4/30〜5/6のSANFRECCE Diary


<17.5.6> 昨日の練習ではサポーターが「内容より結果 そろそろ殻を破らんかい」と横断幕を出していた、とのこと。それに対して森保監督は「いつも、どんな時でも真剣に応援してくれるサポーターの存在はありがたい」と語っています。結果を出すことを意識し過ぎるとプレッシャーになってむしろうまくいかないことも多いので、ここは「とにかく全てを出し切ること」(森保監督)が重要。相手よりも一瞬でも速くボールに身体を寄せ、また相手よりも1mでも2mでも多く走ってチーム全体で勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10, U-11, U-12が午後2時から、「フォリアチャレンジ」は5時18分ごろから行われます。スロープ下の「サンチェひろば」では、キックターゲットやキックボーリングができる「カルビーパーク」と「サンチェふわふわドーム」、ヤマト運輸の「てぶらで観戦、てぶらで帰宅」サービス、ビールスタンド重富が出店し「かしわもちふみ レベル2」を販売する「軽食エリア」は3時からの開始です。また「おまつり広場」も3時から。「JAバンク広島JA共済特設ブース」「NTTぷらら特設ブース」「呉市公式キャラクター『呉氏』来場PRグッズ販売」「近未来の乗り物試乗体験」「にぎわいステージ」が開催されます。また「フェイスペイント」は4時から、「バルーンアート」は5時からです。
 先着プレゼントは「ちょリスポケットウェット」と「JA共済オリジナルボールペン」を10,000名様に配布します。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、工藤選手のプレミアムカードとなっています。選手コラボメニューは、塩谷選手の「塩焼きそば 塩むすび付き」800円と、森崎浩司アンバサダーの「あんかけ炒飯」700円となっています。
 テレビ放送は、DAZNのほかNHK-BS1で生中継が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
<17.5.5> 明日はJ1リーグ戦第10節。サンフレッチェはホームにヴィッセル神戸を迎えます。
 ルヴァンカップで広島に快勝した神戸は、次節の甲府戦では広島戦で活躍した田中順也とウエクスレイを先発起用してリーグ戦での連敗脱出を賭けて戦いました。しかしボールを支配してチャンスを作りながらも決め切れず、特に広島戦でそれぞれ2得点の田中も中坂も結果を出せずに無得点。リーグ戦は3連敗で7位に後退しています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
L3H ○4-1 広島  【神】田中順2、中坂2
9H ●0-1 甲府  【甲】堀米
L4H ○1-0 鳥栖  【神】中坂
 リーグ戦では3連敗と停滞気味の神戸ですが、ルヴァンカップでは中坂が2試合連続ゴールを決めるなど好調を維持しており、その流れをリーグ戦に繋げたいと考えているはず。明日はルヴァンカップの快勝の良いイメージをそのままに、広島に勝つのが当然と言うつもりで乗り込んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、C大阪戦では森崎和が久々に出場して存在感を見せました。チームとしてはぜひ明日の試合にも出て欲しいところだと思いますが、ただ体力的な問題があるのは間違いないので中2日で先発するのは難しいでしょう。とするとC大阪戦のメンバーと全員を入れ替えて、以下の布陣で戦う可能性が高そうです。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  野上

ミキッチ           柏

  A・ロペス    柴崎

       工藤

SUB:廣永、丸谷、森崎和、清水、森島、フェリペ・シウバ、皆川
 公式戦3連敗で5試合勝ち無しのサンフレッチェですが、ルヴァンカップの神戸戦以外は良い内容のサッカーはできているので少し、というところまで来ています。開幕からずっと運に恵まれないことが多い、と言うのも結果が出ない原因ですが、神様は公平なのでいずれは運の良いときも巡ってくるはず。その時が来るのを信じて、また自分たちのサッカーを信じて最後まで助け合って戦い抜いて欲しいもの。そしてホームのサポーターに今度こそ勝利の歓喜をもたらして欲しいと思います。
<17.5.4> 昨日ホームで行われたYBCルヴァンカップグループステージ第4節は、またもや1点が遠く0-1で敗れグループ4位に後退しました。
 松本がプロ入り初先発。また森崎和も今季初めてピッチに立って、以下の布陣で戦いました。
       廣永

