8/21〜8/27のSANFRECCE Diary


<16.8.27> 中国新聞などによるとアンデルソン・ロペスは左の脚を痛めて遠征には参加していないらしく、トップ下には5/21のG大阪戦以来3ヶ月ぶりに茶島が先発することになりそう。またDFラインには塩谷と水本も復帰することになるとのことです。このところの試合で守備が崩れていたわけではないものの、セットプレー時の高さなどを考えればこの2人の復帰は朗報だと言えます。仙台の強力ツートップをしっかり抑えて、勝点3を持ち帰って欲しいものです。
 今日の試合会場はユアテックスタジアム仙台で、午後7時キックオフ。当日券は午後4時からSSS席以外は全席種発売予定です。テレビはスカパー!ch606とBS244(J SPORTS 3)で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<16.8.27> アーセナルとシュツットガルトは昨日、浅野琢磨選手のシュツットガルトへの期限付き移籍を発表しました。アーセナルは浅野の特別枠での労働ビザ取得を目指していましたが、噂によると移籍金が安すぎて(!)「一流選手」だとは認められなかったとのこと。従ってアーセナルでプレーするためには日本代表でレギュラーを確保して2年間の出場基準を満たすか、あるいは他国リーグで大活躍して能力を認められるしかありません。シュツットガルトは昨年のブンデスリーガ1部で17位に終わり今季は2部で戦うことになりますが、クラブ自体はブンデスリーガで5回優勝するなど名門の一つ。また昨シーズンはトルコでプレーしていた元日本代表の細貝も所属しているため、海外生活が初めての浅野にとっても心強いのではないかと思います。ぜひともシュツットガルトを1部に昇格させるような活躍を見せて、労働ビザを取って欲しいと思います。
<16.8.26> 明日はJ1リーグ2nd stage第10節。サンフレッチェはアウェイでベガルタ仙台と対戦します。
 1st stage序盤は7試合連続で勝てずに一時は17位に沈んだ仙台でしたが、第13節からは4連勝するなど立て直し、勝点23を取って10位でフィニッシュしています。そして2nd stageもまた開幕から3連敗しましたが、その後の5試合を4勝1分けで乗り切って現在のステージ順位は10位で、広島との勝点差は1となっています。ここまでの2nd stageの戦績は次のとおり。
1H ●0-3 川崎F 【川】大塚、小林、三好
2A ●1-3 G大阪 【仙】ハモン・ロペス、【G】米倉、パトリック2
3H ●0-1 浦和  【浦】興梠
4A ○2-1 新潟  【仙】ウイルソン、奥埜、【新】舞行龍
5H ○1-0 湘南  【仙】ウイルソン
6A △1-1 福岡  【仙】ウイルソン、【福】坂田
7A ○1-0 鹿島  【仙】奥埜
8H ○4-2 柏   【仙】ハモン・ロペス2、ウイルソン、OG、【柏】クリスティアーノ、伊東
9A ●1-2 大宮  【仙】三田、【宮】家長、江坂
 前節はPKで先制され、その後も攻め込まれながらも耐えながら同点に追いつき、しかもその直後に家長が一発レッドで退場になって数的有利になりました。しかしその有利を生かせず逆に何度も攻め込まれると、後半44分にカウンターから勝ち越し弾を許して敗れています。現在の年間順位は残留争いを気にするほどではなく、かと言ってチャンピオンシップやACLを目標にできるほど上でもない、と言う微妙な位置ではありますが、しかし明日はスタジアムが黄色に染まるホームゲーム。1st stageで負けた「リベンジ」のためにも明日は絶対に勝つ、と言うつもりで待ちかまえているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によるとリオ五輪出場の疲労のためか前節はやや精彩を欠いていた塩谷でしたが、練習試合で60分間出場するなどして状態を上げてきていて「『重たい』と感じていた状態は回復」した、とのことです。ここまで5試合でストッパーを務めてきた清水はよくやってきたとは思うのですが、前節ドゥドゥにセットプレーで競り負けたようにやはり高さ勝負になると厳しいところはあるので、明日は6試合ぶりに塩谷を先発起用する可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次のとおり。
        林

