12/10〜12/16のSANFRECCE Diary


<17.12.16> タイで行われていたM-150カップ2017の決勝で、U-20日本代表はPK戦の末敗れ惜しくも優勝を逃しました。森保監督は北朝鮮戦から先発を4人入れ替えて、GK:オビ、DF:立田、庄司、MF:浦田(→菅83分)、長沼(→宮崎78分)、神谷、平戸(→岩田HT)、三苫(→針谷HT)、井上(→松本77分)、FW:旗手(→小松61分)、上田、と言うメンバーで決勝に臨みました。JFAのサイトによると序盤から一進一退の攻防だったそうで、日本はなかなかチャンスが作れない展開だったそうです。前半45分にロングカウンターから先制点を許しましたが、その直後のFKを神谷が直接沈め、同点でハーフタイムを迎えました。後半も激しい攻防が続き34分に勝ち越し点を許したものの、43分にFKから上田が決めて同点のままPK戦にもつれ込みました。そして4人全員が決めたウズベキスタンに対して日本は2人が外し、惜しくも優勝を逃しました。試合終了後に森保監督は優勝できなかったことよりも「2度もリードされながら追い付いてPK戦にまで持ち込んだこと、最後まで諦めずに戦う姿勢を見せてくれたこと、短い期間の中でもシステム変更や難しい要求に対してトライしてくれたことを評価したい」と語っています。新しい選手を招集するなどゼロからのスタートだったこのチームで、U-23代表を相手に準優勝と言う結果を残したと言うことで、収穫は多かったのではないでしょうか。
<17.12.15> フットボールチャンネルなどによると、サンフレッチェはタイの国民的スーパースターと言われるティーラシン・デーンダーの獲得に動いていて、一昨日の午後には「広島の幹部」がムアントンを訪れて交渉を行ったとのことです。ティーラシンは川崎Fも獲得に動いているとのことで、スペインでバカンス中のティーラシンが帰国後に決断することになりそうだ、とのことです。
<17.12.14> 中国新聞によると、昨日サンフレッチェが徳島のFW渡大生選手に獲得オファーを出したことが分かりました。皆実高卒業後の2012年に北九州でプロのキャリアをスタートした渡は一昨年徳島に移籍し、今季はチーム唯一の全試合出場を果たして日本人トップの23ゴールを挙げています。渡には仙台や札幌などもオファーを出しているようでそれぞれ「渡を獲得へ」と言う記事が出ていますが、仮にサンフレッチェが出遅れていたとしても、「広島愛」に訴えれば気持ちを変えてくれるのではないでしょうか。
<17.12.14> E-1杯の第2戦は一昨日中国との間で行われ、日本代表が2-1で勝ちました。メンバーは、GK:東口、DF:植田、昌子、三浦、山本、MF:大島(→井手口30分)、今野、土居(→阿部82分)、FW:倉田、小林、伊東(→川又75分)。中国の堅い守備とフィジカルに苦戦したそうですが、後半39分に小林、43分に昌子が決めて2点のリードを奪うと、終了間際のPKからの失点に抑えて勝ちました。
<17.12.13> サンフレッチェは昨日、磐田にレンタル中だった川辺駿選手が復帰する、と発表しました。サンフレッチェJrユースからユースに昇格した川辺は、2013年にユース所属のままプロ契約。3/30の清水戦では寿人に代わって途中出場してJ1デビューを果たしました。しかしトップに昇格した2014年はリーグ戦1試合、天皇杯3試合の出場にとどまると、翌年磐田の名波監督に評価されて磐田に期限付き移籍。後半はレギュラーに定着して磐田のJ1復帰に貢献しました。そしてJ1昇格後も期限付き移籍を2回に渡って延長し、今季は広島戦を除くリーグ戦全試合に出場(しかも1試合を除く31試合に先発)して4ゴールと言う堂々たる成績を残して磐田の6位躍進に貢献しています。Goal.comの記事によると中村俊輔選手は今年の磐田の中では川辺が印象的だったそうで、「『駿は代表に入ってもおかしくないし、もう一皮むけるといいと思う』」と称賛」していたとのこと。まさに満を持しての広島復帰だと言って良いでしょう。川辺もコメントで「J1で活躍できるという自信を確信に変えて帰ってきました!クオリティーの高い選手や意識の高い選手が多いので、もっと成長できると思います。」と語っているので、ぜひとも来季は広島の中心選手としてチームを引っ張って、代表にも呼ばれるような選手になって欲しいと思います。
<17.12.13> 昨日M-150杯のグループリーグ第2戦が行われ、U-20日本代表はU-23北朝鮮代表に4-0で勝ちました。メンバーはタイ戦から10人入れ替えて、GK:オビ、DF:立田、大南(→岡野80分)、麻田、MF:浦田、針谷(→三苫86分)、長沼(→岩田86分)、平戸(→神谷75分)、宮崎(→旗手63分)、井上、FW:植田。JFAのサイトによると日本は立ち上がりから主導権を握り、5分にはロングカウンターから長沼が決めて先制点を奪いました。続いて15分には浦田のクロスを上田が決めて2点目。37分にはこぼれ球を拾ったところから井上が決めてリードを広げます。そして後半11分には植田がDFラインを抜け出してゲットし、その後は相手が2人退場したこともあってそのまま押し切りました。
<17.12.12> ロアッソ熊本は昨日、サンフレッチェ広島社長を年末に退任する織田秀和氏のGM就任を発表しました。織田氏は「大変光栄に思うと同時に強い責任を感じております」と語る一方で「前シーズンを降格圏内の順位で終えたチームをいきなり優勝争いに導くような魔法はございません」と語って、長期計画でチーム力を上げて行く決意を述べています。熊本はこれまでも小野剛氏が監督を務めたり、また多くの広島出身の選手が在籍したりと何かと縁の深いチーム。織田氏にはぜひとも33年間の広島での経験を生かして、熊本を強いチームに育て上げて欲しいと思います。
<17.12.12> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェスト第18節で、サンフレッチェユースは神戸弘陵高に1-0で勝ったものの得失点差で神戸U-18に1及ばず、惜しくもWEST優勝を逃しました。メンバーは今のところ不明。ゲキサカの記事によると、サンフレッチェユースは序盤からチャンスを作ったものの神戸弘陵の堅い守備に跳ね返され、また決定的なシュートがバーに弾かれたりGKの好セーブに阻まれたりしたそうです。そして後半23分には川井のクロスから明比が決めて、先制点を奪いました。その後はプレミアリーグ残留に燃える神戸弘陵のカウンターを受ける場面が多くなり、GK佐藤のファインセーブで凌ぐ場面もあったとのこと。その後は両チームともに得点は生まれず、広島が1-0で勝ったものの両者ともに目標を達成できず肩を落とすことになったそうです。最終節の全結果と順位表は次の通り。
【第18節】
G大阪ユース 1-0 米子北高
阪南大高   0-1 神戸U-18
広島ユース  1-0 神戸弘陵高
福岡U-18   5-1 大津高
東福岡高   2-0 C大阪U-18