    川崎 丸谷 清水

     松本 森崎和(→野上60分)
     (→青山73分)
長沼            高橋

  フェリペ     森島
  (→A・ロペス73分)
       皆川

SUB:中林、塩谷、稲垣、柏
 対するC大阪は、GK:丹野、DF:田中、茂庭、藤本、舩木、MF:関口(→岸本61分)、木本、秋山、清原、福満(→西本90分)、FW:リカルド・サントス(→丸岡56分)、と言うメンバーでした。前節は開始早々の失点で落ち着きのないサッカーに終始したサンフレッチェでしたが、この日はボランチに入った森崎和のコントロールで緩急をつけたサッカーを展開します。そして4分には松本のカットから高橋が突破し、クロスに皆川がフリーで合わせましたが枠外。10分にはフェリペ・シウバの展開のパスで長沼がフリーで抜け出しましたが、クロスは皆川にはわずかに合いません。また17分には森島が思い切って狙ったものの枠外。26分には高橋の鋭いクロスに皆川とフェリペ・シウバが重なってしまいます。更に28分にもフェリペ・シウバのパスを受けた森島が反転シュートを放ちましたが、惜しくもGK正面を突き、38分の清水のミドルも上に大きく外れます。逆にセレッソは崩しのアイディアに乏しく、リカルド・サントスを狙って蹴ってきますが広島の守備陣は集中して跳ね返します。前半は広島が支配する時間が長かったものの得点は生まれず、両者無得点でハーフタイムを迎えました。
 後半に入ってもボール支配は広島。ブロックを作って待ち構えるセレッソ守備陣に対して、両サイドの突破やクロスを中心に攻めます。そして7分には清水の縦パスに反応した皆川が左のペナルティエリア内で反転すると、思い切って右足を振り抜いたものの逆サイドに抜けてしまいます。逆に後半10分、久々にC大阪の時間帯になり、CKから連続攻撃を受けます。ゴール前を固めて跳ね返す広島。しかし何回目かのクリアが相手に渡ると走り込んできた秋山がボレーシュート。廣永は反応したものの弾き切れず、ゴールに収まってしまいました。
 何とか追いつきたい広島は16分、森島のフリックからフェリペ・シウバが前を向くと右足で強烈なシュートを放ちましたが、GK丹野がファインセーブで弾きます。必死で攻める広島。セレッソもその隙を突いて2度ほどフリーで打ってきますが、今度は廣永が立ちはだかります。23分には長沼のクロスから高橋のヘッド。26分にはフェリペ・シウバがバイタルで前を向きましたがシュートまで行けず、32分には丸谷がペナルティエリア内でシュートしましたがブロックされます。続いて33分にはアンデルソン・ロペスがペナルティエリア内で倒されましたが、主審は足が掛かっていないと見てシミュレーションを取られます。そして後半アディショナルタイムにはアンデルソン・ロペスのキープから高橋が決定機を得ましたが、力んでしまったか当たり損なって枠外に外れます。結局広島は終盤まで攻めに攻めたもののまたしてもその努力は実らず、無得点のまま無情のホイッスルが響きました。
 試合後に尹晶煥監督は秋山のゴールについて「今日のようなシュートは、もう二度とないと思いますね...この後はもう一回見ることはないのではないかと思います」と言って笑っていたそうですが、そのような「一生に一度」のようなゴールが決まって負けてしまう、と言うのが今のサンフレッチェだと思います。森崎和は試合後に「セレッソは勝ち癖が付いていて、うちは負け癖。その差が出た」と語っていますが、まさにそんな感じ。内容的には五分かそれ以上だったにも関わらずC大阪が勝って広島が負けた原因は、これまで勝ってきたチームと負けてきたチームの差が出たとしか言いようがないように思います。もちろん、失点に至った部分には小さなミスはあったでしょうし、また得点できなかったことにも個人やチームとして足りなかったことはあるでしょう。しかし問題はそのような個々の部分にあるのではなく、チーム全体に漂う「雰囲気」や「流れ」にある、としか言えないわけで、このような結果は選手とスタッフだけでなく、GW中のホームゲームに詰めかけた14,000人近い観客にとっても辛いものだったと言わざるをえません。
 このような状況を切り抜けるにはどうすべきかと言うと、おそらく特効薬はありません。他のクラブであれば監督交代と言う「劇薬」を処方する場合もあるでしょうが、5年間で3回優勝した森保監督以上の監督がいるはずがない。また強力な選手を補強する、と言う手もありますが、サンフレッチェは新しい選手を連れてきてすぐに活躍できるチームではありません。だいたい去年の得点王だったウタカを放出して今季をスタートさせたのは、特定の選手に頼ることの弊害が顕著になっていたからです。今更そこに戻ったとしても、何の解決にもなりません。とするとサンフレッチェにできることは、今のやり方をより突き詰めることでしかない、と思います。「神は細部に宿る」とはよく言われる言葉ですが、その細部を突き詰めて、「勝ち」と言う結果に結びつけるしかないのです。今週から来週は中2、3日での連戦が続いてなかなか練習で精度を上げることはできませんが、逆にそれを逆手にとって試合で質を高めていく、ぐらいの考え方でも良いのかも。結果を意識し過ぎても良いことは何も無いわけですから、まずはこの試合で得たポジティブなもの(例えば森崎和のゲームメイクなど)を再確認して、力を抜いて次の試合に臨むようにした方が良いのかも知れません。

