8/7〜8/13のSANFRECCE Diary


<16.8.13> 中国新聞によると今日の湘南戦では、アンデルソン・ロペスの初先発の可能性が濃厚になったとのこと。「守備や連係に不安を残す中での起用」となりますが、そういう時こそ周りの選手が助けあって、チームを勝利に導いて欲しいと思います。
 今日の試合会場はShonan BMWスタジアム平塚で午後6時半キックオフ。テレビはスカパー!ch585とBS241(BSスカパー!)で生中継が予定されています。今日の試合は「Jリーグサタデーナイトマッチ」対象と言うことで、チャンネルまたはパックセット等の契約により無料でご覧になれるとのこと。またスカパー!オンデマンドも、会員登録のみで観戦できるそうです。ブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<16.8.12> 明日はJ1リーグ2nd stage第8節。サンフレッチェはアウェイで湘南ベルマーレと戦います。
 今季は開幕から8試合勝てず一時は最下位に沈んだ湘南は、1st stage終盤の4試合を2勝2分けでクリアしてJ1残留への希望を繋ぎました。しかし2nd stageは第2節に勝っただけでこのところ5連敗。ステージ順位も年間順位も17位に沈んでいます。2nd stageの戦績は次の通り。
1H ●0-3 横浜FM 【横】マルティノス、カイケ、中町
2A ○1-0 新潟  【湘】アンドレ・バイア
3H ●0-2 鳥栖  【鳥】豊田2
4A ●0-2 神戸  【神】渡邉、レアンドロ
5A ●0-1 仙台  【仙】ウイルソン
6H ●2-3 川崎F 【湘】大竹、アンドレ・バイア、【川】車屋、大久保、小林
7A ●1-4 浦和  【湘】大槻、【浦】関根、武藤2、槙野
 前節は前半8分に西川のゴールキックをクリアに行ったGK村山がまさかの失態で関根に先制ゴールを許し、その後も浦和に主導権を握られ連敗を5に伸ばしています。ただ、シーズン途中で加入した長谷川アーリアジャスールやジネイが存在感を発揮し、ルーキー神谷がフル出場するなどチームを変える雰囲気は出てきているとのこと。明日は浦和戦の反省を生かして、連敗ストップを賭けて全力で立ち向かってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、このところ3試合に先発してきた宮吉が離脱。途中出場で2試合プレーしたアンデルソン・ロペスもまだフィットしていないことを考えると、久々に茶島を先発起用するか、あるいはツートップ気味の布陣にする可能性もありそうです。と言うことで、私の先発予想は次の通り。
        林

