7/31〜8/6のSANFRECCE Diary


<16.8.6> 中国新聞によると青山の浦和戦以来の先発出場が決定的だとのこと。残留のためには勝ち点1でも欲しい名古屋は守りを固めてくる可能性が高いのですが、前線からDFラインまで連動して、ボールをしっかり動かして相手を崩して点を取って勝って欲しい、と思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては午後2時から「サンフレッチェカップ」のU-9とU-11が、5時18分ごろから「フォリアチャレンジカップ」が行われます。また選手入場後には千葉選手のJ1通算300試合出場達成セレモニーを行うとともに、平和祈念の黙とうを行います。
 ファンクラブサロン前では「子育て応援!カルビーパーク」を5時から。「おまつり広場」では「平和祈念ブース」「新スタジアム訴求PRブース」「ヤマト運輸てぶらで観戦サービス」「サンチェふわふわドームで遊ぼう」「JICA Peaceイベント」「オリコ サンフレッチェカード入会キャンペーン」「フェイスペイント・ボディペイント・ヘアアレンジ」「氷の滑り台」がそれぞれ2時半から行います。また「にぎわいステージ」ではアクターズスクール広島や安塚かのん、エスタシオンなどのライブステージと、中島浩司氏のトークショーが開催されます。
 来場者プレゼントは「平和祈念パネル」を全員に。先着プレゼントは「ケンシン応援うちわ」を2,500名様に差し上げます。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントはミキッチ選手のプレミアムカードとなっています。
 試合会場限定メニューは、名古屋で有名な中華料理屋の大人気メニュー「台湾ラーメン」を500円で提供。選手コラボメニューは、青山選手の「天津丼」800円と千葉選手の「冷やしラーメン」700円です。更に清酒呑み比べセットは、北広島町の「老亀 八反錦辛口 純米」と竹原市の「龍勢 夜の帝王 特別純米」および愛知県の「ねのひ 本醸造 自然水仕込」となっています。
 テレビですが、スカパー!のch581とCS801で生放送が予定されています。今日もブログで速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<16.8.6> 昨日リオ五輪のグループステージ初戦のナイジェリア戦が行われ、4-5で敗れました。日本五輪代表のメンバーは、GK:櫛引、DF:室屋、塩谷、植田、藤春、MF:遠藤、原川(→浅野52分)、大島、中島(→矢島76分)、南野、FW:興梠(→鈴木70分)。日本は4分に藤春のクロスから大島の決定的なシュートでチャンスを作ったものの、6分に藤春の再度をエゼキエルに破られ左足でシュート。これは櫛引が弾いたものの詰めていたサディク・ウマルに押し込まれて先制点を許してしまいました。その1分後に南野が倒されて得たPKを興梠が決めて同点に追いつきましたが、直後のキックオフからつながれて右からのクロスをエテボに左足で決められて再びリードを許します。しかし日本もさらにその2分後に大島のパスを受けた南野がGKの股抜きのシュートを決めて、再び同点に追いつきました。
 その後は落ち着いてゲームを進める両チーム。ナイジェリアにボールを保持される時間は長かったものの、日本はコンパクトな守備組織で対抗します。そしてそのまま前半を終わるかと思われた42分、サディク・ウマルがドリブルで突破するとエテボへのパス。エテボのシュートは当たり損なったものの頭で処理しようとした植田のクリアを拾われてそのままゴールに流し込まれて、1点のリードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると日本が積極的に攻めに行きましたが、しかし5分にサディク・ウマルのボールを奪いに行った塩谷が奪いきれずにかわされ、身体を寄せに行ったところ倒れてPKを与えてしまいます。そしてそのPKをエテボに難なく沈められ、リードは2点に広がります。さらに後半21分にはクロスに櫛引が飛び出してクリアしたところそのボールがエテボの前へ。これを強烈な弾道で決められて5点目を奪われてしまいました。
