12/24〜12/31のSANFRECCE Diary


<17.12.31> プレスリリースによると、広島に完全移籍した上でFC東京にレンタルされていたピーター・ウタカ選手との契約が満了し、来季の契約を結ばないことが分かりました。昨年広島で33試合出場19得点の実績を挙げて得点王に輝いたウタカでしたが、運動量の少なさと守備への貢献度の低さ等の理由により放出されることになりました。ただ、何らかの理由(おそらく買い取りオプションが設定されていたのでは?)により選手契約は広島と結んだ上でFC東京にレンタルされて、今季は25試合出場8得点とそれなりに活躍したものの残念ながら契約解除となりました。年齢的なものやプレースタイルを考えるとやや使いにくい選手であることは確かなのですが、ゴールを奪う技術と言う意味ではピカイチのウタカを欲しい、と言うチームは必ずあるはず。Jリーグかどうかは分かりませんが、きっと来季もどこかのチームでゴールを量産しているのではないでしょうか。
<17.12.31> サンフレッチェは昨日、宮原和也選手の名古屋への期限付き移籍を1年延長する、と発表しました。チーム変革を進めるサンフレッチェは宮原へレンタルからの復帰を打診していましたが、本人は「自分の中で本当に悩み色々と考えた結果、もう1年、名古屋でプレーすることを決断」とのことです。「名古屋グランパス中心の革命ウォッチャー」を自称するみぎさんのブログによると「風間サッカーを理解し適応したという点で、影のMVPと言っても過言ではない」と言うほどの出来だったそうで、風間監督が特に目をかけて育てた「96ジャパン」の選手の中でも特に成長した選手だったそうです。そう言う意味では名古屋としても完全移籍のオファーを出した可能性も高いのですが、それでも広島の引き留めと、そして宮原自身の「広島で再びプレーしたい」と言う意志を尊重してレンタル延長、と言う結論になったのではないかと思われます。川辺のようにレンタル先で大きく成長して、広島に戻ってきて欲しいものです。
<17.12.30> サンフレッチェと湘南は昨日、今季限りで広島を退団するミキッチ選手が湘南に移籍する、と発表しました。チョウ監督が率いて7年目の湘南は3-4-2-1の布陣を採用しており、走力をベースに戦い抜く「湘南スタイル」が身上。昨年は果たせなかったJ1残留と言うミッションを完遂するためには、きっとミキッチの経験が生きるに違いありません。
 昨日はまた、椋原選手のレンタル終了を発表しました。8/15にC大阪から期限付き移籍してきた椋原は、9/9の新潟戦の途中出場で広島デビュー。第27節の清水戦で初先発すると、そこからの8試合中6試合で先発フル出場してJ1残留に貢献しました。その中で特に印象的だったのは第32節神戸戦の後半31分。右から大きくゴール前を越えるクロスを放ってパトリックの決勝ゴールを呼び込みました。来季の新戦力として馬渡と和田を獲得することが決まったため余剰戦力となった、と言うことなのかも知れませんが、椋原の大事なところでの貢献度の高さを忘れるわけにはいきません。来季は岡山に完全移籍することになったと言うことなので、今度はチームのJ1昇格のために精一杯戦って欲しい、と思います。
<17.12.29> サンフレッチェは昨日、大宮から和田拓也選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると、年俸は推定で2,000万円。東京Vユース出身の和田は2009年にトップチームに昇格すると当時の高木監督に評価され、右SBとして開幕戦に先発出場しました。そしてその後も順調に出場機会を増やして2012年にはほぼ全試合に先発出場して活躍しましたが、東京Vの財政難を受けて仙台に完全移籍しました。しかし仙台ではなかなか評価されずリーグ戦4試合、ACL4試合の出場に留まり8月に大宮へ移籍して、2度のJ2降格とJ1昇格を経験してきました。和田はスピードと運動量が持ち味で左右のSBとWBのほかにボランチもこなせるそうなので、高橋や馬渡だけでなく稲垣や吉野も含めた激しいポジション争いが勃発しそうです。
<17.12.29> サンフレッチェは昨日、茶島雄介選手が千葉に期限付き移籍する、と発表しました。サンフレッチェジュニアからアカデミー育ちの茶島は、ユース卒業後のトップ昇格はできなかったものの、東京学芸大卒業後にサンフレッチェ入り。広島ではユースから大学経由でトップチーム入りする初めての選手となりました。そして1年目はリーグ戦1試合、2年目は3試合の出場に留まったものの、2015年末に行われたFIFAクラブワールドカップでは柴崎と野津田の怪我もあって3試合連続で先発出場して存在感を見せました。そして昨年は開幕戦に先発起用されるなど1st stageはレギュラーをつかんでいたものの、2nd stageから出場機会が減少して今季は12試合出場に留まっていました。茶島は「今回クラブには自分の意思を尊重していただき感謝しています」とコメントしていて、出場機会をつかむために移籍を選んだ様子。ぜひとも千葉で成長して、また戻ってきて欲しいと思います。
