10/7〜10/13のSANFRECCE Diary


<18.10.13> 昨日行われたキリンチャレンジカップのパナマ戦は3-0で快勝し、「森保ジャパン」はコスタリカ戦に次いで2連勝となりました。この日のメンバーは、GK:権田、DF:室屋、冨安、槙野、佐々木、MF:三竿健、青山(→柴崎88分)、伊東(→堂安81分)、南野(→北川66分)、原口、FW:大迫(→川又66分)。日本は立ち上がりから豊富な運動量でペースを握り、青山のパスや両サイドからのクロスでチャンスを作ります。そして前半42分、相手のパスをカットした青山が鋭い縦パスを送るとこれを受けた南野がDFと競り合いながらターンしてシュート。これが見事にゴール左隅に決まって、日本代表の1点リードでハーフタイムを迎えました。後半は相手のプレッシャーからボールロストが続いて嫌な時間が続いたものの、後半20分、左サイドから原口が斜めのパスを送ると伊東がワンタッチでDFラインの裏へ。これで抜け出した南野のシュートは止められたものの、こぼれを伊東が押し込んで日本が追加点を奪います。更に後半40分には原口のドリブルからのラストパスを受けた川又がDFに倒されたものの、こぼれ球がゴールに転がり込んでリードを3点に広げて試合をクローズしました。
 試合後に森保監督は「勝つことが大事だし、選手のハードワークは讃えたい」と言いつつも「攻撃も守備もまだまだ上げて行かないといけない」とコメントしています。また「ロシアW杯組」と新戦力との融合については、「化学反応がどうだったかは分からないですが、チームの融合と全体的な戦術の浸透とレベルアップは、次につなげることができた」と評価しました。森保監督は今回の2試合については「できるだけ多くの選手にピッチに立ってプレーしてもらう」と語っていたので、おそらく次のウルグアイ戦では「W杯組」を主力として使うはず。その中でよりはっきりと、「森保ジャパン」の姿が見えてくるのかも知れません。
 ところでサンフレッチェから選ばれた青山と佐々木ですが、2試合連続での先発出場となりました。その中で青山は中盤の守備とミドルパスで存在感を発揮。ボランチでペアを組んだ三竿健を従えてチームの中心として君臨していました。一方の佐々木も終始落ち着いていて、守備でも攻撃でも良い貢献を見せていたと思います。特にグラウンダーの斜めのパスでトップ下に付けるパスは効果的で、身体の強さやスプリント能力以外の武器も持っていることを見せることができたのではないか、と思います。二人ともこの試合で改めて、森保監督の下で戦ってきたからでなく、日本代表にふさわしい実力があるからこそ選ばれている、と言うことを自ら示すことができたと言えるのではないでしょうか。
<18.10.12> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第15節で、サンフレッチェ広島ユースはC大阪U-18に競り勝って2位をキープしました。この日のメンバーは、GK:佐藤海、DF:鈴、山崎、佐藤幸、MF:松本大、桂、東、土肥、細谷(→竹内53分)、FW:渡部、棚田。先制点は後半19分で、東のクロスのこぼれを拾った桂がドリブルから右足シュートを決めました。続いて後半33分には桂のパスを受けた東が左足でゲット。その1分後に1点を返されたものの追加点は許さず、そのまま逃げ切りました。なお、第15節の5試合のうち福岡U-18×G大阪ユースと米子北高×名古屋U-18は、台風の影響により延期となりました。
【第15節】
阪南大高  4-2 東福岡高
京都U-18  2-0 神戸U-18
広島ユース 2-1 C大阪U-18

       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1京都U-18   30   15    9   3   3    +8
2広島ユース  28   14    8   4   2   +19
3東福岡高   25   15    7   4   4    +6
4名古屋U-18  24   14    7   3   4   +10
5G大阪ユース 23   13    6   5   2    +9
6C大阪U-18  20   14    6   2   6    +2
7神戸U-18   18   13    6   0   7    -7
8福岡U-18   16   13    5   1   7    -5
9阪南大高   11   15    3   2  10   -14
10米子北高    3   14    1   0  13   -28