 しかし日本も諦めずに反撃。後半25分には中島のパスで高い位置に進入した藤春がグラウンダーのクロスを入れると、これを浅野がヒールで流し込んで反撃の烽火を上げます。その後は疲れが出たナイジェリアの間を縫って何度も攻め込み、後半アディショナルタイムには鈴木が左足で叩き込んで1点差に迫りましたが反撃はそこまで。日本は大事な初戦を落としてしまいました。
 この試合、何と言っても誤算だったのは「堅守」で行くべき日本代表が5失点もしてしまったことでしょう。ナイジェリアのスピードと身体能力に戸惑った、という側面もあったでしょうが、しかしほとんどの失点はミス絡み。マークに付いていても簡単に振り切られたり、あるいはボールを取りに行って奪いきれなかったり、という感じ。そもそも組織で守るのが日本代表の強みであるはずが、個人の能力で対応しなければならなくなれば守りきれないのはある意味当然、と言えます。DFラインにオーバーエイジが入って十分な共通理解ができていない、ということなのかも知れませんが、それにしても厳しいスタートとなりました。
 一方で攻撃面は、何度もリードされながらも諦めずに攻めて、1点差にまで迫ったことは評価できます。相手が当日の早朝に到着したばかりでコンディションが悪かったことは割り引く必要はありますが、それにしてもしっかりと崩して4点取ったことは今後につながるはずです。グループリーグ突破のためには残り2試合に勝たなければならない、と言う「崖っ縁」に追い込まれた日本五輪代表ですが、諦めずに最後まで戦い抜いて欲しいと思います。
<16.8.5> 明日はJ1リーグ戦2nd stage第7節。サンフレッチェはホームに名古屋グランパスを迎えます。
 今季から小倉監督が就任した名古屋はシーズン当初は勝ち点を稼いで一時は4位に上がりましたが、1st stage第11節に神戸に敗れて以降は3ヶ月間14試合勝ちがなく、年間順位も降格圏の16位に沈んでいます。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
2H △1-1 広島  【名】シモビッチ、【広】佐藤
3A ●2-3 川崎F 【名】松田、永井、【川】エウシーニョ、大久保、中村
4H ○2-1 仙台  【名】シモビッチ、矢野、【仙】ハモン・ロペス
5A ●2-3 FC東京 【名】竹内、永井、【東】森重2、平山
6H ●1-2 大宮  【名】シモビッチ、【宮】河本、泉澤
8H ○2-1 新潟  【名】シモビッチ、永井、【新】端山
9A ●1-4 浦和  【名】シモビッチ、【浦】柏木、李、興梠、武藤
10H ○3-1 横浜FM 【名】シモビッチ、和泉、川又、【横】伊藤
11H ●0-1 神戸  【神】レアンドロ
12A △2-2 甲府  【名】シモビッチ、古林、【甲】田中、松橋
13H ●2-3 鹿島  【名】田口、竹内、【鹿】カイオ2、鈴木
14A ●1-2 湘南  【名】イ・スンヒ、【湘】端戸、菊池
7A △0-0 福岡
15H ●0-1 鳥栖  【鳥】豊田
16H △1-1 柏   【名】シモビッチ、【柏】茨田
17A △3-3 G大阪 【名】川又2、矢野、【G】阿部、金正也、今野
1A ●0-1 大宮  【宮】河本
2H ●0-3 川崎F 【川】小林、大久保、中村
3A ●0-3 鹿島  【鹿】中村、山本、鈴木
4A △0-0 鳥栖
5H ●1-3 甲府  【名】酒井、【甲】稲垣、ドゥドゥ、田中
6A △0-0 横浜FM
 2nd stageは6試合でわずか1点と攻撃面の課題も多い名古屋ですが、残留争いを勝ち切るためには「まずは守備をしっかり」(小倉監督)ということで、前節はこれまで固執してきた4バックをやめて5バック気味の3-4-2-1に変更。チーム全員が心を一つに最後まで走りきって勝ち点1を守りました。久米社長が「小倉監督をフルサポートしていく」と指揮官交代を強く否定し、マケドニア代表監督を務めたジュロブスキーコーチを招聘したりメンタルトレーニングをしたり、と立て直しを図る名古屋。明日はこれまで以上にチーム一丸となって、勝ち点を1でも取ろうと全力を挙げてくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、2試合連続で途中出場だった青山が先発に復帰しそう。中国新聞によると昨日の練習では丸谷がボランチで森崎和がDFラインに入っていたとのことなので、次の布陣で戦う可能性が高そうです。
        林

