2/26〜3/4のSANFRECCE Diary


<17.3.4> 離脱者が相次ぎ昨季のレギュラーの半分以上がいない、と言う非常事態となっていたサンフレッチェですが、今朝の中国新聞によると左ふくらはぎを痛めていた林が昨日のミニゲームでは主力組でプレーしていたとのことで、今日は先発出場する可能性が高そうです。また左内転筋を痛めていた柴崎も「90分間は厳しいけど、途中からならいける準備は整った」とのことで、今日のベンチ入りが濃厚だとのこと。森島、茶島の若手コンビの出来次第では、早い時間帯での投入もありそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては「ファミリーサッカースクール」が11時から、「フォリアチャレンジ」が12時18分ごろから行われます。メインスタンドスロープ下の「サンチェ広場」では「キックターゲット」「サンチェふわふわドーム」「軽食エリア」「てぶらで観戦、てぶらで帰宅」が10時から。おまつり広場では「オリジナルアイシングクッキーをつくろう!」「すき家CooCaカード販売」「サンフレッチェカード入会キャンペーン」「てんかん疾患啓発ブース」「にぎわいステージ」「フェイスペイント」が10時から、「バルーンアート」が12時から行われます。
 来場者プレゼントは「オリジナルクリアファイル」をビジターゲートからの入場者を除く全員にプレゼント。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、選手集合写真のプレミアムカードです。試合会場限定グルメは「マグロカツバーガー」を500円で限定400食提供。選手コラボメニューは千葉選手の「CHIBABU丼」800円と宮吉選手の「鴨茶そば」700円です。そして清酒呑み比べセットは、静岡県掛川市の「開運特別純米酒」と東広島市の「西条鶴辛口純米酒」及び広島市の「八幡川純米酒」となっています。
 テレビ放送はNHK広島放送局と静岡放送局及びDAZNで生中継が予定されています。今日もブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<17.3.3> 明日はJ1リーグ戦第2節。サンフレッチェはホームに清水エスパルスを迎えます。
 昨年は終盤の怒濤の9連勝で松本山雅をかわし、自動昇格でJ1復帰を果たした清水でしたが、大前、本田、三浦ら主力が流出。六反、野津田らを補強したものの、デュークや長谷川らが負傷で離脱するなど不安を抱えながらの開幕となりました。そしてホームで迎えた開幕戦では神戸を相手に鄭大世や白崎がチャンスを作ったものの決め切れず、1点に泣いて黒星スタートとなっています。明日は契約の関係で野津田は出場できませんが、その分しっかりと守りを固めて少ないチャンスを生かす、と言う戦いを徹底してくるはず。小林監督が「広島対策」を十分に練って、J1昇格後の初勝利を狙ってくるものと思われます。
 対するサンフレッチェですが、柏が肉離れで全治6週間と言うことで欠場が確定。また今朝の中国新聞によると、青山が体調不良を訴えて昨日の練習を休んで明日も欠場が濃厚。昨日の練習では森島をボランチに下げて、茶島をトップ下に入れた布陣でミニゲームを行っていたそうです。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       廣永