   森崎和 千葉 清水

     青山  丸谷

ミキッチ           柏

   ウタカ     柴崎

       佐藤

SUB:増田、野上、高橋、宮原、茶島、アンデルソン・ロペス、皆川
 サンフレッチェは前節J1残留の目安となる勝ち点40に到達して、あとはいかに上を狙うかという戦いになります。リーグ戦は残り8試合と言うことで、獲得可能な最大勝ち点は64。これに対して首位川崎Fは既に勝ち点57、2位浦和は勝ち点52に到達しているので、現実的な目標は3位鹿島、と言うことになると思います。明日は不調の相手と言うことで、確実に勝ち点3を取って欲しいと思います。
<16.8.12> 一昨日(日本時間昨朝)のリオデジャネイロ五輪グループリーグ第3試合スウェーデン戦は、矢島のゴールで1-0で勝利したもののコロンビアも勝ったためグループ3位に終わり、準々決勝進出を逃しました。この日のメンバーはコロンビア戦から先発3人を入れ替えて、GK:中村、DF:室屋、塩谷、植田、亀川、MF:遠藤、大島、中島、南野(→矢島57分)、FW:興梠(→井手口77分)、浅野(→鈴木61分)。中2日の連戦と言うこともあってか立ち上がりは両チームとも動きが悪く、なかなかチャンスにつながりません。特にスウェーデンは日本ボールになると全員が自陣にブロックを作り、なかなか隙を見せません。日本はクロスから、あるいはミドルシュートからゴールを狙うもののなかなか決定的なシーンは作れず、32分の興梠の強烈なシュートもGKが反応して弾かれスコアレスで前半を折り返しました。
 後半もセットプレー狙いのスウェーデンに対して、日本は速攻から、あるいはパス交換からチャンスを作ります。南野に代えて矢島、浅野に代えて鈴木を投入する手倉森監督。そしてその采配は後半20分に当たります。鈴木からのボールを受けた大島が見事なステップでペナルティエリアに進入すると左足にクロス。ここに飛び込んだ矢島が右足で押し込んで、ついに先制点を奪いました。
 その後も日本がペースを譲らず、21分には矢島の折り返しに鈴木が反応し、22分にはショートコーナーから塩谷のヘッドはバーを直撃。24分には亀川のクロスを矢島が逆サイドで狙いましたが枠をとらえることが出来ません。また32分には矢島のクロスを鈴木が折り返し、植田がゴールに蹴り込みましたが鈴木のファウルを取られて得点は認められません。しかし日本は落ち着いてゲームを進めてスウェーデンに反撃を許さず、1点差を守って終了のホイッスルとなりました。
 今大会を振り返ってみると、やはり初戦のナイジェリア戦がキーポイントだった、と思わざるをえません。結果論とは言えここで勝ち点1でも確保していれば勝ち抜きできていたわけです。特に堅守が持ち味だった日本五輪代表がいきなり失点し、一度は追いついたもののその後も守備が乱れて5失点。1点差に追いついたのは良かったものの、日本らしくない戦いだったと言わざるをえません。その後の2試合で尻上がりに調子を上げて、このチームらしいサッカーができるようになったことを考えると、やはり準備が不十分だったと言わざるをえないのではないでしょうか。少なくともオーバーエイジを入れた守備陣での実戦がブラジル戦(とキャンプ地の地元クラブとの試合)だけだったと言うことが、このような結果を招いたのではないでしょうか。ここまで選手を入れ替えながら良いチームを作ってきた手倉森監督でしたが、最後の「熟成」の部分でわずかな綻びがあった、と言わざるをえないように思います。
 ここでこの日本五輪代表は解散することになりますが、この苦い経験は選手もサッカー協会も十分に噛みしめて、今後に生かして欲しいもの。特に塩谷と浅野にはこの借りはロシアで返す、と言うつもりで、それぞれのチームで成長して欲しいと思います。
<16.8.11> 9/17に行われる鳥栖戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。スケジュールは9/17(土)の11時15分に広島駅新幹線口、11時45分に広島ヘリポートに集合し、玖珂PA、下松SAを経て鳥栖には夕方到着。試合終了後に帰途について、午前2時頃に広島に戻って来ます。料金はアウェイサポーター席の入場券付きで大人16,800円、小中高生14,800円。サンフレッチェクラグ会員とちゅーピークラブ会員は1,000円引き、チケットをお持ちの方は大人2,500円、小中高生1,000円引きとなります。募集人数は先着80名様で、申し込み締め切りは9月7日となっています。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行(082-543-2022/084-923-2228)まで。詳細はホームページをどうぞ。
<16.8.10> 名古屋戦で負傷退場していた宮吉選手は一昨日広島市内の病院で検査を受け、右大腿二頭筋筋損傷(いわゆるハムストリングの肉離れ)と診断されました。全治8週間と言うことで、復帰は早くても10月の初旬。浅野の移籍以降は3試合連続で先発して2ゴールを決めていただけに、チームにとっても本人にとっても痛い離脱となりました。
<16.8.9> 一昨日(日本時間昨朝)行われたリオデジャネイロ五輪グループリーグ第2戦で、日本五輪代表はコロンビアと2-2で引き分けてノックアウトステージ進出の可能性を残しました。この日のメンバーはナイジェリア戦から先発4人を入れ替えて、GK:中村、DF:室屋、塩谷、植田、藤春(→亀川80分)、MF:遠藤、井手口(→大島62分)、矢島(→南野62分)、中島、FW:興梠、浅野。日本は立ち上がりからテンポよくボールを繋いで、サイドバックの攻撃参加やスピードを生かした攻撃でチャンスを作ります。しかし11分の矢島のシュートはGKがセーブ。また34分の藤春のヘッドは枠を外れるなどチャンスを生かせず、前半はスコアレスで折り返しました。
 後半に入ると2枚替えで流れを変えようとするコロンビア。しかし日本は2分に浅野が抜け出してシュートしたもののGKが触ってバーに弾かれ、3分の矢島のシュートは枠をとらえることができません。逆に後半14分、グティエレスが井手口と入れ替わって日本陣内に進入すると、シュートが植田に当たってゴールに飛び込み先制点を許します。更に後半20分には藤春がクロスの処理を誤り自陣のゴールへ。植田が必死に掻き出したもののゴールラインを割っていて、リードは2点に広がりました。
 しかしここで負ければグループリーグでの敗退が決まる日本はその後反撃。後半22分には南野のスルーパスを受けた浅野が冷静に決めて1点差に追いつきます。そして29分には中島がペナルティエリアの外から右足を振り抜くと、ドライブがかかったボールはGKの上を越えてバーを叩いてゴールに飛び込んで同点に追いつきました。
 終盤になって足が止まったコロンビアに対して、日本は一方的に攻め続けます。そして後半アディショナルタイムには浅野がGKと1対1になりましたがシュートはGK正面を突いて勝ち越しならず。惜しくも勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 ナイジェリア戦ではミスからの失点が相次いで思うようなサッカーができなかった日本五輪代表でしたが、この日はほぼ思い通りのゲームができていた、と思います。日本の選手のアジリティの高さとクイックネスはコロンビア相手に十分に通用していましたし、アマゾンの暑さをものともせずに運動量でも圧倒。早い時点で点が取れていれば、楽に勝つこともできた試合だったように思います。ただ、そういう状況でもしたたかに戦えるのが南米のチームらしいところ。コロンビアはやや日本が攻め疲れした時間帯に個人技を生かして先制点を奪うと、日本が前掛かりになった隙を突いてオウンゴールを誘いました。更に終盤は日本の攻勢を受け止めながら、守備の集中は崩れませんでした。日本が難しい状況から同点に追いついたのは素晴らしいと思いますが、ミスから失点したことと最後に勝ち越せなかったことは、課題として残りました。
 ただ、そうは言ってもグループリーグは残り1試合。勝ち抜きはコロンビア×ナイジェリアの結果次第となりますが、日本としてはとにかく勝ってグループリーグ突破の可能性を少しでも上げるしかありません。中2日のインターバルで少しでも体力を回復させて、良い準備をしてスウェーデン戦を迎えて欲しいと思います。
<16.8.8> 昨日福山で行われたサテライトリーグの名古屋戦で、サンフレッチェは皆川のハットトリックで3-0で勝ちました。広島のメンバーは、GK:増田、DF:野上、大谷、イヨハ、MF:長沼(→川井71分)、宮原、高橋、森崎浩(→澤島85分)、茶島、FW:皆川、佐藤(→力安87分)。対する名古屋は、GK:荻、DF:オーマン、宮地、菅原(→住田HT)、MF:古林、磯村(→梶山63分)、矢田、森、小屋松(→田口71分)、小川(→杉森35分)、FW:シモビッチ(→野田HT)。得点は前半10分、41分、後半37分に皆川でした。
<16.8.7> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦2nd stage第7節名古屋戦は、開始早々のウタカのゴールなどで2-0で勝ちました。
 青山が8試合ぶりに先発し、森崎和を右ストッパーに下げて以下の布陣で戦いました。
        林

