10/1〜10/7のSANFRECCE Diary


<17.10.7> 昨日日本代表はニュージーランドとの親善試合を行い、2-1で勝ちました。メンバーは、GK:川島、DF:酒井宏、吉田、槙野、長友、MF:井手口(→倉田82分)、香川(→小林60分)、山口(→遠藤90+3分)、FW:武藤(→乾70分)、久保(→浅野78分)、大迫(→杉本60分)。立ち上がりからボールを支配したのは日本で、軽快なパス回しと縦に速い攻撃でチャンスを量産します。特に前半9分のチャンスは決定的で、香川が相手を外して巻いたシュートを放ちましたがポストに嫌われます。その後も大迫、武藤、香川、久保らが次々と決定機を迎えたもののシュートの精度を欠いて、スコアレスのまま前半を折り返しました。後半も立ち上がりから日本がボールを支配して点を奪いに行きます。そして後半4分に山口のシュートが相手の手に当たってPKを得ると、これを大迫が決めて日本が先制しました。
 W杯予選プレーオフに向けて勢いをつけたいニュージーランドはその後攻勢に出て、セットプレーとハイボールを駆使して日本ゴールに迫ります。そして後半14分、こぼれ球を拾ったロハスが右からクロスを入れると、DFの間に入り込んだウッドに頭で合わせられて同点に追いつかれてしまいました。
 その後は小林と杉本を入れ、更に乾、浅野、倉田と攻撃的な選手を次々と投入して勝ち越しを狙うハリルホジッチ監督。後半28分には吉田、30分には杉本がチャンスを迎えましたがシュートは枠を外します。そして後半42分、乾が左から仕掛けて入れたクロスをファーサイドで酒井宏が折り返すと、ここに詰めていた倉田が押し込んで勝ち越して、何とか勝利でこの試合を終えることができました。
 W杯出場権を獲得してから初めての国内での試合。しかも本田、長谷部、岡崎らこれまでの「常連」を外して臨んだ試合だったと言うことでテレビやスポーツ新聞からは「ロシア行きの切符を賭けた戦い」と煽られていましたが、試合のイメージとしてはあまりそんな感じではなかったように思います。むしろ本大会まで残り8ヶ月となった段階で、どのへんをベースにしてチーム作りをするのか、またどの部分を上積みして戦うのかを確認するためのゲームだったように見えました。実際にハリルホジッチ監督は試合後に「ワールドカップのレベルからはまだほど遠い」「今年はたくさんの選手を見て、それぞれに何ができるのかを見極めることにしたい」と語っていて、この試合はテスト的な色彩の強いものだったことを示唆しています。そう言う目で試合を振り返ると、中盤から後ろのコンビネーションは多少選手が入れ替わっても大丈夫なぐらいには確立しているものの、アタッキングサードでのプレーにはまだまだ工夫の余地がある、と言うように思えます。そのあたりを監督がどのように解決して「戦えるチーム」を作って行くのか、またどの選手が監督の意図に応えるようなプレーができるのか。次のハイチ戦を含めて、今後の日本代表のチーム作りを見守りたいと思います。
<17.10.6> 11/18(土)に行われる神戸戦の応援ツアーの募集が始まっています。バスツアーの日程は、試合当日の7時25分に広島ヘリポート、7時45分に広島駅新幹線口に集合(小谷SA、福山SAでの乗車も可)し、12時45分に試合会場の神戸ユニバに到着。2時からの試合を応援したあと4時半頃に帰途について、夕方8時ごろに広島に戻ってくる、と言うことになっています。料金はビジターシートの入場券付きで大人15,800円、小中学生13,700円。募集人数は先着120名で、申し込み締め切りは11/9(木)となっています。
 一方新幹線利用ツアーは、広島駅9時35分発、福山駅9時59分発ののぞみ14号で新神戸駅経由でスタジアムへ行き、試合終了後に18時25分発ののぞみ53号で広島と福山に戻る、と言うスケジュールです。料金はビジターシートの入場券付きで大人21,500円、中学生20,100円、小学生10,500円。募集人数は先着40名で、申し込み締め切りは11/1(水)です。どちらのツアーもサンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員は1,000円引き、チケットをお持ちの方は大人は2,200円、小中学生は800円引きとなっています。
 お申し込み、お問い合わせは、ひろでん中国新聞旅行(ちゅーピープラザ:082-543-2022/福山出張所:084-923-2228)か、メールに参加者全員の氏名・性別・年齢・住所・電話番号、乗車場所を書いてお送り下さい。
<17.10.4> ユース年代の3大タイトルの一つ「Jユースカップ」は10/14から始まりますが、その対戦カードが発表されています。それによるとサンフレッチェユースが登場するのは10/21(土)に行われる2回戦からで、10/15に行われる1回戦(横浜FCユース×JCY西日本)の勝者と吉田サッカー公園で戦います。また時之栖スポーツセンターでセントラル開催される3回戦では、甲府U-18、SC相模原U-18、千葉U-18、長野U-18の中から勝ち上がってきたチームと10/29(日)に戦います。
<17.10.3> カタールで行われた「U19-Four Nations」に参加していたU-18日本代表は、苦戦したものの最終戦に逆転勝利して3位で大会を終えました。全試合結果と出場メンバーは次の通り。
U-18日本代表 2-3 クロアチア 【日】安藤、品田
 [GK]若原、[DF]川井、中川、中村、荻原(→杉山HT)、[MF]堀(→古川75分)、
 品田(→川村75分)、伊藤(→藤本75分)、杉浦(→奥抜HT→田中82分)、
 郷家(→佐々木75分)、[FW]安藤(→原57分)