 なお、昨日は野津田岳人選手の仙台へのレンタル延長も発表されました。
<17.12.28> サンフレッチェは昨日、徳島から馬渡和彰選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。1991年生まれの馬渡は2014年に東洋大から鳥取入りし、2016年には金沢、今年は徳島でプレーしてきました。右も左もできるサイドバックのスペシャリストで、スピードとキレのあるドリブル、そして正確なキックを武器にしています。「僕のキャリアはJ3からのスタートですが、J1をひとつの目標にしていた」と語る馬渡ですが、J1で通用しない、とは思っていないはず。J3とJ2で培ってきた実力を、広島より高めて戦力になって欲しいと思います。
<17.12.28> サンフレッチェは昨日、京都にレンタル中だった吉野恭平選手の復帰を発表しました。東京Vユース出身で東京Vから2014年に完全移籍した吉野でしたが、2014年シーズン途中までそのままレンタルの形で東京Vでプレー。8月にレンタル終了して広島に戻ってきたものの、その後約2年間の広島在籍中の出場機会はリーグ戦2試合、ナビスコ杯と天皇杯2試合、ACL1試合の計7試合に留まり昨年から京都に期限付き移籍していました。そして京都ではすぐにレギュラーポジションをつかむと2016年は13試合、今季は34試合に出場して経験を積み重ねてきました。広島の守備的なポジションは全体的に年齢層が高く、若手と言えるのはイヨハと高橋ぐらいだったので、吉野にはぜひとも京都での経験を生かしてレギュラーを取って欲しいと思います。
<17.12.27> サンフレッチェは昨日、丸谷選手の大分への完全移籍と皆川選手の熊本への期限付き移籍、及び増田選手の期限付き移籍期間延長を発表しました。
 2008年に境高から広島入りした丸谷は3年目には16試合に出場してレギュラーを取るかに見えました。しかし2011年は6試合出場に留まると翌年大分にレンタル移籍してJ1昇格に貢献。翌年も16試合に出場するなど実績を積み重ねて2014年に広島に復帰しました。そして昨年はセカンドステージのほぼ全試合に先発出場したものの、今季は第3節の鳥栖戦で退場になったのが不運の始まりだったかその後は出場機会に恵まれず、6試合の出場に留まっていました。28歳の丸谷のサッカー人生はまだまだこれから。5年ぶりに復帰する大分で、もう一花咲かせて欲しいと思います。
 2014年に中央大から広島入りした皆川は、6月の室蘭キャンプで評価を上げて7月から出場機会をつかむと、7試合で3ゴールを挙げる活躍を見せてアギーレ監督によって日本代表に招集されました。そしてその後もFIFAクラブワールドカップのオークランド・シティ戦で先制ゴールをゲットしたり、あるいは2016年の横浜FM戦で同点弾を決めたり、と印象的なゴールはあったものの、リーグ戦でのゴールは4年間で5ゴールにとどまり期待に応えることができていませんでした。
 なお中国新聞によると、京都へレンタル中の吉野の復帰が決まったとのことです。
<17.12.27> 日本サッカー協会は昨日、AFC U-23選手権中国2018に臨むU-21日本代表を発表し、広島から森島が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】小島(早稲田大)、阿部(筑波大)、波多野(FC東京)
【DF】柳(FC東京)、庄司(金沢)、立田(清水)、原(新潟)、古賀(柏)
【MF】板倉(川崎F→仙台)、浦田(北九州)、三好(川崎F)、
    神谷(湘南→愛媛)、森島(広島)、初瀬、高木(G大阪)、
    井上(東京V)、藤谷(神戸)、遠藤(横浜FM)、岩崎(京都)、
    伊藤(磐田U-18)
【FW】前田(水戸→松本)、小松(産業能率大)、田川(鳥栖)
 7月のAFC U-23選手権予選のメンバーの中から選ばれたのは、小島、波多野、板倉、古賀、柳、藤谷、立田、三好、森島、遠藤、高木、原、伊藤、小松、田川。またM-150杯に参加したU-20代表からは庄司、立田、浦田、神谷、井上、小松の6人が続けて選ばれたことになります。このメンバーは1/2からトレーニングを開始して、1/10にパレスチナとの初戦を戦います。
<17.12.26> サンフレッチェは昨日臨時株主総会と取締役会を開き、山本拓也氏の1/1からの社長就任が決まりました。山本氏は1970年生まれの47歳で、青山学院大学卒業後にアサヒビールに入社。その後ナイキジャパンに移籍し、2011年からサンフレッチェのサプライヤーとなったときから担当者としてサンフレッチェのサポートを行ってきました。中国新聞によると久保会長は経営の立て直しに向けて「新しい視点で見られる人を探していた」そうで、9月末までにJリーグで社長経験の無い候補者3人と面談して山本氏を選んだとのこと。フットボールマーケティングの責任者として広島だけでなく浦和や鹿島と折衝してきた経験などを生かして、生まれ変わろうとするチームの舵取りを行うことになります。日本のスポーツビジネスはSNSやインターネットの活用などの点で遅れている、と言われることが多いのですが、裏を返せばそこを上手くやれば発展の余地があると言うこと。山本氏にはこれまでの経験や人脈を活かして、サンフレッチェを変えて欲しいと思います。