       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1神戸U-18   42    17  13   3   2   +27
2広島ユース  42    17  13   3   2   +26
3G大阪ユース 32    17   9   5   4   +22
4東福岡高   29    17   9   2   7   +10
5C大阪U-18  22    17   6   4   8    -4
6阪南大高   19   17   4   7   7    -4
7米子北高   17   17   4   5   9    -6
8福岡U-18   17   17   5   2  11   -29
9神戸弘陵高  16   17   4   4  10   -13
10大津高    15   17   4   3  11   -29

<17.12.11> サンフレッチェは昨日、町田に期限付き移籍中の大谷尚輝選手が完全移籍する、と発表しました。サンフレッチェのジュニアからの生え抜きだった大谷は2014年にトップ昇格すると、翌年は熊本に期限付き移籍して5試合に出場しました。そして昨年は広島に復帰したものの出場したのはACLの1試合だけに留まり、9月半ばに町田に育成型期限付き移籍。リーグ終盤の6試合に出場するなど戦力として認められて、その後通常の期限付き移籍に切り替えていました。そして今季は25試合に出場して2得点を挙げるなどチームに貢献。特にリーグ戦後半に出場機会が増え、第33節から最終節までフル出場するなどレギュラーを確保しつつある、と言うところなだけに「このタイミングで移籍することが大事だと思い、決断しました」(大谷)と言う気持ちも分かります。大谷にはとにかく目の前のチャンスをつかんで、大きく成長して欲しいと思います。
<17.12.11> 一昨日タイで行われたM-150 CUP 2017の初戦で、U-20日本代表はU-23タイ代表に1-2で敗れました。メンバーは、GK:大迫、DF:岡野、庄司、麻田(→上田75分)、MF:岩田、神谷、松本(→針谷82分)、菅(→立田90+1分)、三苫(→井上82分)、FW:旗手(→宮崎70分)、小松(→浦田90+1分)。JFAのサイトによると序盤は硬さが見られたものの徐々に反撃して、前半は小松や神谷が惜しいシュートを放つなどしてスコアレスでハーフタイムを迎えました。しかし後半4分にタイのショートコーナーからのクロスを大迫がキャッチミスし、このこぼれ球を押し込まれて先制点を許しました。日本もその3分後に相手のクリアボールを拾った神谷がゴールを決めて同点に追いつきましたが、後半18分にロングボールから失点してそのまま敗れました。森保監督は試合後に「選手たちは攻撃で戦術的に新しいこと、3-4-3の形などをトライしてくれました。速攻や遅攻、奪ってカウンター、そしてGKから繋げていくところは時間を追うごとに良くなったと思います」とポジティブに評価しつつも課題についても総括していたとのこと。今日の第2戦ではU-23北朝鮮代表と戦います。
<17.12.10> 昨日行われたEAFF E-1サッカー選手権の初戦で、日本代表は後半ロスタイムの井手口のゴールで北朝鮮に競り勝ちました。日本代表のメンバーは、GK:中村、DF:室屋、昌子、谷口、車屋、MF:井手口、高萩(→伊東56分)、今野、FW:倉田(→阿部81分)、小林、金崎(→川又71分)。自陣でブロックを作る北朝鮮に対して日本はボールを支配しましたが、なかなかコンビネーションが合わずに決定機を作れません。逆に北朝鮮はシンプルな攻撃でシュートまで持ち込み、中村の好セーブで凌ぐシーンが続きます。そしてようやく後半アディショナルタイムに攻め込むと、川又のヘディングシュートこそGKに弾かれましたが、最後の最後で今野の折り返しを井手口が右足で叩き込んで勝利を収めました。海外組と浦和勢を欠いた日本代表は個の力で打開できる選手は不在で、明らかに「小粒」な印象でした。またコンビネーションの熟成もまだまだと言うことで、なかなか点を取る形が見えませんでした。ただそのような中でも選手たちが真面目に粘り強く戦って無失点に抑え、また最後まで攻撃の姿勢を失わなかったことが勝利の要因だったと言えるでしょう。
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