    塩谷 千葉 水本

     森島  稲垣

ミキッチ          清水

    茶島  フェリペ

       工藤

SUB:中林、野上、丸谷、高橋、長沼、宮吉、皆川
 前節は新潟の堅守に苦しんでドローに終わったサンフレッチェ。特に練習試合でポテンシャルの高さを見せていたフェリペ・シウバが厳しいマークで抑え込まれてしまったのが誤算でしたが、今週の練習では動き出しのタイミングを合わせながらゴールに向かう動きを試行錯誤していたそうです。明日は工藤、茶島らとのコンビネーションを駆使しながら、チームを勝利に導くゴールをゲットして欲しいと思います。
<17.3.2> サンフレッチェは昨日、昨年は清水からのレンタルでプレーしていたピーター・ウタカ選手がサンフレッチェに完全移籍するとともに、FC東京に期限付き移籍すると発表しました。レンタル期間は昨日から来年の1月1日までで、広島との対戦では出場することはできません。
 それにしても、レンタル終了により保有権を持っていた清水に戻るのではなく、広島に完全移籍した言うのは不思議な話なのですが、昨年のレンタル契約の時に「買取オプション」が設定されていた、と考えれば辻褄は合うように思います。広島としては前年のドウグラスのこともあったため、買い取りを前提にウタカを期限付き移籍で獲得したのではないかと思います。しかし今季はACL出場権を逃したことにより活躍の場が限られるだけでなく、前からの守備と切り替えの速さを磨いてチーム力を高めよう、と言う方針にも合わないため構想外となって返却しようとしたものの、清水としても戦力としては考えていなかったためこの買取オプションを行使されて、広島が契約の主導権を取らざるを得なくなったのではないか、と思われます。ひょっとすると本人や代理人も契約金の大幅アップを求めて難航した、と言う経緯があったのかも知れませんが、広島にとってもウタカにとっても不運な展開になってしまった、と言わざるをえないように思います。大久保嘉、永井、高萩らを獲得して攻撃陣がダブつき気味のFC東京でウタカが機能するかどうか気になるものの、ウタカにはとにかく良いコンディションを作って、昨年同様の素晴らしいプレーを見せて欲しいと思います。
<17.3.2> 日本サッカー協会は昨日トレーニングキャンプに臨むU-20日本代表候補を発表し、広島から森島が選ばれました。今回選ばれたのは次の22人。
【GK】辻(鳥栖)、波多野(FC東京)
【DF】板倉(川崎F)、浦田(北九州)、岩田(大分)、町田(鹿島)、
    藤谷(神戸)、舩木(C大阪)、杉岡(湘南)、冨安(福岡)
【MF】坂井(大分)、三好(川崎F)、神谷(湘南)、森島(広島)、
    遠藤(横浜FM)、佐々木(仙台)、原(新潟)、針谷(磐田)
【FW】小川(磐田)、邦本(福岡)、岩崎(京都)、久保(FC東京U-18)
 昨年末にアルゼンチン遠征したメンバーから小島(早稲田大)、山口(FCロリアン)、若原(京都U-18)、中山(柏)、橋岡(浦和ユース)、長沼(広島)、市丸(G大阪)、黒川(大宮)、渡辺(東京Vユース)、和田(横浜FM)が外れ、辻、波多野、杉岡、神谷、森島、佐々木、針谷、邦本、岩崎が選ばれています。このメンバーは3/7に東京に集合してトレーニングを行い、FC東京と練習試合を行います。
<17.3.1> 高校年代のチャンピオンチームを決める高円宮杯U-18サッカーリーグは4/8(土)の開幕が決まっていますが、その開幕戦が集中開催で行われることが発表されました。WESTの会場は大阪・長居のキンチョウスタジアムとヤンマースタジアム長居で、キックオフ時間と対戦カードは次の通り。
4/8(土)10:30 C大阪U-18 ×大津高  (キンチョウ)
     13:00 神戸U-18  ×米子北高 (キンチョウ)
     15:30 G大阪ユース×福岡U-18 (ヤンマー)
4/9(土)10:00 神戸弘陵高 ×東福岡高 (ヤンマー)
     12:30 阪南大高  ×広島ユース(ヤンマー)
 なお昨年のWEST王者サンフレッチェ広島ユースは、3/16〜19に福岡で行われる「サニックス杯国際ユースサッカー大会」に参加してシーズン開幕に備えます。

サッカーダイジェスト 沢田謙太郎が勝負の3年目に臨む
<17.2.28> 新潟戦で途中交代した柏好文選手が昨日広島県内の病院で検査を受け、右ハムストリングス筋損傷(肉離れ)で全治6週間と診断されました。
<17.2.28> 中国新聞によると、今季のチームが決まっていなかったピーター・ウタカ選手がFC東京に期限付き移籍することが濃厚になった、とのことです。スポニチによると1月半ばの段階で足立強化部長は「交渉が長期化する可能性がある」と語っていて必ずしも広島の構想外、と言うことではなかったようですが、保有権を持つ清水と代理人が買い取りの可能性や中国や中東のクラブとの交渉もちらつかせたため長引いてしまった、と言うのが真相なのかも知れません。
<17.2.27> 昨日吉田サッカー公園でIPU環太平洋大との練習試合を行い、3-2で勝ちました。メンバーは不明で、得点は前半10分に皆川、後半7分に宮吉、11分に長沼。失点は2点とも後半19分でした。
<17.2.26> 昨日ホームに17,545人を集めて行われたJ1リーグ開幕戦の新潟戦は、工藤のゴールで先制したものの一瞬の隙を突かれて追いつかれドローに終わりました。
 メンバーは控えも含めて山口戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       廣永

    塩谷 千葉 水本

     青山  稲垣(→皆川88分)

ミキッチ           柏(→清水53分)