    宮原 千葉 森崎和

     青山  丸谷

ミキッチ           柏

   宮吉      柴崎

       ウタカ

SUB:増田、野上、清水、茶島、アンデルソン・ロペス、佐藤、皆川
 明日は広島の原爆祈念日に初めて行われるホームゲーム。「慰霊の意を表すとともに、未来の平和を祈り、平和だからこそ『サッカーができる・楽しめる』素晴らしさを発信」するためにも、サンフレッチェらしい楽しいサッカーで勝利を喜びたいもの。暑い盛りではありますが90分間集中して、最後まで勝利を目指して戦い抜いて欲しい、と思います。
<16.8.4> プレスリリースによると、日曜日(8/7)に行われるサテライトリーグ名古屋戦は福山市の竹ヶ端運動公園陸上競技場で行われることになりました。キックオフは午後4時で、入場無料ですのでぜひご来場下さい。
 なお翌週(8/14)予定されているサテライトリーグ湘南戦は、馬入ふれあい公園サッカー場で午前10時半キックオフです。
<16.8.3> サンフレッチェと清水エスパルスは昨日、ビョン・ジュンボン選手の完全移籍を発表しました。韓国・建国大学から2014年に広島入りしたビョンは1年目は天皇杯に1試合出場。また2年目はナビスコカップ2試合と天皇杯の1試合に出場しただけで、リーグ戦出場はありませんでした。しかし今季から清水に期限付き移籍すると、第3節から5試合連続フル出場。また第15節からも3試合連続で先発起用されるなどこれまで10試合に出場していました。シーズン当初はなかなか調子が上がらなかったものの、このところ徐々に順位を上げて5位まで上がってきた清水エスパルス。1年でのJ1復帰に向けて、キム・ボムヨンとともに頑張って欲しいものです。
<16.8.2> 毎年恒例の「Balcom BMW CUP平和祈念広島国際ユースサッカー2016」が今年も8/7から行われます。今回参加するのは、サンフレッチェ広島ユースと広島県選抜U18に加えて、U18韓国代表とU18ポーランド代表となっています。大会日程は次の通り。
8/8(月) 16:00 U18ポーランド代表×U18韓国代表
     18:00 広島県選抜U18×広島ユース
8/10(水)16:00 広島ユース×U18ポーランド代表
     18:00 広島県選抜U18×U18韓国代表
8/11(木)15:30 広島ユース×U18韓国代表
     17:30 広島県選抜U18×U18ポーランド代表
 会場はいずれも広島広域公園第1球技場となっています。
<16.8.1> 昨日関西学院大との練習試合を行い、0-2で敗れました。
<16.8.1> 昨日行われたクラセン準々決勝で、サンフレッチェユースは川崎FU-18に0-2で敗れ3年ぶりの決勝進出はなりませんでした。メンバーは、GK:大迫、DF:東野、イヨハ、里岡(→藤原90+2分)、MF:力安、川井、川村、仙波、FW:満田、村山、明比(→山根79分)。失点は後半34分と45分。試合経過を見ると広島は1分に仙波がシュートするなど前半のシュートは7本。逆に川崎Fのシュートはゼロに抑えて流れはつかんでいたようです。しかし後半は広島のシュートが4本だったのに対して川崎Fは8本で、押し切られてしまいました。
<16.7.31> 昨日吹田スタジアムで行われたJ1リーグ戦2nd stage第6節G大阪戦は、1点を取り返せず0-1で敗れステージ8位に後退しました。
 先発の布陣は前節と同じながら、アンデルソン・ロペスと野上をベンチに入れて以下の布陣で戦いました。
        林

    宮原 千葉 清水

     丸谷 森崎和(→青山58分)

