オファー次第では早い段階での移籍もあるかも知れません。
<16.6.8> 日本代表は昨日キリンカップの決勝をボスニア・ヘルツェゴビナ代表と戦い、1-2で敗れました。日本代表のメンバーは、GK:西川、DF:酒井高、吉田、森重、長友(→槙野70分)、MF:長谷部(→小林悠88分)、柏木(→遠藤HT)、清武、FW:岡崎(→金崎79分)、宇佐美(→小林祐74分)、浅野。立ち上がりは日本代表が良い動きを見せ、何度も相手陣内に攻め込んでチャンスを作ります。特に前半は宇佐美がキレキレで、前半28分にはドリブルからペナルティエリア左に侵入してクロス。ここに飛び込んだ清武が左足で合わせて先制点を奪いました。しかしその直後の前半29分、ディフェンスラインの裏へのパスをホジッチに頭で狙われるといったんは西川が弾いたものの、こぼれをジュリッチに押し込まれて同点に追いつかれてしまいます。続いて後半21分にはFKの流れからスルーパスを左サイドのスペースへ通され、これをジュリッチに決められて逆転。その後は次々と選手を代えながら何度もチャンスを作りましたがボスニア・ヘルツェゴビナの堅い守備を破れず、そのまま敗戦となりました。
 日本代表は敗れたとは言え良いサッカーはできていたと思います。特に前半は宇佐美と長友の絡みなどから何度もチャンスを作り、面白い試合を展開できていました。ただそれに対するボスニア・ヘルツェゴビナはしたたかで、少ないチャンスを確実に生かして勝点を取る、と言う戦いを貫いていました。日本代表は後半は疲れからかペースが落ちてしまいましたが、それもボスニア・ヘルツェゴビナにとっては折り込み済み、と言う感じだったかも。今後アジア最終予選を戦いW杯本戦に向かう上で、良いレッスンができたと言って良いかも知れません。
 ところでフル代表としては初先発でフル出場した浅野ですが、持ち味は見せていたと思います。前半は左からの攻撃が目立った日本代表でしたが、クロスに合わせて飛び込むシーンも多く前半3分と25分には左からのクロスに頭で合わせて惜しいシーンを作りました。また後半は右サイドから切れ込んで、あるいはDFラインの裏に飛び出してゴールを狙うシーンも作り、42分には惜しいシュートを放つと44分にはDFラインの裏に抜け出しあわやのシーンを作りました。試合後に浅野は悔しさから涙を流していましたが、点を取れなかった以外は先発起用に応えるプレーはできていたと思います。是非ともこの経験をチームに持ち帰って更に成長して、次のチャンスをつかんで欲しいと思います。
<16.6.8> 報知新聞によると、リオデジャネイロ五輪代表のオーバーエイジの最終候補に塩谷が入っていることが分かったそうです。大久保(川崎F)、大迫(ケルン)、清武(ハノーファー96)、藤春(G大阪)とともに候補となっているそうで、今後個人や各クラブと本格交渉して7月上旬のメンバー発表までに決定するとのこと。U23代表は守備陣に怪我人が続出している上に塩谷も出場の意欲を見せているだけに、クラブが了解すればメンバー入りする可能性が高そうです。
<16.6.8> プレスリリースによると、先週の練習中に負傷したミキッチ選手は一昨日広島市内の病院で検査を受け、右ハムストリングス筋損傷(いわゆる肉離れ)で全治4週間と診断されました。
<16.6.7> 日本クラブユースサッカー連盟は先週、夏の恒例となっている「第40回クラブユースサッカー選手権(U-18)」の概要を発表しました。これによると会場は今回もグループステージ(と準々決勝まで?)は前橋市内のグラウンドで、決勝は味の素フィールド西が丘。全国9地域から勝ち上がった32チームが「夏のチャンピオン」を目指します。
 この中で中国地域の代表枠2を争う戦いは4/30から始まっていて、一次予選は次の結果となっています。
【Aグループ】
鳥取U-18B 11-0 山口U-18B
鳥取U-18B 3-0 岡山U-18B
岡山U-18B 1-1 山口U-18B

【Bグループ】
広島ユース2nd 14-0 ヴァエル湯梨浜U-18
広島ユース2nd 10-0 アクート岡山U-18
アクート岡山  2-0 ヴァエル湯梨浜U-18
 この後各組1位、2位、3位同士による順位決定戦が行われていますが、結果は今のところ不明です。またおそらくJクラブのBチームが上位を占めたと言うことで、二次予選は広島、鳥取、山口、岡山の各Aチーム同士が戦うことになっているのではないかと思います。
 そして先週土曜日には吉田サッカー公園で「中国地区予選」(たぶん二次予選)が行われ、山口U-18と対戦したサンフレッチェユースは仙波の2ゴールと川井、明比、里岡のゴールで5-0で勝ちました。次節は6/11(土)に鳥取U-18と対戦します。
