11/12〜11/18のSANFRECCE Diary


<17.11.18> 「ホットニュース」によると昨日の練習前に円陣を組んだとき林選手が「みんなケガが治って全員で練習してこれている。その中でいい準備を進めて明日の試合に臨んでいこう」と声を掛けたとのこと。別メニューだった選手もいなくなり、「G大阪戦以降の今週の練習もずっと良かった。今日は短めの練習だったが、選手はいい感じで仕上がっている」とヨンソン監督も手応えを感じているそうです。また中国新聞によると、アンデルソン・ロペスのワントップ起用と椋原の右SBでの先発起用が濃厚だとのことです。相手は能力の高い選手の多い神戸ですが、チーム全員が助けあって戦えば必ず上回ることができるはず。今日こそは勝ち点3を取って、J1残留に向けて前進して欲しいと思います。
 今日の試合会場は神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、午後2時キックオフ。テレビ放送は無くDAZNのみとなっています。今日も(たぶん今シーズン最後になる)ブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<17.11.17> 明日はJ1リーグ戦第32節。サンフレッチェはアウェイでヴィッセル神戸と戦います。
 大型補強によりタイトル獲得を狙ってシーズンをスタートした神戸は、シーズン途中にも元ドイツ代表のポドルスキを補強。このポドルスキはデビュー戦でいきなり2ゴールを決めて実力を見せたもののその後は回りとフィットせず、成績低迷の責任を取らせる形で8月にネルシーニョ監督を解任しました。そしてその後はやや持ち直したものの現在は8位。ACL出場権獲得も降格もない、と言う微妙な位置にいます。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
10A △1-1 広島  【神】大森、【広】アンデルソン・ロペス
11A ○2-1 鹿島  【神】OG、渡邉、【鹿】レアンドロ
12H △1-1 FC東京 【神】渡邉、【東】永井
13H ●1-2 C大阪 【神】渡邉、【C】山村、水沼
14A ○2-1 札幌  【神】小川、ニウトン、【札】ジュリーニョ
15H ●0-1 G大阪 【G】長沢
16A ●0-2 横浜FM 【横】中町、ウーゴ・ヴィエイラ
17A ●0-5 川崎F 【川】阿部2、小林2、谷口
18H ○3-0 仙台  【神】三原、渡邉、ニウトン
19H ○3-1 大宮  【神】ポドルスキ2、田中英、【宮】トスカーノ
20A ●1-3 柏   【神】三原、【柏】オリヴェイラ、クリスティアーノ、中山
21H ●1-2 鹿島  【神】渡部、【鹿】金崎2
22A ●0-1 FC東京 【東】ウタカ
23H △0-0 横浜FM
24A ●1-2 磐田  【神】ポドルスキ、【磐】川又、松浦
25A ○2-1 G大阪 【神】渡邉、大森、【G】倉田
26H ○2-0 札幌  【神】田中順、渡部
27H △0-0 川崎F
28A ○2-0 新潟  【神】OG、ポドルスキ
29A △1-1 浦和  【神】小川、【浦】矢島
30H ●1-2 鳥栖  【神】ポドルスキ、【鳥】イバルボ、キム・ミンヒョク
31A ○3-2 甲府  【神】ハーフナー2、大槻、【甲】リンス、高野
 前節は2度にわたってリードを許す苦しい展開でしたが、出場停止のポドルスキに代わって先発したハーフナーの2ゴールで逆転して勝利しています。チームとしては目標を失った感じの神戸ですが、能力の高い選手が激しいポジション争いをしているため個々のモティベーションは高いはず。特に前節出場停止だったポドルスキが戻ってくることを考えると、非常に手ごわい相手として立ちはだかることになるのは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、先週のG大阪との練習試合ではアンデルソン・ロペスのワントップを試して機能していたとのこと。ヨンソン監督は「神戸戦に向けて可能性の一つにはなる。ただ、他にもいいプレーを見せてくれてる」選手がいる、と慎重な言い方をしていましたが、今週の練習でも続けている様子なので明日はその布陣で戦うことになりそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