U-18日本代表 2-2 U-18カタール 【日】安藤2
      PK4-5
 [GK]大迫、[DF]田中(→川井60分)、谷口、中村、杉山、[MF]古川(→堀HT)、
 川村(→伊藤60分)、藤本、奥抜(→郷家60分)、杉浦、[FW]原(→安藤70分)

U-19日本代表 3-3 U-18オーストラリア 【日】堀、安藤、伊藤
      PK9-8
 [GK]中野、[DF]川井、中川、伊藤、杉山(→谷口68分)、[MF]堀(→田中85分)、
 川村、品田(→藤本57分)、古川(→杉浦33分)、郷家(→原68分)、
 [FW]安藤(→奥抜85分)

U-19日本代表 2-1 U-18オーストラリア 【日】郷家2
 [GK]大迫、[DF]田中(→川井76分)、谷口、中村、荻原、[MF]堀、藤本、伊藤、
 杉浦(→郷家HT)、[FW]古川(→奥抜HT)、原(→川村76分)

<17.10.2> 先週末は高円宮杯の試合日ではなかったのですが、悪天候のために中止になっていた第8節の試合のうち2試合が行われました。(サンフレッチェユースのC大阪U-18戦は10/14の予定。)その結果と現在の暫定順位は次の通りとなっています。
【第8節】
米子北高   4-0 大津高
G大阪ユース 0-0 神戸U-18


       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1神戸U-18   29    13   9   2   2   +20
2広島ユース  27    13   8   3   2   +21
3東福岡高   23    13   7   2   4    +8
4G大阪ユース 22    13   6   4   3   +12
5C大阪U-18  22    12   6   4   2    +7
6米子北高   16   13   4   4   5    +2
7大津高    12   14   3   3   8   -18
8阪南大高   10   13   1   7   5    -5
9神戸弘陵高  9   13   2   3   8   -12
10福岡U-18   8   13   2   2   9   -35

<17.10.1> 昨日エディオンスタジアム広島で行われたJ1リーグ戦第28節札幌戦は、お互いにPKで1点ずつ取り合ったものの追加点はなく、引き分けに終わりました。
 フェリペ・シウバと稲垣が久々に先発して、以下の布陣で戦いました。
       中林