   塩谷  千葉 森崎和

     青山  丸谷

ミキッチ           柏

  A・ロペス    柴崎

       ウタカ

SUB:増田、水本、茶島、清水、宮原、佐藤、皆川
 2nd stageは連勝がまだ1度だけとなかなか波に乗りきれないサンフレッチェ。前節もボールを支配しチャンスを作りながらもスコアレスに終わり、しかもワンチャンスを生かされて早くも昨年の2nd stageに負け数で並んでしまいました。年間順位3位の鹿島との勝点差も9に広がり、チャンピオンシップ出場のためにはもう一つも負けられないところに来ています。明日も厳しい戦いが予想されますが、いつものように一戦必勝の気持ちで全力を尽くして、勝点3を持ち帰って欲しいと思います。
<16.8.26> 日本サッカー協会は昨日W杯アジア最終予選のUAE戦とタイ戦を戦う日本代表を発表し、アーセナルに移籍した浅野が選ばれました。今回選出されたのは次の24人。
【GK】東口(G大阪)、西川(浦和)、林(鳥栖)
【DF】長友(インテル)、槙野(浦和)、森重(FC東京)、太田(フィテッセ)、
    吉田(サウサンプトン)、酒井宏(マルセイユ)、昌子(鹿島)、
    酒井高(ハンブルガー)
【MF】長谷部(フランクフルト)、柏木(浦和)、香川(ドルトムント)、
    清武(セビリア)、山口(C大阪)、大島(川崎F)
【FW】岡崎(レスター)、本田(ACミラン)、小林悠(川崎F)、武藤(マインツ)、
    原口(ヘルタ)、宇佐美(アウグスブルグ)、浅野(アーセナル)
 キリンカップの代表から川島(メス)、丸山(FC東京)、遠藤(浦和)、小林祐(ヘーレンフェーン)、金崎(鹿島)が外れ、林、太田、山口、武藤が復帰しています。リオ五輪も終わり、いよいよロシアW杯に向けての戦いが始まる日本代表。ハリルホジッチ監督も語っているように誰が選ばれたとしても「組織になったら日本人はやれる」と強い気持ちで「勇気を持って前に進んで」欲しいと思います。
<16.8.24> 先々週発売された「紫熊倶楽部」9月号(Vol. 223)を紹介します。タイトルは「Jリーグの夏。広島の夏」で、表紙は柴崎選手と丸谷選手。そして巻頭のインタビュー記事もこの2人を取り上げています。まず最初に登場する柴崎選手に関しては、「『どういうプレーヤーだ』と表現すれば、いいのだろう」と言う言葉からスタートして、彼のプレースタイルについて分析しています。続いて登場しているのは「魂の男 丸谷拓也」。プロ入りして9年目で「ベテラン」と言われても不思議ではない年齢ながら、原稿執筆時点までのJ1通算出場数は59試合。ここまでなかなか出場機会をつかめない中でも決して諦めずに努力を続け、ここに来てようやくポジションを掴むに至ったサッカー人生を綴っています。
 3つ目の記事は「ジャガーの旅立ち」と題して、7/17のラストマッチを終えて旅立つ事になった浅野拓磨選手のインタビュー。「紫熊戦士たちの物語」は、主力の離脱が続くアタッカー陣の中で期待が集まる森崎浩司選手とアンデルソン・ロペス選手、及びU-19代表とチームで成長を続ける長沼選手を取り上げています。また「僕の好きな○○を、話しましょう」では高橋選手が大好きなマンガについて語っています。
 READER'S AREAを挟んで「PICK UP MATCH」はアウェイのG大阪戦。シュート数でもボール支配率でも上回りながら負けてしまった原因を分析しています。また、8月6日という広島にとっても世界にとっても特別な日にリーグ戦を戦うにあたっての森保監督の言葉を書いています。
 MATCH REPORTは、鹿島戦、柏戦、横浜FM戦、神戸戦、G大阪戦、名古屋戦。中島浩司さんによる「蹴始一貫」はエチオピア訪問記の前編です。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内の大手書店で発売中です。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<16.8.23> 昨日、震災のため順延になっていた高円宮杯プレミアリーグウェストの第3節が行われ、サンフレッチェユースは大津高を下して2試合ぶりに勝ち、首位に勝ち点で並びました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:大迫、DF:東野(→宮本90+3分)、イヨハ、里岡、川井、MF:力安、松本、仙波(→満田51分)、FW:山根(→桂78分)、村山、明比(→藤原83分)。先制点は前半16分で、山根のパスを仙波が右足でゲット。続いて前半23分にはイヨハの浮き球のパスを明比が左足で決めました。そして後半は大津高にシュート8本を打たれるなど攻め込まれたようですが無失点に抑えると、後半43分に満田がゴールしてリードを広げ、後半アディショナルタイムに松本がボレーシュートを決めてダメを押しました。震災のため未消化だった試合の結果と順位表は次の通り。
【第4節】
大分U-18  3-0 大津高