広島公式サイト  C大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア速報
サッカーダイジェストWeb  Bグループ第4節まとめ
<17.5.3> 中国新聞によると、体調不良で今季一度も出場がなかった森崎和幸選手が、今日のC大阪戦で初めて公式戦のピッチに立つことになりそうです。昨日のミニゲームでは若手主体の先発組でボランチに入り、鋭いチャージで工藤からボールを奪うなど彼らしいプレーを見せていたとのこと。若手選手の中でリーダーシップを執って、チームを勝利に導いてくれるのではないでしょうか。一方新人の松本もボランチでの先発が濃厚だとのこと。今日は今季初の中盤の組み合わせで、ルヴァンカップ勝ち抜きを目指して戦うことになります。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-9&U-10とU-11及びU-12が9時から、「フォリアチャレンジカップ」が12時18分ごろから行われます。
 場外スロープ下のサンチェひろばでは、「ルヴァンカップキッズイレブン」「サンチェふわふわドーム」「ゲーフラを作ろう!」と「ビールスタンド重富」が出店する軽食エリアが10時に開店します。またおまつり広場では、サンフレキャッチャーが楽しめる「プローバグループ特設ブース」、500円で参加できる「オリジナルワックスサシェ クラフトイベント」、インモーションやポニーサイクルが楽しめる「近未来の乗り物試乗体験」、月山翔雲やSea、ダブルによるライブステージと中島浩司さんが出演する「にぎわいステージ」をそれぞれ10時から、「フェイスペイント」を11時から、「バルーンアート」を12時から開催します。
 先着プレゼントは「プローバグループ×サンフレッチェ オリジナルデザインシリコンバンド」を2,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、塩谷選手のプレミアムカードです。選手コラボメニューは、塩谷選手の「塩焼きそば塩むすび付き」800円と森崎浩司アンバサダーの「あんかけ炒飯」700円。昨年販売して好評だった柏選手の直筆ラベル付きの「かしわもちふみ」も「レベル2」を4個入り500円で限定1,000セット販売します。
 テレビ放送ですが、今日はDAZNではなくスカパー!のch580とCS800及びスカパーオンデマンドで生中継が予定されています。今日は都合によりブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はモバイルサイトの速報などをどうぞ。
<17.5.3> 日本サッカー協会は昨日U-20ワールドカップに参加するU-20代表メンバーを発表し、広島からは森島が選ばれました。今回選ばれたのは次の21人。
【GK】小島(早稲田大)、波多野(FC東京)、山口(FCロリアン)
【DF】板倉(川崎F)、中山(柏)、初瀬(G大阪)、藤谷(神戸)、
    舩木(C大阪)、杉岡(湘南)、冨安(福岡)
【MF】坂井(大分)、三好(川崎F)、森島(広島)、原(新潟)、
    遠藤(横浜FM)、市丸、堂安(G大阪)
【FW】小川(磐田)、岩崎(京都)、田川(鳥栖)、久保(FC東京U-18)
 昨年「AFC U-19選手権」で優勝したメンバーから廣末(FC東京)、若原(京都U-18)、岩田(大分)、町田(鹿島)、岸本(C大阪)、長沼(広島)、神谷(湘南)、中村(柏U-18→青森山田高)が外れ、波多野、山口、杉岡、森島、田川、久保が選ばれています。このメンバーは5/11に集合してトレーニングを開始して、U-20ホンジュラス代表との親善試合を経て5/21からの本大会に臨みます。
<17.5.2> 明日はYBCルヴァンカップ第4節。サンフレッチェはホームでC大阪と対戦します。
 昨年のJ2では4位に終わり2年連続でJ1昇格プレーオフに回ったC大阪でしたが、準決勝では5位京都と引き分けて決勝に進出。決勝では守りを固める岡山に対してなかなか点が奪えませんでしたが、中林のキャッチミスを突いて先制点を奪ってJ1昇格を勝ち取りました。そして尹晶煥監督のもとでスタートした今季は開幕から3試合こそ勝てなかったものの、その後は着実に勝点を積み重ねてリーグ戦5位まで浮上しています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H △0-0 磐田
2A ●1-3 浦和  【C】ヨニッチ、【浦】武藤、興梠、ラファエル・シルバ
3A △1-1 札幌  【C】ヨニッチ、【札】都倉
L1H ○2-0 横浜FM 【C】木本、リカルド・サントス
4H ○1-0 鳥栖  【C】山村
5H ○2-0 横浜FM 【C】木本、柿谷
6A ○1-0 鹿島  【C】山村
L2A △0-0 甲府
7H △2-2 G大阪 【C】杉本2、【G】藤春、倉田
8A △1-1 甲府  【C】杉本、【甲】畑尾
L3A △4-4 鳥栖  【C】リカルド・サントス、水沼2、田中、【鳥】鎌田2、富山、高橋
9H ○2-0 川崎F 【C】山村、清武
 前節は怪我から復帰した清武を初めて先発に起用すると、早速その清武が先制点をアシストすると、終了間際には追加点を挙げてチームを勝利に導いています。ルヴァンカップではターンオーバーをしながらもここまで負けなしで2位に付けているC大阪。明日もおそらくフレッシュなメンバーに入れ替えて、勝利を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、こちらも中2日で連戦が続くことを考えるとターンオーバーを使いたいところ。ただ前節の神戸戦で不甲斐ない戦いをしてしまったことやホームゲームであること等を考えると、多少のメンバーの入れ替えはあるかも知れません。と言うことでメンバー予想は難しいのですが、希望も込めて次のように予想します。
       廣永