<18.10.11> プレスリリースによると「Jリーグ育成マッチデー」の鳥取戦が10/21(日)に開催されることになりました。場所は吉田サッカー公園で、キックオフは午後1時となっています。なおこの「Jリーグ育成マッチデー」ですが、9/30にも鳥取戦が予定されていたものの、台風接近のため中止となっていました。
<18.10.10> 一昨日「JENESYS2018日メコンU-17サッカー交流大会」の決勝を戦ったU-17日本代表は、2-1でU-17尚志高を下して優勝しました。決勝のメンバーは、GK:上田、DF:橋本、西尾、狩野(→鷲見78分)、大森、MF:大堀(→高田87分)、外薗(→小林HT→松村60分)、本田、鮎川、FW:藤尾、若月。JFAのサイトによると前半は緊張感のある展開となりスコアレスで前半を終えたそうですが、後半早々に小林が中盤でボールを奪ってワンツーからゴールを決めてU-17日本代表が先制点を奪います。続いて後半12分にはゴール前の混戦から抜け出した若月が決めて追加点。その後相手にPKを与えるシーンがあったものの、GKが止めて得点を与えません。そして終了間際に失点したもののそのまま逃げ切って、無敗で優勝を飾りました。
<18.10.9> 先週末から行われている「JENESYS2018日メコンU-17サッカー交流大会」で、U-17日本代表は3連勝で首位でグループリーグを通過しました。U-17日本代表のグループリーグの戦績は次の通り。
日本 5-0 カンボジア【日】狩野、大堀、若月、高田、外薗
 [GK]三井、[DF]橋本(→高橋81分)、西尾、狩野(→鷲見77分)、大森(→合坪81分)、
 [MF]大堀(→鮎川68分)、本田、小林、松村、[FW]若月、藤尾(→和田68分)

日本 3-1 ミャンマー 【日】鮎川、和田、藤尾
 [GK]上田、[DF]合坪、高橋、鷲見、狩野(→西尾80分)、[MF]高田、外薗、
 本田(→小林HT)、鮎川(→松村80分)、[FW]若月(→藤尾HT)、和田

日本 4-1 ベトナム  【日】西尾、藤尾、和田、鮎川
 [GK]三井、[DF]橋本、鷲見、大森、西尾(→狩野80分)、[MF]小林(→本田HT)、
 合坪、大堀、松村(→鮎川80分)、[FW]藤尾(→若月HT)、和田

      勝点 勝 分 敗 得失差
日本       9    3   0   0    +10
ベトナム     3    1   0   2     +1
ミャンマー    3    1   0   2     -3
カンボジア    3    1   0   2     -8

<18.10.8> 昨日「Jリーグ育成マッチデー」の岡山戦が行われ、6-3で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、GK:中林(→大迫HT)、DF:川井、松本大(→山崎82分)、千葉、馬渡、MF:松本泰、森島、川辺(→東62分)、フェリペ・シウバ、FW:工藤(→渡HT)、ベリーシャ(→土肥82分)。対する岡山は、GK:椎名、DF:阿部、濱田、チェ・ジョンウォン、MF:松本健、仲達(デューク・カルロス70分)、武田将、高橋(→谷本90分)、FW:福元、リカルド・サントス、武田拓(→黒石76分)。前半5分に工藤、10分にベリーシャ、29分に馬渡がゴールを決めて3点をリードしましたが、37分にリカルド・サントス、42分に福元、そして後半2分には武田拓にゴールを許して同点に追いつかれてしまいました。しかし後半22分にベリーシャが勝ち越しゴールを決めると、後半38分に渡、アディショナルタイム4分に森島が決めて突き放しました。
広島公式サイト  岡山公式サイト
Jリーグ公式サイト
<18.10.7>  昨日台風が接近する中で行われた第29節柏レイソル戦は、前半の3失点が響いて0-3で敗れ、今季初の連敗となるとともに4試合連続勝ち無しとなりました。
 この試合はツートップの一角に工藤が起用されて、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木
(→ベリーシャ66分)
   青山    稲垣

 柴崎         柏
 (→川辺62分)
    パト  工藤
        (→ティーラシン36分)