丹羽   千葉  水本   椋原
(→野上86分)
     青山  稲垣
     (→森崎和83分)
A・ロペス          柏

      フェリペ(→皆川80分)

      パトリック

SUB:廣永、森島、高橋、柴崎
 対する札幌は、GK:ク・ソンユン、DF:菊地、横山、福森、MF:早坂、宮澤(→小野75分)、荒野、石川、チャナティップ、FW:都倉、ジェイ(→内村87分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは札幌の左からの攻撃にさらされ、都倉に危ないシュートを打たれましたが集中した守備で跳ね返します。その後は札幌は全員が自陣に引いて守りを固めて速攻を狙います。15分には左からのクロスにジェイが反応しましたが青山がブロック。18分にもFKからジェイに狙われます。序盤はなかなかチャンスが作れなかった広島でしたが、25分に柏のスルーパスでパトリックが抜け出したもののオフサイドを取られると、32分には柏の浮き球のパスにパトリックが頭で合わせましたが惜しくも上に外れます。また37分にはアンデルソン・ロペスのシュートがDFに当たってコースが変わりましたがGKが反応します。前半は立ち上がりの札幌の攻勢の時間帯以外はお互いに守備を重視した戦いで、お互いのシュートは3本ずつで折り返しました。
 後半も立ち上がりは札幌がカウンターとセットプレーからチャンスを作りますが、広島は中林を中心に守ります。そして後半11分、中央でボールを受けたアンデルソン・ロペスがシュートコースを探しつつ左に持ち出そうとしたところで菊地が足を引っかけてPKを獲得。1回目のPKは蹴る前に味方がエリア内に入ったとのことでやり直しになりましたが、2回目も冷静なフェイントから同じコースに蹴り込んで先制点を奪いました。
 その後の札幌の攻勢を抑えると、19分には椋原のクロスボールのこぼれを丹羽が打ちましたが上に外れます。そして後半21分、札幌の攻撃を凌いだと思われたものの、跳ね返ったボールが稲垣の手に当たったと判断されてPKを与えられてしまいます。そしてそのPKを都倉に決められて、同点に追いつかれてしまいました。
 その後は勝ち越しを狙ってパスを回す広島に対して、札幌はそれまで以上に守りを固めてカウンターから得点を狙ってきます。後半38分には森崎和の厳しい守備でボールを奪い、丹羽のフィードを皆川が落として柏がフリーになりましたがシュートを外してしまいます。後半アディショナルタイムにはCKから攻め込まれましたが跳ね返して、両者勝ち点1ずつを分け合いました。
 残留を争う相手との直接対決(いわゆる「勝ち点6のゲーム」)だったこの札幌戦。どちらにとっても勝ち点3を取りたい試合でしたが、同時に両者ともに勝ち点3を与えたくないと言う気持ちが強かったように思います。特に札幌は序盤戦の攻勢の時間帯で点が取れないと、後は全員が自陣に引いてブロックを固めて守りました。またそのような戦い方は広島も似たようなもので、相手にボールを奪われた瞬間の切り替えの速さはあったものの、カウンターを防いだ後はやはり低い位置に構えてはね返すことを重視していました。従ってお互いに守備を崩してシュートまで行くシーンは少なく、シュート数は札幌が10本だったのに対して広島は8本。決定機は広島の方が多かったと思いますが、客観的に見れば引き分けは妥当だったと言えると思います。もちろん広島側から見れば、前半32分のパトリックや前半37分のアンデルソン・ロペスのシュートは決めて欲しかったし、それ以上に後半38分の柏の決定機は決めて欲しかったのですが、それは言っても仕方のないこと。むしろこのような試合でも負けなかったことを評価すべきなのだと思います。今節は甲府が勝ったため16位と勝点差で並んでしまいましたが、それで一喜一憂することなく粘り強く戦うこと。残り5試合は厳しい相手ばかりが続きますが、自分たちのサッカーを信じてチーム一丸となって戦い抜いて欲しい、と思います。

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