    川崎 千葉 水本

     森島  丸谷

高橋            清水

   フェリペ    茶島

       皆川

SUB:中林、塩谷、稲垣、青山、柏、アンデルソン・ロペス、工藤
 G大阪戦と新潟戦で連勝した後は1分け3敗と再びトンネルに入ってしまったサンフレッチェですが、この苦境から抜け出すためには自分たちが頑張るしかありません。メンバーが入れ替わって再構築を強いられている、とは言えサッカーの方向性が変わったわけではないので、自信を持って戦えばきっと結果は付いてくるはず。明日も苦しい試合になるとは思いますが、チーム全員で助け合ってホーム初勝利を挙げて欲しいと思います。
<17.5.1> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第9節FC東京戦は、またしても1点が遠く今季4度目の0-1の敗戦となりました。
 サンフレッチェのメンバーは前節仙台戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       林卓

    塩谷 千葉 水本(→皆川83分)

     青山  野上

高橋             柏
(→ミキッチ70分)
  A・ロペス    柴崎
  (→森島64分)
       工藤

SUB:廣永、フェリペ・シウバ、丸谷、清水
 対するFC東京は、GK:林彰、DF:徳永、森重、丸山、太田、MF:高萩、梶山(→田邉61分)、河野(→阿部65分)、東、大久保嘉、FW:前田(→永井90+1分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは3分の塩谷でしたが、最初の決定機はFC東京。5分に塩谷が奪われ東に危ないシュートを打たれましたが上に外れて助かります。その後も高萩を起点としたFC東京の攻撃にさらされる広島。23分には徳永のクロスから東にヒールで狙われましたが凌ぎます。サンフはいつものようにパスを繋いで攻め込もうとしますが、組み立て段階でのパスミスが多くなかなかシュートまで行けません。それでも31分には柏の仕掛けからのクロスに工藤が頭を当てましたが枠外。逆に34分には高萩のパスから危ないシーンを作られますが何とかクリアします。前半最大のチャンスは41分で、塩谷がFKを直接狙ったものの林彰洋のファインセーブに阻まれます。それに対してFC東京も45分、太田のFKがバーを叩きこぼれを狙った前田のヘッドも上に外れて助かります。前半はお互いに守備が堅く、あまり動きが無いままにスコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初のチャンスはまたも東京で、4分にはCKのクリアボールを梶山が頭で狙ってきましたが林卓人が戻りながら手を伸ばしてクリア。5分にも再びCKのクリアボールを狙われましたが凌ぎ、6分にも太田の突破を許しましたがぎりぎりで守ります。それに対して後半10分、塩谷のパスを受けた工藤がDFの間でボールを受けると反転してラインの裏に抜け出しましたが、林彰洋のスーパーセーブに防がれます。田邉と阿部を投入して中盤の運動量を上げようとするFC東京。広島も森島を入れてリズムを変えようとします。そして後半22分、太田のCKをクリアし切れず逆サイドに流れ、ここに詰めていた丸山に押し込まれて先制点を許してしまいました。