ミキッチ           柏
(→佐藤76分)
   宮吉      柴崎
   (→アンデルソン・ロペス65分)
       ウタカ

SUB:増田、野上、高橋、皆川
 対するガンバは、GK:東口、DF:米倉、丹羽、金正也、オ・ジェソク、MF:今野、倉田、アデミウソン、阿部、遠藤、FW:長沢、と言うメンバーでした。立ち上がりいきなり決定的なシーンを作ったのは広島で、1分にミキッチのクロスをウタカが落とすと、右からの宮吉のシュートは激しくポストをたたきます。また17分には柏のクロスにウタカが頭で合わせましたが叩きつけすぎたか勢いが悪くGKがキャッチ。26分には柏の横パスを丸谷が遠目から狙いましたが枠を外れます。続いて29分にはバイタルエリアのパス交換からミキッチが強烈なシュートを放ちましたがGKの正面を突きます。軽快なパス交換から相手ゴールに迫る広島に対してガンバはなかなか形が作れなかったのですが、しかし34分にはFKのこぼれを打った阿部のシュートがバーを直撃し、40分にはアデミウソンのクロスがゴール前を横切りましたが誰にも合わず助かります。結局前半は「名人同士の鍔迫り合い」と言う感じでスコアレスで折り返しました。
 後半の立ち上がりに攻勢に出たのはガンバ。4分にはCKを跳ね返したものの米倉に危ないシュートを打たれましたが林が反応します。そして6分、中盤での競り合いのボールがスペースにこぼれると、近くにいた阿部が右足を一閃。これがゴール右隅に決まって、ガンバが先制点を奪いました。
 これで勢いがついたガンバは、8分には速攻から危ないクロスを入れられ、9分にはパスミスを奪われアデミウソンにシュートを許します。そこで森保監督は青山を投入。そしてこれで流れが変わり、広島がボールを支配して押し込みます。16分にはウタカが単独でペナルティエリア内を突破しましたが惜しくもGKに抑えられ、20分には宮原のシュートは枠外。22分には清水がシュートしましたが東口に止められます。また初登場のアンデルソン・ロペスが何度も左足で狙いましたが枠を捉えることができず。27分にはウタカが打ちましたがこれも枠を外れます。清水を右WBに上げ、寿人を投入して攻勢を強める広島。ガンバはカウンターからパトリックを走らせますが、広島守備陣は素早い帰陣でチャンスを作らせません。広島はウタカが、アンデルソン・ロペスがシュートを打つもののいずれも可能性の低いシュートに終わり、得点できないままに試合終了となりました。
 この試合のスタッツを見ると、ボールキープ率は広島の52%に対してG大阪は48%。またシュート数は広島が14本だったのに対してG大阪が7本と全体的に広島が攻めていたことが数字にも表れています。サンフレッチェは前半からウタカと宮吉のコンビから相手ゴールに何度も迫り、またサイドの突破やストッパーの攻撃参加もあってバリエーション豊かな攻撃を見せていました。これに対してガンバは前節3失点していたこともあってか守備をしっかりと固めることが最優先。前線からのチェイシングは控えて全員が自陣に引いてブロックを作り、なかなか隙を見せてくれませんでした。このような相手から点を奪うにはアタッキングサードでの攻撃の精度が必要なのですが、そこが足りなかった(ミキッチは試合後に「ミスが多かった。クオリティの問題だ」と怒りを込めて語っていたらしい)のが問題でしょう。これまで以上に個人の技術とコンビネーションをあげていくしかありません。
 一方の守備ですが、失点シーンは競り合ってこぼれたボールがたまたまガンバにとっていいところにこぼれ、これを阿部が素晴らしいシュートで決めた、というもの。千葉は「寄せきれなかった」と語っていますが守備の責任だとは言えないでしょう。むしろ個人能力の高いガンバの攻撃陣を1点に抑えたわけですから、守備の責任は果たしたと言って良いと思います。前半はガンバにパスを回されても良いクロスを入れさせず、高さを期待されて先発起用された長沢を45分でピッチから追いやりました。また寿人を投入してシステムを変更した後も何度かあったカウンターを抑えて、パトリックに仕事をさせませんでした。特に2試合目のストッパー起用となった清水は猛烈なブーイングにも負けず、冷静なプレーでチームに貢献していました。いつもぎりぎりの戦いとなるG大阪戦はこの日も同様。ちょっとした運不運の違いが試合を決めてしまった、と言わざるをえないように思います。
 ところでこの日が初お目見えとなったアンデルソン・ロペスですが、森保監督は彼の「一発」に賭けて起用したのだろう、と思います。そして25分のプレーでチーム最多の5本のシュートを放つなど、積極性と左足のシュート、そして身体能力の高さは見せました。ただシュートそのものは可能性の低いミドルが多く、シュート後にため息が出るようなものばかり。周りの選手とのコンビネーション不足を感じさせる場面も多く、やや不満足な出来に終わりました。浅野とは全く違う個性をどのようにチームとして生かしていくのか、もう少し時間が必要なのは間違いないところ。少なくともしばらくは、宮吉や茶島ら若手に頑張って欲しいもの。むしろ今のチャンスを生かして、しっかりとレギュラーを確保して欲しいところです。

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