     森島 フェリペ
     (→茶島84分)
       工藤

SUB:中林、野上、丸谷、高橋
 対する新潟は、GK:守田、DF:矢野、富澤、大野、酒井、MF:原、小泉、加藤、成岡(→田中58分)、FW:山崎(→チアゴ・ガリャルド81分)、ホニ(→本間90+5分)、と言うメンバーでした。センターラインからやや下にブロックを作って速攻を狙う新潟に対して、序盤の広島は緊張からか動きが硬くなかなかボールを前に運べず、逆に相手にチャンスを作られます。2分にはクリアボールを拾われ山崎にシュートを打たれましたがわずかに左に外れ、5分にはCKから矢野にヘディングを許しポストに弾かれ、詰めていたホニも合わずに助かります。しかし8分に稲垣が広島のファーストシュートを放つとその後は広島がペースをつかみ、12分には柏のクロスを森島がボレーで狙いましたがヒットせず枠外。24分には波状攻撃を仕掛けてフェリペのパスを森島が狙いましたがこれも枠外に外れます。また32分には塩谷が長距離FKを直接狙いましたが壁に弾かれます。速攻を狙う新潟は、34分にはホニが抜け出してシュートしましたが廣永が好反応で防ぎます。前半は広島がボールを支配するものの新潟の狙いが嵌まる場面も多く、どちらかと言うと新潟ペースでスコアレスで折り返しました。
 後半5分には新潟のFKに脅かされるシーンもあったものの流れは広島。パス交換とドリブルを駆使しながら相手の守備ブロックを崩そうとします。そして6分には柏が高い位置でフリーで持ちましたがシュートまで持ち込めず、9分には塩谷のミドルはわずかに外れます。そして後半11分、フェリペの右からのCKを水本がヘッドで狙うと、GKがこぼしたボールに反応した工藤がゴールネット上部に突き刺して広島が先制点を奪いました。
 この後も広島が追加点を狙ってどんどん前にかかって攻めます。そして後半23分には中盤で前を向いた森島が2人に挟まれながらも突破して左からシュート。ポストに弾かれたボールにミキッチが詰めて強烈なシュートを放ちましたがGKに止められ、こぼれ球に広島の選手が殺到したものの押し込めません。続いて24分にも森島がシュートしましたが力なくGKの胸に収まります。逆に25分、ロングボールで抜け出したホニが中央に折り返すと、クリアし切れずこぼれ球に反応した田中のシュートを許して、同点に追いつかれてしまいました。
 この後は何としても勝ち越そうと前がかりになる広島と、スペースを突いてカウンターで仕留めようとする新潟がお互いにチャンスを作ります。そして36分には矢野が2枚目のイエローで退場になって、広島が数的優位になります。31分には塩谷のループパスをDFラインの裏で受けた工藤がボレーで狙いましたがGK正面。44分には茶島がクリアボールをダイレクトで狙いましたが枠を捉えることができず、48分には清水が強烈なミドルを放ちましたがオフサイドを取られます。そして50分にはミキッチのクロスに青山が頭で合わせましたがこれもわずかに枠を外れて、決勝点を奪えないままに終了のホイッスルを聞くことになりました。
 試合終了後に森保監督は「結果は残念。選手の努力を勝利につなげることができなかったことも悔しい」と語っています。確かに前半のピンチを除けばずっと流れは広島で、工藤の先制ゴール以外にも何度も得点のチャンスはありました。また失点シーンも数少ないピンチを決められたものでしたし、相手に退場者が出たことも考えると「勝つべき試合だった」と言っても良いでしょう。試合の入りが不安定だったことや失点シーンの対応がまずかったことなど反省点はあるものの、3週間のキャンプで作り上げてきた「2017年版広島サッカー」は十分に表現できていたわけで、ここで勝ち点1しか取れなかったと言うことは内容に見合わない結果だった、と言えます。森保監督が言うように「自分たちの成果と課題についてしっかりと取り組んで...チームの力をアップ」させて、次節こそ勝利して欲しいと思います。
 ただその一方でこの試合は、ほぼ新潟が想定していた通りの試合だったとも言えるでしょう。新潟は立ち上がりの広島の体勢が整わないうちにビッグチャンスを2度作り、そこで先制できなくても、また広島に先制点を奪われても、更には退場者を出しても決して慌てることなくやるべきことを貫いて、勝ち点1を持ち帰りました。昨年の終盤のような攻めも守りも中途半端だった新潟ではなく、勝ち点を取るためにチーム全員が心を一つにして戦う新潟に勝つのはどのチームもそう簡単ではないはず。サンフレッチェとしてはここで勝ち点3を取れなかったことを嘆くよりも、勝ち点1でも取れたことを喜ぶべきだ、と言う見方もあるのではないでしょうか。
 ところでこの試合では、移籍加入した3人とともにこれまでリーグ戦の出場がなかった廣永と森島も先発出場しました。廣永はハイボールに対する飛び出しなどでタイミングが合わないシーンもありましたが、全体的には合格点の出来だったと思います。特にシュートに対する反応だけでなく落ち着いた足下のつなぎもそつなくこなして「広島のGK」の役割を果たしました。もっと試合に慣れてくれば、彼のスケールの大きなセービングがチームの力になるのではないか、と思います。一方昨年のACLのFCソウル戦以来の公式戦出場となった森島ですが、ソウル戦と同じように相手に寄せられてもボールを失わないキープ力の高さを見せて、攻撃の起点になりました。決定的なシュートを放ちながら枠内に飛ばせなかったのは残念ですが、そのへんの判断も含めて今後経験を積めばどんどん良くなるはず。「ゴール前のところで相手が粘り強くやってくるところをいかにかい潜って決めるか、そこの判断やクオリティ」(森保監督)を磨いて、次はチームの勝利に貢献して欲しいと思います。

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