<16.6.6> 熊本地震のため延期されていた「高円宮杯プレミアリーグ2016ウェスト」第2節の大分U-18戦が5/22に吉田サッカー公園で行われ、サンフレッチェユースが3-0で勝ちました。広島のメンバーは、GK:大迫、DF:東野、イヨハ、里岡、川井、MF:力安、満田、川村(→立花88分)、仙波、FW:村山、明比(→宮本82分)。先制点は前半12分で、川井のクロスを仙波が頭で決めました。また追加点は後半6分で明比がPKを決め、3点目は後半15分に力安が右足で決めました。この結果広島ユースは4試合消化して勝点9となり、1試合多いG大阪ユースなどを追っています。ここまでの順位表は次の通り。
         試合 勝点 勝 分 負 得失差
1 G大阪ユース    5    12    4   0   1    +8
2 C大阪U-18    5    12    4   0   1    +6
3 東福岡高     5    10    3   1   1    +1
4 広島ユース    4     9    3   0   1    +4
5 神戸U-18     5     7    2   1   2     0
6 名古屋U18     5     6    2   0   3    -1
7 神戸弘陵高    4     4    1   1   2    -3
8 京都U-18     4     1    0   1   3    -7
9 大津高      2     0    0   0   2    -3
10 大分U-18     3     0    0   0   3    -5
 なおサンフレッチェユースは第3節の大津高戦も中止となっていますが、こちらの試合日程は未定です。
<16.6.5> サンフレッチェは一昨日「広島県知事・広島市長・広島商工会議所会頭に対する確認事項、および新スタジアム建設に関する資金調達と経済効果について」を発表しました。これは5/13にサンフレッチェが表明した「Hiroshima Peace Memorial Stadium」(仮)建設プランに関して、湯崎広島県知事や松井広島市長、深山商工会議所会頭(いわゆる「三者」)が「具体性に欠ける」「本当の意味での詳細はない」などと否定的な発言を繰り返してきたことに対するもの。本来であれば久保会長を含めた「四者会談」で確認すべきなのですが、それが具体化しないことから公開質問状のような形で表明した、ということになります。公式ホームページのプレスリリースでは「三者」への確認事項の抜粋と言う形で掲載されていますが、「旧広島市民球場跡地にサッカースタジアムを建設するのは難しいと考える具体的な理由」「作業部会は、何故、収容人数を3万人規模に設定されているのか」「旧広島市民球場跡地にて行われている各種イベントの使用料は市の判断で徴収していない、と報じられていることの真偽」「一連のスタジアム建設に要すると思われる全ての整備を合計した場合の費用総額」など、サンフレッチェ案に対する反論に関して具体的な説明を求める形になっています。また同時に「Hiroshima Peace Memorial Stadium」を建設した場合の経済効果を三菱UFJリサーチ&コンサルティングに依頼して調べた結果を示し、初年度の直接効果が270億円、波及効果が106億円となり、建設から10年で広島県に2000億円、広島市に1800億円近くの波及効果が見込まれる、としています。
 先日のオバマ大統領の広島訪問で世界に平和を発信する地としての重要性が再び明らかになった広島ですが、オバマ大統領の場合は戦後70年以上経って初めて現職の米大統領が訪問したからこそ意義があったわけで、そのようなことが日常的に起こるわけではありません。むしろ人々の日々の生活とともにあって常に発信し続けることが大事なのであって、スポーツイベントはそのための絶好の機会となることは論を待ちません。これまでもACLやクラブワールドカップで広島を訪問したチームが平和公園に献花するなどして平和のアピールをしてきたことからも見られるように、サッカーがそのための重要な機会になることは明白。にも関わらずサンフレッチェの計画案をまともに検討することもなく難癖をつけて、建設費の面からも観客の利便性の面からも不利でしかない「みなと公園案」を進めようとする県と市のやりかたに道理はありません。今回サンフレッチェが示した確認事項にまともに答えず無視を決め込むのだとするならば、結局のところサンフレッチェやサッカーファンだけでなく県民・市民の声にも背を向けている、と言わざるをえないのではないでしょうか?
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