5/7〜5/13のSANFRECCE Diary


<17.5.13> 明日はJ1リーグ戦第11節。サンフレッチェはアウェイでC大阪と対戦します。
 ルヴァンカップの第4節の対戦で公式戦の連続負けなしを11試合に伸ばしたC大阪ですが、次の柏戦では久々に敗戦を喫しました。ただミッドウィークのルヴァンカップ第5節では監督休養が発表されたばかりの新潟に競り勝ち、グループリーグの3位以上を確定しています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
L4A ○1-0 広島  【C】秋山
10A ●0-1 柏   【柏】クリスティアーノ
L5H ○1-0 新潟  【C】丸橋
 前節は序盤から杉本や清武、柿谷らがチャンスを作ったもののGKの好セーブにも阻まれ得点を奪えず、逆に丸橋のクリアがクリスティアーノに当たり、これがそのままゴールに入ってしまう、と言う不運な失点で敗れています。しかし逆に新潟戦では丸橋のロングフィードが風で伸びてそのままGKの頭を越えてゴールが決まる、と言う幸運に恵まれて勝利。明日はその流れのままに、再びリーグ戦で波に乗りたいと考えているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節久々にリーグ戦に出場した森崎和が先発復帰するかどうか、がポイント。コンディション次第ではありますが、野上が鳥栖戦でフル出場していることを考えると、森崎和が先発する可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山 森崎和

ミキッチ           柏

  A・ロペス    柴崎

       工藤

SUB:中林、野上、丸谷、高橋、フェリペ・シウバ、清水、皆川
 リーグ戦は4/7のG大阪戦以来1ヶ月以上勝てていないサンフレッチェですが、前節は先制されながら追いついて勝点1を取るなど調子が上向きになっているのは確かだ、と思います。ルヴァンカップの勝利でつかんだ手応えを本物にするためにも、明日はぜひとも勝ちたいところ。いつものようにチーム一丸となって、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<17.5.13> 日本サッカー協会は昨日、森島司選手のU-20日本代表からの離脱と、G大阪の高木彰人選手の招集を発表しました。中国新聞などによると森島は11日からの代表合宿に参加して復帰を目指したものの、回復しなかったそうです。U-20ワールドカップを目標にしていた森島にとっては痛恨の怪我、そして離脱だったと言えますが、同じ思いは長沼も大迫も持っているはず。気持ちを落とさずまずはチームでのレギュラー獲得を目指して、力を伸ばして欲しいと思います。
<17.5.12> U-20W杯に出場するU-20日本代表は昨日静岡県内に集合し、トレーニングを開始しました。ゲキサカによると5日の練習中に左足を捻挫した森島も代表に合流していて、昨日は一部別メニューで調整していたとのこと。怪我で心配されましたが、順調に回復しているということでしょうか?
<17.5.11> 昨日エディオンスタジアム広島で行われたYBCルヴァンカップグループステージ第5節は、フェリペ・シウバの公式戦初ゴールで1-0でホーム初勝利を挙げ、グループ3位に浮上しました。
 中林が移籍後初先発。また左ストッパーに稲垣を入れて、以下の布陣で戦いました。
       中林