【第5節】
大津高   3-0 神戸弘陵学園

【第3節】
大分U-18  0-3 京都U-18
広島ユース 4-0 大津高

         試合 勝点 勝 分 負 得失差
1 C大阪U-18    9    22    7   1   1   +15
2 広島ユース    9    22    7   1   1   +13
3 東福岡高     9    19    6   1   2    +6
4 神戸U-18     9    17    5   2   2    +5
5 G大阪ユース    9    16    5   1   3    +6
6 名古屋U18     9     8    2   2   5    -3
7 京都U-18     9     8    2   2   5    -6
8 大分U-18     9     6    2   0   7   -10
9 大津高      9     6    2   0   7   -13
10 神戸弘陵高    9     5    1   2   6   -13

<16.8.22> 昨日吉田サッカー公園で明治学院大学との練習試合を行い、0-1で敗れました。
<16.8.21> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦2nd stage第9節甲府戦は、堅守を崩せず0-1で敗れステージ8位に後退しました。
 先発メンバーは前節と同じで、塩谷がベンチ入りして以下の布陣で戦いました。
        林

   森崎和 千葉 清水
   (→塩谷62分)
     青山  丸谷(→佐藤72分)

ミキッチ           柏

  A・ロペス    柴崎

       ウタカ(→皆川80分)

SUB:増田、茶島、高橋、宮原
 対する甲府は、GK:河田、DF:新里、山本、新井、MF:松橋、保坂、マルキーニョス・パラナ(→黒木54分)、橋爪、FW:稲垣、ダヴィ(→田中66分)、ドゥドゥ(→盛田80分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは甲府が積極的に攻めてきて、1分にはドゥドゥがゴール前でバイシクルシュートを狙い、3分には橋爪が切れ込んでシュートするなど甲府がペースを握ります。広島はなかなかパスが繋がらず、特に前線にボールが入らず苦戦していましたが、相手の運動量が落ちるに従って徐々に押し返して前半21分に柴崎がファーストシュート。23分には中央でのパス交換からアンデルソン・ロペスがシュートしましたがGKにブロックされます。前半はどちらも動きが少なく決定的なチャンスの少ない展開で、スコアレスで折り返すことになりました。
 後半は広島がボールを支配して、4分には青山がミドルを放ちましたがわずかに枠外。8分にはCKに丸谷がフリーで合わせましたがわずかに枠をとらえる事ができません。森保監督は早めに塩谷を投入し、続いて後半26分にはボランチを1枚削って寿人を入れて攻撃の圧力を強めます。しかし後半31分、カウンターからの攻撃でゲットしたCKから、ドゥドゥが清水に競り勝ってヘディングシュート。これは林が横っ飛びで何とか弾いたものの詰めていた田中に押し込まれて、先制点を奪われてしまいました。
 何としても追いつきたい広島は、ウタカに代えて皆川を入れて何とかゴールをこじ開けようとします。しかしロングボールを入れても収まらず、セットプレーから攻めてもなかなかシュートまで行けないままに時間だけが過ぎます。36分にはFKからゴール前での混戦になりましたが押し込めず、39分には柴崎がシュートしましたがGKが抑えられてどうしたも得点を奪えません。終盤は広島にしては珍しくロングボールの放り込みを敢行しましたがチャンスには繋がらず、アディショナルタイムの皆川のシュートもGK正面を突いてしまい無得点での敗戦となりました。
 怪我人続出や移籍、五輪などでメンバーが揃わない中、いろいろやりくりしながら戦ってきたサンフレッチェですが、やはりそのような「スクランブル体制」は長続きしなかった、と言う事だったのかも。甲府が強固なブロックを作ってゴール前を固めていた、と言うのが点が取れなかった直接的な原因だとは思いますが、それを打ち破れなかったのはメンバーの入れ替わりによってコンビネーションが作れなかったからでしょう。実際、相手ゴール前での素早いパス交換から突破を狙ったシーンは何度かあったのですが、ほとんどの場合は微妙なタイミングのズレから決定的なチャンスを作れていませんでした。
 そんな中、森保監督も寿人を入れてツートップにしたり皆川を投入したり、と工夫はしていたわけですが、残念ながら効果を及ぼす事はありませんでした。最後は放り込みしか手が無かったと言うところに、このチームが抱える問題点が表されているのかも知れません。少なくともここまで(主にウタカの個人技で)点が取れていたために見えなかった攻撃面での問題が、ここに来て顕在化してしまったようにも思います。
 昨日の試合の結果3位との勝ち点差が9に広がってますます厳しくなったサンフレッチェですが、とにかく練習で新加入選手や若手の融合を行って、今後の戦いに立ち向かう事が必要です。これまでの4年間も移籍などで主力がいなくなって後を代わりの選手が埋める、と言うことが続いてきていた訳ですが、今年も同様に(むしろこれまで以上に)新しい選手によって新しい「チーム」を作って行く事が、今後3位以内に入ってチャンピオンシップに進む条件なのではないでしょうか。

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