 何とか追いつきたい広島は、ミキッチを投入して両サイドからの攻めを強めます。更に37分には皆川を投入し、ツートップで何とかこじ開けようとします。37分にはミキッチのクロスを皆川が落とし、こぼれを青山が狙いましたが枠外。42分にはミキッチのクロスを工藤が狙いましたがGKに抑えられ、その後も波状攻撃を見せますが東京の堅守は崩れません。結局最後まで東京のゴールを割ることができず、今季5度目の無得点での敗戦となりました。
 この試合を視察に来ていた日本代表のハリルホジッチ監督は「両チームとも戦術的にしっかりと形を整えて戦った」とチャンスが多くなかった試合を振り返っていたそうですが、確かに広島もFC東京も守備の集中が高く、締まった試合を展開していたと思います。その中で生まれた唯一のゴールはセットプレーからでしたが、たまたまフリーになっていた丸山にボールがこぼれ、しかも林卓人は反応していたにも関わらず柴崎の足に当たってコースが変わり、ゴールネットに飛び込んでしまいました。丸山をフリーにしてしまっていたのは守備陣の失策ですが、しかし運が悪かったのも確か。開幕から続いている不運の連鎖がまだ終わっていないと言うことを、痛感させられた結果でした。
 ただその一方で、攻撃の組み立て段階のパスミスが目立ち、それによって攻撃のリズムが作れなかったのも確かだと思います。サッカーダイジェストの記事によると高萩は広島について「ボールをつなぐ部分で単純なミスが多い。あれだと相手に余裕を与えてしまうと思う」と語っていたそうですがまさにその通り。動いた後にパスが出たり、味方のいないところにパスを出したり、と言うコンビネーションの合わないシーンが多く、なかなか崩すことができませんでした。また両サイドは何度も突破してクロスを入れるものの、蹴った先に味方がいることは少なく具体的なチャンスになりませんでした。開幕から怪我人続出でメンバーが固定しない上に、結果が出ないことからメンバーを入れ替えたりしていることで、チームとしての熟成が進んでいない、と言うことなのかも。森保監督は「チームとして、難しいもう少しのところを乗り切っていけるように、練習からチーム一丸となってやっていきたい」と述べていますが、ここから連戦が続く中でどう修正していくか、チームにとっても監督にとっても正念場だ、と言えそうです。

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<17.4.30> 「ホットニュース」によると森保監督はFC東京について「ビッグクラブだと思う」とリスペクトしながらも、「チーム一丸となって団結力を持って戦えば、相手を上回っていけると思う」と語っています。前節は8分間で3失点と守備が崩壊したものの、そこまでの展開は「パーフェクトな試合だった」とのことで、やはり自信と規律を持って戦うことが必要でしょう。今日はいつも以上に守備に集中して、我慢強く戦って欲しいと思います。
 今日の試合会場は味の素スタジアムで午後3時キックオフ。当日券は12時半から販売開始で、全席種販売予定です。またテレビはDAZNで生放送が、TOKYO MXテレビで録画放送が予定されています。今日もブログで速報を行いますので、スタジアムで見れない&DAZNを見れない方はこちらをどうぞ。
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