    川崎 野上 稲垣
    (→塩谷83分)
     松本  丸谷
     (→青山79分)
高橋壮           清水

  フェリペ     茶島
  (→柴崎90分)
       皆川

SUB:廣永、柏、長沼、工藤
 対する鳥栖は、GK:赤星、DF:藤田、青木、スブットーニ、三丸、MF:太田、小川(→高橋義75分)、石川、水野、FW:富山(→田川66分)、イバルボ(→池田72分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは鳥栖が前からプレスをかけてきたもののこれをパスワークでかわすと、その後はブロックを作って守る相手に対して広島がボールを回して隙をうかがう、と言う展開が続きます。そして10分には川崎のフィードを受けた清水がドリブルで仕掛けてゴールライン際からクロス。GKが弾いたところに詰めた松本がフリーでシュートしましたが枠外。その後も茶島のドリブルや両サイドの仕掛けから守備ブロックを崩そうとします。対する鳥栖はなかなか攻めの形を作れず、時折遠目から狙ってきますが中林が落ち着いて対応します。そして44分には波状攻撃から稲垣がミドルで狙いましたが枠外に外れ、両者得点の無いままに前半を終えました。
 後半も攻める広島に守る鳥栖。3分には茶島が左からペナルティエリア内に侵入してシュートしましたが、強烈な弾道はシュート回転で枠を外れます。5分には清水のシュートがブロックされ、13分には茶島のクロスに清水とフェリペが飛び込みましたが重なってしまいます。また18分には茶島がフェリペ・シウバのスルーパスで抜け出して決定的なシュートを打ちましたが、飛び出したGKにブロックされます。そして後半21分、小川の横パスにフェリペ・シウバが判断良く飛び出して奪うとそのままドリブルで持ち込み、飛び出して来たGKを良く見てループシュートを沈めて先制点を奪いました。
 これで落ち着いて試合を進めることができるようになった広島。鳥栖にボールを持たれる時間が長かったものの、しっかりとブロックを作ってシュートを打たせません。徐々に運動量が落ちてセカンドボールが拾えなくなると、広島は青山、塩谷を投入して守備を引き締めます。そして45分にはドリブルで持ち上がった塩谷がシュートしましたが相手に当たって惜しくも枠外に外れます。最後は鳥栖が放り込んできたもののしっかりと跳ね返して、今季初めてエディオンスタジアム広島が勝利の歓喜に沸きました。
 前節は久々に復帰した森崎和のプレーで落ち着いて試合を進めることができたサンフレッチェでしたが、この日は若手中心ながら終始ゲームをコントロールすることができた、と思います。鳥栖のシュートは6本でしたが、そのほとんどが可能性を感じられないもの。驚異的な反射神経を誇る中林が、その能力を披露するシーンはありませんでした。また攻撃面でもDFラインからのクサビのパスやサイドチェンジが何度も決まっていましたし、ボランチのボールの引き出しや展開もスムーズにできていました。そして茶島のドリブルと飛び出しも相手に脅威を与えていました。皆川のボールの収まりが悪く、また前線のコンビネーションがイマイチだったためシュートこそ8本に留まりましたが、ゲーム内容としてはほぼ完璧だったと言って良いのではないでしょうか。相手の不出来に助けられた、と言う面はあったにせよ、神戸戦の惨敗から2試合で立て直して勝利と言う結果を得ることができたことは、この日出場した選手にとって大きな自信になったのではないかと思います。特にこれまでなかなか結果が出せずに悩みも大きかったであろうフェリペ・シウバに得点が生まれたことは、勝点3と言う結果以上に大きな収穫だった、と言って良いかも知れません。