<17.12.26> 遅くなりましたが、現在発売中の紫熊倶楽部1月号(Vol. 239)を紹介します。表紙はホーム最終戦の集合写真をバックに「残留!!!!」の文字が配されています。そして、最初の記事は織田社長退任についてで、シーズン最終戦が終わった後の様子と織田社長のコメントを紹介しています。続く記事も退任で、シーズン途中の難しいときに監督に就任してチームを残留に導いたヨンソン監督に感謝の言葉を贈っています。そして3つ目の記事は城福氏の新監督就任について。更にミキッチ選手への最後のインタビューが続きます。
 モノクロのページは「苦闘苦戦の2017年 残留できた理由を探る」と言うタイトルで、今季の不振の要因とヨンソン監督が着手した改革、そして残留を勝ち取るに至った流れを綴っています。
 「READER'S AREA」に続いてアウェイ見聞録は神戸戦。Jリーグアウォーズの記事では、フェアプレー高円宮杯と水本選手のフェアプレー個人賞受賞を紹介しています。また「紫熊戦士達の物語/残留!」で取り上げられているのは青山選手と林選手。マッチレポートは、神戸戦、FC東京戦、柏戦と、Jユースカップ準決勝の京都U-18戦。「紫熊の仲間たち/ありがとう」では、五輪代表チームのスタッフに就任した横内、下田、松本コーチと、アウェイサポーターを盛り上げた「ハイタッチ隊のみなさま」を取り上げています。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。V-POINTと広島県内の大手書店で販売中です。また通販はe-vpointからどうぞ。
<17.12.25> 昨日最終日を迎えたJリーグインターナショナルユースカップで、サンフレッチェユースは3位決定戦を川崎U-18と戦い1-0で勝ちました。メンバーは、GK:佐藤海、DF:大越、MF:鈴、東、松本、山崎、大堀、土肥、FW:渡部、桂、鮎川(→棚田75分)。最初にチャンスを作ったのは川崎Fで、宮代がDFをかわして入れたクロスを決定的なシュートを打たれましたが枠外に外れます。しかしその後は広島のペースで、大堀のクロスバー直撃のシュートなど何度も決定的な場面を作ります。そして後半も立ち上がりからチャンスを作ると、後半5分に東のクロスのこぼれを鮎川がシュート。これをキャッチに行ったGKが後ろに逸らしてしまい、広島が先制点を奪いました。その後も大堀のシュートや桂のクロスなどで追加点のチャンスもあったものの点は動かず、そのまま試合終了となりました。試合後に沢田監督は「ボールをしっかり動かすことのできるチーム...に対して、どこまでやれるかを試せる良い機会だと思っていました」「そう言う相手に対して...最後までやり切ってくれた」と語っています。また大会全体としては「前チームで出ていた選手たちのなかに、新しく試合に出ることになった1、2年生がどこまで入っていけるかという部分を少し心配していましたが、よくやっていたと思います」と成果を強調しました。

Jリーグ公式サイト
<17.12.24> プレスリリースによると、横浜FCに期限付き移籍していた川崎裕大選手がそのまま完全移籍することになりました。流通経済大から2015年に広島入りした川崎でしたが、怪我が多くリハビリに費やす時間が長くなかなか試合出場の機会をつかめませんでした。そして今季はルヴァンカップのグループリーグ6試合に先発出場したものの、リーグ戦は出場どころかベンチ入りもなし。8月に横浜FCに移籍後も1試合の途中出場に終わっていました。
<17.12.24> 昨日行われた「Jリーグインターナショナルユースカップ」のグループステージ第3戦で、サンフレッチェユースは浦項スティーラーズに3-0で勝ったものの、得失点差でグループ2位となり決勝進出を逃しました。メンバーは、GK:佐藤海、DF:大越、MF:鈴、東、松本、山崎、大堀、土肥(→中谷77分)、FW:渡部(→棚田54分)、桂、鮎川(→森保75分)。前半40分に大堀が先制点を挙げると後半21分に棚田が追加点。そして後半37分に3点目を取ってそのまま逃げ切りました。この結果サンフレッチェユースは2勝1分けで勝点を7に伸ばしたものの、同時刻キックオフのもう1つの試合でG大阪ユースがマルセイユを7-1で下したため、得失点差で2位になりました。順位決定戦は今日の11時からで、相手は川崎FU-18です。

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