   森崎和 千葉 清水
   (→野上84分)
     青山  丸谷

ミキッチ           柏

   宮吉      柴崎
   (→アンデルソン・ロペス42分)
       ウタカ(→皆川89分)

SUB:増田、高橋、宮原、佐藤
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:酒井、大武、竹内、安田、MF:矢野、イ・スンヒ、明神(→磯村84分)、永井、FW:和泉(→シモビッチ81分)、松田(→田口69分)、と言うメンバーでした。名古屋は立ち上がりから積極的に前から来ましたが、しかし試合を動かしたのは広島。前半1分、青山からのロングパスをウタカが絶妙なトラップで前を向くと左足でGKの前を巻くような「ゴールへのパス」。DFが必死で追いすがったもののそのままゴールラインを割って、あっという間に広島が先制点を奪いました。
 この後も広島は10分にウタカのシュート。18分にはCKを逆サイドで受けたウタカが決定的なシーンを作り、20分には柏のシュートなど追加点を狙いにいきます。そして前半20分、柴崎のCKにGKのブラインドから飛び込んだ宮吉が頭で押し込んで追加点を奪います。そしてその後も青山の強烈なミドルやアンデルソン・ロペスのシュートなどで名古屋ゴールを脅かしつつ前半を折り返しました。
 後半に入ると名古屋は前線からの守備で広島のDFラインに圧力をかけます。そして4分には松田にフリーでシュートを許したものの林が好セーブ。8分にはクロスに松田が合わせましたが枠外に外れ、17分にはFKに竹内がフリーで合わせましたがこれも枠外で助かります。更に22分には矢野に決定的なシュートを打たれましたが林が素晴らしい反応で得点を許しません。シモビッチを投入して何とか追いつこうとする名古屋。しかし広島は落ち着いてボールを回して隙を見せません。森保監督は終盤には野上を移籍後初めて起用する余裕も見せつつ、危なげなく逃げ切りました。
 中国新聞によると、青山は3日の練習後に「ウタカから、青山が帰ってきたから試合開始から全力でいくことができる言われた」とのこと。青山はそれを受けて「ぶっ倒れるまでやってやる」と気合い十分だったそうで、それがチームの推進力になったのは間違いありません。思えば青山が負傷した浦和戦は逆転で勝利し、続く磐田戦と甲府戦に連勝して青山不在の影響はなかったか、に見えたのですが、しかし続く鹿島戦以降は1勝2分け2敗。年間順位は4位で変わらなかったものの、2nd stage第1節時点で4しかなかった3位との勝ち点差は9まで開いて、チャンピオンシップ出場権獲得のためにはもう一つも負けられない、と言うところに来ていました。そこでようやく先発出場した青山は、主将らしい素晴らしいリーダーシップを発揮していたと思います。怪我人続出で苦しいメンバー構成を強いられていたサンフレッチェは若手の頑張りで何とか踏みとどまっていましたが、やはりチームの「心臓」が復帰したことが大きな効果をもたらした、と言うことだったのではないでしょうか。今後も暑い中で厳しい戦いが続きますが、これまで以上に強く団結したチームにとって怖いものはないはず。まずは年間順位3位に向けて、戦い抜いて欲しいと思います。

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