 この勝利によってサンフレッチェは、この日試合の無かった横浜FMを抜いて3位に浮上しました。ただ1位の神戸と2位のC大阪も勝ったと言うことで3位以下が確定。プレーオフ進出が懸かる3位を事実上横浜FMと争うことになります。(数字上は6位鳥栖まで可能性あり。)次節は広島が休みになるため横浜FMに勝点で上回られる可能性もありますが、それでも最終節の直接対決に勝てば3位を決めることができます。ルヴァンカップの勝ち抜きのためにも、またリーグ戦での「トンネル」を抜け出すためにも、この勝利で得た良い雰囲気をチーム全体で共有して、次の試合に臨んで欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  鳥栖公式サイト
Jリーグ公式サイト
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア速報
サッカーダイジェストWeb  Bグループ第5節まとめ
<17.5.10> 中国新聞などによると、6年ぶりに広島に復帰した中林が今日の鳥栖戦に先発することになりそうです。岡山での守護神の座を捨ててJ1に再挑戦を決めた中林ですが、DFラインからパスを繋ぐサッカーに順応できず、また怪我もあってここまでほとんどベンチ入りもありませんでした。モバイルサイトによると中林は「広島のシャツを着てプレーできるのは幸せなこと」と語っているので、ホームでの今季初勝利に向けてチームを後押しするような活躍を見せてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしてはおまつり広場で「ルヴァンカップキッズイレブン」と「サンチェふわふわドーム」が4時から行われます。サンフレッチェ会員限定プレゼントは、青山選手のプレミアムカードを3,000名様に。選手コラボメニューは、両親が北海道出身だと言う廣永選手の「北海道味噌ラーメン」800円と、茶島選手の「そばめし」700円となっています。今日は平日のナイトゲームと言うことで、試合開始30分以降のご来場で当日券が半額になる「駆けつけ割」を実施します。仕事や学校などでキックオフに間に合わない方も、ぜひ観戦にお越し下さい。
 テレビ放送は今日はスカパー!ch582とCS802及びスカパーオンデマンドで生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<17.5.9> 明日はYBCルヴァンカップ第5節。サンフレッチェはホームにサガン鳥栖を迎えます。
 広島戦でリーグ戦初勝利を挙げた鳥栖は、その後も粘り強く戦ってリーグ戦は10位に上がってきています。ただルヴァンカップはここまでまだ勝利が無く、勝点2でグループ5位。1試合消化が少ないことを考えても、勝ち抜きのためにはそろそろ勝利が求められます。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
3H ○1-0 広島  【鳥】原川
L1H △2-2 新潟  【鳥】水野、高橋、【新】田中達2
4A ●0-1 C大阪 【C】山村
5A △3-3 FC東京 【鳥】豊田、鎌田、趙、【東】ウタカ2、橋本
6H ○3-0 新潟  【鳥】豊田、小野、田川
7A ●1-2 磐田  【鳥】豊田、【磐】アダイウトン、ムサエフ
8H ○1-0 神戸  【鳥】趙
L3H △4-4 C大阪 【鳥】鎌田2、富山、高橋、【C】リカルド・サントス、水沼2、田中裕
9A ●1-2 鹿島  【鳥】豊田、【鹿】金崎、昌子
L4A ●0-1 神戸  【神】中坂
10H ○1-0 横浜FM 【鳥】鎌田
 前節横浜FM戦は鎌田が個人技を生かして早い時間帯に先制点を奪うと、終盤の横浜FMの猛攻を凌いで広島戦以来の「ウノゼロ」勝利を挙げています。ルヴァンカップでもあまり大きくメンバーを変えることなく戦ってきた鳥栖ですが、連戦が続いていることを考えるとフレッシュなメンバーを使ってくる可能性もありそう。おそらくフィッカデンティ監督らしく、いつものように堅い守備をベースに戦いを挑んでくるのは間違いない、と思われます。
 対するサンフレッチェですが、前節は敗れはしたものの試合内容は悪くなく、神戸戦で完敗を喫したダメージは払拭できたのではないか、と思われます。と言うことで、明日は森崎和と森島以外はC大阪戦と同様のメンバーで戦う可能性が高そうです。
       廣永