丹羽   千葉  水本   高橋

     青山  稲垣

       柴崎

フェリペ           柏

     A・ロペス

SUB:中林、椋原、茶島、森崎和、森島、パトリック、皆川
 ここまで3試合無得点で3連敗と泥沼にはまりかけているサンフレッチェですが、シーズン前半に比べれば決して内容が悪いわけではありません。またそれだけ負けているにも関わらず、残留圏の甲府とは勝ち点1差、と言うのもまだまだ希望が見えるところだと言えます。明日も厳しい試合になるのは間違いないと思いますが、ほんのちょっとしたミスや精度の無さが勝敗を分けることになるはず。これまで以上にチーム一丸となり、苦しい中でも助け合ってこの状況を乗り越えて欲しいと思います。
<17.11.16> 一昨日(日本時間昨日早朝)日本代表とベルギー代表との練習試合が行われ、後半27分に失点して0-1で敗れました。日本代表はブラジル戦から2人入れ替えて、GK:川島、DF:酒井宏(→酒井高86分)、吉田、槙野、長友、MF:山口、長澤(→森岡62分)、井手口、FW:浅野(→久保68分)、大迫(→杉本73分)、原口(→乾78分)、と言うメンバーでした。ベルギーがややテスト的な布陣だったこともあって、立ち上がりからペースを握ったのは日本。2分には浅野がペナルティエリア右から仕掛けてシュートを放ち、4分には井手口のCKに大迫が頭を合わせます。また26分には酒井宏のクロスに大迫が合わせましたがこれも枠外。39分には浅野の仕掛けで得たFKから、吉田がヘッドで狙いましたが惜しくも枠を外れます。(しかもオフサイド。)時間の経過とともにベルギーのパス回しと個人技に振り回されるシーンもあったものの粘り強く対応して、スコアレスで前半を折り返しました。
 後半は立ち上がりからベルギーの攻撃を受けて決定的なシーンを作られますが、シュートミスにも助けられて何とか得点を許さず頑張ります。逆に日本はパスワークで崩そうとしますが、パスの意図が合わなかったり弱かったり、と言うことが続いてなかなか決定的な形を作れません。後半25分には森岡がバイタルから思い切って狙いましたが、強くヒットできずGKにキャッチされます。そして後半27分、シャドリが左からドリブルで次々とDFをかわすとペナルティエリア内からクロス。これを逆サイドに飛び込んだロメル・ルカクに押し込まれて、ついに失点してしまいます。日本はその後森岡を起点に何度か攻め込むものの粘り強く守るベルギーの守備を崩すことができず、そのまま敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 ハリルホジッチ監督は「ロッカールームで選手に『大きなライオンを倒すところまで行ったぞ』と祝福しました。次はもっと良くなると思います」と語っていたそうです。確かに明確な力の差を見せつけられたブラジル戦とは違って途中までは対等以上に戦えていて、このメンバーの伸び代を考えれば今後に期待が持てる結果だったと言えるでしょう。もちろん相手も主力が何人か欠けていたり、あるいは新しい布陣で戦ったりと「テストモード」だったのは確かですし、その上結果は負けだったのですから評価すると言っても限定的なものにならざるを得ないのですが、それでもこれから半年後の日本代表が目指すべきところが見えてきた、と言うのは言えると思います。W杯本大会で力が上のチームに対してどう戦うか。そのためにはこれからどのような準備をして行くべきなのか。それが監督と選手との間で共有できたのだとすれば、この欧州遠征の2連敗には意味があった、と言えるのではないでしょうか。
<17.11.15> 先週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 238)を紹介します。最初の記事は「多くの戦術家を輩出する広島の風土」と言うタイトルで、森保氏の東京五輪代表監督就任と広島出身の指導者について書いています。続いて取り上げられているのは丹羽選手。G大阪の育成組織からトップ昇格しながら5年間も期限付き移籍し、降格も昇格も経験してきた彼が「強い気持ち」の重要性を語っています。また2番目に取り上げられているのはフェリペ・シウバ選手で、救世主としての期待を綴っています。
 モノクロページのコラムは「残り3試合、サバイバルに向けて戦いの方向性を明確に構築せよ」と言うタイトルで、2014年に発刊された「サッカーデータ革命」と言う本を参考にしながら今後の戦い方を考察しています。
 「READERS AREA」を挟んで、アウェイ見聞録は鹿島戦の時に訪れた浅草の風景。「紫熊戦士たちの物語」では、「俺たちがいる」と言うタイトルで稲垣選手と工藤選手を、「伝説のボランチ」と言うタイトルで青山選手と森崎和幸選手を取り上げています。「MATCH REPORT」は鹿島戦、川崎F戦、浦和戦。「J1残留に向けて、今こそ一心 サンフレッチェ広島×書店祭」の紹介と、川井、川村両選手のトップ昇格の記事が続きます。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とV-POINTのほか、広島県内の大手書店で販売中です。また通販はe-vpointからどうぞ。
<17.11.14> サンフレッチェは昨日、ミハエル・ミキッチ選手と来季の契約を更新せず、今季限りで退団する、と発表しました。2009年にNKディナモ・ザグレブから広島入りしたミキッチは、9年間にわたってサンフレッチェの「右の翼」としてJ1通算221試合に出場して8得点を挙げて、3回の優勝に貢献しました。同一クラブで9年間プレーしたのはJリーグの外国人選手としてはジュニーニョ、キム・ジンヒョンと並んで最長で、最年長出場(37歳5ヶ月)と最年長得点(37歳4ヶ月)のクラブ記録も持っています。まさに広島の「レジェンド」の一人と言える選手でしたが、今季は第17節の浦和戦で右太ももの筋損傷で離脱すると、ヨンソン監督の就任とシステム変更もあってその後の出場機会どころかベンチ入りもなく、リーグ戦出場はこれまでで最少の14試合に留まっていました。ミキッチは今回の決断について「さまざまな葛藤があった」中で「まだ現役としてプレーできる自信があり、自分を戦力として必要としてくれるチームがある限り、そのチームのために全力で走り続けたい」と言う思いから、退団を決断したとのことです。
 2009年に広島入りしたミキッチですが、初めてサンフレッチェと出会ったのは前年のトルコキャンプの時だったと言われています。ディナモ・ザグレブとの練習試合は佐藤寿人選手が先制ゴールを奪ったものの、その後ディナモの反撃を受けて4点取られて敗れているのですが、このときに右サイドで強烈な印象を残したのがミキッチだったとのこと。その年にJ2を圧倒的な成績で優勝してJ1復帰を勝ち取ったサンフレッチェが、J1を戦うチームの切り札として獲得しました。そして一年目の開幕戦からレギュラーとして活躍し、その年は夏場の暑さに苦しんだものの25試合に出場して4位フィニッシュに貢献。その後は何度も怪我による離脱を経験したものの、その度に不死鳥のように復活して広島の右サイドを支えてきました。ペトロヴィッチ監督から森保監督に引き継がれた3-2-4-1の布陣では、WBのスピードと運動量がチームの生命線だっただけに、ミキッチがいたからこそ3度の優勝を勝ち取ることができたのは間違いない、と言えるでしょう。ただ逆に言えば森保監督が退任してシステムも変わり、新しく生まれ変わろうとしているチームには合わなくなった、と言うことがあっても仕方のないところ。ここでミキッチが去ることになったのは残念で仕方がないのですが、「国内クラブを中心に移籍先を探すとみられる」(中国新聞)とのことなので、来季もどこかのチームで右サイドを疾走する姿を見ることができるのではないでしょうか。
<17.11.13> 昨日金鳥スタジアムで行われたJリーグユース選手権準決勝で、サンフレッチェユースは京都U-18に逆転で敗れて2年連続決勝進出を逃しました。サンフレッチェユースのメンバーは、GK:大迫、DF:大越、山崎、鈴、MF:桂(→川井72分)、根角(→川村72分)、松本、東(→村山58分)、FW:明比(→三原82分)、満田、仙波。先制点は広島で、前半11分に明比が高い位置でボールを奪い、満田のパスに飛び込んだ松本が見事なシュートを決めました。しかしその後は京都のペース。「先制できたんですが、その後からリズムも出ずに、ミスも多く、判断も悪く、難しいゲームだなと感じていました」と沢田監督が振り返ったように、なかなかチャンスを生み出せない状況になったそうです。それに対して京都は何度も広島ゴールに迫り、前半は何とか凌いだものの後半19分に左サイドを崩されて同点に追いつかれ、後半35分にはCKからカウンターで勝ち越されてしまいました。その後広島はU-18日本代表から戻ったばかりの川井と川村を投入して「ようやくエンジンがかかってうちのチームらしくなった」(沢田監督)そうですが、終了間際にセットプレーからゴールネットを揺らしたシーンもファイルの判定に泣いてそのまま敗れました。クラセンはベスト16、Jユース杯はベスト4で終わった今年のサンフレッチェユース。残る高円宮杯プレミアリーグにタイトル獲得を賭けることになります。