SUB:中林、馬渡、千葉、松本泰
 対するレイソルは、GK:桐畑、DF:小池(→亀川90+4分)、鈴木、パク・ジョンス、高木、MF:伊東(→江坂90+1分)、小泉、大谷、FW:クリスティアーノ、瀬川(→中山72分)、オルンガ、と言うメンバーでした。メインスタンドから見て左から右に強烈な風が吹く状況の中で、コイントスで勝ったレイソルは風上を選択。そしてその風の勢いを味方にして人数をかけて攻め込みます。それに対して広島は安全策をとって蹴り出すものの、ボールは風に押し戻されて相手陣内に持ち込むことも難しい状態が続きます。またゴール前でのクリアも風でゴール前に戻ってくる始末。そしてレイソルは前半3分の瀬川のシュートを手始めに積極的に狙ってきます。前半6分にはクリアを遠くまで飛ばせずオルンガがダイレクトにシュート。また18分にもオルンガに遠目から狙われます。そして前半21分、クロスをDFが跳ね返したもののボールは風に流されてゴールラインを割ってCKとなります。1本目はクリアに逃げ、2本目も林が弾いたもののこれも遠くまで飛ばせず伊東の前へ。これを倒れ込みながら打ったシュートがゴールネットを揺らして、先制点を奪われてしまいました。続いて26分にもクリアが風に戻され、これを拾った伊東に強烈なシュートを決められて2点目。更に34分には広島の攻撃がクリアされたところから柏のカウンターを受けて、クリスティアーノのスルーパスで抜け出したオルンガに決められて前半で3点のリードを許してしまいました。
 後半に入ると今度は広島のターンとなって、風の勢いとともにどんどん攻め込みます。そして4分にはCKから野上、ティーラシン、パトリックが立て続けにシュートを放ったもののDFがブロック。7分には和田のクロスの落としを柴崎がシュートしたもののわずかに右に外れます。逆に13分には青山がボールを奪われ、速攻からクリスティアーノにシュートを打たれたもののブロック。15分にもカウンターから伊東のクロスにクリスティアーノが飛び込みましたが枠を外れて助かります。川辺とベリーシャを投入して、外国人3トップ+トップ下の布陣で攻める広島。そして21分には柏のクロスにパトリックが頭で合わせましたがGKがセーブ。22分の川辺のCKもGKに弾かれ、直後のCKから青山がクロスを入れたもののレイソルの堅い守備に阻まれます。前を厚くして攻め込む広島。しかし守備は崩せず、逆に29分にはカウンターからクリスティアーノがフリーになったものの林がスーパーセーブでそれ以上の失点を防ぎます。広島は36分にパトリックのヘッドや佐々木の強烈なミドルなどでチャンスを作ったものの決めることができず、42分の稲垣のシーンはタイミングが微妙に合わずに空振り。43分のパトリックのシュートはポストに弾かれ、ティーラシンのシュートも枠外に外れます。林は45分にもスーパーセーブで後方から支援するものの、後半アディショナルタイムのベリーシャのシュートも枠外に外れ、一度もゴールネットを揺らせないままに試合終了となりました。
 この試合のポイントは、コイントスでレイソルが勝ったことに尽きるように思います。前半はピッチ上にセットしたボールさえ転がり出してしまうほどの強風で、ハイボールはことごとく上空で吹き戻されて広島陣内に戻ってくる感じ。グラウンダーのパスで繋ごうとしてもそのボールも風で曲ってしまうほどで、とてもまともにサッカーができる状態ではありませんでした。そのような中でクリアボールを遠くに飛ばせず、2度に渡って伊東の足下に入ってしまったことは不運だったとしか言えません。2点取られてナーバスになって、カウンターから3点目を取られてしまったことも含めて、運のない前半だった、と言わざるを得ないでしょう。
 それに対して後半は風上に立って有利な立場になったわけですが、しかし風は前半ほど強烈なものではなかったとのこと。実際にレイソルのクリアボールもそれなりに味方につながって、何度か危険なカウンターを仕掛けられました。球際での寄せや攻撃のアイディアなどで上回れなかったこと、それによって得点できなかったことが直接の敗因だとは思いますが、それは強風によって思い通りのプレーができなかったことや続けざまに失点したこと、そしてここ数試合で結果が出ていなかったこと等によって、チームとして落ち着いて戦うことができなかったから、だと言えます。シーズン前半は難しい状況になっても運がこちらについて結果が出せた、と言う感じのサンフレッチェでしたが、状況を味方にできず結果も出ない今がまさに正念場。このような時こそサポーターも含めたチーム全体が一丸となって戦わなければ、このままずるずると後退してしまうのではないでしょうか。

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