    川崎 丸谷 清水

     松本  稲垣

長沼            高橋

  フェリペ     茶島

       皆川

SUB:中林、塩谷、野上、青山、柏、アンデルソン・ロペス、工藤
 ルヴァンカップのグループリーグは現在4位のサンフレッチェですが、2位C大阪、3位横浜FMとはそれぞれ勝点差が4と2あることを考えると、勝ち抜きのためには残り2試合に勝つことが必要でしょう。今季まだ勝利を見ていないホームのサポーターのためにも明日は必ず勝利して、ルヴァンカップ勝ち抜きの希望を繋げて欲しいと思います。
<17.5.9> 日本サッカー協会は昨日、トレーニングキャンプを行うU-20代表候補を発表し、広島からはユースの大迫が選ばれました。また広島ユースからC大阪入りした山根と、瀬戸内高から鹿島入りした安部も選ばれました。今回選ばれたのはU-20ワールドカップに出場するU-20日本代表を除いた19歳以下の選手で、メンバーは次の17人。
【GK】沖(鹿島ユース)、大迫(広島ユース)
【DF】立田(清水)、長谷川(新潟)、橋岡(浦和ユース)、
    杉山(市船橋高)、中川(柏U-18)
【MF】黒川(大宮)、吉尾(横浜FM)、金子(神奈川大)、住永(明治大)、
    田中(立命館大)、山田(横浜FMユース)
【FW】小松(産業能率大)、安部(鹿島)、山根(C大阪)、
    安藤(長崎総合科学大附高)
 合宿は今日から行われ、U-20アメリカ代表などと練習試合を行います。
<17.5.9> 中国新聞によると、5日の練習中に右足首を捻挫して神戸戦のベンチから外れた森島が、昨日から本格的なリハビリを開始したそうです。U-20日本代表の合宿が始まるのは明後日からと言うことで「早期復帰を目指す」とのことですが、U-20ワールドカップの初戦(5/21の南アフリカ戦)はまではまだ2週間近くあるので、あまり焦らない方が良いかも。U-20代表のスタッフと良くコミュニケーションを取りながら、慎重に進めるべきではないか、と言う気がします。
<17.5.8> GW中に高円宮杯プレミアリーグウェストの第4節と第5節が行われ、サンフレッチェユースは1勝1分けで暫定ながら3位に浮上しました。
 まず4/29に行われた第4節大津高戦のメンバーは、GK:大迫、DF:大越、里岡、川井、MF:中谷(→三原HT)、松本、川村、仙波、村山、FW:渡部、桂(→大堀87分)。ゲキサカの記事によると前半28分の村山のゴールを守り切って勝ちました。
 続いて5/6に行われたG大阪ユースとのホームゲームのメンバーは、GK:大迫、DF:里岡、川井、MF:松本、根角、川村、仙波、村山(→岡野63分→鈴84分)、FW:明比、渡部、桂(→大堀82分)。両者譲らずスコアレスドローに終わりました。第4節と第5節の結果と順位表は次の通り。
【第4節】
大津高    0-1 広島ユース
福岡U-18   0-2 C大阪U-18
神戸弘陵高  0-1 米子北高
G大阪ユース 1-1 阪南大高

【第5節】
神戸弘陵高  1-2 福岡U-18
広島ユース  0-0 G大阪ユース
東福岡高   3-0 大津高
C大阪U-18  2-1 神戸U-18
米子北高   0-0 阪南大高

       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1C大阪U-18  13    5   4   1   0    +9
2神戸U-18   9    4   3   0   1    +7
3広島ユース  8    5   2   2   1    +1
4G大阪ユース 8    5   2   2   1    -1
5東福岡高   7    4   2   1   1    +3
6米子北高   7    5   2   1   2    +2
7大津高    5    5   1   2   2    -2
8阪南大高   3    5   0   3   2    -4
9福岡U-18   3    5   1   0   4   -11
10神戸弘陵高  2    5   0   2   3    -4

<17.5.7> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第10節神戸戦は、前半のうちに先制を許したものの後半追いつき1-1の引き分け。公式戦の連敗を3でストップしました。
 ミキッチが第4節札幌戦以来久々に先発し、他のメンバーは前節と同じで以下の布陣で戦いました。
        林

    塩谷 千葉 水本

     青山  野上(→森崎和58分)