Jリーグ公式サイト
<17.11.12> 昨日ガンバ大阪との練習試合が45分×3で行われ、1本目2本目は1-0、3本目は0-1のトータル2-1で勝ちました。モバイルサイトによると1本目のサンフレッチェのメンバーは、GK:林、DF:椋原、千葉、水本、高橋、MF:稲垣、青山、フェリペ・シウバ、柴崎、柏、FW:アンデルソン・ロペス。対するガンバは日本代表組と数人のメンバーは不在だったものの、主力も多く並んだメンバーだったそうです。そして立ち上がりは出足の鋭さに押されたものの、全員でしっかりとブロックを作って「堅守」を見せることができたそうです。そしてその「いい守備からいい攻撃」が実ったのが37分で、オーバーラップしてきた高橋の右足のクロスを柴崎がヘッドで叩き込みました。また2本目は「一転して広島がボールを持つシーンが増えた」そうで、A・ロペスのポストからフェリペ・シウバのスルーパスに青山が飛び込んだシーンや、柏のスルーパスがA・ロペスに通ったシーンなどあと一歩のチャンスを作ったそうです。そして後半18分にGK以外の全員が交代して、GK:林、DF:丹羽、野上、イヨハ、茶島、MF:松本、丸谷、工藤、宮吉、FW:皆川、パトリック、と言うメンバーになっても広島ペースが続いたそうで、30分には松本の強烈なシュートがポストに当たってネットを揺らしました。G大阪が若手中心に切り替え、広島も林に代わって廣永が入った3本目もしばらくはサンフレッチェがパトリックや工藤、皆川がチャンスを作ったそうですが、そこで決められないことで流れが変わってしまったとのこと。信じられないようなパスミスが頻発したこともあってガンバの攻勢を受け、23分にはセットプレーの流れから赤崎に決められるとその後も押し込まれる展開が続いたそうです。しかしチーム全員が身体を張って追加点を許さず逃げ切りました。この試合の詳しいレポートと監督、選手のコメントはtssサンフレッチェ広島に掲載されていますので、ぜひそちらをご覧下さい。
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