ミキッチ           柏
(→高橋壮81分)
  A・ロペス    柴崎

       工藤

SUB:廣永、フェリペ・シウバ、清水、丸谷、皆川
 対する神戸は、GK:キム・スンギュ、DF:高橋峻、岩波、高橋秀、渡部、橋本、MF:ニウトン(→松下75分)、三原、ウエクスレイ(→中坂75分)、大森、FW:田中順(→渡邉83分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは神戸が前からプレスをかけてきたもののそれをパスワークで剥がすとその後は広島がボールを支配します。ファーストシュートは4分の柏のミドルシュートでしたが、最初の決定機は神戸で前半9分。カウンターから田中順がシュートを放ちましたが枠を外れて助かります。広島は16分に工藤が遠目から狙ったシーンぐらいでなかなかシュートまで行けず、神戸も田中順やウエクスレイが狙ってきますが精度がありません。24分には塩谷がDFラインの裏に抜け出した柴崎にパスを出したものの、コントロールし切れずシュートは枠外。26分にも塩谷が攻め上がってシュートを打ちましたがGK正面を突きます。そして31分、神戸のパスワークに守備が付いて行けずに大森のシュートを許し、またもや先制点を奪われてしまいました。
 その後も広島がボールを握り、神戸が堅い守備ブロックから反撃を窺う、と言う展開。35分にはアンデルソン・ロペスが至近距離から狙いましたがDFにブロックされ、37分の柏のシュートもDFに当たります。更に43分にもアンデルソン・ロペスが左足でシュートしたものの枠を捉えることができず、1点のビハインドでハーフタイムを迎えました。
 後半開始早々にチャンスを作ったのは広島で、こぼれ球を拾った工藤がフリーで抜け出したもののDFに囲まれて打てず、パスを受けた柏もシュートコースが無く戻すしかありません。逆に3分には三原にシュートを打たれましたが林が横っ飛びで弾きます。そして後半6分、ミキッチのクロスはクリアされたものの、逆サイドに詰めていた柏が頭で折り返して柴崎がパス。アンデルソン・ロペスのシュートはいったんはブロックされたもののこぼれ球を右足で押し込んで、広島が同点に追いつきました。
 その後は両チームとも徐々にスペースができてお互いにチャンスを作ります。10分には柴崎から工藤が打ちましたがGK正面。その直後にはウエクスレイに抜け出されましたが林が冷静に対応します。チームを落ち着かせるため、森崎和を投入する森保監督。25分には工藤が決定的なシュートを放ちましたがGKのスーパーセーブに阻まれます。逆に35分には松下をペナルティエリア内でフリーにしてしまい、決定的なシュートを打たれましたが枠外に外れて助かります。また41分には塩谷がFKから狙ったものの、カーブをかけたボールは曲がり切れずにサイドネットを揺らしただけに留まります。アディショナルタイムにはアンデルソン・ロペスがチャンスに絡んだものの決め切れず、試合終了のホイッスルとともに両チームの選手がピッチ上に倒れ込みました。
 公式戦の未勝利が6試合連続となり、ホームで勝てないのも8試合に伸びて相変わらずトンネルに入ったままのサンフレッチェ。この試合もボールキープ率は60%を越え、相手を5本上回る14本のシュートを放ちながら取った得点は1点だけ、と内容と中身もこれまでとほとんど変わらない結果でしたが、ただ「広島対策」を徹底してきた神戸にその作戦通りに先制点を奪われながら、引き分けに持ち込んだことには価値があると思います。今季この試合までに13試合を消化して、先制された試合は0勝8敗。1点も取り返せずに敗れた試合は6試合に及び、一度は追いつきながら突き放されて敗れた試合もありました。パスを繋ぐ、シュートを打つ、と言うところまでは行くものの、ここぞと言うところで失点する、あるいは得点できない、と言うことが続いていたわけです。ところがこの試合は先制されても慌てず攻めて追いつき、また何度か追加点を奪われるピンチがありながらも凌いで勝点1を確保しました。少なくともこの試合で負けなかったと言うことは、これまでに比べれば「半歩前進」だと言えるでしょう。特に森崎和幸選手が今季初めてリーグ戦のピッチに立って相変わらずの「ドクトル」ぶりを発揮したことは、今後に向けて一つの希望の光だと言えます。
 ただその一方で、相変わらずチャンスを生かせず、またここぞと言うところでの甘い守備で失点してしまったことは修正が必要です。特に中盤から前線へのボールの運び方、ゴール前での落ち着き、シュートの精度など、突き詰めなければならないところは多々あります。なかなか結果が出ないところで余裕を持て、自信を持て、と言っても難しいところですが、これまで積み上げてきたことを信じて精度とコンビネーションを上げて行かなければなりません。今節の結果下位3チームと15位との勝点差が開き、「残留争い」も現実味を帯びてきたのも確かですが、だからと言って焦っても仕方がない。むしろこう言うときこそサッカーの基本に立ち返って、粘り強く戦い続けるしか無いのです。

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